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総括!ノートパソコン向けCPUの、アーキテクチャ
ノートパソコン向けアーキテクチャのトレンドをまとめたもの。現在(2019年1月)のトレンドは、第8世代Coreプロセッサの搭載ノート。ややこしいことにアーキテクチャ(設計)で分類すると、第1弾~第3弾まであります。
アーキテクチャ名のリンク先には、該当する過去のDELLノートパソコンレビューがあります。 記載のPCトレンド時期は、レビューを通してDELLの製品展開を目安にしており、当方が独自に解釈したものです。AtomプロセッサやAMD社のアーキテクチャは、別で分けています。
Ice Lake
第10世代Coreプロセッサ(10nm) | |
プロセスルール | 10nm |
PCトレンド時期 | 2019年末~ (登場:2019年10月ごろ~) |
PCレビュー | Ice Lake採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 新たに10nmプロセス製造を用いた第10世代Coreプロセッサ。IPC(プログラム間でデータをやり取りする仕組み)が向上し、AI推論命令セットなどが組み込まれたことで、AI関連の処理が高速化されている。メインメモリでは高速化に対応し、DDR4(3200MHz)、LPDDR4x(3733MHz)をサポート。ただ、Comet Lakeよりもターボブーストのクロック数が低め。 上位プロセッサでは内蔵グラフィックにIris Plus グラフィックスが採用され、内蔵グラフィックス機能が強化が見られる。内蔵グラフィックでも低設定で本格ゲームをプレイすることを視野に入れている。画面のカクツキを解消する「Adaptive-Sync」も実装。 同じ第10世代Coreプロセッサでも、Ice LakeはAIを活用したミドル/ハイエンド向け、Comet Lakeはオフィス系やコンテンツ制作向けという棲み分けになる。 |
第10世代Coreプロセッサ
- 第10世代 Core i3-1005G1
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.2GHz / 最大 3.4GHz) TDP 15W 【 UHD グラフィックス 】 - 第10世代 Core i5-1035G1
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.0GHz / 最大 3.6GHz) TDP 15W 【 UHD グラフィックス 】 - 第10世代 Core i7-1065G7
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.3GHz / 最大 3.9GHz) TDP 15W 【 Iris Plus グラフィックス 】
Comet Lake(Uシリーズ)
第10世代Coreプロセッサ(14nm++) | |
プロセスルール | 14nm++ |
PCトレンド時期 | 2019年末~ (登場:2019年8月ごろ~) |
PCレビュー | Comet Lake(Uシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 第10世代Coreプロセッサで低消費電力版のU/Yシリーズ。Whiskey Lake(第8世代Coreプロセッサ-Uシリーズ)の後継となるが、プロセスルールは変わらず14nm++のまま。ほか、第10世代Coreプロセッサには「10nmプロセス製造のIce Lake」があるが、Comet Lakeはそれを補完するポジションとされる。「Ice Lakeはミドル/ハイエンド向け、Comet Lakeはエントリー向け」の棲み分けになると思われる。 Comet Lakeの設計としてはCoffeeLake(Uシリーズ)ベースに近く、メモリコントローラやPCH(チップセットのコントローラー)の機能を向上。コアに大きな変更はないが、動作周波数を効率よく引き上げるインテルDTTの搭載やメモリ帯域の強化で少しばかりパフォーマンスをアップ。TDP 15WのUシリーズとTDP 9WのYシリーズがラインナップされている。 |
第10世代Coreプロセッサ(Uシリーズ)
- 第10世代 Core i3-10110U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.1GHz / 最大 4.1GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス 】 - 第10世代 Core i5-10210U
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 4.2GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス 】 - 第10世代 Core i7-10510U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.9GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス 】
CoffeeLake Refresh (Hシリーズ)
第9世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 14nm++(?) |
PCトレンド時期 | 2019年後期~ (登場:2019年4月ごろ~) |
PCレビュー | CoffeeLake Refresh(Hシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | CoffeeLake(Hシリーズ)の改良版である、第9世代Coreプロセッサ。ゲームノートなど高性能ノートPC向けのプラットフォーム。メインメモリ最大容量が128GBまで対応し、Dynamic Tuning(消費電力配分)に改良がされている。 Core i9-9980HKにおいては、モバイルCPU初となる「ターボブースト最大動作クロック 5GHz」に到達。Core i9では「8コア16スレッド」、Core i7では「6コア12スレッド」、Core i5では「4コア8スレッド」が基本。ベースクロックとブーストクロック、キャッシュメモリがやや引き上げられている傾向にある。 |
第9世代Coreプロセッサ(Hシリーズ)
- 第9世代 Core i5-9300H
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.4GHz / 最大 4.1GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i7-9750H
(6コア / 12T、12MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 4.5GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】
第9世代Coreプロセッサ(HKシリーズ) ※倍率ロックフリー
- 第9世代 Core i9-9980HK
(8コア / 16T、16MBキャッシュ、2.4GHz / 最大 5.0GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】
Whiskey Lake (Uシリーズ)
第8世代Coreプロセッサ(順番では、第3弾) | |
プロセスルール | 14nm++ |
PCトレンド時期 | 2018年末~ (登場:2018年9月ごろ~) |
