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ヤマザキパンは本当にカビないのか?臭素酸カリウム?

当サイトはパソコンレビューサイトなんですが、もうDELLパソコンレビューは飽きたのでジャンルを食品へ切り替えました。・・・というのは嘘で、前々から気になっていたことを実践してみました。

お題「ヤマザキパンは本当にカビないのか?」

まず、カビないことはないでしょうが、他社製パンよりもカビの耐久性が強いと噂されます。パソ兄さんの周りでも「ランチパックがなかなか腐らないので怪しい」などと聞かされています。「ヤマザキパンはなぜカビないか」という本が出版されるくらいなので、パソ兄さん自身も気になってきました。

本当にカビないのか-ランチパック&超芳醇-パスコ:超熟-フジパン:本仕込
そうなったらレビューアの習性がうずき、実際に実験することにしました。用意したのは「ヤマザキ:ランチパック&超芳醇」、「パスコ:超熟」、「フジパン:本仕込」の4製品です。すべて賞味期限は2013年9月13日で統一してあります。まずは各製品の原材料や添加物をチェックしてみましょう。

追記:本文の主旨とお断り

追記を重ねた記事のため、文章が長くなってしまった。そのため冒頭でまとめることにした。結論を言うと、ヤマザキパンの包装技術が優れており、無菌でのパック詰めのため開封しない限りはカビない。これが「カビない」という真相。開封すれば普通にカビるし、原材料を見てもいかがわしい保存料は使っていない。本題は一瞬にして解決してしまった。

ついでに、ヤマザキパンが使用している「臭素酸カリウム」について問題提起してみた。これは保存料ではないのでカビとはまったく関係ない話である。カビ以外に関心がない方はこれ以上読む必要はない。

ヤマザキパンでは、パンの歯切れをよくする為、臭素酸カリウムという第1類危険物の発がん性物質を使っている。むろん製造過程で無毒化するとのことだが、極微量の残量分を食べ続けた場合の健康被害はよくわからない。そこでメーカーが動いたのは不使用ではなく、残存分析法の開発(検出限界)、安全使用の研究、管理体制などであり、あくまで臭素酸カリウムを使用するための企業努力だ。

しばらくヤマザキパンの動向を観察していたが、公式サイトで公言することなく、しれっとその使用をやめた。公言すると、これまでの使用を「後ろめたい気持ちで」と捉えられるから、あえて控えたというが・・。どうやら2014年2月から商品仕様が変更され、製造技術の向上により臭素酸カリウムを使用しない仕様になったという。その翌年にはランチパックでも使用をやめた。後に「臭素酸カリウムの調達が難しくなったから」と公表している。

さらに月日は経ち、2020年3月、一部の角食パンに臭素酸カリウムの使用を再開する。2月25日からは自社ウェブサイトで告知までしていた。「臭素酸カリウムを使えばさらによいパンを消費者に届けられる」という強い理念があり、高品質の臭素酸カリウムを海外で見つけたため使用再開に至る。

ヤマザキパンの理念では、自信を持って提供できるパンのためには「臭素酸カリウムは不可欠」であり、善意としている。それを取り扱う高い技術もある。「金儲けのために毒を食べさせるという陰謀」は言うまでもなくデマである。

ただし、臭素酸カリウムの使用は善意からだとしても、それを良しとするかは価値観次第。そもそもの有害物質を悪とするのか、最終的な無毒化とされるのを善とみるのか・・。私の結論としては、「こういった企業理念のパンを私は購入しないが、食べたいファン層もいるだろうから判断は各個人次第だ」というオチである。

臭素酸カリウム残量の健康被害については、素人の私に分かるはずがない。ちなみに、水道水(ミネラルウォーターも同様)には臭素酸として10ppb以下という基準が設定されている。さらに浄水器を使っても除去できないとのこと。そして山崎パンでは厚生労働省の定める基準で0.5ppb以下と決められているため、数値上では山崎パンよりも水道水のほうが20倍も危険性が高い。しかし水道水を飲んで病気になったというエビデンスはないため、健康被害などその程度と理解している。

ただ、人為的に臭素酸カリウムを使っていることをどう思うか。EUや中国では使用が禁止されており、日本生活協同組合連合会においても「不使用すべき添加物」としている。1992年には厚生省が「日本パン工業会およびパン科学会」に臭素酸カリウムの使用自粛を要請した経緯もある。

「製造過程で臭素酸カリウムを入れすぎてしまうミスは100%ない」とは言えない。それでも使うという企業への好き嫌いの話になっている。本質は「臭素酸カリウムが怖い」という話ではなく、単なる抵抗感である。例えるなら、「有害物質を徹底的に洗浄したペンキ缶」でも、それに惣菜を詰め込まれたら食べる気は失せる。有害物質の残量をギャーギャー騒いでいるのではない。

