DELL(デル)パソコン購入レビュー
  1. パソ兄さん HOME
  2. パソコン・パーツ知識ガイド
  3. GPU
  4. 現在

【ノートパソコン編】 内蔵GPUの性能向上を追う!

2010年1月、インテルでは開発コード名Arrandale(アランデール)というCPUから、CPUにグラフィックを内蔵するようになりました。内蔵グラフィック(内蔵GPU)といえば、Core 2 Duo主流の2009年ごろまでは「チップセット」に搭載していましたが、2010年以降はCPUに内蔵するようになりました。

DELLでストリートファイター4を遊ぶ
CPUにグラフィックを内蔵するようになってから、これまで当サイトでレビューしてきたパソコン製品を基に、パフォーマンス向上を追ってみました。パフォーマンス比較には、ストリートファイター4のベンチマークソフトを用います。解像度 1280×720、 ウィンドウ表示での設定で比較してみました。OS、CPU、メモリなどの違いがあるので、純粋に内蔵GPUの比較になりませんが、当時の内蔵GPUモデルの括りとしてご覧ください。

シェーダー数について

グラフィック性能の目安としてシェーダー数がありますが、1シェーダーがこなせる仕事量は各世代で異なり、後発ほど優れてくる傾向にあります。そのため新しい世代の内蔵GPUでシェーダー数が少なくても、「シェーダー数の多い旧世代よりも高性能」ということがあります。シェーダー数での比較はあくまで、同世代・同設計が前提となります。

DELLクーポン情報!

【 2022年5月22日時点 】

★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!

クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ

【2010年・Nehalem世代】インテル HDグラフィックス

2010年1月登場、インテル初のCPUに内蔵するグラフィックで、インテル HDグラフィックス。CPUコアと統合したわけではなく、分離されています。ただ、CPUパッケージ内にGPUコアを収めただけの構造です。
この内蔵グラフィックは、HD Graphics with Dynamic Frequencyというテクノロジーがあり、電力に合わせてクロックアップが可能となっています。 Core i5-430Mに内蔵するインテル HDグラフィックスでは、500~766MHzの間でクロックアップしますストリートファイター4のベンチマークでは、AVERAGE 16.33 FPSなので、プレイをするにはスペックが不足でした。

DELLのInspiron15
Nehalem設計

DELL Inspiron 15(1564) ~2010年の初級ノート

2010年1月発売の15.6インチ・エントリーノート。DELLエントリーノートでは初となるNehalem設計で、第1世代Core i3/i5搭載可能モデル。グラフィックはCPUに内蔵するインテルHDグラフィックス。ブルーレイや地デジなどの高精細に対応できるスペックだが、本格PCゲーム用には不向き。
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 7 Home Premium 64bit
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768)
プロセッサ Core i5-430M (2.26GHz, 3MB L3キャッシュ) 6.7
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ 5.9
グラフィックス インテル HDグラフィックス(500~766MHz) 4.5
ゲーム用グラフィックス 5.2
プライマリハードディスク 500GB SATA HDD(5400回転) 5.9
ストリートファイター4のベンチマーク結果
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示
AVERAGE
16.33 FPS
RANK E ⇒ プレイをするにはスペックが不足している。
スコア 6327

【2011年・SandyBridge世代】インテル HDグラフィックス 3000

2011年に登場した第2世代Core iシリーズでは、インテル HDグラフィックス 3000 。この世代から単なる内蔵ではなく、CPUとの統合した内蔵グラフィック。(統合GPUとも言う)。CPUのキャッシュメモリにも新構築が見られ、前世代では各コアが共有する3次キャッシュでしたが、新たにLLC(Last Level Cashe)を採用し、リングバスによるキャッシュの接続を行っています。ゆえに高速なデータ帯域を実現。ショートカットが可能なため、一般的なリングバスよりもムダのない構造です。このLLCは、CPUコアと内蔵GPUが共有して使うことができます。 CPUは3次キャッシュとして使い、残った分を内蔵GPUが2次キャッシュとして使います。

動画再生支援にQuick Sync Videoが備わり、動画編集ではデコードとエンコードの処理が機能強化されています。 ※「MPEG-2、H.264、MPEG-4 AVC、VC1」のデコードをハードウェア処理。 「MPEG-2、H.264、MPEG-4 AVCのエンコード」をハードウェア処理。 さらに処理エンジンである「マルチフォーマットコーデック」を大幅強化。ただ、Quick Sync Videoが利用できるのはHDグラフィックが有効時の時のみで、グラフィックカードを使用しているときは、Intel Quick Sync Video は機能しません。

