【パソコンマウス】 解像度と多機能ボタンについて
マウスのスペックには読み取り解像度(トラッキング解像度、カウント、分解能)があり、数値が大きいほど繊細な操作が可能です。また、通常のマウスは「2ボタン+ホイール」の3ボタン式ですが、多数のボタンを持つ多機能マウスもあるので、具体的にどんなボタンがあるのか紹介します。
読み取り解像度(トラッキング解像度、カウント、分解能)
マウスの仕様のひとつに「読み取り解像度」があります。ほかの言い方では、「トラッキング(追尾)解像度、カウント、分解能」と言います。これが高解像度であるほど、わずかな動きを読み取り、ポインタを正確に動かすことができます。
解像度はdpiで表記され、撮像素子の解像度のことを指します。解像度は、400、800、1000、1600、2000、2400、3200、3600、4000dpiなど様々。安価なタイプでは800dpiが多く、2000dpiあたりからゲーミングマウスの分野になってきます。5000dpiを超える製品であればかなり上級者向けです。
読み取り解像度といってもイメージしにくいと思うので、図解してみましょう。解像度をマス目で例えると理解しやすいです。高解像度ほどマス目が細かいということです。図では「標準的な解像度」と「その2倍の高解像度」の製品で比較したとします。便宜上、それぞれ、「標準マウス」と「高解像度マウス」と呼びます。
上の図を見て分かると思いますが、同じ距離を移動しても「標準マウス」はマスを移動していないので動きは検知されません。しかし、高解像度マウスはきっちりと検知しています。つまり、僅かな移動もしっかりと認識してほしいなら、「高解像度マウスを選ぼう!」というわけです。
しかし、高解像度が要求される場面は、1ピクセルですら神経を尖らせるゲームプレイやクリエイターの仕事です。ネットやビジネスユーザーでは、高解像度マウスのメリットは感じられないでしょう。
基本的なボタン数
メーカーパソコンで付属するような安価マウスが装備するボタンは、基本的なボタン数です。この基本的というのは、「2ボタン+ホイール」の3ボタン式です。
安価な3ボタン式マウスができる操作は、「左クリック、右クリック、ホイールの垂直スクロール、ホイールクリック」の4通りです。
多機能ボタン
基本的なボタン数から、さらにボタン数を追加装備したマウスが、「多機能マウス」と呼ばれます。その機能やボタン数は製品によって様々です。一部はドライバをインストールしないと機能しないものもあります。
では、多機能ボタンの例を挙げてみます。
水平スクロール
ボタン数ではないが、ホイールで水平スクロールができるマウス。幅広のWeb画面で、左右スクロール移動ができる。
「進む・戻る」ボタン
左側面にある「進む・戻る」ボタン。基本的には親指で操作する場合が多い。Web閲覧で、近々に見たページを進めたり、戻ったりするのに使う。
「戻る・進む」ボタンの配置は左側面に限ったわけでなく、左右側面に分断して装備しているマウスもある。このタイプのマウスはハッキリ言って使いにくい。
検索機能ボタン
使い始め前に一度、使用する検索サイト(Googleなど)を登録しておく。テキスト上にある調べたい単語を選択して、検索機能ボタンを押すと指定の検索サイトでweb検索ができる。簡単に言うと、「検索ボックスにコピペして調べる」のと同じ作業をしてくれる。ロジクールでは「ワン・タッチ・サーチ」という。
ポインター速度調整ボタン
+とマイナスボタンを押すことで、ポインター速度を調整できる。このマウスでは3つのインジケータライトがあり、速度を3段階調整できる。ポインター速度調整の必要性は、もっぱらゲーム使用である。
このマウスでは4つのインジケータライトがあり、速度を4段階調整できる。
高速スクロール機能搭載ホイール(Dual-mode-scroll)
通常、ホイールはギアにより空回りしないが、ロック解除するとホイールが空回り状態になる。これにより高速スクロールが可能となる。スクロール作業の多いユーザーであれば、指への負担を大きく減らせる。
ロジクールによると次のような説明がある。「高速スクロールでは、ホイールを1回転させるだけで、表計算ソフトの1万行分を飛ぶようにスクロールできる。従来のスクロールホイールで同じ操作を実行するには、7分の時間をかけてホイールを1,000回転させる必要がある。」と。