山崎パンでは、誤使用が起きないように、臭素酸カリウムを工場の「検査室」で秤量・分注してから製造ラインに回すそうだ。実のところ、心配すべきなのは従業員の健康被害だったりする・・。

本文の主旨は以上である。

これに対し、偏屈な読者さんが現れる

「いろいろ検証してみせているが、とにかくヤマザキパンはダメなんだろ。」というオバサン。「個々の自由だと意見を固めて,異なる意見は排除しようとするヤツ。」というオジサン。両者とも「こういう思考パターンの人に出会ったらどうコミュニケーションを取ればよいのか悩む」ようなことを言っていたが、それはこっちのセリフ。

言わせてもらおう。こちらとしては、「読解も出来ず、こんな偏屈な思考パターンの人に出会ったら、私はコミュニケーション取る気などサラサラ無い。」

意見が異なるなら、どちらも同じことが言えるだろう。単にアンチ・ヤマザキパンが気に食わないと推察できる。せっかく「個々の自由だと」前置きしているのに、まったく意味がなかった。このような偏屈な方は、この先はお読みにならなくていい。

なお、だからといって「ヤマザキパン以外を食べよう!」とお勧めしているわけでもない。2019年3月に、山崎パンのホームページにて、「イーストフード、乳化剤不使用」の強調表示について意見を公開。山崎パンの中央研究所が他社製を分析したところ、「イーストフード、乳化剤不使用」といっても同等同質だったり代替物質を使用していることが判明したという。パスコのことかと私は推察したが、ただ、これは臭素酸カリウムとは別の話になる。

また、パスコでは2020年12月から、昆虫食のスタートアップとしてコオロギパウダーを配合したパンを展開した。コオロギパンが周知されてきた2023年には「食品微生物と残留農薬、発がん性、国から多額の補助金」の疑いなどで炎上している。パスコは 「科学的根拠のない風評の流布」と反論しているが、気になる人は不買に走るでしょうね。

消費者にとっては「何がなんだか~」と困惑せざるを得ないが、気になって仕方がないのなら自分でパンを焼くしかないということだ。しかし、その小麦粉も安全か?と問われたらきりがない話になる。

しかし、それでもまあ、読解できない者が湧いてくる

開封して実験すれば普通にカビます。っていう結果出てるのに結論は「やっぱり山パンはダメ!」なのでまあ宗教みたいなもんですね・・・って。

ほんと、ここまで解説しても読解できない輩が多くて困る。要点は「未開封でカビないことを恐れているのは滑稽なことであり、本来、警戒するべきことは臭素酸カリウムの使用についてである」ということ。俺は極めて無毒化しようとも臭素酸カリウムのパンは食わないと言っているだけ。気持ち悪いから。結果的にそれは山パンであり、仮に他社であっても同じ答えだ。

山パン信者に何を言っても無駄なんでしょう。もう山パン宗教だから。山パン食わないという習慣ですべてが邪教徒になるのでしょう。こういう輩は決まって臭素酸カリウムについて触れもしない。「カビないけどやっぱ山パンはダメ」ってどんだけ端折っているんだ?それで脳みその限界なのだろうか。もう笑うしかない。

はい、以下、カビ実験の検証レポート。

開封すれば全部腐りますよ~。その後、別件で臭素酸カリウムの話になりますよ。健康被害については知りようもないので ”食べるな” とは言わないが、人為的に使用していることが気持ち悪いから俺は食べませんよ~って話。水道水からは臭素酸カリウムを摂取しているでしょうね。知ってるよ。いい加減理解しろ、山パン信者

ヤマザキ : ランチパック 小倉&マーガリン~臭素酸カリウムを使用

ランチパックはカビないのか
カビ耐久性で一番気になっていたランチパック。食べないので一番安かった「小倉&マーガリン」を購入。

向上のため臭素酸カリウムを使用
断り書きが記されており、「このパンには品質改善と風味の向上のため臭素酸カリウムを使用しています。残存に関しては厚生労働省の定める基準に合致しております。」とあります。臭素酸カリウムは基準以上に残存してはならないので、原材料のところには記されていません。

臭素酸カリウム・・・これがヤマザキの汚名となっている添加物みたいですね。強力な酸化剤であり、第1類危険物に指定されているらしい。臭素酸カリウムを添加すると、小麦粉のグルテン(たんぱく質)に作用し、膨らみ方や食感で品質が向上するらしいです。国産の小麦粉はグルテンが少ないので、本来、食パンに向かないのですが、臭素酸カリウムを使うことで品質がよくなります。ですから、防腐剤とかの類ではないようです。

国際がん研究機関や「国際連合食糧農業機関 世界保健機関合同食品添加物専門家委員会」からも発癌性が指摘されいるみたいです。イギリス、カナダ、ドイツ、中国では食品への添加を禁止していますが、パンの製造過程で加熱により分解されるため日本では認可されています。

