パソコンのグラフィックコントローラとは?

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カスタマイズ・ナビ(パソコン・パーツ知識)グラフィック コントローラ

グラフィックコントローラについて

グラフィックカードまたの名をグラフィックカードを搭載している写真
グラフィックコントローラの役割
パソコンを操作するとき、アイコンをみてファイルを探したり、ウインドウを開いたりしますよね。言い換えると、私たちは視覚的に操作しています。しかし、コンピューターそのものは視覚的にデータ処理しているわけではありません。
コンピューターは2進法で計算しますから、0と1だけです。だからといって「00011010010100・・・・」と表示されても、私たちには理解できません。そこで、私たちはOS(Windows)を通じて、視覚的に状況を理解しています。

今見ているモニタ画面の情報は、パソコン内部で処理された情報を人間がわかるようにグラフィック化されたものです。このグラフィック化するシステムが「グラフィックコントローラ」です。
グラフィックコントローラの役割は、基本的な操作のための簡単なグラフィック化から3Dゲームのような高度なグラフィック化まで幅が広いです。当然、後者のほうが導入コストがかかります。例えば3Dゲームでキャラクターを操作するとき、右を向くように指示を出せば瞬時にグラフィック処理されて右に向きます。この処理が遅かったらどうでしょう?ゲームになりませんよね。ですから高度なグラフィック処理にはそれなりに高性能なグラフィックコントローラが必要なのです。

ちなみにグラフィックコントローラは、ビデオコントローラーと呼ばれることもあります。この分野では度々、「グラフィック」と「ビデオ」が同じ意味で使われます。この表現は業者によって様々です。

2タイプのグラフィック コントローラ

グラフィックコントローラには、2タイプあります。ひとつは、チップセットまたはCPUに内蔵された統合型グラフィックコントローラ。単独のグラフィック(GPU)の代用として使われます。GPUを省くため、その分低コストでパソコンを生産できます。

そして、もうひとつは独立した単体型グラフィックコントローラです。グラフィック処理の専門頭脳である単独グラフィック(GPU)です。3Dゲームなど高度な3Dグラフィック処理には事実上、必須です。では、それぞれ個別に解説していきます。

統合型グラフィックコントローラ

オンボードのグラフィック機能を使う
▲Core 2 Duo時代のオンボード・グラフィック
Core 2 Duo時代で、2009年ごろまで主流だった統合型グラフィックコントローラは、「オンボード・グラフィック」「チップセット内蔵」と呼ばれます。
統合型グラフィックコントローラでは、パソコンのシステム制御をしているチップセットが、統合機能のひとつとして内蔵しています。単体のグラフィックチップ(GPU)を省いているため低コストで済みますが、あまり高度なグラフィック処理は期待できません。

ただし、チップセットは年々高性能化しているので、どこまでのグラフィック処理ができるのかはチップセットおよび、そのオンボード・グラフィックを調べる必要があります。
基本的にはネットやビジネスユーザーにはこれで充分ですが、3Dゲーム用や動画編集用には避けたいところです。

例えば、カスタマイズではグラフィックコントローラの項目で「なし」を選ぶと「単体型がなし」ということになるので、この統合型グラフィックコントローラ(オンボード機能)になります。 先述しましたが、オンボード機能ではパソコンの基板となるマザーボードに埋め込まれている「チップセット」によって、グラフィック処理をします。

これは統合的なシステムのひとつとして処理するため、基本的な操作レベルのグラフィック機能です。 インターネットやビジネスソフトの使用程度なら充分ですが、ファイルをたくさん開いて作業したり、動画編集や高解像度のデジカメ写真を扱うと処理にもたつくところがあります。とくに3Dゲーム使用では非力です。
Windows Vista Home Premium以上では、Windows Aero機能による視覚的効果があるため、グラフィック機能が要求されます。単純にWindows Aero機能だけなら充分対応できますが、そこからユーザーによる使用状況が加わるので、ひとによっては安定感に心配があります。

オンボード機能はCPUに負担をかけ、メインメモリを共有して使います。つまりオンボード機能を使うことは、その他のデータ処理の妨げになるため、パソコン自体のパフォーマンスを落とすことになります。 パソ兄さん的には、オンボード機能はお勧めしません。 少しだけ予算がかかりますが、次に解説する「単体型グラフィックコントローラ」を選んだ方が何かと失敗がありません。

オンボード・グラフィックは時代とともに高性能化していますが、グラフィックカードを搭載した(いわゆる単体のグラフィックに勝ることはありません。
オンボード・グラフィックにする場合、そのグラフィックコアの特徴を把握して、できる事できない事を理解した上で、購入しましょう。

