DELL(デル)パソコン購入レビュー
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液晶画面の角度調整(スタンドの調整機能)

液晶モニタのスタンドには多かれ少なかれ、画面の角度を調整できるようになっています。モニタ画面の首を上下に振れるチルト機能はほとんどの製品に備わっています。ハイエンドモデルになると、台座を動かすことなく左右振れるスイベル機能、高さ調整できる機能、画面を90度回転させるピボット機能が備わっています。ではチルト機能ほか、一部の液晶モニタ製品が持つ「スイベル機能、高さ調整機能、ピボット機能」について画像つきで紹介します。

チルト機能(上下の首振り)

仕様では-5度から30度のInspiron One 2330
チルト機能によって、モニタ画面を上に向けたり、下に向けることができます。いわゆる上下の首振り関節ですね。低価格帯の製品でも、必ずと言っていいほど搭載しています。このような台座があるアーム型のスタンドをベデスタル・スタンドといいます。 ※pedestal = 胸像や花瓶などの台座・柱脚などを指す言葉。ディスプレイとアームの接点1箇所に関節があり、ディスプレイの傾きを調整します。

イーゼル(easel)
こちらはイーゼル・スタンドによるチルト機能。イーゼル(easel)とは絵画でキャンバスなどを固定する支持体(画架)ですが、その見た目からPC分野では「イーゼル・スタンド」と呼ばれます。「写真立てのスタンド」と言ったほうがイメージが伝わりやすいですけどね。

備考:ケーブル・ホール

ケーブル・ホールこれらベデスタル・スタンドやイーゼル・スタンドでは、中央に穴が開けられている例が多いです。ケーブル・ホールといって、接続ケーブルを通して束ねる機構です。

メーカー独自の多関節スタンドによる、チルト機構

DELLの一体型PCで見られた機構ですが、アームに関節部分を2箇所設け、柔軟な可動域を持つタイプがあります。ヒンジ(蝶番)という単語を追加して、DELLサイトでは「デュアル ヒンジ関節式スタンド」などと呼ばれていました。ただ、「多関節スタンド」と呼んだほうがシンプルで分かりやすいでしょう。

Articulating Stand
英語圏ではArticulating Standと言うみたいです。アーティキャレイティング・・「関節」のことですね。

可動域が広いのInspiron 23
まず一例として、「ディスプレイ側の付け根、台座の付け根」に関節を持つ、多関節スタンドの一体型PC。(2013年12月レビューのDELL Inspiron 23-2350)。要するに、ベデスタル・スタンドのスタイルで2箇所の関節を持つタイプです。

可動させる
この2つの関節を活用することで、上下首振りのチルトだけでなく、合わせて高さまで調整できます。

台座(PC本体)
ディスプレイのジョイント部。裏側から見ると平たいゴムが見えるが、これは台座(PC本体)とディスプレイを繋いでいるケーブルである。

ディスプレイを水平角度
台座のジョイント部。この角度より後方へは可動しない。ディスプレイを水平角度にするときに下方へ動く。

台座が持ち上がってしまうInspiron 23
水平角度まで調節可能。このようなスタンドは、座っているだけでなく立ったままの姿勢でも操作することを前提にしています。

イーゼルスタンドと同じ
この多関節を利用して、ディスプレイの底面を地面まで落とせば、イーゼルスタンドのディスプレイと同じ状態にできる。

多関節スタンド~その2

HaswellのXPS 27レビュー~ユーザーガイド
2013年6月にレビューしたDELL XPS 27 (2720) では、関節が台座の付け根ではなく、アームの中央にあるタイプ。台座付け根のタイプほど可動域の柔軟性はないが、ディスプレイが地面に当たりやすいデメリットを払拭できる。

XPS 27ユーザーレビュー
横から見たディスプレイの可動域。

多関節スタンド~その3

S2240T(2013年5月発売)も多関節スタンド
DELL S2240T(2013年5月発売)も多関節スタンドを持つ液晶モニタ。ひとつの軸を中心に、ディスプレイ側とスタンド開脚の関節があります。この構造により、通常のチルト機構では不可能な可動域が可能で、最大60度まで傾けられます。

スイベル機能を持つスタンド

スイベル機能
スイベル機能が付いていると、台座を動かすことなく液晶画面を左右振ることができます。特に重量のある大型モニタであれば是非ほしいところです。低価格帯の製品ではほとんど見られない機能です。

高さ調整

ディスプレイの高さ調節スタンド
高さ調整ができる液晶モニタ製品もあります。低価格帯の製品ではほとんど見られない機能です。

ピボット機能

DELL U2413のピボット機能を稼働させる
ピボット機能があれば縦長に回転できます。高さ調整ができるモニタならで上の方まで上げてから回転させます。(低いと地面に当たって回転できません)。なお、PC側で表示の切替を行わなければなりませんが、画面を縦長にするとWebページ閲覧でスクロールする手間がほとんど省けます。低価格帯の製品ではほとんど見られない機能です。

VESAマウントのモニタアームで、オールインワン機能に

耐荷重量10kg以上のモニタアーム
また、VESAマウント対応の製品であれば、モニタアームを付けてこれらの多関節機能が追加できます。低価格帯の液晶モニタでは、上記で紹介したスイベル、高さ調整、ピボット機能がほとんどありませんが、モニタアームを取り付けることでその機能が追加できるのです。

モニタアームを付けてこれらの多関節機能
モニタアームといっても様々な物があるので、必要な動きが可能なのかぐらいはチェックしておきましょう。

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