4つの頭脳、クアッドコア搭載
Core 2 Quad廉価版、Core 2 Quad Q8200(4MB L2キャッシュ/2.33MHz/ 1333MHz FSB ) 搭載。
Core 2 Quadシリーズとしては2次キャッシュメモリが少なめですが、最新45nmプロセス&1,333MHz FSBであることがポイント。
インテルのクアッドコアは2ダイで構成されています。つまり4つのコアが独立しているのではなく、コアが2個で1セット。簡単に言うとデュアルコアを2つまとめたようなものです。
Core 2 Quadは、着々と一般化へ
たとえば、3Dソフトのレンダリング処理を待っている間に、写真加工の作業をするといった使い方に最適。無論、デュアルコアでも可能ですがクアッドコアはもっと快適です。
対応したソフトでは圧倒的な処理速度 クアッドコアに対応したソフトでは圧倒的に処理速度が増しますが、有名なゲームタイトルも続々とクアッドコアに対応しはじめています。
複数同時作業に強い
デジタルオーディオの変換作業中にWEB閲覧したり、ウィルス・スキャンしながらデジカメ写真の編集をしたりと、複数同時作業に対して非常に安定した動作が可能です。何も上級者でなくてもクアッドコアは活用できます。(せっかちな「ながら人間」には、まさに救世主。)
クアッドコアで、OSの高速化
実はWindows Vistaは、バックグラウンドで複数のプログラムが起動しています。例えば、「Windows Defender」ではウィルスやスパイウェアの侵入を防止するため常駐して動いていますし、サイドバーではガジェットなどのミニアプリケーションが常駐しています。つまり何気なく使っている程度でもOSの高速化という面でクアッドコアの恩恵があります。 いまやクアッドコア搭載PCは、価格的にも「高嶺の花」ではなくなったので買い時でもあります。
Windows Vista Home Premium SP1
現在、インストールされているWindows Vistaは、最初のVistaからアップデートしたSP1(Service Pack 1)。パフォーマンスの改善、ユーザビリティの向上、セキュリティ強化、新しいテクノロジーへの対応がなされています。
性能面での改善点は、「基本性能の向上、ファイルのコピー速度向上、起動時間とスリープ復帰の速度向上、ノートパソコンにおいてはバッテリーの駆動時間が延びる」などがあります。
OSとしての安定度が格段に良くなっているので、まだVistaに移行していないユーザーならベストタイミングではないでしょうか。
オンボードでHDMI端子を持つ
背面の外観
PCI-Express×16スロット1つ、PCI-Express×1スロット1つ、PCIスロット2つの拡張スロットがあります。省スペース型のため、ロー・プロファイル型の拡張カードの搭載となります。
背面の端子
モニタアナログ出力のVGA、次世代モニタ出力のHDMI端子、IEEE1394×1、USB端子4つ(前面とあわせて6つ)、高速ネットワークのギガビットイーサーLAN、光デジタル音声出力、7.1ch対応のオーディオ出力を持ちます。カスタマイズなしでここまで端子が豊富なのは、かなりメリットです。ビデオカメラで撮影した動画をパソコンに取り込むなど、いろいろ活用できそうです。
高性能なオンボードグラフィック搭載
チップセットにG45 Expressを搭載しています。
G45 Expressとは G45 Expressはインテル初となるHD動画再生支援機能を搭載しています。G45 Expressの下位モデルであるG43には搭載していません。
G45 Expressは、DirectX 10(簡単にいうとWindows Vistaで標準となったグラフィックプログラム)に対応したGMA X4500HDと呼ばれるグラフィックコアを内蔵しています。これによりブルーレイディスクやHDコンテンツの再生で、グラフィックカードに頼らずに済むようになりました。
そのため低コストで次世代エンターテインメントを楽しめるようになったのです。 ただし、ビデオメモリの代わりにメインメモリ(システムメモリ)が使われシステム全体のパフォーマンスを落とす原因にもなります。当然、グラフィックカードを搭載したほうがいいのは、いうまでもありません。とりあえず安価なグラフィックカードでも搭載しておくことをお勧めします 。
大容量4GBメモリ搭載
今回のパッケージでは4GBメモリ搭載。これは現在主流の32bitOSでは、最大の搭載メモリ量で、規格は主流のDDR2です。
さらにデュアル・チャネル仕様。デュアル・チャネルは同じ容量、同じ仕様のメモリを2枚単位で装着することで、メモリの速度を2倍にすることが可能です。
