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解像度と画素(ドット)

液晶パネルは画素(ドット / Pixel / ピクセル)と呼ばれる小さな点の並びで構成されています。ドット数が多いほど表示できる情報量が多く、「高解像度」というわけです。ただし高解像度と呼ばれるのに基準はありません。解像度が同じでも、画面サイズが違うなら一概に高解像度と言えないからです。

ひとつ言えることは、「より小さい画面に対してより高い解像度」というのが高解像度の条件です。液晶モニタを購入する時は、画面サイズだけでなく「搭載する解像度」もチェックしましょう。

画素(ドット / Pixel / ピクセル)とは

解像度は、「1920×1080」、「1366 × 768」、「1600×900」というように「幅×縦」のドット数で表示されます。厳密にいうと、これは表示できる画素の総数なんですが、一般的には解像度という呼び方で通っています。

搭載する解像度の選び方
液晶モニタをルーペで見ると、1ドットを確認することができます。それぞれ光の3原色であるRGB(RED、GREEN、BLUE)で構成されており、この色の変化で映像を映し出しています。画面の白いところは、実際は白ではなく、RGBの3色で表示されます。RGBの同時発光を遠目で見ると白に見えます。R・G・Bの3つを合わせて1つの画素としている。

画像の解像度に◯dpiというのがあるが、これはdpi (dots per inch) という単位。1インチ(=25.4mm)あたりにどれだけの画素があるのかを表している。これがpixelsならばppiという単位でいずれも同じ意味。

画素ピッチ(ドットピッチ)とは

画素ピッチ液晶モニタの仕様詳細をみると、画素ピッチが記載されています。画素ピッチは「画素と画素の距離」ですが、画素は正方形であるため、画素サイズとして捉えて構いません。画素ピッチでは「0.27mm」「0.294mm」といった表記がされています。もしこの2つが同じサイズの画面だとしたら、0.27mmのほうが高解像度です。つまり、今まで0.294mmのモニタに使い慣れていた人は、0.27mmに変えると違和感を感じるでしょう。モニタのサイズは別として、買い替えで違和感を感じたくなかったら同じ画素ピッチのものを選びましょう。

画素抜け

輝点画素単位の不具合表示を画素抜け(ドット抜け、ドット欠け、画素落ち、画素欠け)といいます。常時点灯している「輝点」や常時非点灯の「黒点」などがあります。画素抜けの原因は製造工程による塵や異物の混入で、最高水準のクリーンルームで製造しても100%防ぐことは無理なため、廉価な製品は2~3個までの画素抜けは良品として出荷されています。高解像度モニタほど画素抜け製品に当たるのは言うまでもありません。

廉価な製品では購入後の確認がヒヤヒヤものですが、高級タイプの液晶モニタ製品では、画素抜け製品は出荷しないとか、無償交換などのサービスが行われています。DELLモニタでは、3年間プレミアムパネル保証 (輝点ゼロ保証)があるのでお勧めです。

画面サイズと解像度の関係

解像度は画面サイズと比例していません。例えば15.6インチモニタでも、解像度が違えば一画面で表示できる領域が異なります。高解像度ほど細かい表示が可能となります。まず、画面サイズと解像度の関係には、ドット・バイ・ドット表示であることが前提です。

ドット・バイ・ドット表示とは

ドット・バイ・ドットとは、1pxの情報を「ディスプレイの1ドットで表示させること」で、拡大縮小をしていない状態のこと。システム上では基本表示と理解してください。

96dpiでプログラムWindowsが用いている解像度というものがあり、96 DPIで設定されています。1インチにつき96ドットあるわけです。コントロールパネルから文字や画像の拡大ができますが、100%というのがドットバイドットの状態であり、「96 DPI のまま」ということです。

「小さいから拡大したい」となったら、125%(120 DPI )、150%(144 DPI )と設定を替えることができます。しかし、OSやアプリ等は96 DPI でプログラムされているため、これは「基本の値を変更する」ということです。つまり、文字のにじみやレイアウト崩れ、尻切れなどの可能性が生じます。なかには拡大すると起動できないアプリも存在します。

Windows 10の時代になると、13.3インチに4K(3840 × 2160)など、とんでもない高解像度が登場しています。4K動画をフル表示するためには必要な解像度ですが、Webなどテキスト用途では極粒すぎてドットバイドット表示(100%)では実用的ではありません。そんなこともあって、拡大してもにじみを軽減するなどの技術が取り込まれており、昔よりは拡大縮小にストレスを感じなくなりました。