PCレビュー | Whiskey Lake (Uシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 2018年9月に発表。第8世代Coreプロセッサの第3弾だが、第1弾目(Kaby Lake Refresh)の改良版といえる。Kaby Lake Refreshから大したパフォーマンスアップはないが、統合PCH(コントローラー系)に改良が加えられている。ネットワークの強化で、4K解像度のストリーミング再生などに有効。 プロセスルールは14nm++。 「TDP15Wで4コア実装8スレッド」は、Kaby Lake Refresh(第1弾・8世代)ですでに存在していたが、改良点は統合PCH(メモリやグラフィックなどのインターフェース・コントローラー)である。ネットワークでは、インテルWireless-AC 160MHzの「ギガビットWi-Fiコントローラー」が内蔵されており、4K解像度のストリーミング再生がシームレスに行える。 高性能化に関しては、旧8世代よりもブーストクロックが引き上げられている。ただ、統合型(内蔵)グラフィックは、Kaby Lake Refreshと大差はない。それでも従来と比べると、TDP15Wのプロセッサとしてはパフォーマンスが高い。 主なCore i5 / i7では4コア実装8スレッド(TDP 15W)、 Core i3では2コア実装4スレッド(TDP 15W)、 それぞれターボ・ブーストを実装しており、クロックアップ数も高い。過去のアーキテクチャではCore i3にターボ・ブーストが無いことがほとんどだが、Core i3-8145Uでは最大 3.9GHzのクロックアップをする。また、それぞれインテル UHD グラフィックス620を統合(内蔵)している。つまりCoffeeLake-H/U(第2弾・8世代)よりも内蔵グラフィックがグレードダウンしている。 |
第8世代Coreプロセッサ(Uシリーズ) ※ノート向け 順番では、第3弾
- 第8世代 Core i3-8145U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.1GHz / 最大 3.9GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i5-8265U
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 3.9GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i5-8365U
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 4.1GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i7-8565U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.6GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i7-8665U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.9GHz / 最大 4.8GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】
Pentium(Uシリーズ)
- Pentium Gold 5405U
(2コア / 4T、2MBキャッシュ、2.3GHz / ターボ無) TDP 15W 【UHD グラフィックス 】
Celeron(Uシリーズ)
- Celeron 4205U
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.8GHz / ターボ無) TDP 15W 【UHD グラフィックス 】
CoffeeLake (Hシリーズ)
第8世代Coreプロセッサ(順番では、第2弾) | |
プロセスルール | 14nm++ |
PCトレンド時期 | 2018年半ば~ (登場:2017年10月~) |
PCレビュー | CoffeeLake (Hシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 第8世代Coreプロセッサでは第2弾目の登場。ハイパフォーマンスのHシリーズで、Core i7 / i9のHシリーズでは、6コア実装12スレッド動作であり、Core i5では4コア / 8スレッド。従来よりもマルチスレッドに強力なパフォーマンス。主にゲームノートなどミドルレンジ以上の製品(Gシリーズ・Alienwareシリーズ)で採用されている。プロセスルールのサイズは、KabyLake Refreshから変わっていないが改良されており、14nm++となっている。 |
第8世代Coreプロセッサ(Hシリーズ) ※ノート向け第2弾
- 第8世代 Core i5-8300H
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.3GHz / 最大 4.0GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】 - 第8世代 Core i5-8400H
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 4.2GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】 - 第8世代 Core i7-8750H
(6コア / 12T、9MBキャッシュ、2.2GHz / 最大 4.1GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】 - 第8世代 Core i7-8850H
(6コア / 12T、9MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 4.3GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】
HKシリーズ ※倍率ロックフリー
- 第8世代 Core i9-8950HK
(6コア / 12T、12MBキャッシュ、2.9GHz / 最大 4.8GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】
KabyLake-G
第8世代Coreプロセッサ(AMDのグラフィック内蔵版) | |
プロセスルール | 14nm+ |
PCトレンド時期 | 2018年半ば~ (登場:2018年1月~) |
PCレビュー | KabyLake-G採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | KabyLake Refreshと同じく、第8世代Coreプロセッサであるが、かなり異端児的なアーキテクチャ。インテルCPUでありながら、ライバル社AMDのグラフィック「Radeon RX Vega M」をCPU内に1パッケージ化(単体GPUの同梱化)したもの。内蔵とはいえ、システム上では単体GPU搭載とほぼ同じ。この設計による特徴で、かなり薄型のハイパフォーマンスノートが実現可能。 |
Kaby Lake-G
- 第8世代 Core i7-8705G
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、3.1GHz / 最大 4.1GHz) TDP 65W(パッケージ)
統合:HD グラフィックス630 / 併設:Radeon RX Vega M GL グラフィックス
KabyLake Refresh (Uシリーズ)
第8世代Coreプロセッサ(順番では、第1弾) | |
プロセスルール | 14nm+ |
トレンド時期 | 2017年末から~ (登場:2017年8月~) |
