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熱海観光~アカオ ハーブ&ローズガーデン

2011年10月15日、熱海旅行へ行って来ました。熱海へ宿泊旅行するのはかれこれ4度目になります。観光地としては衰退気味な熱海ですが、温泉がメインになるので気にはしません。以前熱海観光で行った初島は見所がなく、島一周して帰っただけでした。今回は行く気さらさら無しです。観光としてはアカオ ハーブ&ローズガーデンで長居しました。

徳川家康が7日間も逗留した熱海(阿多美)

熱海の地名はもともと「阿多美」でしたが、海から熱い湯が湧き出ていたことから「熱海」とされたそうです。古くからの湯治の地ですが箱根ほど混雑していない所がいい。

JR熱海駅
JR熱海駅ロータリー内には足湯が設置されており、100%本物の温泉です。この人工間歇泉は4 分ごと約 1 分吹き上げる仕組みになっています。ベンチを備えた東屋があるので、雨の日も足湯が楽しめます。

人工間歇泉の案内板には「熱海温泉大間歇泉足湯 家康の湯」とあります。この湯は、慶長9年(1604)3月、徳川家康が7日間熱海に逗留した史実の400周年記念事業として整備されました。熱海は時の要人・文化人などに愛されてきましたが、その源流は徳川家にあります。4代将軍家綱は寛文2年(1662)に、熱海の大湯を御汲湯(おくみゆ)として江戸城に運ばせたそうです。

御汲湯(おくみゆ)と呼ばれた、言わば「温泉宅急便」は8代将軍吉宗の時が最も盛んで、享保11年から19年までに3643樽が運ばれた記録が残っています。江戸城までは15時間かかるそうで、江戸城に入る頃には丁度よい湯加減になっているそうです。吉宗さんは節約・倹約で知られる将軍なんですけどね。温泉宅急便は贅沢ではないでしょうか?

平和通り名店街

平和通り名店街
熱海駅前にある平和通り名店街では、ほとんどが年配者で賑わっています。落ち目気味の熱海ではありますが、この通りはそこそこ繁盛のようです。都心に近いことが強みでしょうが、もっと近い箱根に温泉客を多く持っていかれている感じです。熱海では、春夏秋冬の4回に渡り、熱海海上花火大会を開催しています。2006年、熱海市長は財政危機宣言を発しているだけあって、観光客誘致に必死です。

熱海銀座商店街

熱海銀座商店街
駅から歩いて5分ほど先の「熱海銀座商店街」では、休日でもシャッター街と化しています。この熱海銀座商店街に釜鶴という干物屋さんがあるのですが、そこが経営する海幸楽膳 釜つるでは繁盛していました。釜鶴で買った干物も定食にしてくれます。釜つるの店舗はフェンスのついた外装なんですが、店舗改装中なのかと思ってしまいました。

熱海シーサイド スパ&リゾート

熱海シーサイド スパ&リゾート
宿泊したホテルは、熱海シーサイド スパ&リゾートです。 温泉では「つぼ風呂、露天風呂 、御影石風呂 、サウナ 」があり、長時間浸かっていられる湯加減でした。つぼ風呂のひとつに+2℃というものがありますので、熱めが好きな江戸っ子も大丈夫です。硫黄臭など独特な匂いはなく、好き嫌いがなさそうな湯でした。舐めてみたら少々ショッパい。

隣国の箱根温泉では、日帰り温泉を含めてそこそこの件数を回っておりますが、結構、水面上の垢が目立つんですよね。白く細かく浮かぶ物体が。 しかし、熱海シーサイド スパ&リゾートはほとんど見られず、好印象でした。特に温泉第一優先ですので。食堂のBGMはハワイ風、浴衣の柄はハイビスカスなので、ハワイアンリゾートのコンセプトなのでしょう。ところが、「熱海シーサイド スパ&リゾート」向いの熱海サンビーチは、ガウディ調でありスペインのグエル公園を意識していますね。

熱海市が海外と姉妹都市提携しているのは、サンレモ市(イタリア共和国)、カスカイス市(ポルトガル共和国) 、珠海市(中華人民共和国)であり、リスペクトしているハワイやスペインと提携していないのが不思議です。

全室オーシャンビューの熱海シーサイド スパ&リゾート
熱海シーサイド スパ&リゾートは全室オーシャンビューが売り。サンセットや海、初島が眺められる客室です。宿泊したのは807号室ですが、その風景を写真で紹介します。 ベランダに出ると、建物がなんとなくガウディのカサ・ミラみたい。向かいの熱海サンビーチ(グエル公園風)に合わせたんでしょうかね。