パン売り場では、ヤマザキ以外のメーカーで臭素酸カリウムの記載があった製品はありませんでした。有名メーカーでは使用しているのはヤマザキだけなんでしょうかね?それにしても「記載しているだけ」まだ良心的だと思われます。また、記載義務が定められているわけではないので、無記載だから他社は使っていないという保証もない。「バカ正直に記載したヤマザキだけが損をしている」って事にはなってほしくないですね。

その他、ランチパック 小倉&マーガリンにて気になった原材料名を挙げておきます。

砂糖混合異性化液糖

ブドウ糖果糖液糖、または果糖ブドウ糖液糖、または高果糖液糖に10% 以上の砂糖を加えたものらしい。いわゆる糖の混合液。このうちの果糖(フルクトース)というのは 、ブドウ糖(グルコース)の異性体。コーンシロップといえば分かりやすい。問題視されているのが原料となるトウモロコシで、加水分解されるものだから農産物扱いではなく、遺伝組み換えのものだという。(バイオエタノール生成用と同じ扱い)。現在の食文化では避けて通れない果糖だが、危険性はよくわかっていない。これは別課題ということで、ここでは保留。

イーストフード

16種類からなる、酵母菌の発酵を促進させるための食品添加物で、種類が多いので一括名称で記載される。(加工助剤として表示が免除されている)。メーカーが数種類を選んで使用するらしく、焼成カルシウム以外は化学物質。いずれも厚生労働省に認可されたもので、基準値であれば安全性が高いとされています。

【リン酸二水素アンモニウム、 塩化マグネシウム、硫酸カルシウム、 硫酸マグネシウム 、塩化アンモニウム、グルコン酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、 リン酸一水素カルシウム、 リン酸二水素カルシウム、 リン酸三カルシウム 、焼成カルシウム 】

尋常じゃない量を摂取すれば人体に影響があるみたいですが、「イーストフードを食べたからどうこう」と騒ぐほどのことではないでしょう。

乳化剤

いわゆる界面活性剤。洗剤かと思われるので食品ではほとんど乳化剤と表記される。水と油を混ぜるための薬剤。副次的な用途で抗菌性もあるらしい。安全性で認可されているとはいえ、薬剤といわれるとあまり摂取したくないもの。

酢酸Na

広い範囲で細菌の生育を抑える効果がある。ただし指定されている保存料ではない。ほとんどの保存料には使用制限があるが、酢酸Naだとその制限がないため使われる。酢酸は食酢の主成分だが、食品添加物の酢酸は化学合成で高純度となっている。食品添加物というより食品に近いらしい。

気になったのは以上。臭素酸カリウムは保存性とは関係なさそうだ。カビの耐久性には酢酸Naが関わってきそうだ。

ヤマザキ: 超芳醇~臭素酸カリウムを使用

臭素酸カリウムの超芳醇
ヤマザキの主力製品である超芳醇。独自技術できめ細かくソフトな食パンに仕上がっているみたいです。これは臭素酸カリウムの効果なんでしょうか?

超芳醇にも臭素酸カリウムを使っています
超芳醇では、イーストフードや乳化剤を使っておりますな。カビ耐久用には醸造酢なので、化学物質の保存料は使っていません。そして、超芳醇にも臭素酸カリウムを使っていますね。素人には、臭素酸カリウム使うことでどれだけ品質が向上しているのかが分からない・・・。なお、特記すべき原材料としてマーガリンが挙げられます。

マーガリン

マーガリンは「人造バター」といわれ、含まれるトランス脂肪酸で騒がれましたが、過剰に摂取しなければ問題ないようです。(トランス脂肪酸は心臓疾患・動脈硬化・アレルギーの要因になると言われている)。パンに含まれるのは大した量ではないでしょう。

Pasoco : 超熟~イーストフード、乳化剤は不使用

敷島製パン-イーストフード、乳化剤は不使用
次は業界2位のパスコ(敷島製パン)。敷島製パンの創業者は、第一次世界大戦時、ドイツ捕虜兵から製法を学んだそうです。そして調査する製品は、パソ兄さんが定番購入している超熟。シールが貼られていますが、「2011年9月~2013年6月の金額ベースシェア」でNo.1となっています。「余計なものはいれない、余計なことはしない」がポリシーで、イーストフード、乳化剤は不使用を謳っています。

(2019年5月追記:山崎パンの中央研究所が他社製を分析したところ、「イーストフード、乳化剤不使用」といっても同等同質だったり代替物質を使用していることが判明したという。)

カビ耐久用には醸造酢
気になる原材料はマーガリンだけ。オール・マーガリンではなく、バターが入っているところが救いか。カビ耐久用には醸造酢を採用。米粉を使っているところは他社には見られません。以前、TVで経営者が「日本の米農家をふるい立たせる」みたいなことを言っていたが、ここに現れていると思われます。