PCレビュー | KabyLake Refresh (Uシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 2017年8月に登場。主力は第8世代Coreプロセッサ。後に続く、CoffeeLake、Whiskey Lakeも第8世代Coreプロセッサであるため、こちらを第1弾とする。KabyLake(第7世代Core-Uシリーズ)からコアの増加、クロックアップの高さに特長があり、処理能力も明らかに向上。統合型(内蔵)グラフィックも強化され、もともと4K対応のグラフィックであったが、更に4K(ultra HD )を示唆するネームの「UHDグラフィック」になっている。プロセスルールはKabyLakeと変わらず14nm+ のまま。 主なCore i5 / i7では 4コア実装8スレッド動作。(前世代のKabyLake-UではCore i7であっても2コア4スレッドだったので改善されている)。TDP 15W の低消費電力。総じて定格が2GHz以下と低めだが、ターボ・ブーストでは「Core i5が3GHz以上、Core i7で4GHz以上」と高い。これはアイドル時(待機時)の低消費電力を考慮した仕様だろう。主なCore i5 / i7では UHD グラフィックス620 を統合(内蔵)している。 |
第8世代Coreプロセッサ(Uシリーズ) ※ノート向け第1弾
- 第8世代 Core i5-8250U
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 3.4GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i5-8350U
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.7GHz / 最大 3.6GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i7-8550U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.8GHz / 最大 4.0GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】 - 第8世代 Core i7-8650U
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、1.9GHz / 最大 4.2GHz) TDP 15W 【UHD グラフィックス620 】
KabyLake (U / HQ / Yシリーズ)
第7世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 14nm+ |
PCトレンド時期 | 2016年末~ (登場:2016年8月~) |
PCレビュー | KabyLake (U / HQ / Yシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 主力は第7世代Coreプロセッサ。プロセスルールはSkylakeと変わらず14nmだが、改良版のため14nm+。 中継ぎのマイクロアーキテクチャであるためSkylake(前世代)のプチ改良である。(チップセットによるが、互換性によりSkylakeのプロセッサ搭載可能)。 比較的動作クロックが高く、内蔵グラフィックでは4Kコンテンツの対応強化が見られる。 TDP 15WのUシリーズ、TDP 4.5WのYシリーズ、ゲームノートなどミドルレンジ以上で採用されるクアッドコアのHQシリーズがある。なお。UシリーズのCore i7が「2コア実装4スレッド」という仕様は難色を示すところ。HQ:45W、H:35W 、:U:15W-28W、 Y:4.5W |
第7世代Core(HQシリーズ)
- 第7世代 Core i5-7300HQ
(4コア / 4T、6MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 3.5GHz) TDP 45W 【HD グラフィックス630 】 - 第7世代 Core i7-7700HQ
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.8GHz / 最大 3.8GHz) TDP 45W 【HD グラフィックス630 】 - 第7世代 Core i7-7820HQ
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.9GHz / 最大 3.9GHz) TDP 45W 【HD グラフィックス630 】
HKシリーズ ※倍率ロックフリー
- 第7世代 Core i7-7820HK
(4コア/8T、8MBキャッシュ、2.9GHz / 最大 3.9GHz) TDP 45W 【HD グラフィックス630 】
第7世代Core(Uシリーズ)
- 第7世代 Core i3-7020U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.3GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i3-7100U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.4GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i3-7130U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.7GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i5-7200U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 3.1GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i5-7300U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 3.5GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i7-7500U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.7GHz / 最大 3.5GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i7-7600U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.8GHz / 最大 3.9GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス620 】 - 第7世代 Core i7-7660U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 4.0GHz) TDP 15W 【Iris Plus グラフィックス640 】
Pentium(Uシリーズ)
- Pentium 4415U
(2コア / 4T、2MBキャッシュ、2.3GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス610 】
Celeron(Uシリーズ)
- Celeron 3865U
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.8GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス610 】
第7世代Core(Yシリーズ)
- 第7世代 Core i5-7Y57
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.2GHz / 最大 3.3GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス615 】 - 第7世代 Core i5-7Y54
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.2GHz / 最大 3.2GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス615 】 - 第7世代 Core i7-7Y75
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.3GHz / 最大 3.6GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス615 】
