15.6インチワイド光沢液晶を搭載。マルチメディアやエンタテインメントに最適な人気定番ノート。
DELL Studio 15のグラフィック性能について
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旧作DELLレビュー
Studio 15はエントリーノートと違って、単体のグラフィック(GPU)を搭載することができます。そのグラフィックにATI Mobility RADEON HD 4570を採用していますが、ノートパソコンとしては高い性能が期待でき、よほど高度なゲームでなければ快適にプレイできます。DELLサイトでは従来の2倍以上のグラフィック性能と解説していますが、おそらく一代前のStudio 15が搭載していた「ATI Mobility RADEON HD 3450」の2倍以上ということでしょう。
「RADEON HD 4XXX」シリーズとは
2つの同時再生支援機能を持つATI Mobility RADEON HD 4570などの「RADEON HD 4XXXX」シリーズの特長を解説します。
RADEON HDシリーズには動画再生支援機能が搭載され、HDコンテンツの再生時にCPUの負担を軽減します。Radeon HD 4XXXXシリーズはUVD2という最新バージョンで、2画面同時再生コンテンツに対応しており、同時再生支援数を2つ持ちます。
一代前のStudio 15が搭載していた「ATI Mobility RADEON HD 3450」でも、2画面対応ではないものの動画再生支援機能はありました。しかし、「RADEON HD 4XXXX」シリーズが大きく上回る特長は、GPGPU技術です。
GPGPU(General Purpose GPU)技術とは、グラフィックの頭脳であるGPUに、CPUが行う一般的な計算も行わせる技術。 とはいっても計算にはいろいろな種類があり、CPUが担う一部の計算となります。この場合、とくにGPUが得意とするのが物理シミュレーションや人工頭脳のような計算です。ATIのRADEONでは「ATI Stream」いうのがGPGPU技術に当たります。
オンボードグラフィック、GMA 4500MHDとは
カスタマイズで単体グラフィックを搭載しなければ、オンボードグラフィックのGMA 4500MHDがグラフィック機能として使われます。
GMA 4500MHDは地デジやブルーレイディスクのようなHDコンテンツ(高精細コンテンツ)を再生できる性能があり、エントリーノートのInspiron 15も採用しています。
しかし、せっかくのStudio 15がInspiron 15と同等のグラフィック性能になるのは、悲しいことなので単体のグラフィックの搭載をお勧めします。
単体グラフィック(グラフィックチップ/GPU)とは 3Dゲームや高度な動画編集をするには、グラフィック処理の頭脳といわれるグラフィックチップ(GPU)が必須です。高価で高性能なパソコンは必ずGPUを搭載しています。GPUには、ATI社のRADEONや、NVIDIA社のGeForceがあり、このようなGPUを搭載することを「単体のグラフィックを搭載する」といいます。 GPUを搭載すると、必ずビデオメモリも搭載されます。ビデオメモリはグラフィック処理に必要なデータを蓄える役割りをします。 オンボード・グラフィックとは 一方、コストダウンを図るためにGPUを省く場合があります。しかし、GPUがなくなってもグラフィック処理するパーツは必要です。 その役を担うのが「チップセット内蔵のオンボード・グラフィック」です。チップセットが基本的なシステムの管理をしながらも、グラフィックの処理も請け負うので統合型グラフィックと呼ばれます。 オンボード・グラフィックの場合、やはりシステムに負担がかかるということと、ビデオメモリのかわりにメインメモリが使われてしまうため、GPUを搭載したほうが高性能であることはいうまでもありません。しかし、オンボードグラフィックの性能もよくなっており、昔ののGPUより高性能という例はあります。 |
オンボード・グラフィック時のStudio 15のスコア
今回チェックしたStudio 15はお勧めしていないオンボードグラフィック仕様でしたので、そのスコア紹介します。構成は以下の通り。
今回のStudio 15の構成 | |
OS | Windows Vista Home Premium SP1正規版 |
CPU | インテル Core 2 Duo プロセッサー P8600 |
メモリ | 2GB(1GBx2) DDR2 |
HDD | 160GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 15.6インチワイド光沢液晶 (WLED) (1366x768) |
グラフィック | オンボード・グラフィック(GMA 4500MHD) |
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア | |
プロセッサ | 5.3 |
メモリ | 5.9 |
グラフィックス | 4.1 |
ゲーム用 グラフィックス |
3.8 |
プライマリ ハードディスク: |
5.4 |
ゲーム用 グラフィックスが4.0を超えられない残念な結果に。
以前、Studio 15の下位モデルであるInspiron 15のレビューをしているので、その時のスコアと比較してみましょう。
Inspiron 15の構成 | |
OS | Windows Vista Home Premium SP1正規版 |
CPU | インテル Core 2 Duo プロセッサー P8600 |
メモリ | 2GB(1GBx2) DDR2 |
HDD | 320GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 15.6インチワイド光沢液晶 (1366x768) |
グラフィック | オンボード・グラフィック(GMA 4500MHD) |
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア | |
プロセッサ | 5.3 |
メモリ | 5.9 |
グラフィックス | 4.1 |
ゲーム用 グラフィックス |
3.8 |
プライマリ ハードディスク: |
5.4 |
主要構成が同じであるため、スコアがまったく同じです。
Studio15はHDMI端子やeSATa端子、WLEDバックライト搭載するなど、Inspiron 15よりも進んだところはありますが、オンボードグラフィック仕様では処理能力がInspiron 15と同じです。ですから、単体グラフィック(ATI Mobility RADEON HD 4570)の搭載を強くお勧めします。グラフィックのスコアが飛躍的にアップしますよ。
なお、Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコアがいまいち分からないという方は以下をご参考に。
「Windowsエクスペリエンス・インデックス」とは 「Windowsエクスペリエンス・インデックス」とは、Windows Vistaに搭載されているソフトです。使用しているパソコンが、Windows Vistaやアプリケーションにどれくらい適応しているか数値化されます。つまりパソコンのパフォーマンスを簡単に知ることが出来ます。 Windows Vista Home Premiumでは、以下のような操作画面(Windows Aero )のためある程度のグラフィック性能が要求されます。ですから、使いたいソフトウェアにかかる負担の前に、これらの機能を快適にこなす処理能力が求められます。
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高いカスタマイズができるエンタテインメントPC、Studio 15 | |
Studio 15 販売終了15.6インチワイド光沢液晶を搭載。Core 2 Duoプロセッサー搭載可能。マルチメディアやエンタテインメントに最適なノート。ビジネス用からエンタメまで幅広く活用できます。グラフィック・コントローラーでは、高度なカスタマイズが可能。光学ドライブはスロットイン式。カラーバリエーションが豊富で、8色から選べます。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より