フジパン : 本仕込

フジパンはカビるのか
比較的マイナー系ですが、業界3位のフジパン。主力の食パンは「本仕込」。

ヤマザキパンとフジパンのカビテスト
気になる原材料は、マーガリン、ショートニング、乳化剤。発酵風味料が何なのかが不明。醸造酢も酢酸Naも記載されていないので、防カビ対策が不明。砂糖が北海道産100%と記載されているので、これはおそらく甜菜(テンサイ)のことですね。

ショートニング

マーガリンをベースとした食用油脂。もともとはラードの代用で開発された。マーガリンと同じくトランス脂肪酸が問題視されており、表示が義務付けられている。

カビ耐久テスト開始

密封してテスト開始する-ヤマザキパンのカビの生え具合
2013年9月10日、上記4製品のパンを袋で密封してテスト開始。手から菌が付かないようにビニール手袋でセッティングしました。密封したのは部屋にカビ胞子をバラ撒きたくないから。

見た目でカビの被害が少ないのは「パスコの超熟」
テスト期間は18日間。これが2013年9月28日の様子。見た目でカビの被害が少ないのは「パスコの超熟」。一番安全性が高いと思われる超熟が耐えており、これは想定外でした。逆に無敵だと思われたヤマザキ:ランチパックが8割以上、白カビの餌食になっています。そしてヤマザキ超芳醇には青カビが生えていました。
フジパン本仕込は醸造酢も酢酸Naも使っていないせいか、結構白カビにやられています。さらに他には見られない「きなこ色」のカビも生えていました。

ヤマザキ~ランチパック

ランチパックのカビ
ヤマザキ:ランチパックの表面と裏面の様子。裏面には大きな青カビが発生していました。最も被害を受けているのは内蔵しているつぶあんが起因しているのだろうか・・・。

フジパン本仕込

フジパンのカビ
フジパン本仕込の表面と裏面。ヤマザキ:ランチパックほどではないですが、カビの量が多い。

ヤマザキ超芳醇

ヤマザキ超芳醇の白カビ
ヤマザキ超芳醇の表面と裏面。白カビはパンの耳に少し見られ、両面に青カビが見られます。

パスコ超熟

パスコ超熟に生えたカビ
パスコ超熟の表面と裏面。端っこに白カビが見られる程度。

結論~ヤマザキパンもカビるが、考慮すべきことがある

「ヤマザキパンは本当にカビない」と実証できれば、ネタ的に盛り上がったかもしれませんが、ヤマザキパンもしっかりカビます。原材料を見れば分かりますが、パンには使用量が規制されているような保存料や防腐剤は使われていません。(パン以外の食材が使われている菓子パンは別として)
少しだけでも保存を長引かせるために醸造酢や酢酸Naを使っているくらいです。ヤマザキだけが使っているという臭素酸カリウムは残存してはいけないことになっていますが、仮に残存していてもカビとは関係なさそうです。

「このパンには品質改善と風味の向上のため臭素酸カリウムを使用しています。残存に関しては厚生労働省の定める基準に合致しております。」とヤマザキパンに記載されていますが、厚生労働省の定める基準というのは0.5ppb以下の含有を指し、これを「残存しない」と定義付けているようです。
パンの製造過程で加熱により分解されると言ってもゼロになるわけではなく、0.5ppb以下の臭素酸カリウムを摂り続けるとどうなるのかは想像もできませんが、このままでいいのだろうかという疑問もあります。

※1ppb(parts per billion)は10億分の1です。つまり、添加した臭素酸カリウム量の「20億分の1以下」の残量なら認可されるということです。(ちなみに小麦粉1kgに30mgまで添加可能で、最終的に0.5ppb以下ならOK)
第1類危険物に指定されている臭素酸カリウムを、ここまで管理できるのは「日本の技術力の高さ」とうなずくしかありません。

しかし問題なのは、残量や技術の前に、臭素酸カリウムの存在そのものです。

生協のHPでは、「国際的な安全性評価に照らして臭素酸カリウムは使用すべきでない」と発表しています。パン製造で不可欠な添加物でもないし、残存無しが完全に保証されているわけでもない。
そういうわけで、パソ兄さんはヤマザキパンを買わないし食べません。結論は、ヤマザキパンがカビるとかカビないとかの問題ではなくなってしまいました。

顧みると、これまで市場に流通していたが、危険視されて制限や自粛されたものはいくつもあります。赤チン(マーキュロクロム液)、トクホにもなったエコナ クッキングオイル、人工甘味料のサッカリンなど。危険性は明確に立証されていないものの、やはり「使うべきもの」ではないということで、後々に流通が制限された例があるわけです。結局は、メーカーや国任せではなく、自身でリスク分散すべきでしょう。

なお、実験に使ったパンはその後、おいしく頂きました。・・嘘です。食品添加物よりもカビの生えた食品を食べるほうが病気になりそうです。(カビが生み出すマイコトキシンというのが有毒で、加熱しても分解されない)
カビが生えたところを除いても、そういった食品は全般に目に見えないサイズでカビがこびりついているそうです。恐ろしや・・