Skylake
第6世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 14nm |
PCトレンド時期 | 2015年~2016年 (登場:2015年8月~) |
PCレビュー | Skylake(HQ / U / Yシリーズ)採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
プロセスルールでは前世代と変わらず14nm。DDR4及びDDR3L対応のメモリコントローラを内蔵。モバイル向けのCore i5では初となる「4コア4スレッド」のモデルが登場している。YシリーズはCore Mブランドとなる。 |
第6世代Core(HQシリーズ)
- 第6世代 Core i7-6700HQ
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、、2.6GHz / 最大 3.5GHz ) TDP 45W 【HD グラフィックス530 】 - 第6世代 Core i7-6820HQ
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.7GHz / 最大 3.6GHz) TDP 45W 【HD グラフィックス530 】
第6世代Core(Uシリーズ)
- 第6世代 Core i3-6006U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.00GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス 520 】 - 第6世代 Core i3-6100U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.3 GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス 520 】 - 第6世代 Core i5-6200U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.3GHz / 最大 2.8 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス520 】 - 第6世代 Core i5-6300U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.4GHz / 最大 3.0 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス520 】 - 第6世代 Core i7-6500U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 3.1 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス520 】 - 第6世代 Core i7-6600U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 3.4 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス520 】
Pentium(Uシリーズ)
- Pentium 4405U
(2コア / 4T、2MBキャッシュ、2.1GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス510 】
第6世代Core m (Yシリーズ)
- Core m3-6Y30
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、0.9 GHz / 最大 2.2 GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス 515 】 - Core m5-6Y54
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.1 GHz / 最大 2.7 GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス 515 】 - Core m5-6Y57
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.1 GHz / 最大 2.8 GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス 515 】 - Core m7-6Y75
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.2 GHz / 最大 3.1 GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス 515 】
Broadwell
第5世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 14nm |
PCトレンド時期 | 2015年 (登場:2014年9月~) |
PCレビュー | Broadwell 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
プロセスルールでは前世代のHaswell(22nm)から14nmにシュリンク。Haswellと類似しているが、改良によりクロックあたりの命令実行数がやや向上。Broadwell (Uシリーズ)はTDP15W以下でUltraBook 向け、Broadwell-YはTDP10W以下でタブレットPC向けという住み分けがあった。YシリーズはCore Mブランドとなる。互換でHaswell対応 |
第5世代Core(Uシリーズ)
- 第5世代 Core i3-5010U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、2.1GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス 5500 】 - 第5世代 Core i5-5200U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、2.2GHz / 最大2.7 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス 5500 】 - 第5世代 Core i5-5300U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、2.3GHz / 最大2.9 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス 5500 】 - 第5世代 Core i7-5500U
(2コア / 4T、4Mキャッシュ、2.4 GHz / 最大3.0 GHz) TDP 15W 【HD グラフィックス 5500 】
Celeron / Pentium(Uシリーズ)
- Celeron 3205U
(2コア / 2T、2Mキャッシュ、 1.5 GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス 】 - Pentium 3805U
(2コア / 2T、2Mキャッシ、1.9 GHz / ターボ無) TDP 15W 【HD グラフィックス 】
第5世代Core(Core M シリーズ) ※Yシリーズ
- Core M 5Y10
(2コア / 4T、4Mキャッシュ、0.80GHz / 最大 2.0GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス 5300 】 - Core M 5Y71
(2コア / 4T、4Mキャッシュ、1.2GHz / 最大 2.9GHz) TDP 4.5W 【HD グラフィックス 5300 】
Haswell