DELL Inspiron 13z(N301z)を持参
今回の熱海旅行にはDELL Inspiron 13z(N301z)を持参。 どこかに行く予定がなかったので地図をみて決めることにしました。インストールしてあるマップル(デジタルマップ)を、外部出力にて液晶テレビに出力。嫁様の要望で「アカオ ハーブ&ローズガーデン」へ行くことになりました。 このように旅行先にモバイルパソコンを持っていけば、事前に下調べする時間がなくても現地でプランを練ったりできます。また、映画鑑賞も可能ですね。ACアダプタ以外に、HDMIケーブルと電源タップは携帯必須です。USB端子で携帯電話も充電しました。

熱海サンビーチを歩く

ヤシ並木が続き、熱海のメインともいうべき、熱海サンビーチを歩きました。南欧コートダジュールをイメージした「スカイデッキ」、北イタリアのサンレモ市リビィエラ海岸をイメージした「レインボーデッキ」 、南イタリアのナポリ港をイメージした「 渚デッキ 」 などで構成されています。

石井幹子による照明デザインの熱海サンビーチ
夏には海水浴場として人気があります。夜になると、砂浜がライトアップされ、幻想的な ムーンライトビーチになります。砂浜をライトアップしたのは国内で初めてだそうです。「東京タワー」や「姫路城」などのライトアップを手掛けた石井幹子による照明デザインです。

熱海の地形がナポリに似ていることから「東洋のナポリ」、または東洋のモナコと呼ばれますが、建築物がスペインのガウディ調だったり、宿泊のホテルはハワイアンリゾートだったりと定まっていない。テーマパークみたいな商法は失敗すると懸念しています。江戸時代には知られている温泉地なんだから歴史があるわけだし、伝統的なイメージを貫けばいいと思うんですけどね。箱根や那須温泉なんかは古風な感じが受けているのだと思う。

熱海観光名所のモニュメント

熱海観光名所のモニュメントが数点、サンビーチの街道沿いに並んでいます。この石版モニュメントの向かいに照明器具が設置されており、光の反射で石版モニュメントが蛍光カラーに発色しています。

伊豆山神社のモニュメント
ここにあるモニュメントの題材は、「伊豆山神社、大湯間けつ泉、澤田政廣記念館、中山晋平記念館」で、いずれも熱海に縁のある人物や自然と関係があります。

伊豆山神社は平安時代末期、源頼朝と北条政子の逢引きの地。縁結びや恋愛成就を目的とする参拝客に人気があるそうですが、政子が頼朝暗殺の首謀者という説も・・。澤田政廣は熱海が生んだ芸術家だそうです。中山晋平は作曲家で、晩年を送った住居がそのままの形で保存されているそうです。大湯間けつ泉ではお湯が音とともに噴出し、周囲を湯気とイオウの臭いを立ち込めるそうですが、現在は人工間けつ泉になっています。関東大震災で噴出が不規則になったから復旧工事されたのだとか。

金色夜叉のモニュメント
貫一とお宮。尾崎紅葉の小説、金色夜叉より。蹴っ飛ばす舞台が熱海サンビーチなんですね。ちなみに貫一のモデルは尾崎紅葉の友人で、紅葉がその友人の代わりに蹴っ飛ばしたのが元ネタらしい。

昭和34年に築城された熱海城

熱海サンビーチから1.5km程歩き、錦ヶ浦山頂にある熱海城近くまで来ました。熱海城は戦国時代の・・・、じゃなくて昭和34年に築城です。歴史的なものではなくて、ただの観光施設です。映画でゴジラとキングコングに破壊されるシーンがあり一躍有名になりました。

戦国ではないよ熱海城
観光地といえば城下町など、歴史に関わる要素が強いのですが、熱海にはないのでそれがコンプレックスだったのでしょうかね。内部の施設は展望台、日本城郭資料館、武家文化資料館、浮世絵美術館などです。

熱海城近辺の展望台にはレストランの天井およびテラスがあります。 熱海サンビーチよりも人通りが少ないので、ゆったり絶景を楽しめるスポットです。

アカオ ハーブ&ローズガーデン

アカオ ハーブ&ローズガーデンは、5000本のバラや宿根草が織り成す庭園で、20万坪の広さ。相模湾を見渡せる大自然の地で、12つのテーマで構成されています。アカオ ハーブ&ローズガーデンの建物の1Fは草木販売所、2Fはハーブハウス、3Fのイタリアンレストラン ミッレフィオーレです。ここまでは無料で入園できるエリアです。

アカオ ハーブ&ローズガーデン体験
すぐ側にはバス停もありますが、お昼から夕方にかけては1時間に1本。1時間待つくらいなら歩いたほうが早いですが、幹線道路沿いで歩きにくいところもあるので、お年寄りは歩かないほうがいいでしょう。