ストリートファイター4のベンチマークではAVERAGE 24.62 FPSなので、プレイをするにはスペックが不足しています。ただし、前世代よりは明らかにパフォーマンスは向上しています。

DELLパソコン
SandyBridge設計

DELL Inspiron 15R(N5110)~2011年の初級ノート

2011年3月発売の15.6インチ・エントリーノート。SandyBridge設計で、第2世代Core i3/i5/i7搭載可能モデル。単体GPUなしのパッケージがほとんど。よって、グラフィックはCPUに内蔵するインテルHDグラフィックス。ブルーレイや地デジなどの高精細に対応できるスペックだが、本格PCゲーム用には不向き。(2011年12月時点)
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768)
プロセッサ Core i3-2310M (2.1GHz, 3MB キャッシュ)
※ターボブーストなし
6.4
メモリ 2GB (2GBx1) DDR3-SDRAMメモリ 5.5
グラフィックス インテル HDグラフィックス 3000 4.5
ゲーム用グラフィックス 6.1
プライマリハードディスク 320GB SATA HDD(7200回転) 5.9
ストリートファイター4のベンチマーク結果
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示
AVERAGE
24.62 FPS
RANK E ⇒ プレイをするにはスペックが不足している。
スコア 7014

【2012年・Ivy Bridge世代】 インテル HDグラフィックス4000

2012年に登場した第3世代Core iシリーズでは、インテル HDグラフィックス4000。AVERAGE 40.91 FPSで、充分とはいえませんが、一応プレイはできるレベルです。いくつかインテル HDグラフィックス4000仕様モデルでテストしていますが、だいたい40~50 FPSぐらいです。

シルバーカラーのInspiron 17R購入
Ivy Bridge設計

低価格の17.3インチノート、DELL Inspiron 17R(5721)

2013年1月発売の、コスパ重視エントリー向け17.3インチノート。
Inspiron 17R Special Edition(7720)の下位ポジションモデル。インターフェースや拡張性がグレードダウンしているが、テンキー装備の17インチノートが低価格で購入できる!ブラシ加工アルミ仕上げの天板。 Ivy Bridge設計、第3世代Core i3/i5/i7搭載可能(チップセットHM76)。USB 3.0を2基、USB2.0を2基装備。
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 8 (64bit)
液晶ディスプレイ 17.3インチ光沢液晶(解像度1600×900)
プロセッサ インテル Core i3-3227U (1.9GHz, 3MB キャッシュ) 6.5
メモリ 4GB (4GBx1) DDR3-SDRAMメモリ(1600MHz) 5.9
グラフィックス インテル HDグラフィックス4000 4.8
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリハードディスク 500GB SATA HDD(5400回転) 5.9
ストリートファイター4のベンチマーク結果
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示
AVERAGE
40.91 FPS
RANK C ⇒ プレイできる環境。設定を下げれば快適になる。
スコア 8365

Core i3-3227U のインテル HDグラフィックス4000
インテル HDグラフィックス 4000のスペック。シェーダー数が16基。

【2013年・Haswell世代】インテル HDグラフィックス 4400

2013年登場の第4世代Core iシリーズには、インテル HDグラフィックス4400があります。AVERAGE 61.25 FPSであり、快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。当サイトがレビューした内蔵GPU仕様ノートパソコンでは、2013年6月発売のInspiron 15R(5537)で初めて60 FPS以上を記録しました。

前世代のインテル HDグラフィックス4000とあまり変わらないと言われていたようですが、当サイトの調査では明らかな向上が見られました。総合的な構成も要因なのでしょうか。

Haswell設計のInspiron 15R(5537)
Haswell設計

DELL Inspiron 15R(5537)の構成

2013年6月発売の、15.6インチ・エントリーノート。
Haswell設計の15.6インチ光沢液晶ノート。(掲載画像はオプションのタッチパネル仕様)。第4世代Core i3 / i5 / i7が搭載可能。天板やパームレストがアルミ素材で、25mmと薄型、低価格帯にしてはデザイン性が高い。防水設計アイソレーションキーボード搭載。
USB 3.0端子(2つ)、USB 2.0端子(2つ)を装備。8規格対応カードスロットを装備。外部モニタ出力にはHDMI端子を装備。(2013年7月時点)
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 8 (64bit)
液晶ディスプレイ 15.6インチ光沢液晶(1366 x 768) タッチパネル仕様
プロセッサ インテル Core i7-4500U (1.8GHz, 4MB キャッシュ)
※クロック数最大3.0GHz
7.1
メモリ 8GB(4GBx2) DDR3-SDRAMメモリ(1600MHz) 7.5
グラフィックス インテル HDグラフィックス4400 5.5
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリハードディスク 1TB SATA HDD(5400回転) 5.9
ストリートファイター4のベンチマーク結果
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示
AVERAGE
61.25 FPS
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。
スコア 10050

