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ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)

ディスプレイ画面の表面処理には、光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)があります。液晶モニタメーカーのナナオによると、外光がまったくない状態で測定した場合、色域や階調性に関しては光沢も非光沢も差がないそうです。色の見え方は周囲の環境光や目の錯覚で左右されるので、光沢と非光沢に優劣はありません。

DELLでは、光沢ディスプレイをTruelife、非光沢をアンチグレア(AG)と呼ぶことがあります。DELLサイトでは以下のような説明がされています。

TrueLife

TrueLifeディスプレイはパネルのコントラスト比を高め、光沢のある画面を実現します。 TrueLifeテクノロジーにより、より深い黒と鮮やかなカラーを再現できるため、鮮明でリアルなグラフィックスや動画をお楽しみいただけます。 自宅でゲームや動画を楽しむのに最適です。

アンチグレア(AG)

光を拡散するマット加工を施し、反射防止と狭視野角を実現する技術。 アンチグレア技術は、周囲環境からの光の映り込みを軽減することを目的としており、一般のオフィス環境だけでなく、客先、空港、またはその他の公共空間における種々な照明条件においても最適です。Anti-Glareを略してAG

光沢液晶

液晶モニタ-光沢液晶サンプル映像娯楽を楽しむのであれば、光沢液晶のほうが「コントラスト」にメリハリがあって見栄えがいいです。実際、見栄えが理由で、ノートパソコンの店頭販売では光沢液晶のほうが展示が多いです。やや薄暗い部屋で映画をみると、とくに黒が引き締まっていて光沢液晶の良さを感じます。

しかし反射率が高いため、明るめの部屋では映り込みのデメリットがあります。光沢液晶を選んだ場合は、蛍光灯や日光の当たり具合に気をつけなければなりません。また、反射により斜め角度からの視野では非光沢よりも見えにくい傾向にあります。比較的、暗い場所で使うのに適しており、テラスなどでは適しません。反射率の高さから、目の負担で長時間には適しません。(ただし、反射しにくい薄暗い場所では、さほどデメリットは感じない。)

光沢IPSパネル広視野角のIPSパネルを搭載したディスプレイでも、極端な視野角度から見ると画面に陰がかかるが、光沢液晶の場合とくに黒が深い(引き締まった黒のコントラストが仇になっている)。このようなイレギュラーな角度から見る必要がある場合は、IPSパネル+非光沢液晶が比較的見やすい。

コントラストの画面を楽しめるこのようにくっきりしたコントラストの画面を楽しめる。映り込みしにくい環境下で使うことがポイント。

光沢液晶の特性

液晶モニタ-メリハリある画面の仕組み

光沢液晶にメリハリがある理由

すべての液晶パネル表面には偏光フィルタが配置されています。光沢液晶はこの偏光フィルタが平滑になっているので、バックライトからの光が忠実に通り抜けます。 それがストレートにユーザーの目に届くため、メリハリのあるコントラストと鮮やかな発色を可能としています。
液晶モニタ-映り込みの原因

背景が映り込んでしまう理由

光沢液晶は偏光フィルタが平滑になっているので、外光の反射率が高く、その光によって自分や背景が画面に映り込みます。とくに蛍光灯は直接的な光なので強く反射し、目が疲れやすくなるわけです。 また、清掃で一拭きするとキズがつきやすく、化学クリーナーを使うと画面の表面が変質する危険性があります。

AR(アンチ リフレクション) 反射防止加工

光沢液晶では正反射(鏡面反射)が大きく、映り込みの原因となっています。この正反射を制御する方法にAR(アンチ リフレクション) 反射防止加工があります。その仕組は、画面に射し込む入射光と、反射光の角度を合わせることで干渉させ正反射を抑制するものです(光の干渉の効果)。スパッタリング(真空めっき)などで、表面にフッ化マグネシウムなどの薄い膜を作り、コーティングします(薄膜)。ARコート、ARコーティング、反射防止膜とも言われます。

XPS 13-9300は反射防止コーティングされている反射防止加工がされた、DELL XPS 13-9300 タッチパネル・モデルの例。

黒くならない画面はARコーティング背景の映り込みも軽減されているが、べた~っと全般が黒くなる現象も回避されている。

非光沢液晶 ※AG(Anti-Glare)

液晶モニタ-非光沢液晶非光沢液晶では、背景の映り込みがなく目の負担が少ないため長時間向けで、ビジネスユーザーやゲームユーザー、クリエイティブ系ユーザーに向いています。ただし、映画鑑賞となると光沢液晶よりもメリハリに欠け、やや地味になります。(簡単に言うと、表面をぼかすことで光を拡散する仕組みのため)。特に明るい部屋、テラスなど日光の差込む場所では、反射しやすい光沢液晶よりも見やすいです。

非光沢IPS広視野角のIPSパネルを搭載したディスプレイでも、極端な視野角度から見ると画面に陰がかかるが、非光沢液晶の場合、黒が浅いので光沢画面よりも見やすい傾向にある。このようなイレギュラーな角度から見る必要がある場合は適している。

非光沢液晶の特性

液晶モニタ-メリハリに欠ける原因

非光沢液晶がメリハリに欠ける理由

偏光フィルタの表面が微細な凹凸で加工されています。光沢液晶の平滑とは対照的です。 バックライトの光が偏光フィルタの凹凸により乱反射(拡散)するので、光がストレートに届かず、極端な話、白っぽく見えてしまいます。そのため黒い部分が明るくなり、メリハリに欠けてしまうのです。非光沢液晶は光沢液晶に比べて映像の発色が地味です。
液晶モニタ-映り込みしにくい理由

背景が映り込みにくい理由

偏光フィルタの表面が微細な凹凸で加工されているため、表面に当たる外光は乱反射(拡散)し、ユーザーの目に届きにくくなっています。 結果、外光による背景等の映り込みが少なく、長時間の使用でも目の負担が軽いのです。そのため娯楽用よりもビジネス用と言われます。清掃面でも表面にキズがつきにくく、柔らかい布なら少し強めに拭いても問題ないです。

防眩性を持たせる表面加工の方法には「ケミカルAG加工」というのがあり、ガラス表面に直接的、薬液を用いて微細な凹凸を形成します。加工においては薬液量でぼかし具合を調節できます。ケミカルAG加工以外では、機械的なAG加工もありますが、マイクロクラック(微細なキズ)が入り、面強度が低くなってしまうとのこと。

補足:中間のハーフグレア(半光沢)

半光沢デュスプレイなお、半光沢というものもあります。大概、「非光沢」の部類に組み込まれていますが、厳密にいうと微妙に光沢の入った半光沢です。反射で背景が若干映り込みますが、光沢液晶ほど顕著ではなく、メリット・デメリットも中間といった特性です。直感的には光沢よりも非光沢寄りです。

IPS方式(In Plane Switching)ノートの半光沢。DELLのレビューをしていると、このジャンルは非光沢に属されています。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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