2Fのハーブハウスとミッレフィオーレ
階段を登ると、2Fのハーブハウス。ティーカップやポプリ、バスグッズなどのハーブグッズを集めた専門店。喫茶コーナーではラベンダーソフトクリームを販売。

ハーブハウスからさらに上段へ登ると、3Fのイタリアンレストラン ミッレフィオーレ。 南イタリアの古民家がモチーフの店内で、相模湾が見える景観です。ウニを使ったパスタやハーブ・野菜メインのメニューです。2500円のランチコースを奮発してオーダーしましたが、ボリュームが少なすぎてがっかり。少食の嫁様ですら物足りない量です。炭水化物がないので、パンの2つくらいあればまだマシだったでしょう。単品追加で高額なランチとなってしまいました。味に文句はないですが、値段に見合った満足度はありません。1500円くらいにしてほしいメニューです。なお、ペットと食事ができるテラスもあります。

ハーブ&ローズガーデン テーマガーデン園内

レストラン向かいには、テーマガーデンの入園券販売所があり、園内バスの停留場となっています。テーマガーデンの入園券を購入しバス車内にて発車を待ちます。テーマガーデンへはバスに乗らなくても、行き来に苦労はありません。しかし周回するコースではなく、行って戻る形になるので、スタート地点の奥地まで運んでもらいます

ハーブ&ローズガーデンのバス
乗車時間は3分もなかったかな。

ローズガーデンでは12のテーマ
アカオ ハーブ&ローズガーデンでは12のテーマから成っています。ただ番号では14まであります。1番の曽我浅間神社・野草園からスタートにり、2番目の日本庭園と続きます。

天翔
日本庭園「天翔」。ブリティッシュガーデンのつもりが、しょっぱなから純和風ですね。奥に展望台。

熱海のローズガーデン
オールドローズガーデン、イングリッシュローズガーデン、シークレットガーデン、プロポーズガーデンなどなど。

オールドローズガーデンという名の庭の中でツルバラに覆われた白い建物があります。ここではバラをテーマにした商品販売と喫茶になっています。ハウスに入ったとたん、バラ臭・・・、マダムのティータイムを目にしました。う~む、苦手な雰囲気です。

アカオホテルのウエディング
ウエディングガーデン。アカオホテルのウエディングは、ここでやるんですかね?

熱海のハーブガーデン
最後のテーマはハーブガーデンで、規模も大きい。

ハーブ工房で安眠香り袋作り

アカオ ハーブ&ローズガーデンの最後にはハーブ工房があります。「じゃあ、今回はスルーということで・・・、」とその場をやり過ごそうとしたのですが、嫁様がハーブ・ピローを作りたいというので、渋々付き合うことになりました。

熱海のハーブ工房
ハーブ工房は道路の架橋下にある。

熱海アカオのハーブ工房
ネイチャークラフトが展示されていた。子供の頃は家が貧乏だったので「廃材を使ってよく工作したものだな」と思い返しました。今のこどもにとっては、ビデオゲームか一刻ブームのアニメキャラクターグッズが遊び道具なんでしょうね。おもちゃメーカーによる商業ビジネス・消費社会ですな。

実はハーブ工房は2度目。以前訪問したときに「ハーブせっけん作り」で失望したところだ。せっけんを作るといっても、粘土状の石けんを型にハメてドライハーブをまぶすだけだったからだ。今回は「安眠香り袋作り」というやつを体験しますが、2011年10月時点の料金は840円。

ハーブ工房
興味深い兄弟に遭遇。 「小学3年生にもできる工作ってありますか?」と、兄ちゃん。 「教えてあげるから、何でもできるよ」と、スタッフのおっちゃん。 「3歳にもできるのってありますか?」と弟。 「う~ん、おかあさんと相談だな」と、おっちゃん。 その後、おっちゃんに代わって、おねえさんが子供たちにレクチャー。

ドライハーブは食用にできない
こちらは安眠香り袋の作成です。使うハーブとしてシナモンなどのスパイスが供給されましたので、好みの量を配合して混ぜます。作成中に色々と質問しました。

配給されたドライハーブは食用にできないみたい。使用しているドライハーブは、アカオ ハーブ&ローズガーデンで作られたものではないらしい。湿度の高い日本ではドライハーブを作るのに適さず、そもそも輸入してきたほうが安上がりとのことです。ハーブハウスで売られているドライハーブも、南アフリカやスリランカ産でした。

安眠用香り袋のレシピと効用

香り袋につめて完成。残ったハーブはビニール袋に詰めて入れ替えようにとって置き、あと2回は詰替られます。聞くと、香り袋の効能期間は1ヶ月半で、揉めば少し香りが戻ってくるそうです。 以上、「DELLノート持って熱海旅行編」おわり。

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