第4世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 22nm |
PCトレンド時期 | 2013年~2015年 (登場:2013年6月~) |
PCレビュー | Haswell 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
主力は第4世代Coreプロセッサ。プロセスルールでは前世代のIvy Bridgeと変わらず22nmを引き継いでいる。新命令拡張のAVX2のサポート、アーキテクチャの拡張で内部構造の改良、そしてCPUに電圧レギュレーターの一部を内蔵し、効率的な電源管理を可能としている。様々な省電力技術が導入されたのは、インテルが提唱するUltrabookの普及のためかと思われる。実際、この時期のラインナップは、低消費電力版のUシリーズとYシリーズ搭載モデルで大半を占めている。互換でBroadwell 対応可能。 |
第4世代Core(H / HQシリーズ)
- 第4世代 Core i5-4210H
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.9GHz / 最大 3.5 GHz) TDP 47W 【HD グラフィックス 4600 】 - 第4世代 Core i7-4720HQ
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 3.6 GHz ) TDP 47W 【HD グラフィックス 4600 】 - 第4世代 Core i7-4980HQ
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.8 GHz / 最大 4.0GHz) TDP 47W 【Iris Pro グラフィックス 5200 】
第4世代Core(MQ / MXシリーズ)
- 第4世代 Core i7-4710MQ
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 3.5 GHz) TDP 47W 【HD グラフィックス 4600 】 - 第4世代 Core i7-4940MX
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、3.1GHz / 最大 4.0GHz) TDP 57W 【HD グラフィックス4600 】
第4世代Core(Mシリーズ)
- 第4世代 Core i3-4100M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.5GHz / ターボ無) TDP 37W 【HD グラフィックス 4600 】 - 第4世代 Core i5-4200M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.5GHz / 最大 3.1 GHz) TDP 37W 【HD グラフィックス 4600 】 - 第4世代 Core i7-4600M
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.9GHz / 最大 3.6 GHz) TDP 37W 【HD グラフィックス 4600 】
第4世代Core(Uシリーズ)
- 第4世代 Core i3-4005U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、1.7 GHz / ターボ無) TDP 15W 【 HD グラフィックス 4400 】 - 第4世代 Core i3-4010U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、1.7 GHz / ターボ無) TDP 15W 【 HD グラフィックス 4400 】 - 第4世代 Core i3-4030U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、 1.9 GHz / ターボ無) TDP 15W 【 HD グラフィックス 4400 】 - 第4世代 Core i5-4200U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、1.6GHz / 最大 2.60GHz ) TDP 15W 【 HD グラフィックス 4400 】 - 第4世代 Core i5-4210U
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、1.7 GHz / 最大 2.7 GHz) TDP 15W 【 HD グラフィックス 4400 】 - 第4世代 Core i7-4500U
(2コア / 4T、4MB キャッシュ、1.8 GHz / 最大3.0GHz) TDP 15W 【 HDグラフィックス4400 】 - 第4世代 Core i7-4510U
(2コア / 4T、4Mキャッシュ、2.0 GHz / 最大 3.1 GHz) TDP 15W 【 HD グラフィックス 4400 】
Celeron(Uシリーズ)
- Celeron 2955U
(2コア / 2T、2Mキャッシュ、1.4 GHz / ターボ無) TDP 15W 【 HDグラフィックス 】 - Celeron 2957U
(2コア / 2T、2Mキャッシュ、1.4 GHz / ターボ無) TDP 15W 【 HDグラフィックス 】
第4世代Core(Yシリーズ)
- 第4世代 Core i3-4020Y
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、1.5GHz / ターボ無) TDP 11.5W 【 HD グラフィックス 4200 】 - 第4世代 Core i5-4210Y
(2コア / 4T、3Mキャッシュ、1.5GHz / 最大 1.9GHz) TDP 11.5W 【 HD グラフィックス 4200 】 - 第4世代 Core i7-4610Y
(2コア / 4T、4Mキャッシュ、1.7GHz / 最大 2.9GHz) TDP 11.5W 【 HD グラフィックス 4200 】
IvyBridge
第3世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 22nm |
PCトレンド時期 | 2012年~2013年 (登場:2012年5月~) |
PCレビュー | IvyBridge 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
前世代SandyBridgeの改良版であり、22nmへシュリンク。それに伴い、性能向上と低消費電力化を図っている。従来にはなかった3次元構造のTri-Gate(トライゲート)トランジスタを採用しており、低電圧状態でリーク電流が10分の1に抑えられたとのこと。インテルいわく、前世代よりも同じ消費電力で性能を約37%アップさせた。主な内蔵グラフィックは、インテル HD グラフィックス4000。この頃は、インテルのUltrabook準拠が影響したのか、低消費電力版Uシリーズの搭載機が多かった。 |
第3世代Core(QMシリーズ)
- 第3世代 Core i7-3610QM
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.3GHz / 最大3.3GHz) TDP 45W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i7-3612QM
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.1GHz / 最大3.1GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス4000 】
第3世代Core(Mシリーズ)
- 第3世代 Core i5-3210M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.5GHz / 最大3.1GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス4000 】
