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DELLの低価格ノート、Inspiron 1545をレビュー

15インチクラスのコストパフォーマンス型ノートパソコンは通年人気がありますが、低価格で人気のあったInspiron 1525の後継機としてInspiron 1545が登場しました。
まず、値段の安さからInspiron 1545を購入リストにあげている方もいるのではないでしょうか？今回は、そのInspiron 1545をじっくりレビューしていきます。
なお、内容はこのレビュー機について記載するので、購入の際、カスタマイズ内容やパッケージ情報はDELLサイトにて確認してください。

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HDコンテンツ再生もできる高性能オンボード・グラフィック！

Inspiron 1545はオンボード・グラフィックにより低価格を実現するノートです。
それに関しては、前機種ともいうべきInspiron 1525と何ら変わっていません。
しかし、Inspiron 1545の一番の一押しポイントは強化されたオンボード・グラフィックです。
Inspiron15のチップセットはインテル「GM45 Express」が採用されていますが、
このGM45 Expressには、チップセット内蔵オンボード・グラフィック「GMA 4500MHD」があります。GMA 4500MHDは、インテル・チップ初の動画支援機能を持ち、HDコンテンツ再生に高度な性能を発揮します。
つまり、具体的な実用性で解説すると、低価格ノートであってもブルーレイディスクや地デジ放送などのHDコンテンツ（高精細映像のコンテンツ）が再生できるグラフィック性能を備えたのです。以前の低価格ノートのように「Vistaの操作で手一杯、インターネットやビジネスソフト、DVDや音楽鑑賞ぐらい」といったレベルではないのです。
※オンボードグラフィックとは
上記の解説にあった「オンボードグラフィック」とは、チップセットに内蔵された統合型のグラフィック機能のことです。別途、単体のグラフィックチップ（GPU）を必要としないため、パソコンメーカーは低コストで生産できます。そのため低価格ノートのほとんどが、オンボードグラフィック仕様です。
一方、単体のグラフィックチップ（GPU）を搭載するとコストは高くなりますが、オンボードグラフィックよりさらに高負荷グラフィック処理が可能です。またグラフィック専門に使われるビデオメモリも搭載されるため、システムのパフォーマンスがよくなります。
ゲームPCを目的とするなら事実上、必須なパーツです。
※なお、Inspiron 1545はオンボードグラフィック仕様モデルです。

オンボード・グラフィック「GMA 4500MHD」について
Inspiron 1545のオンボードグラフィック「GMA 4500MHD」を試したところ、3D処理能力は思ったほど上がっていなく、2D処理能力に集中した印象があります。2D処理はVistaのビジュアル処理や映像コンテンツになりますから、3Dゲーム以外なら大概のエンターテインメント使用に使えそうです。
動画編集にも使えそうですが、頻繁に作業をするなら上位ブランドのStudioシリーズのほうがストレスなく使えるでしょう。

15.6インチワイドノート、Inspiron 1545の概要

Inspiron 1545はCore 2 Duoプロセッサーが搭載可能となっており、今回紹介しているInspiron 1545にもCore 2 Duo P8600を搭載しています。
まず、デュアルコアのCore 2 Duoについてですが、Core 2 Duoは2006年に登場してから随分経つので「目新しくない」と思うかもしれません。「デュアルコアとは2つの頭脳で〜」という解説を聞き飽きた人もいるでしょう。
しかし、同じCore 2 Duoでも、最新45nmという設計上の微細化によるスペックアップやCore 2 Duo 「Pシリーズ」のように従来の「Tシリーズ」よりも省エネなタイプが登場しています。ですから、初期のCore 2 Duoとは違うことを理解しておきましょう。

さてInspiron 1545は、15.6インチワイド液晶を搭載。そして液晶テレビと同じアスペクト比（横と縦の比率）で、16：9となっています。そのため、テレビ向けコンテンツ再生では上下に黒い帯が入ることなく、画面いっぱいに表示できます。解像度は1366×768で、15インチクラスの標準的な解像度。初めてInspiron 1545を見ると横長の印象を受けると思います。

Inspiron 1545のコストダウンを感じるところ

Inspironは下位ブランドでコストパフォーマンスが第一の売りですから、上位ブランドのStudio、Studio XPSシリーズよりもコストダウンされている箇所がいくつかあります。
Inspiron 1545の場合は、まず装備している端子が少ないことが懸念材料になります。そしてパソコンの状態を示すステータスライトがほとんど省かれています。
また、カスタマイズにも幅があり、Studio、Studio XPSシリーズのように単体のグラフィックが搭載できません。つまり、オンボードグラフィックのみとなります。ですから性能的にゲームPC仕様にはできません。
見た目に関しては、Studio XPSシリーズのような高級感はないものの、決して安っぽい印象はありません。実際に購入したら、「ああ、何かチープな感じだな。」という後悔はしないと思います。
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欲しい時がDELLパソコンの購入タイミング！

※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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