Coreマイクロアーキテクチャ

2006年から登場したインテルCPUの基本設計。Core 2 Duo、Core 2 Quadシリーズが主流で、プロセスルールは「65nmか45nm」。FSBは「800 MHz、1066 MHz、1333 MHz」。2次キャッシュメモリが共有。2010年ごろを境に主流は次世代のNehalemマイクロアーキテクチャへ完全移行。

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Coreマイクロアーキテクチャ・LGA 775版
Core 2 Quadシリーズ(2007年~2009年頃)

Core 2 Quad解説
前ページより続いて「Coreマイクロアーキテクチャ」の解説です。前ページではデュアルコアのCore 2 Duoを中心に解説しましたが、ここではクアッドコアのCore 2 Quadについて解説します。

Coreマイクロアーキテクチャは2006年から登場したインテルCPUの基本設計です。翌年2007年1月にはCore 2 Duoの上位版としてクアッドコアのCore 2 Quadが登場しました。同年、Core 2 Quadが著しい値下がりとなり、クアッドコアブームを巻き起こしました。

ただし4コアのクアッドコアといっても、デュアルコアを2つ内蔵しただけなので「真のクアッドコア」ではありません。4コアが統合された真のクアッドコアは、2008年のNehalemマイクロアーキテクチャ・Core i7シリーズから登場します。

一応、Coreマイクロアーキテクチャの基本構造をおさらいしておきましょう。これはCore 2 Duoの時と同じです。基本的に、Core 2 DuoとCore 2 Quadのプラットフォームは同じです。

Coreマイクロアーキテクチャ仕様の基本構造

Coreマイクロアーキテクチャ構造図
CPUソケットはLGA 775。CPUが各パーツとアクセスするためにはチップセットを経由します。チップセットは2つあり、ノースブリッジサウスブリッジです。CPUとチップセット(ノースブリッジ)はFSBによって接続されています。メモリ規格はDDR2が主体でしたが、一部のチップセットはDDR3にも対応していました。ただ、このころはDDR3が高価だったのでDDR3の搭載は稀でした。メモリはデュアルチャンネルに対応。

高速転送パーツとCPUを結ぶチップセット、ノースブリッジ

ノースブリッジは「比較的高速転送するパーツ」とCPUを結ぶ中枢機能。つまり、グラフィックカード(GPU)やメモリをCPUへと橋渡ししています。また、ノースブリッジによっては内蔵グラフィック(オンボードグラフィック)を持つものがあり、ライトな使用であればグラフィックカードを必要としません。ノースブリッジの種類は多数ありますが、搭載できるパーツが大きく左右される存在でした。

低速パーツとCPUを結ぶチップセット、サウスブリッジ

サウスブリッジは比較的低速なパーツとの中継になります。キーボードやマウスなどのI/Oコントローラ、USB端子などの外部インターフェース、HDD・SSDなどです。
HDD・SSDをつなぐ規格ではSATA2.5(3Gbps)に対応。後に登場するSATA3.0(6Gbps)には未対応。


Coreマイクロアーキテクチャの課題点

Coreマイクロアーキテクチャの課題点は、グラフィックカードやメモリが直接CPUにアクセス出来ないことです。毎回、ノースブリッジを中継するためタイムロスが発生します。

Coreマイクロアーキテクチャ/後期のチップセット(ノースブリッジ)
チップセット
(ノースブリッジ)
対応CPU
※Core 2 Duo / Quad
以外
オンボード
グラフィック
対応メモリ 対応FSB
X48 Core 2 XE、Pentium
Celeron (800MHz FSB以上)
- PC3-12800
PC2-6400
1600MHz
P45 Celeron (800MHz FSB以上) - PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
P43 Celeron (800MHz FSB以上) - PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
G45 Celeron (800MHz FSB以上) GMA X4500HD PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
G43 Celeron (800MHz FSB以上) GMA X4500 PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
G41 Celeron (800MHz FSB以上) GMA X4500 PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
X38 Core 2 XE、Pentium
Celeron (800MHz FSB以上)
- PC3-10600
PC2-6400
1333MHz
P35 Core 2 XE、Pentium
Celeron (800MHz FSB以上)
- PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
P31 - - PC2-6400 1333MHz
G35 - GMA X3500 PC2-6400 1333MHz
G33 Pentium
Celeron (800MHz FSB以上)
GMA 3500 PC3-8500
PC2-6400
1333MHz
G31 - GMA 3500 PC2-6400 1333MHz