第3世代Core(Uシリーズ)
- 第3世代 Core i3-3217U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、1.8GHz / ターボ無) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i5-3317U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、1.7GHz / 最大2.6GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i5-3337U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、1.8GHz / 最大2.7GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i5-3427U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、1.8GHz / 最大2.8GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i5-3437U
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、1.9GHz / 最大2.9GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i7-3517U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.9GHz / 最大3.0GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】 - 第3世代 Core i7-3687U
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.1GHz / 最大3.3GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス4000 】
Celeron / Pentium(Uシリーズ)
- Celeron 1007U
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.5GHz / ターボ無) TDP 17W 【HDグラフィックス 】 - Pentium 2117U
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.8GHz / ターボ無) TDP 17W 【HDグラフィックス 】
SandyBridge
第2世代Coreプロセッサ | |
プロセスルール | 32nm |
PCトレンド時期 | 2011年~2012年 (登場:2011年1月~) |
PCレビュー | SandyBridge 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
CPUコアとGPUコアの統合化で、内蔵グラフィックが強化された(インテルHDグラフィックス 3000 / 2000)。さらに動画再生支援にQuick Sync Videoを搭載している。自動クロックアップのターボ・ブースト・テクノロジーがバージョン2.0となり強化された(※非搭載のファミリーもある)。前世代プラットフォームのNehalemマイクロアーキテクチャよりも低消費電力化がされている。Core i3の下にはPentium、Celeron ブランドがある。 ちなみにこの世代から、内蔵グラフィックと単体GPUの自動切り替えをする「NVIDIA Optimusテクノロジー」が登場している。またインテルが提唱するUltrabookというジャンルも生まれた。ウルトラブックの定義は「第2世代Core iシリーズ以降のCPUを搭載、14型以上の場合は21mm以下、14型未満の場合は18mm以下の厚み。バッテリー駆動時間は5時間以上、8時間以上を奨励」などの決まりがある。ウルウルウルトラ~♪で虎さんが踊っているCMが流れていた時代 |
第2世代Core(QMシリーズ)
- 第2世代 Core i7-2630QM
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.0GHz / 最大2.9GHz) TDP 45W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i7-2670QM
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、2.2GHz / 最大3.1GHz) TDP 45W 【HDグラフィックス3000 】
第2世代Core(Mシリーズ)
- 第2世代 Core i3-2310M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.1GHz / ターボ無) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i3-2330M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.2GHz / ターボ無) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i5-2410M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.3GHz / 最大2.9GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i5-2430M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.4GHz / 最大3.0GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i5-2520M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.5GHz / 最大3.2GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i5-2540M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.6GHz / 最大3.3GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i7-2620M
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、2.7GHz / 最大3.4GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス3000 】 - 第2世代 Core i7-2637M
(2コア / 4T、4MBキャッシュ、1.7GHz / 最大2.8GHz) TDP 17W 【HDグラフィックス3000 】
Nehalem (後期は Westmereと呼称 )
初代Coreプロセッサ | |
開発コード名 / プロセスルール |
前期(Clarksfield) 2009年9月登場~ / 45nm 後期(Arrandale) 2010年1月登場~ / 32nm |
PCトレンド時期 | 2010年 |
PCレビュー | Nehalem 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