複数のプログラムボタン
複数のプログラムボタンを持つマウス。デフォルトでは、「解像度設定、電池残量確認、登録したプロファイルの切り替え」などが割り当てられているが、ソフトウェアを使って任意に割り当てできる。
ボタンの割当。ロジクールマウスでは、SetPointというソフトを使う。キーストロークの割り当てではキーボード入力が割り当てできる。
マクロ機能があれば、キーボードやマウスからの操作手順を登録しておいて、ボタンひとつで実行させることができる。グラフィックデザインやCAD、パソコンゲームの複雑な操作を登録しておけば、ワンクリックで実行できる。ただし、どのボタンに何を登録したのか覚えていないと意味がなく、「ボタンが多いほ良い」とは言えない。
マクロ機能
マクロエディタに、キーボードやマウスからの操作手順を予め登録しておき、プログラムボタンに割り当てる。次回からはボタンひとつで一連の操作手順が実行される。マクロエディタによっては操作の遅延時間もカウントでき、ゲームプレイに向いている。
プロフィール機能ボタン
ボタンの割り当てを予め登録しておき、プロフィール管理ができる。場合に応じて、その登録した複数のプロフィールを切り替えて使うことができる。とくにゲーミングマウスに搭載されている機能である。ゲームのプレイ内容によって切り替えたり、違うゲームタイトルをプレイするときに切り替え、毎度設定をする手間が省ける。
その他の機能性
各メーカーが用意している特有の機能を紹介!
電磁波シャットアウトの、編組シールド・ケーブル
マウスには、USBケーブルの有線接続とワイヤレス接続がありますが、追従性でいうと有線が有利です。しかし有線でもシビアな点を指摘すると、周辺機器からの電磁波で影響を受けます。
そこで徹底した本格マウスでは、ケーブルに編組シールドをまとうことで、電磁波をシャットアウトします。こういった、わずかな信号のブレも許さない製品が存在します。【DELL Alienware TactX ゲーミングマウス】
有線&ワイヤレス両対応
ロジクールのG700のように、有線とワイヤレスを切り替えて使える製品もあります。有線の使用時は、ついでに単3充電池(eneloop)へ充電されます。
Touch&Goセンサー(節電マウス)
指先を離すと電源OFFになり、触れると電源ONになる機能を持つマウス。親指が触れるところにセンサーが内蔵されています。ELECOMでは「Touch&Goセンサー」と呼んでいます。同様の製品はバッファローも出しており、「節電時には、マウスに使用する消費電力を最大80%抑えることができる。」といっています。
※2013年において、Touch&Goセンサーの不具合や当たり外れの品質を訴えるクチコミが、ちらほら見られる。
カラー・イルミネーション
ポインター速度調整のインジケータライトが任意でLEDカラー設定できる機能。
マウスの故障時期とは~チャタリングとは
マウスの寿命として買い替えされるパターンというのは、「チャタリング」による不具合です。チャタリング現象が起こると、シングルクリックがダブルクリックで認識されたり、取り囲んで複数選択する際、勝手に途中で解除したりします。
チャタリングとは、スイッチ機構の接点で発生するオン・オフの非常に速い機械的振動です。人間が行うことができないほどの高速連打の状態です。通常はこのような「チャタリング」を無視するように設計されているのですが、接点の劣化により操作に影響を及ぼします。
ソフトウェアで認識レベルを調整することで解決する方法や、静電気が原因であれば非通電時に連打して放電することで解決する方法がありますが、それでもダメなら買い替え時期となります。マウスはボタンが取れるといった素材の劣化まで使えるケースは少なく、もっぱらチャタリングが頻繁になった時点で廃棄です。そのため、高級マウスを購入するならロジクールのような長期保証のあるメーカーを選ぶのもお勧めです。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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