Core i3 / i5を搭載するノート
▲Core i3 / i5時代の内蔵グラフィック
Core 2 Duoの次世代となるCore i3 / i5では、CPUにグラフィック機能を内蔵しています。インテル HDグラフィックスと呼ばれるものです。グラフィック名としてはIntel Graphics Media Accelerater HDとも呼ばれます。よって、チップセットにはグラフィックを内蔵していません。ネームから分かるように、地デジやブルーレイなどのHDコンテンツに対応できるグラフィック性能を持ちます。本格的な3Dゲームをしない限りは、これでほとんど賄えます。

オンボード
▲統合型グラフィックコントローラによる映像出力
グラフィックコントローラのメインは、モニタに映像を出力することです。デスクトップパソコンの場合、マザーボードに直結したバックパネルから液晶モニタへと接続します。

単体型グラフィックコントローラ

単体型グラフィックコントローラでは、統合機能ではなく、GPU(グラフィック・プロセッサー・ユニット)という独立したグラフィックの頭脳が用いられます。
GPUは、別名「ビデオチップ」「グラフィックチップ」「VPG」とも呼ばれます。CPUが統合的なシステムの頭脳なら、GPUはグラフィックシステムの頭脳です。

グラフィックカード単体型グラフィックコントローラというと何だかややこしく聞こえますが、デスクトップパソコンの場合、簡単にいうとグラフィックカードを搭載するということです。

グラフィックカードはパソコン内部に搭載する板状のボードですが、このボードにGPUとビデオメモリが搭載されています。

ビデオメモリとは、システム用のメインメモリとは別のグラフィック専用のメモリです。別名では「VRAM」「ビデオRAM」とも呼ばれます。GPUが処理するデータを蓄える役割があり、高速処理が可能となります。

一見、グラフィックカードを搭載するのは、パソコンを使いこなす中~上級者だけのような気がしますが決してそんなことはありません。Windowsの視覚的効果にもグラフィック機能は要求されています。 グラフィックカードの性能や導入コストはピンきりですが、とにかく搭載するだけでもパソコン全体のパフォーマンスの向上につながります。

グラフィックカード選択のポイント

グラフィックカードまたの名をグラフィックカードを搭載している写真
グラフィックカードは「GPUとビデオメモリ」を搭載した着脱可能なボードで、値段が1万円から10万円クラスのものまであります。

搭載グラフィックカードを搭載したデスクトップパソコンは、グラフィックカードに付いている端子から液晶モニタへ接続します。バックパネルのモニタ端子は使いません。上位のパソコンは高度な利用を考慮しているので、グラフィックカードを搭載することを前提にしています。 なお、パソコンメーカーから購入する場合、保証対象外になりますが個人で購入したグラフィックカードを搭載することもできます。

GPUの
メーカー
GPUの
ブランド
ビデオメモリ 出力端子
デスクトップのグラフィックコントローラ
NVIDIA GeForce 8300 GS 128MB DDR2 (DVI/VGA/TV-out付)
NVIDIA GeForce 8600 GT 256MB DDR (DVIx2/TV-out付)
NVIDIA GeForce 8600 GTS 256MB DDR (DVIx2/TV-out付)
NVIDIA GeForce 8800 GTX 768MB DDR (DVIx2/TV-out付)
ATI RADEON X1300 128MB DDR (DVI/TV-Out付)
ATI RADEON X1300 Pro 256MB DDR (DVI/TV-Out付)
ノートパソコンのグラフィックコントローラ
NVIDIA GeForce 8400M GS 128MB DDR2 -
NVIDIA GeForce 8600M GT 256MB DDR2 -

チェック1:GPUメーカーとブランド
GPUには、NVIDIA社のGeForceシリーズとATI社のRADEONシリーズがあります。
それぞれ得意分野に違いがあるものの、高度な3Dゲームをしない、色彩にシビアなプロのアートワークをしないのであれば気にしなくていいです。


チェック2:ビデオメモリをチェック
128MBあるだけで、Windows Vistaが快適な動きをみせます。しかし、日常的に動画編集をしたり、ソフトをたくさん立ち上げて使う環境ですと安定感に不安があります。そんな方は256MBを選びましょう。ヘビーユーザーは512MB以上を選ぶこともありますが、ほとんどの環境では256MBで賄えるといいます。

出力端子をチェック
デスクトップパソコンの場合グラフィックカードの搭載になるので、モニタ出力端子が追加されます。どんなのがあるかチェックしておきましょう。

次のページよりさらに詳しく解説していきますが、のカスタマイズでは迷うほどの選択肢はないので、概要だけわかっていれば充分です。

ノートパソコンの場合は?
一方、ノートパソコンでは、グラフィックカードを搭載するスペースがありません。
パソコンの基盤であるマザーボードに、GPUとビデオメモリを搭載する形になります。固定されてしまうものなので、後から変更というわけにはいきません。購入してから「単体型グラフィックコントローラを選んでおけばよかった!」と後悔のないようにしましょう。

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