Core i3 / i5 / i7といったCoreプロセッサの初代となる。従来、チップセットにあった、メモリコントローラとPCI ExpressコントローラをCPUに内蔵したことで、メモリやグラフィックカードにCPUが直接アクセスできるようになった。(ノースブリッジ・チップセットの消滅)。新たに3次キャッシュメモリが内蔵された。また、自動で動作周波数を上げる機能「ターボ・ブースト・テクノロジー」、擬似的にCPUコア数を倍増させる技術「HTテクノロジー」が採用された。※プロセッサにより有無あり モバイル向けでは2010年1月のArrandale(アランデール)以降、グラフィック機能がCPUに内蔵されるという、画期的な変化があった(インテル HD グラフィックスの登場)。単体GPUを搭載しなくても、内蔵グラフィックでブルーレイなど高精細コンテンツが楽しめる。 Nehalemのプロセスルールは45nm で、後に32nmになったものがWestmereと呼ばれるが、プラットフォームはそのまま引き継がれている。※後期は Westmereと呼称 |
開発コード名:Clarksfield(クラークスフィールド) 45nm
- Core i7-720QM
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大2.8GHz) TDP 45W - Core i7-740QM
(4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.73GHz / 最大2.93GHz) TDP 45W
開発コード名:Arrandale(アランデール) 32nm
- Core i3-350M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.26GHz / ターボ無) TDP 35W 【HDグラフィックス 】 - Core i3-330M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.13GHz / ターボ無) TDP 35W 【HDグラフィックス 】 - Core i5-430M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.26GHz / 最大2.53GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス 】 - Core i5-450M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.4GHz / 最大2.66GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス 】 - Core i5-460M
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、2.53GHz / 最大2.8GHz) TDP 35W 【HDグラフィックス 】 - Core i3-330UM
(2コア / 4T、3MBキャッシュ、1.2GHz / ターボ無) TDP 18W 【HDグラフィックス 】
Coreマイクロ アーキテクチャ
Core 2シリーズ | |
開発コード名 / プロセスルール |
前期(Merom) 2006年8月登場~ / 65nm 後期(Penryn) 2008年1月登場~ / 45nm |
PCトレンド時期 | 2008年~2010年 |
PCレビュー | Coreマイクロ アーキテクチャ 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 |
Core 2 Duoが主力。マルチコアの本格化により、高性能と低消費電力を両立。CPUの革命的な技術的転換と言われた。動作周波数の高さは性能指標にならないので、プロセッサー・ナンバーが本格的に導入された。 開発コード名:Meromが2006年8月に登場(第1世代のCore 2 Duoでプロセス・ルール65nm)。最後にPenrynが2008年1月ごろ登場した(第2世代Core 2 Duoで、45nmにシュリンク)。 主力となるPシリーズではTDP17~28Wであり、第1世代よりも低消費電力。 グラフィック機能がチップセットにあった、オンボード・グラフィックの時代である。ブルーレイなど高精細コンテンツには非力で、単体GPUの搭載を推奨していた。最後にGMA 4500MHDで少しマシになったが、目覚ましく性能向上するのは次世代のNehalem世代からである。 |
Core 2 Duo(第1世代) 開発コード名:Merom / 65nm
- Core 2 Duo T7100 (2コア、2MBキャッシュ、1.8GHz) TDP 35W
- Core 2 Duo T7500 (2コア、4MBキャッシュ、2.2GHz) TDP 35W
Core 2 Duo(第2世代) 開発コード名:Penryn / 45nm
- Core 2 Duo T8100 (2コア、3MBキャッシュ、2.1GHz) TDP 35W
- Core 2 Duo T8300 (2コア、3MBキャッシュ、2.4GHz) TDP 35W
- Core 2 Duo P8400 (2コア、3MBキャッシュ、2.26GHz) TDP 25W
- Core 2 Duo P8600 (2コア、3MBキャッシュ、2.4GHz) TDP 25W
- Core 2 Duo P8700 (2コア、3MBキャッシュ、2.53GHz) TDP 25W
Core 2 Extreme ※Penryn
- Core 2 Extreme Q9300 (4コア、12MBキャッシュ、2.53GHz) TDP 45W
超低電圧版(Celeron、Core 2 Solo、Core 2 Duo SUシリーズ) ※Penryn
- Core 2 Duo SU7300 (2コア、3MBキャッシュ、1.3GHz) TDP 10W
- Core 2 Solo SU3500 (1コア、3MBキャッシュ、1.4GHz) TDP 5.5W
- Core 2 Duo SU9400 (2コア、3MBキャッシュ、1.4GHz) TDP 10W
- Core 2 Duo SU9600 (2コア、3MBキャッシュ、1.6GHz) TDP 10W
- Celeron 743 (1コア、1MBキャッシュ、1.3GHz) TDP 10W
Atomプロセッサのアーキテクチャ
Atom、Pentium、Celeron | |
PCトレンド時期 | 2008年以降、刷新され継続中~ |
PCレビュー | Atom系プロセッサ 採用のDELLノート / 2-in-1 |
概要 | 2008年以降に登場したインテルAtomの設計を引き継ぐプロセッサで、当初から「最も低消費電力」のコンセプトで作られている。極めて低発熱、低コストというのが特長的。タブレットPC、2-in-1ノートなど特に小型筐体モデルを初め、現在では最低価格帯の一体型PCや、エントリーデスクトップPCでも採用されている。コストが安い分、同世代のCPUと比べると最下位の処理性能。 第3世代Atom系:Silvermont(2013年9月~)から、ブランドにAtomだけでなく、メインストリームのプラットフォームでも使われるCeleronやPentiumが使われるようになった。そのため当方では、区別できるようにAtom系を入れるようにしている。 「Nシリーズがノート向け、Jシリーズがデスクトップ向け、Atom Zシリーズはタブレット向け」となっているが、パソコン市場ではあまり住み分けがされていない。 |
世代 | マイクロアーキテクチャ | 開発コード名 | プロセス | 登場時期 |
第6世代Atom系 | Goldmont Plus 設計 | Gemini Lake | 14nm | 2017年12月~ |
第5世代Atom系 | Goldmont 設計 | Apollo Lake | 14nm | 2016年9月~ |
第4世代Atom系 | Airmont 設計 | Braswell | 14nm | 2015年3月~ |
第3世代Atom系 | Silvermont 設計 |
|
22nm | 2013年9月~ |
第2世代Atom | Saltwell 設計 | Clover Trail など | 32nm | 2011年9月~ |
初代Atom | Bonnell 設計 |
|
45nm | 2008年3月~ |
第6世代Atom系:Goldmont Plus 設計 (Gemini Lake)