レポートは以上。

追記

2013年12/19追記~超芳醇とロイヤルブレッドで臭素酸カリウム中止

この記事の後、久々に店頭でヤマザキパンを手にしたら、超芳醇とロイヤルブレッドから臭素酸カリウムの表示が消えていた。改心したのか、それとも隠蔽をしたのかと勘ぐってみたが、答えは2013年10/23付けの生協のホームページにあった。※もともと生協では、臭素酸カリウムを使用しない「生協仕様」の超芳醇を扱っていた。

ヤマザキが「芳醇」と「超芳醇」で、臭素酸カリウムの使用を中止することになった。理由は「臭素酸カリウムを使用しなくても技術的にレベルの高い製品ができるため」らしい。しかし、明らかに「消費者からのバッシングがあったからだろう」と言いたくなる。現にランチパックでは未だに臭素酸カリウムを使用している。

2014年2月追記~ランチパックからも臭素酸カリウムの表示が消える

売り場に行ったところ、ランチパックからも臭素酸カリウムの表示が消えていた。しかしランチパックでも中止したというアナウンスは見つからない。山崎製パン オフィシャルサイトからも一切情報を得られない。
表示がないからと言って「臭素酸カリウムが使われていない」証拠にはならない。厚生省による表示の義務化を望むところである。とりあえず健康被害は出ていないようなので、消費者が過敏になって攻撃しているのはこうした「企業理念」だと思う。

なぜ、臭素酸カリウムに固執するのか

1992年、厚生省が「日本パン工業会およびパン科学会」に臭素酸カリウムの使用自粛を要請したが、なぜ再び使われることになったのか?自粛の後に業界が動いたのは、「安全性に関する科学的根拠の追究」である。
日本パン工業会のホームページに掲載されていた内容をまとめてみた。

ということが、科学的根拠の追究へ走らせたという。臭素酸カリウムが使えなくなるということは、パン業界にとっても消費者にとっても大きな損失と訴える。(しかし皮肉にも、このことが消費者に嫌われた。)

残存分析法の開発(0.5ppbまでの検出限界)、安全使用の研究、様々な機関からの指導、管理体制の整備、審議会を経て、使用可能となった現在に至る。

消費者の食に対する感性を養うべき

着色料・保存料、化学調味料もそうだが、「必要悪」のような言い訳で市場に出した結果、消費者の食に対する感性を狂わしたと反論したい。つまり「必要悪」のない食品は物足りないと思うようになり、表面的なことしか見ない消費者は「安全な食品を選ばない」傾向になる。

「臭素酸カリウム」を使わない品質のパンが「標準」だと理解させるべきだ。一旦、臭素酸カリウムのパンが標準品質だとなってしまえば、取り返しのつかないことになる。業界は、臭素酸カリウムを認可させるために奮闘するのではなく、「消費者の食に対する感性を養うべき」ではなかろうか。

おまけ:実験中の9月25日に嫌なニュースが・・・

カビ実験は2013年9月10~28日の間で行ったが、その間の25日に嫌なニュースが入ってきた。実験用のパンはイオンで購入したが、そのイオンが「偽装米事件」のお詫びを発表。

2012年12/2~2013年9/4に販売した「弁当112品目 ・おにぎり35品目(トップ バリュ含む)」に、国産米と表示しているにもかかわらず、産地偽装された中国米が混入されていた。卸業者である三瀧商事が中国産米を混入させて精米し、それを日本デリカフレッシュ(フジパングループ)及び、日本フーズデリカが製造。

100%国産米と言うから、かれこれ20個は食べていた・・。使用された中国産米は、農林水産省の指定する安全基準を満たしているらしいが、極力、中国食品は避けている自分にとってはショック。
なお、プライベートブランド商品において委託先の曖昧さや、8割が中国産であることが指摘されている。

トップバリュのキャッチコピー

だからトップバリュの商品は、そこに、製造メーカーではなく、「イオン」の名前を記します。それはその商品の品質について、「イオン」が100%責任を持ちますという約束です。

お詫びを見る限り、「各製造業者や各取引先に対して、不正行為を把握できなかったことは誠に遺憾」ということで、責任転嫁しているように感じた。結果、「イオンが100%責任を持ちますという約束」の対応は、消費者にただ詫びることであった。

やれやれだぜ。

当記事の反響について

思った以上に、当記事に関心を寄せている方が多かったようである。ヤマザキパンに警戒を持つ方が大半であったが、こんなツイートもあった。

「ヤマパンはカビない説は本当か → 他社製品と比べてみた → 結果、他社製品よりカビた → でも危ないもの入ってるヤマパンはとにかくダメ! ……こういう思考パターンの人に出会ったらどうコミュニケーションを取ればよいのか本気で悩んでいる。」

