グラフィックカードとは
グラフィックカードとは、単体GPUを中心にチップで構成されたモジュール製品であり、拡張カードのひとつです。画面を出力(液晶モニタと接続)するために必要であり、描写処理の重い3Dゲームをやるためには、グラフィックカードに高性能な単体GPUが搭載されてなければなりません。
グラフィックカードとは~単体GPUが搭載されるモジュール製品
単体GPUを搭載したモジュール製品。つまりグラフィックカード。これはデスクトップ向けですが、ノートパソコンでは小型のモジュールが組み込まれます。
パソコンユーザーが、半導体チップである単体GPUそのものを購入することはありません。グラフィックカードというモジュール製品に組み込まれた状態で入手します。グラフィックカードには選択肢が多く、グラフィック性能の調整がしやすいメリットがあります。また着脱も簡単です。
グラフィックカードは「モジュールの製品名」で呼ばれることはほとんどなく、多くのユーザーは搭載されている単体GPUのチップ名で呼びます(例えば、GeForce◯◯やRadeon◯◯と呼ぶ)。
グラフィックカードの別名
グラフィックボード(グラボ)、ビデオカード、ビデオボート、古い言い方ではグラフィックス・アクセラレーター。
単体GPUとは、グラフィック専用チップ
グラフィックカードに搭載される単体GPUというのは、グラフィック専用チップとして存在するものです。主な単体GPU製品にはNVIDIA社のGeForceシリーズ と AMD(ATI)社のRadeonシリーズがあります。
GPUは「 GPUコア数 」とか「 シェーダー数 」とかでスペックが表されるように、グラフィックス・シェーディングに特化したプロセッサが多く集まった構造です。CPUに比べて単純な構造であるため汎用性はなく、機能は限定されます。しかし多勢のプロセッサを活かして一気に処理を行える特長があります。つまり「 単調な計算だが大量のデータ 」を短時間で処理する用途に向きます。この用途というのが、まさにグラフィック処理です。
※この写真は、単体GPUであるGeForce 7300 LEの半導体チップ。消費電力や発熱の大きさはこの単体GPUによって決まる。高性能なものほど消費電力が高く、発熱が増大します。
単体GPUの別名
1つの機能のみを備えているシンプルな半導体を「 ディスクリート半導体 」というため、単体GPUでは、別名として「ディスクリートGPU」、「dGPU」と呼ぶ。
グラフィックカードのメーカー
主な単体GPUのチップメーカーはNVIDIA社とAMD(ATI)社の2社で、それぞれ主力製品がGeForceシリーズ と Radeonシリーズです。しかしNVIDIA社やAMD(ATI)社がグラフィックカードを製造しているのではなく、モジュール(グラフィックカード)メーカーが半導体チップのGPUを買い付けて製造しています。
グラフィックカードの設計に関しては単体GPUメーカーの指示があるため、「 同じGPUを搭載しているのに画像処理能力に個体差がありすぎる 」ということはまずないです。(リファレンスモデル)。単体GPUを取り巻く機能、例えば独自の高性能クーラー搭載などで冷却能力に差があるくらいです。
例外としては、オーバークロック仕様にして、処理能力を少し底上げしたものもあります。これはグラフィックカードのメーカーが設計した独自のものなので「独自設計モデル」 (OCモデル)と言います。
グラフィックカードのメーカーには、SAPPHIRE、ZOTAC 、MSI、GIGABYTE、ASUS、ELSA、Palit Microsystems 、玄人志向 、GALAXYなどがある。このなかにはマザーボードを製造するメーカーもある。
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
パソ兄さんがお勧めするDELLパソコンを、普通に買うよりお得に!
グラフィックカードの有無が選択できる例(ローエンド~ミドルPCに多い)
ローエンドやミドルレンジPCではマザーボードからの画面出力機能を持つので、グラフィックカードがなくてもモニタに接続することができます。(内蔵グラフィック仕様の場合)。また、後からでも任意でグラフィックカードが搭載できます。
マザーボードからの出力例(グラフィックカードなし)
グラフィックカードの搭載がない場合(内蔵グラフィック仕様)は、マザーボードから出ている端子により、モニタ出力を行います。
グラフィックカードからの出力例
グラフィックカード搭載時には、グラフィックカード側の端子とモニタを接続します。また、高度なグラフィック性能を求めていなくても、3~4画面以上のような複数画面出力を行いたい場合はグラフィックカードが必要になります。もちろん、グラフィックカードはモニタ出力のためだけでなく、PCのグラフィック処理向上につながります。
グラフィックカードを搭載したメーカーパソコンの多くは、誤接続防止の為、マザーボードからの出力端子がキャップで塞がれています。(コストカットのため、やってない場合もある)。
グラフィックカードが物理的に必須となる例(ハイエンドPCに多い)
高度なCPUを搭載したハイエンドモデルのPCでは、はじめからグラフィックカードの搭載を前提としているので、この写真のようにマザーボードからの画面出力機能を持たない場合があります。(モニタ接続端子がなく、内蔵グラフィック使用不可の仕様)
そのため、グラフィックカードを搭載し、そのグラフィックカードの画面出力端子を実装することでモニタ接続が可能となります。
拡張スロットは、PCI Express × 16
グラフィックカードを装着する拡張スロットは、PCI Express × 16。従来の規格である「AGP」からPCI Express×16へと主流がバトンタッチしています。※PCI ExpressはPCIe略されることがあります。
×16というのは構造上のレーン数で、スロットの仕様にはx2、x4、x8、x16、x32が存在しますが、グラフィックカードでは基本的にPCI Express × 16がほとんどです。PCI Express × 16については、「パソコンのインターフェース~拡張スロット編」のコンテンツを参照のこと。
PCI Express × 1、× 4、× 8のグラフィックカードも存在していましたが、レーン数が少ないと低速になってしまうので稀な存在でした。しかし、2015年あたりからパソコンスペックの向上(1レーンの速度向上)に伴い、ローエンド向けでは× 8のグラフィックカードが出回るようになりました。× 8のカードを × 16のスロットに装着することがほとんどです。
占有するスロット数
実際の接続が1スロットであっても、グラフィックカードによって「1スロットか2スロットの占有タイプ」に分かれます。ミドルレンジあたりになると冷却性が高くなるので厚みが増し2スロット占有になり、拡張スロットが1つ利用できなくなります。
旧規格 : AGP(Accelerated Graphics Port)
グラフィックカードでは、PCI Express規格が実用化される以前は「AGP規格」が使われていました。1997年あたりから市場に出始めましたが、2005年ごろにはPCI Express規格に移行されました。
PCI Express規格は、AGP規格とスロットの切り欠き位置が異なるので、間違って搭載することはありません。
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報