納得パソコン購入術!パソ兄さんは、DELL(デル)購入ガイド DELL Studio XPS 13 レビュー
Hybrid SLIで2つのグラフィックを組み合わせることができる、ハイパフォーマンスの13.3インチモバイルノート。素材にもこだわりあり!
 

DELL Studio XPS 13の左側面

左側面の端子
左から、盗難防止用ワイヤーの穴、モニタアナログ出力のVGA、 高速ネットワークのギガビットイーサLAN端子、USB端子1つ(右側面とあわせて計2つ)、HDMI端子、DisplayPort端子。

 

Studio XPS 13/同じ特性のディスプレイ端子が2つもいるのか?

HDMI端子(一番右)、DisplayPort端子(右から2番目)
この2つの端子は、ノートパソコンから外部の液晶モニタ(または液晶テレビ)へデジタル出力できます。
1本のケーブルで映像データ・音声データ・著作権保護などの制御信号をまとめて転送することができます。パソコンに保存してある動画やデジカメ写真をリビングのテレビに映したりと活用できます。
ちなみに、Studio XPS 13セットアップガイドでは、「HDMI端子とDisplayPort端子を同時に接続しないでください。」とあります。おそらく故障を招くのでしょう。
しかも、HDMI端子とDisplayPort端子を搭載するノートパソコンは、それぞれ制御用のチップが別々に必要になるため生産コストが上がるはずです。
それでいて、使用目的は同じ端子です。なぜ、こんな非合理的な状態なのか?
業界事情を考えると推測できるので、交えて端子解説をします。

DisplayPort端子

DisplayPort端子は、業界標準化団体であるVESAがDVI端子の後継として策定している規格です。DELLはVESAのメンバーなので、おそらくDisplayPort端子を推進したいところでしょう。
DisplayPort端子の前規格となるDVI端子はデスクトップパソコンにはメジャーな端子ですが、ノートパソコンに搭載するにはサイズが大きすぎます。まれにXPS M1730のように超ハイスペック&サイズもでかいといったマニアック・ノートにはDVI端子が付いています。

▲XPS M1730のDVI端子(一番左側)
HDコンテンツの普及、そして低価格ノートがHDコンテンツ再生可能なレベルまで達した現在では、ディスプレイへのデジタル出力端子が重宝されます。
ですからXPS M1730のようなマニアックノートだけに止まるわけにはいきません。しかし、DVI端子は一般的なノートには大きすぎますし、音声のデジタル出力はありません。
そこで、映像、音声、制御信号の3つをケーブル1本でデジタル出力ができるDisplayPort端子の登場です。端子が小型なので、いろんなタイプのノートにも採用できます。
DisplayPort端子はインテルも支持しているので期待の端子ですが、普及の足かせになっているのが、すでにデジタル家電を中心に普及しているHDMI端子の存在です。

HDMI端子

HDMI端子は液晶テレビではかなり一般化しており、アメリカではHDMI端子がないテレビは販売禁止されているほどです。ですから、ノートパソコンにHDMI端子がないのもちょっとデメリットになります。
ちなみにHDMI端子は開発元に対し高い使用ライセンス料が発生するので、メーカー泣かせの端子で有名です。一方、DisplayPort端子は使用ライセンス料は発生しないので、メーカーとしては低コストで製品生産できます。
※ただし、著作権信号も扱っているため、それに関するライセンス料はHDMI端子およびDisplayPort端子にもかかっています。
HDMI端子がデジタル家電で普及してしまった以上、DisplayPort端子の登場が遅すぎました。今では、デジタル・エンターテインメントにはHDMI端子、パソコンモニタにつなぐ程度の使用にはDisplayPort端子(つまりDVI端子の延長)という住み分けのようです。
とにかく、Studio XPS 13では同じ特性の端子が2つもあり、「どっちかにしてくれよ。」というのがユーザーの本音です。USB端子が2つしかないので、2009年3月時点ではディスプレイ出力よりもUSB端子を増やしてくれたほうがありがたいです。
プラス思考に考えるなら、次のようなメリットが考えられます。
将来的に長く所有していくなら、HDMI端子もDisplayPort端子もあって安心。どちらが普及しても対応できるという保険だと思えばいいでしょう。

その他、Studio XPS 13 左側面の端子紹介

HDMI端子、DisplayPort端子の話が長くなりましたが、その他、Studio XPS 13 左側面の端子紹介します。

VGA(別名:D-Sub15ピン、外部アナログ・モニタ出力)

外部の液晶モニタへ出力できます。画面サイズの小さいノートでも大画面で表示することが可能になります。アナログ接続になるため信号の経由は「デジタル信号→アナログ変換→デジタル信号」となり、もとのデジタル信号のままの出力になりません。デジタル接続のDVIやHDMI、Display Portよりも画質が劣ります

ギガビットイーサーLAN端子(1000BASE-TX)

インターネット接続、PC同士をネットワーク接続するポートです。
このモデルは高速の規格「1000BASE-T」です。 Gigabit Ethernetとも呼ばれます。通信速度が1000Mbps(1秒間に125MB) で、カテゴリ5というLANケーブルが必要です。(推奨されているのがエンハンストカテゴリ5です)
また100BASE-TXと互換性があります。 インターネット利用では必要以上の速度ですが、パソコン間で直結してデータ転送するなど動画データなどの大容量を扱うのに利用価値があります

USB端子(USB2.0)

外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)と高速。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。
当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0仕様です。パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。
昔のUSB1.1仕様の周辺機器をつなげた場合の速度は、USB1.1のままです。
(Lowスピードで1.5MB/1秒間、フルスピードで12MBの転送速度)


13.3インチワイドのエンタテインメント・モバイルノート「Studio XPS 13」
【詳しくはDELLのサイトで⇒Studio XPS 13終了 】

次のレビュー記事は≫ Studio XPS 13の右側面(端子偏)

Studio XPS 13のレビュー内容

Studio XPS 13動画ギャラリー

詳しくはDELLのサイトへ⇒Studio XPS 13終了
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お勧めのモバイルノート、DELL Studio XPS 13

13.3インチワイド光沢液晶を搭載。Core 2 DuoプロセッサーのPシリーズを搭載すればさらに省エネのモバイルノートとなります。
NVIDIA製のチップセットとGPUの組み合わせで「Hybrid SLI」が可能で、モバイルノートでありながら強力なグラフィックパフォーマンスを誇ります。 Webカメラ搭載でビデオチャットだけでなく、顔認証ソフトウェアによってセキュリティ管理が出来ます。
今となっては高画質でないDVD映像でも、高画質にアップコンバージョンし再生する機能を持ち、マルチメディアやエンタテインメントに最適なノート。ビジネス用からエンタメまで幅広く活用できます。

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