いやはや、読解力の乏しい人だ・・と嘆くしかない。

「カビないのはデマ。そして話は臭素酸カリウムに移る。気になる方は食べないでいいし、それでも食べたい人はご自由に。安全とされているが、残存量とその健康被害は未知ということを念頭に。」と読解できないらしい。ヤマザキパン・ファンのヒステリーと受け止めておくよ。

一応、「ヤマザキパンを食べないことを強要している記事ではない」と返答したところ、
「他のあらゆることにおいて、ご自身が堅く決められていることの前では100の証明も無力」と言われた。

「臭素酸カリウムを使っても安全だという証明」を100もされてまで、何で、ヤマザキパンを食わにゃ~なんのだと、ツッコミ満載なのであった。それなら、「トランス脂肪酸であるマーガリンやショートニングが入ったパンを美味しくいただくよ」と言いたい。

・・・・・・。

まあ、個人の意見を述べただけで過剰に反応する人がいるのは世の常である。勘違いされているようだが、パソ兄さんは別に、ヤマザキパンを食べる人に対して「食べることを阻止しよう」とは思っていない。食べる人を哀れに思うことも見下すこともない。実際、ヤマザキパン以外に食べるものがなくて空腹に耐えられない状態であれば、パソ兄さんだって迷わずヤマザキパンを食べる。

しかし、食料に恵まれた現在の日本では、食の選択肢がゴマンとある。そして食の自由がある。
だから、個人としてはその中で「わざわざヤマザキパンを選ぶことがない」と言っている。

このツイートでは、「第1類危険物である臭素酸カリウムが添加されたからって、加工過程で無毒化しているというのだから、いちいち騒ぐな」と言いたいのであろう。

ヤマザキパンを「食べる」「食べない」について例えるなら、「交通事故なんてほとんど遭わないから便利な自動車に乗る」、「交通事故が嫌だから自動車には乗らない」、という違いだ。どちらを選択しても理にかなっている。正解・不正解ではない。

しかし、考えてほしい。自動車に乗るなら交通事故の確率は0ではない。つまり臭素酸カリウムを使ったパンで加工を誤れば、これは事故である・・。だから、「食べなければ巻き込まれることはない」ということ。

そもそも、臭素酸カリウム入りのヤマザキパンは、リスクを負ってまで食べたいほどの激ウマなのか?他社のパンはそんなにマズイのか?と問いたい。

「こういう思考パターンの人」と偏見者に扱われているが、おそらく「石橋を叩いて渡るタイプの人間」を見下しているのであろう。逆にこちらが「こういう思考パターンの人に出会ったらどうコミュニケーションを取ればよいのか」を悩む。

ヤマザキパンを食べたければ自由に食べればいい。パソ兄さんだって過去に100個以上は食べていているが、健康被害はない。臭素酸カリウムを知った上で、食べる・食べないは個人の自由だ。

いずれにしても、メーカーが安全だと言っていることを鵜呑みにする消費者がおり、気にせず購入するから、メーカーが気兼ねなく提供してくるのを分かって欲しい。ピンク色のタラコや無果汁の合成着色料メロンシロップとか、偽装カラー食品を何とかしてもらいたいが、これもこのような購入者がいるから、市場から消えないのである。

この手の人のセリフは決まって「いちいち気にしていたら、食べるもんないよ」という。パソ兄さんが思うに、諦めているようにしか聞こえない。市場から締め出す気がないのである。

正直のところ、しかたなく思わしくない食品を食べることが多い。特に外食では知らず知らずに食べているだろう。パソ兄さん自身、いちいち健康被害を気にしているのではなく、こうした売上至上の企業理念に飲み込まれる環境に腹が立つのである。

勘違いをしてほしくはないのだが、この記事は「ヤマザキパンを叩いて楽しんでいる」のではない。極力、偏りのない情報を収集して、可能な限り自身で調べられることは調べて、「食べる・食べないはあなた次第」という趣旨である。結果的にパソ兄さん自身が「食べない派」なので、偏りのある記事と捉えられても仕方がない面はあるが・・・。

記事のまとめ

文章にまとまりがなくなってしまったが、結論をいう。「ヤマザキパンは本当にカビないのか?」というお題に対しての結果は、ヤマザキパンも普通にカビる。臭素酸カリウムと耐久性は関係ない。

「臭素酸カリウムは危険だから食べないほうがいいのか?」という問いに対しては、各々の判断でどうぞ。本当に厳重に管理されているのならば、おそらく明らかな健康被害は現れないと思う。そのため、臭素酸カリウムで大騒ぎしている人は、自然界に存在する放射性セシウムに大騒ぎしているくらい滑稽なのかもしれない。しかし、メーカーの任意で臭素酸カリウムを入れていることには腹が立つ。

