液晶モニタ購入の際には基本スペックをチェック!

液晶モニタの基本スペックである「輝度、コントラスト比、応答時間、視野角、表示色」を解説します。画面サイズと解像度以外にも注目すべきことがあります。※ちなみに当サイトは、DELLユーザーによるパソコン購入&パソコン知識ガイド。

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液晶モニタの基本スペックを知る

画面サイズ 23インチワイド コントラスト比 1,000:1
(Max5,000,000:1)
パネル・タイプ TN 応答速度 5 ms
縦横比
(アスペクト比)
16:9 視野角
(水平/垂直)
170/160
解像度 1920x1080(HD1080) 表示色 約1,670万色
表面処理 非光沢 輝度(cd/m2) 250 cd/m2

液晶モニタにもチェックすべきスペックがあり、基本的なスペックを上記に表示しました。購入のときは、画面サイズと解像度以外にも注目しましょう。このページでは「輝度、コントラスト比、応答時間、視野角、表示色」を解説します。 表面処理とパネル・タイプについては別ページで後述します。

輝度とは、バックライトの明るさ

輝度のイメージ
液晶パネル自体は発光しません。パネルの背面には「バックライト」と呼ばれる光源があり、液晶パネルはこれに照らされて画面を表示します。
このバックライトの明るさが輝度で、スペックでは最大輝度が表記されます。単位はcd(カンデラ)で、1平方メートルあたりに照射される光量を基準とするのでcd/m2(カンデラ/平方メートル)と表記されます。明るい場所で使うなら、それだけ輝度が高いほうが良いことになります。(デジカメの液晶画面やケータイ電話が、室内ならよく見えるのに直射日光の下なら見えにくいのと同じです。つまり明るいところほど、高い輝度でないとよく見えません。同様に、遠くから離れて見る場合も高い輝度が要求されます。遠く離れたところまで光を届けないとならないからです。 )

一般的な目安としては、250~300cd/m2です。屋外使用では300cd/m2の光が最低限必要とされるようです。テラスなどでパソコンを使うなら400~500cd/m2がベストですが、蛍光灯で明かりをとっている部屋なら250~300cd/m2で充分です。輝度は「明るさ」という項目で調整可能ですが、MAXにすると眩しすぎることがほとんどです。
屋外で使用しない限りは、シビアに考えなくてもよいと思います。

コントラスト比

コントラスト比
コントラスト比というのは白と黒の比率です。いわゆるメリハリになります。
「500:1」表記されていれば、「500の白に対して、1の黒」という意味です。比率が高いほどメリハリがあります。比率が低いと白い部分がグレーっぽくなります。500:1~1000:1が目安でしょう。

ダイナミックコントラス比は擬似

通常のコントラスト比に対して、極端に高いコントラスト比の表示がされている場合があります。それはダイナミックコントラスト比という「擬似コントラスト比」です。
ダイナミックコントラスト比は、液晶モニタそのものが持つコントラスト比ではなく、映し出されている映像の明るさに応じて輝度を変化させる機能です。つまり、擬似的にコントラスト比を上げているわけです。

応答速度

応答速度とは「白⇒黒⇒白(または黒⇒白⇒黒)へ変化するときの速さ」です。これが遅いと、速い動きのシーンでは残像となるわけです。とくに動画を重視しているユーザーは要チェックです。単位はms(ミリセカンド)で表示され、つまりは0.001秒単位です。数が少ないほど高性能で残像が少なくてすみます。

2002年頃は25ms(0.025秒)の製品が多く、やや難有りで、動画用には16msがいいと言われました。今は8~5msが当たり前で充分なレベルになってます。2msという動画に申し分ない製品もあります。アクションゲームやスポーツ観戦がメインのユーザーは、ちょっと気にしてみてください。

G to G(グレイ to グレイ)

一般に応答速度の表記は、黒から白へ切り替わるスピードですが、「G to G」または、「グレイ to グレイ」と表記されている場合があります。実際に応答速度で重要なのは中間色の切り替わりスピードなので、この表記の製品は高性能とみていいです。通常の応答速度表記と比べないように。

オーバードライブ回路

もっと動画を重視するなら、応答速度を高速化するオーバードライブ回路の有無もチェックです。オーバードライブとは、一時的に電圧を変化させ素早く液晶分子を動かす技術です。エンジンレベルで向上している高級タイプです。

視野角


視野角とは、画面を真っ正面から見た角度を「0度」として、上下左右に角度を変えて見たときに何度までなら適切に見えるかということです。「垂直160°水平160°」と言った具合に表記されますが、実はこれ、メーカーの独自の申告であり測定基準はないのです。

「適切の基準」というのは、コントラスト比が「10:1」までキープできる角度ということが多いそうです。なかには「5:1」を基準にしているメーカーもあるのだとか。しかも、この測定は単にコントラスト比だけで、角度による色の変化はノータッチなのです。
パソコンモニタを斜めから見て操作する人はそういないでしょう。ですから、テレビ用に使うときなどに注意したいポイントです。


上下の視野角による見え方の違い。この液晶モニタは色度変移も大きいTN型。視野角ではIPS型が優秀です。

最大表示色(フルカラーと擬似フルカラー)

最大表示色というのは画面上で表示できる色の数です。「フルカラー」というのが1677万色です。そして1620万色だと「疑似フルカラー」になります。(厳密には1619万4277色なので1619万色と表記される場合もあり)。
ちなみに1670万色という擬似フルカラーもあります。液晶モニタの表示色は光の三原色(RGB=赤・緑・青)で構成されており、フルカラーは8ビット、疑似フルカラーは6ビットという階調の違いがあります。エントリータイプは「疑似フルカラー」の場合があります。

本格的な写真補正の作業、本格的にゲームを楽しむなら「フルカラー」を意識したほうがいいでしょう。ただし、正直、「疑似フルカラー」であってもほとんど気になりません。

色再現性をチェック

専門的に写真やCGを扱うなら、色再現性をチェックです。
○%のNTSC色域」とあれば、テレビ放送で用いられる色の範囲「NTSC」を基準に何パーセントの色域かということです。数年前は70%程度だったのが、すでに92%以上や100%を超えるようになりました。色再現性○%という表記の場合もあります。
「Adobe~」「sRGB」といった表記は、色空間を定義された規格にサポートしているということ。 厳密な色表現が求められるなら必須事項です。

次世代はHigh Color

Windows 7からHigh Colorのサポートがされました。従来ではRGBカラー各8Bitの1677万色でフルカラーと呼ばれています。次世代のHigh Colorでは各色最大16Bitで、281兆色もの発色が可能です。そして画像編集ソフトのAdobe Photoshop CS 4ではすでに16Bitに対応しています。

ただし、2011年時点では16Bit対応モニタは無く、10bit対応モニタが最大です。それでも10bitなら10億7374万色!!8bitよりも64倍の発色となります。一般娯楽ユーザーは8Bitの1677万色フルカラーで充分ですが、医療用や印刷業のプロ分野では8bitを超えるカラーが期待されています。DVI接続は8bitまでの対応なので、それを超えるカラーではDisplayPort接続が必須となります。

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