Haswell設計インテル HDグラフィックス4400
インテル HDグラフィックス 4400のスペック。シェーダー数が20基。

【2013年・Haswell世代】インテル HDグラフィックス

Haswell世代で最下クラスのGT1であるインテル HDグラフィックス。Celeronに内蔵していますが、AVERAGE 42.54 FPSもあり、初期のHDグラフィックスよりも明らかに性能は高いです。

シルバーカラーのInspiron 17R購入
Haswell設計

タッチ対応でコンパクトな11.6インチノート、Inspiron 11(3137)

2013年9月発売の、低価格11.6インチ・モバイルノート。
全面タッチスクリーン対応。省電力規格のDDR3Lメモリが採用されており、公称されているバッテリ接続時間は8時間。3セルバッテリ内蔵、重量1.43kg。Haswell設計で、Celeron-2955Uを搭載。HDMI1.4a、カードリーダー、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 1を装備。落として破損、水漏れ、盗難された場合も保証する偶発損害保証付き。(2013年10月11日時点)
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 8 (64bit)
液晶ディスプレイ 11.6インチ光沢液晶(解像度1366 × 768)
プロセッサ インテル Celeron-2955U (1.4GHz, 2MB キャッシュ) 5.6
メモリ 2GB (2GBx1) DDR3L-SDRAMメモリ(1600MHz) 5.5
グラフィックス インテル HDグラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリハードディスク 500GB SATA HDD(5400回転) 5.9
ストリートファイター4のベンチマーク結果
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示
AVERAGE
42.54 FPS
RANK C ⇒ プレイできる環境。設定を下げれば快適になる。
スコア 8500

Inspiron 11のインテルHDグラフィックス
Celeron-2955Uに内蔵する(統合している)グラフィックのインテルHDグラフィックス。グラフィックレベルがHaswellで最下位のGT1で、グラフィックス定格周波数は200 MHzしかない。しかし、グラフィックス最大動作周波数 が、1 GHzもあります。シェーダー数が10基。

Haswell設計の統合型グラフィック

Haswell設計の統合型グラフィックでは、以下のようにGT1~GT3eの「5つグラフィックレベル」でラインナップしていくようです。今回チェックするインテル HDグラフィックス4400は、GT2に属します。このGT2というレベルは前世代のIvy Bridgeの性能が基準になっているようで、統合型グラフィックの飛躍的な向上を期待するなら、GT3のIris(アイリス)がつく統合型グラフィックとなるでしょう。

グラフィックレベル グラフィック名
GT3e インテル Iris Pro グラフィックス5200 (オンチップDRAM「eDRAM」)
GT3 (28Wの通常版) インテル Iris グラフィックス5100
GT3 (15Wの低消費版) インテル HD グラフィックス5000
GT2 インテル HD グラフィックス4600、4400、4200
GT1 インテル HD グラフィックス

【2015年・Broadwell世代】インテル HD グラフィックス 5500

XPS 13(9343)~非タッチ
2015年8月レビュー
Broadwell設計

DELL XPS 13(9343)

  • Windows 8.1 (64bit)
  • 13.3インチ非光沢 FHD (1920 x 1080) Infinity Display
  • 第5世代インテル Core i5-5200U (3M キャッシュ, 最大 2.70 GHzまで可能)
  • 8GB デュアルチャネル DDR3L-RS 1600MHz (オンボード)
  • インテル HD グラフィックス 5500
  • 256GB M.2 SSD
AVERAGE 83.56FPS

インテル HD グラフィックス 5500
インテル HD グラフィックス 5500のスペック。シェーダー数は24基。

欲しい時が、DELLパソコンの購入タイミング!キャンペーン情報!

DELLクーポン情報!

【 2022年5月22日時点 】

★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!

クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ

DELLと楽天ポイント
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!

※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。

8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待

15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待

※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

DELL法人モデル、特別なお客様限定

DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!

コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報

グラフィック:GPU(Graphics Processing Unit)項目トップ

パソ兄さん HOME

Copyright© 納得パソコン購入術!パソ兄さん All Rights Reserved.