食べたくないもの(食べてはいけないもの)を入れるという観点でみると、「ウンコを入れても、加熱処理して殺菌されているから安全」と言われて、「じゃー頂きます」という人と、「気持ち悪いから遠慮しておくよ」という人に分かれると思えば理解しやすい。パソ兄さんはもちろん遠慮派であるが、判断を強要するつもりはない。当方がヤマザキパンを否定的に捉えているのは、健康被害の面ではなく、あくまで精神面で判断しているからだと、付け加えておく。

冗談じみてしまうが、「臭素酸カリウム=ウンコ」のイメージが定着すれば、誰もそんなパン食べないだろうな。「臭素酸カリウム=馴染みのないもの」だから、かまわず食べてしまう心理も怖い気がする。

こんなラベル記載があったら、市場でどういう反響がでるのかと疑問が湧いた。
「このパンには品質改善と風味の向上のため”ウンコ”を使用しています。残存に関しては厚生労働省の定める基準に合致しております。」

現在の感覚では衛生面に考慮する必要があるが、江戸時代~昭和初期の食品や保存方法を見直すべきではないだろうか。

追記:2015年1月15日~実験内容についてのご意見

実験内容について、次のようなご意見を頂いた。

「各種パンのカビの生え方の違いを知りたいなら、販売されている包装状態のまま放っておけばいいのではないか?」 「カビ胞子のいる大気に触れさせ、さらに各種パンを一つの袋につめて互いのパンが影響しうる環境下に置く意味が全くわからない。」 「パッケージから出した時点で検証の意味がないでしょ。」

と、言うものである。あらゆる条件からの検証が必要なことには同意するが、当方の見解は以下の通り。

「どんだけ強力な防腐剤を使っているのだろうか」という多くの意見があったため、あえてカビにさらしてその抗菌力を検証するものである。カビ胞子の量に差がでないように1つの袋にまとめたわけだ。実際は防腐剤なんて添加されていないし、臭素酸カリウムは防腐剤ではない。それを証明する実験である。

また、完全に無菌でパック詰めして完全密封しているなら、缶詰同様1年や2年ではカビるわけがない。包装状態で長持ちが確認できても、問題視しているパンではなく、ヤマザキパンが持つ包装技術の高さの実証になってしまう。

ともあれ、意見を頂けるのは嬉しい限りである。

追記:2015年8月2日、山崎が異物混入のミス

2015年8月1日に山崎製パンが、プラスチック片が混入した恐れがあるとして、自主回収を発表した。愛知、岐阜、三重、長野県で販売した菓子パン「ナイススティック」4650個が対象。購入者から寄せられた苦情で、1日午前中までに、5ミリ以下のプラスチック片の混入が6件確認された。7月30日に愛知県安城工場の製造ラインで使用していた温度計測器が破損し、パン生地に混入したとみられる。

こういった異物混入は珍しくないし、パソ兄さん自身もこれくらいではモンスター・クレーマにはならない。そういうこともあるくらいの心構えが必要で、口にするときはある程度は気をつけながら食べるべきだろう。しかし、例外もある。

もしも、「製造ミスで、臭素酸カリウムが無毒化していませんでした」ってなったらどうすんの?と言いたい。始めから臭素酸カリウムを入れなければってなるでしょう。

追記:2015年10月、ランチパックでもしれっと臭素酸カリウム使用停止

「2014年2月追記~ランチパックからも臭素酸カリウムの表示が消える」で、どうなったのか気になっていたが、この頃にしれっと臭素酸カリウムの使用を停止したそうだ。

2014年2月3日に生協がランチパックの販売を開始。理由は臭素酸カリウムの使用をやめたから。2014年2月から商品仕様が変更され、製造技術の向上により臭素酸カリウムを使用しない仕様になったという。山崎製パンのホームページには告知がなく、生協での販売が事実上の告知となった。

臭素酸カリウム使用停止には評価したいが、ホームページに告知がないところを見ると、真摯に消費者に向き合っているのか疑問に思う。これ以上、ネットで騒がれると売上に影響があるから、「緊急措置を取っただけのことではないか」と企業理念を疑ってしまうのだ。

当記事が何を言いたいのか、わかりやすく例える

当記事が読解できていないのか、相変わらず「ヤマザキパンの危険性を煽っている」と思っている方がおられるようだ。当然、製品化されたものの毒性に関しては分かるわけがない。食べてはダメだと断言できる確証もない。パソ兄さん自身だって手違いさえなければ、安全だと思っている。つまり、当記事が何を言いたいのか、わかりやすく例える。

例:山崎さんがとってもおいしいカレーのおすそ分けをしてくれたが、入っている容器がペンキ缶だった。山崎さんは「ちょうどいいサイズだったから」という。

山崎さん:「でも安心して。ペンキの成分が検出されないくらい丁寧に洗ってあるから」
Nさん:「それなら、おいしく頂きます」
Pさん:「安全性は信じているけど、食べたくはないなあ。遠慮しておく。」