■4GBメモリを搭載するときのまめ知識
搭載するWindows Vistaは32Bit版なので、4GBメモリを搭載しても3.5GB以下の認識となります。これはシステム上の問題なので、どのメーカーも同じ現象が起きます。無論、自作パソコンでも同じです。
デルでは公表していないみたいですが、前もって知っておきましょう。認識容量はパソコンの構成(とくにグラフィックカード)によって変化するようで、3.0GB〜3.5GBの間くらいになります。
大容量500GB HDD
今回のパッケージには、大容量500GB HDDを搭載。さらに地デジチューナーを付けて地デジパソコンにするなら、番組をたっぷり録画できます。
ちなみに、省スペース型でありながら、HDDを2台まで搭載できる拡張性を持ちます
。
ハードディスクのパーティション設定について
デルのカスタマイズで「ハードディスクのパーティション設定」がありますが、当サイトをご覧の方からよく質問を受けますので解説しておきます。
パーティション設定とは、1台のハードディスク(HDD)の領域を 2つに分けることです。 システム上は2つのHDDがあるようにみえます。 パーティション設定しないとCドライブだけですが、 パーティション分けするとCドライブとDドライブが現れます。
このメリットは、CドライブにはOSやソフトウエアを保存し、 Dドライブには個人的なデータを保存して分けることができます。 では「なぜ、分けたほうがいいのか」説明しましょう。
システムと個人的なデータが混在すると 、システムの保存先が分散します。すると、探し出して読み込むのに 時間がかかるようになります。 そのため、保存、消去、ソフトのインストールを繰り返しているうちに システムの起動が遅くなります。
ですから、そうならないために 保存する段階ではっきりふたつに分けることができます。 しかし、物理的には1台のHDDなので、故障すれば 2つとも全滅します。ですから外付けHDDを追加したほうが よっぽど安全です。物理的に2台ですから。
まあ、起動が遅くなったらデフラグ作業をすればいいことなので、 パーティション設定は個人的には必要ないと思います。
リカバリーCDでシステムを再度セットアップすることがあれば、 自分でパーティション設定することもできます。
スーパーマルチドライブ搭載!
今回のパッケージには、光学ドライブがスーパーマルチドライブなのでほとんどすべてのCD、DVD規格に対応します。DVD+/-RWドライブだったら「DVD-RAMディスク」が扱えませんが、スーパーマルチドライブなら読み書きができます。
Studio Slim Desktopは、スリムで省スペース
インテリアにしっくりとなじみ、側面にはスタンドキャップが取り付けられているので、縦置きだけでなく横置きもできる柔軟さがあります。
拡張性あるStudio Desktopと、省スペース型のStudio Slim Desktop。
この2機種は同時発売となったクアッドコア搭載パソコンです。
Studio Slim Desktopはスリム型ですっきり設置できるのがメリットですが、Studio Desktopよりも電源出力が低く、あまり高度なグラフィックカードは搭載できません。また、ロー・プロファイルのグラフィックカードの搭載となるので選択できるグラフィックカードが限られてしまいます。
Studio Desktopも比較検討してみよう
Studio Desktop
クアッドコアのインテル Core 2 Quadプロセッサーを標準搭載。
Core 2 Duoは2コアですが、 Core 2 Quadは4コアのハイスペックCPUです。
拡張性はそのままに、通常のミニタワー型よりも高いカスタマイズが可能。電源出力はそこそこですが、動画編集やブルーレイディスクを多用する環境でも、ニーズに応えられるスペックを持ちます。
豊富な端子を標準装備しており、IEEE1394、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN、光デジタル音声出力などを標準装備しているので、次世代エンタテインメント使用に充分備えてあります。
Studio Desktopの外観
同じくミニタワー型のInspiron 530と寸法・最小重量が同じであることから、同じ筐体を使っていることが分かります。ただし、カラーリングは変えてあり光沢のあるグロスブラックとクロムメッキ仕上げになっています。
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