ドット・バイ・ドットでない表示
これはWindows7の時代に検証したもの。コントロールパネルのディスプレイ項目で150%に拡大設定すると表示が尻切れになったり、半角文字が太字になるなどの拡大時の弊害が見られます。

いずれにしても、「ドットバイドット表示で使うのが正しい、拡大縮小はダメ」というわけではありません。ただし、Webページやアプリの制作側では ” ドットバイドットでの環境を前提にしている ” ことを理解しましょう。

解像度による、個人的主観について

パソ兄さんはドットバイドット表示で使うことを前提としており、それに見合った画面サイズと解像度を選びます。しかし解像度に対する考え方は人により違い、「個人的主観の押し付けをするな」という意見も聞きます。もちろん、「高解像度がいいのか、低解像度がいいのかはユーザー次第」であることは言うまでもありません。

モニタの解像度が大きくなるにつれ、実際、拡大を常用としているユーザーも居ます。そのため、近年では拡大しても特に支障なく使えるアプリも多いです。文字のにじみに対しては「メイリオ」というアウトラインフォントで解消できる場合があります。そのため、「拡大で支障の出る古いアプリにこだわるな」という意見もあります。 しかし何を言っても、画像は画質を保ったままの拡大ではなく、引き伸ばしであるためボヤけることは回避できません。

当サイトが「年配者には低解像度」というのは、「ドット・バイ・ドット」を基準にした意見です。ドットバイドットで使用しようと、拡大で使用しようとユーザーの自由ですが、上記のことを知らずに「大は小を兼ねる」で安易に高解像度を選ばないことをお勧めします。

パソ兄さんの基準

個人的な基準では、「13.3インチ~15.6インチなら1366×768」、「17.3インチなら1600×900」、21.5インチならフルHD(1920×1080)、がスタンダードと考えています。それ以上は高解像度と理解しています。

15.6インチモニタで、解像度の違い比較

解像度は画面サイズと比例していません。例えば15.6インチモニタでも、解像度が違えば一画面で表示できる領域が異なります。高解像度ほど細かい表示が可能となります。ドットバイドット表示(100%)が前提となっています。

1366×768
解像度(1366×768)(アスペクト比 16:9)

1600×900
解像度(1600×900)(アスペクト比 16:9)

1920×1080
フルHD解像度(1920×1080)(アスペクト比 16:9)

2560×1440
クアッドHD解像度(2560×1440)(アスペクト比 16:9)

以上、(1366×768)(1600×900)(1920×1080)(2560×1440)の4通りの解像度をキャプチャしましたが、どれも画面サイズは同じです。同じサイズの画面で比較した場合、高解像度ほど表示できる領域が広く、その分、文字やアイコンが小さく表示されます。

「高解像度ほどいい」というのではありません。常に文字を大きめで見たい年配者の方は低解像度の方がいいし、あまりスクロール移動したくないユーザーは、細かくても広く表示できる高解像度がいいのです。「例えば1920×1080の表示領域が欲しいが、文字も大きく」と言うなら、その分、画面サイズも大きいのを選びます。

備考:高解像度のほうが画像が繊細とは?

高解像度のほうが「きめ細かい鮮明な画像」といいますが、これはどういうことか?解説用にサンプル画像を作ってみました(強調させた合成写真ですのであしからず)。同じ画面サイズでそれぞれ解像度が違うことを想定しています。

高解像度モニタが繊細な画質とは
同じ食材写真を開いたとします。高解像度モニタのほうが画素が多いので、文字と同様に写真も小さく表示されます。つまり細かい分だけ繊細かつ美麗な表示という訳です。当然の理屈ですよね。

また、グレードの高いグラフィックカードほど「鮮やかで高精細な画質」という表現が未だにありますが、これは今となっては「的はずれ」な表現です。グラフィックの性能がまだ低くて、高解像度の出力が一杯いっぱいだったころの話です。率直に言えば、「高解像度の出力ができるので、高精細表現が可能」という意味です。今はローエンドGPUでも充分に高解像度表示できます

次は、解説その2: 「画面サイズと解像度の組み合わせ比較」へ

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