Nさんの心理:
山崎さんを全面的に信じているから、それでよし。健康被害は99.999%ないだろう。

Pさんの心理:
「そもそもペンキ缶は食品のための容器じゃないでしょう。そのために造られた物でもない。ちょうどいいサイズだったからってペンキ缶を使うのか?普通。多少サイズが合わなくても、食品用の容器がいくらでもあるでしょう。山崎さんの常識を疑う。」

Nさん=結果派:「食べても体に悪くなければいい」
Pさん=倫理派:「健康面云々ではなく、そういうことをする相手が好きにはなれない」

このPさんの考え方が、今回の記事である。「山崎製パンの企業理念を疑う」ということだ。臭素酸カリウムを使用停止したところで、企業理念が問題で買うことはないだろうな。

結果派と倫理派の二択であり、どちらも正解・不正解はない。この2派が白黒つけようとしても齟齬になるだけ。

なお、臭素酸カリウムやヤマザキパンの毒性を知りたかった人は、結論にいたってなくて申し訳ない。パソ兄さんごときの素人が分かるくらいなら、とっくの昔に販売停止になっているでしょう。自身わりと長い間、食べていた期間があるので、体験からすれば毒性はないと考えている。そもそも「ヤマザキパン不買運動」の記事ではなく、複数あるパンメーカーの中で、「わざわざ選ぶことが無い」と言っているだけの話。正直、どこのメーカーも、味に大差があるとは思えないからだ。

市場の4割を占める山崎製パンだが、臭素酸カリウム騒動があっても売上は好調らしい。ネットには「毒性が強くカビない」と根拠の無い情報が飛び交っているが、案外、消費者は冷静のようだ。正しく情報を知ったうえで消費しているなら、それで良しとするか。

2018年3月追記:どっちやねん!

意見頂きました。「ホントこういう人とコミュ取るのって骨折れるよなぁ。個々の自由だと意見を固めて,異なる意見は排除しようとするヤツ多い。」・・・

それでは、「臭素酸カリウム残量の危険性はよくわからんが、ヤマザキの企業理念が気に食わないから、食べるな!」と助言したほうがいいのか。そう言ったら「価値観を押し付けるな」と怒るだろうし、結局どっちやねん!「素人なりに情報を集めて俺はこう思うけど」でストップして、「その先は個々の自由だし」で円満にと思ったが、こういうダメな人はダメなんね。異なる意見は排除しようとするヤツとは、あんたのことだろ。

2019年5月追記:山崎パンが反撃!「イーストフード・乳化剤不使用」の表記に反論

2019年3月26日に、山崎パンのホームページにて、「イーストフード、乳化剤不使用」の強調表示について意見を公開。「添加物の山崎パン、無添加の他社製」というイメージを払拭したいようだ。

山崎パンの中央研究所が他社製を分析したところ、「イーストフード、乳化剤不使用」といっても同等同質だったり代替物質を使用していることが判明したという。「結局、添加物表記を免れる手法をとっているだけで、やっていることは同じ」と言う。代替物質を使用していながら、「イーストフード、乳化剤不使用」の強調表示は不適切な表示と訴えている。さらに、「イーストフードや乳化剤は、安全性が国際的に公認されており、国が科学的根拠をもって安全性を評価している」と強調した。

他社側からの反論もないようで、図星の可能性はある。イーストフードや乳化剤は安全といいながら、「同等のことをやっている」と他社を批判するのにいささか違和感があるが、どっちもどっちの印象である。加工品は一筋縄では行かない難しさがある。個人的には、臭素酸カリウム以外の添加物はさほど気にはしていないのだが・・。

山崎パンのHPには「添加物表示義務を回避する技術について」が詳しく掲載されている。

2020年3月:臭素酸カリウムの使用を再開

2020年3月、一部の角食パンに臭素酸カリウムの使用を再開する。2月25日からは自社ウェブサイトで告知までしていた。「臭素酸カリウムを使えばさらによいパンを消費者に届けられる」という強い理念があり、高品質の臭素酸カリウムを海外で見つけたため使用再開に至る。

自社が自信を持って提供できるパンのためには臭素酸カリウムは不可欠であり、善意であるという。そしてそれを取り扱う高い技術がある。しかも、「臭素酸カリウムを使った方がコストは上がる」という。むろん、金儲けのために毒を食べさせるという陰謀はデマである。公表義務はないがあえて自社ウェブサイトで公表しているのは、理念が消費者に伝わるというヤマザキの自信なのだろう。

臭素酸カリウムの使用は善意からだとしても、それを良しとするかは価値観次第。そもそもの有害物質を悪とするのか、最終的な無毒化を善とみるのか・・。

ちなみに、2014年に一度、臭素酸カリウムの使用をやめたのは「臭素酸カリウムの調達が難しくなったから」と公表している。当時、添加物規格の臭素酸カリウムを製造していた唯一の国内企業が製造をやめてしまったらしい。そして、高品質の臭素酸カリウムを海外で見つけたため使用再開に至る。

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出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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