G31~G35、G41~G45ではオンボードグラフィックを内蔵。(頭にGが付くので分かりやすい)。G45のGMA X4500HDで、ようやくブルーレイや地デジなどのフルHDコンテンツがオンボードグラフィックで対応できるレベルになりました。Coreマイクロアーキテクチャでは4シリーズのチップセットが最後となりました。

Coreマイクロアーキテクチャの、クアッドコア

Core 2 Quadシリーズ
Coreマイクロアーキテクチャのクアッドコアでは、2コア×2を実装。このころはクアッドコアといっても4コアのネイティブではなく、デュアルコアを2つパッケージ化(真のクアッドコアではない)。2次キャッシュメモリが共有して使われます。デュアルコアが2つあるため、2次キャッシュメモリも2つあります。主なブランドは「Core 2 Quadシリーズ」。

同じCoreマイクロアーキテクチャの技術でも、後期では改良が加えられリニューアルされています。プロセスルールは「65nm45nm」。FSBは「1066 MHz、1333 MHz」。

同技術間での区分けは開発コード名で把握すると理解しやすいです。黎明期はKentsfield (ケンツフィールド)。後半はYorkfield (ヨークフィールド)です。

1世代:Core 2 Quad (2007年1月~)

Kentsfield (ケンツフィールド)

プロセッサーナンバー コア数 動作周波数 2次キャッシュ FSB
Core 2 Quad Q6700 2コア × 2 2.66 GHz 4 MB × 2 1066 MHz
Core 2 Quad Q6600 2コア × 2 2.40 GHz

2007年1月に登場したCore 2 Duoの上位にあたるCore 2 Quad。開発コード名:Kentsfield (ケンツフィールド)で、プロセスルールは65nm設計。特にCore 2 Quad Q6600は2007年末に大幅値下げされた経緯があり、一般ユーザーがクアッドコアを普通に導入するようになった「クアッドコア・ブーム」の火付け役でした。

2世代:Core 2 Quad (2008年~)

Yorkfield (ヨークフィールド)

プロセッサーナンバー コア数 動作周波数 2次キャッシュ FSB
Core 2 Quad Q9650 2コア × 2 3.00 GHz 6 MB × 2 1333 MHz
Core 2 Quad Q9550
Core 2 Quad Q9550s
2コア × 2 2.83 GHz
Core 2 Quad Q9450 2コア × 2 2.66 GHz
Core 2 Quad Q9505 2コア × 2 2.83 GHz 3 MB × 2 1333 MHz
Core 2 Quad Q9400
Core 2 Quad Q9400s
2コア × 2 2.66 GHz
Core 2 Quad Q9300 2コア × 2 2.50 GHz
Core 2 Quad Q8400
Core 2 Quad Q8400s
2コア × 2 2.66 GHz 2 MB × 2 1333 MHz
Core 2 Quad Q8300 2コア × 2 2.50 GHz
Core 2 Quad Q8200
Core 2 Quad Q8200s
2コア × 2 2.33 GHz

2世代目のCore 2 Quad。2008年から2009年にかけてラインナップが登場。
開発コード名:Yorkfield (ヨークフィールド)で、プロセスルールが以前の65nmから45nmへと微細設計。さらに以前の1066 MHzから1333MHz FSBへ引き上げ。Q8000シリーズは廉価版で、2次キャッシュが少なめです。プロセッサーナンバー末尾にsがつくのは省電力版。

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