【 プロセス14nm 登場:2017年12月~ 】
- Pentium Silver N5000
(4コア / 4T、4MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.7GHz) TDP 6W 【 UHD グラフィックス 605 】 - Celeron N4000
(2コア / 2T、4MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.6GHz) TDP 6W 【 UHD グラフィックス 600 】
第5世代Atom系:Goldmont 設計 (Apollo Lake)
【 プロセス14nm 登場:2016年9月~ 】
- Pentium J4205
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.5GHz / 最大2.6 GHz) TDP 10W 【 UHD グラフィックス 505 】 - Pentium N4200
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.5 GHz) TDP 6W 【 UHD グラフィックス 505 】 - Celeron J3455
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.5GHz / 最大2.3 GHz) TDP 10W 【 UHD グラフィックス 500 】 - Celeron J3355
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、2.0GHz / 最大2.5 GHz) TDP 10W 【 UHD グラフィックス 500 】 - Celeron N3450
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.2 GHz) TDP 6W 【 UHD グラフィックス 500 】 - Celeron N3350
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.1GHz / 最大2.4 GHz) TDP 6W 【 UHD グラフィックス 500 】
第4世代Atom系:Airmont 設計 (Braswell)
【 プロセス14nm 登場:2015年3月~ 】
- Pentium N3700
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.4 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】 - Pentium N3710
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.56 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】 - Celeron N3150
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.08 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】 - Celeron N3060
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.48 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】 - Celeron N3050
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.16 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】 - Celeron N3000
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.04 GHz / 最大 2.08 GHz) TDP 4W 【HD グラフィックス 】 - Celeron N3010
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.04 GHz / 最大 2.24 GHz) TDP 4W 【HD グラフィックス 】 - Celeron J3160
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.24 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】 - Celeron J3060
(2コア / 2T、2MBキャッシュ、1.6 GHz / 最大 2.48 GHz) TDP 6W 【HD グラフィックス 】
第3世代Atom系:Silvermont 設計
【 プロセス22nm 登場:2013年9月~ 】Moorefield ※タブレット向け 2014年2月~
- Atom Z3580(4コア / 4T、2MBキャッシュ、2.33 GHz)
Bay Trail-D ※デスクトップPC向け 2013年11月~
- Pentium J2900
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、2.41GHz / 最大 2.66 GHz) TDP 10W 【HD グラフィックス 】 - Celeron J1900
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、2 GHz / 最大 2.42 GHz) TDP 10W 【HD グラフィックス 】 - Celeron J1800
(2コア / 2T、、2MBキャッシュ、2.41GHz / 最大 2.58 GHz) TDP 10W 【HD グラフィックス 】
Bay Trail-T ※タブレットPC向け 2013年9月 ~
- Atom Z3770
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.46 GHz / 最大 2.39 GHz) TDP 2 W 【HD グラフィックス 】 - Atom Z3740
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.33 GHz / 最大 1.86 GHz) TDP 2 W 【HD グラフィックス 】 - Atom Z3740D
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、1.33 GHz / 最大 1.83 GHz) TDP 2.2W 【HD グラフィックス 】
Bay Trail-M ※ノートPC向け 2013年9月 ~
- Pentium N3530
(4コア / 4T、2MBキャッシュ、2.16 GHz / 最大 2.58 GHz) TDP 7.5W 【HD グラフィックス 】
第2世代Atom:Saltwell 設計
【 プロセス32nm 登場:2011年9月~ 】Clover Trail ※タブレットPC向け 2012年9月~
- Atom Z2760 (2コア / 4T、1MBキャッシュ、1.8 GHz ) TDP 1.7W
初代Atom:Bonnell 設計
【 プロセス45nm 登場:2008年3月~ 】
Diamondville ※ネットブック向け 2008年3月~
- Atom N270 (1コア / 2T、512KBキャッシュ、1.6 GHz ) TDP 2.5W
- Atom N280 (1コア / 2T、512KBキャッシュ、1.66 GHz ) TDP 2.5W
Menlow ※タブレットPC向け 2008年4月~
- Atom Z530 (1コア / 2T、512KBキャッシュ、1.6 GHz ) TDP 2.2W
AMD仕様のアーキテクチャ
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