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パソ兄さんのパソコン記事 ≫ 2009年7月16日

USB 2.0とeSATAの転送速度を実際に測ってみた


久しぶりに大容量のデータを外付けHDDにバックアップする機会があり、ついでにUSBとeSATAの転送速度を実際に測ってみることにしました。

まず、USBとeSATAの基礎知識と、公称されている理論値の転送速度を解説します。

USB端子(USB2.0)

USB外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。
当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0仕様です。パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。

eSATA端子

eSATAの写真eSATA(External Serial ATA)。
直訳すると「外部SATA」になりますが、内蔵ハードディスクをつなぐSATA規格をそのまま外部用にしたものです。主に外付けハードディスクの接続に使われる高速インターフェースです。
基本的には内蔵ハードディスクの転送速度そのままになるので、前SATA規格で150MB/s、主流のSATA2では300MB/sの速度ということになります。

電源が入ったままケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しており、ケーブルは最長2mまでとなっています。内蔵型ハードディスクにつかわれるSATAケーブルと誤接続しないように、eSATAケーブルはコネクタ形状が異なります。内蔵用SATAはL字型コネクタ、外付けのeSATAはI字型コネクタです。

パソコンの構成によって速度は変わるのか?

上記で紹介した転送速度は理論値であり、実際はパソコンの構成や環境によって異なります。では、構成の違う古いパソコンとUSB2.0における転送速度の違いを調べてみます。

2008年製作のCore 2 Duoマシン(Windows Vista)
OS Windows Vista Home Basic SP1正規版 32bit版
CPU インテル Core 2 Duo プロセッサー E8400
(6MB L2 キャッシュ, 3GHz, 1333MHz FSB)
マザーボード GIGABYTE GA-EP45-DS3LR(チップセットP45)
メモリ 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ
HDD 500GB SATA2 HDD(7200回転)
グラフィック ATI RADEON HD 4650
テスト:6.54GBのデータをUSB2.0でバックアップ
時間:3分49秒
速度:28.5MB/s
2006年製作のPentium Dマシン(Windows XP)
OS Windows XP Home Edition SP3 正規版 32bit版
CPU インテル Pentium D プロセッサー 915
(4MB L2 キャッシュ, 2.8GHz, 800MHz FSB)
マザーボード インテル DG965SS(チップセットG965)
メモリ 1GB (512MBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ
HDD 160GB SATA HDD(7200回転)
グラフィック ATI RADEON HD 3650
テスト:4.35GBのデータをUSB2.0でバックアップ
時間:3分30秒
速度:20.7MB/s

結果:
構成や環境によって転送速度が変わることは明らかでした。
バックアップ作業のついでなので、同じデータを転送したわけではありません。
それでも毎秒の速度でみると、Core 2 Duoマシンが28.5MB/s、Pentium Dマシンで20.7MB/s。この場合、新しいマシンのほうが約1.37倍も速いです。
いずれにしても、理論値である60MB/sには半分も到達できていません。さらに高速なパソコンや64bit OSならもっと近づくのかもしれません。

USB 2.0とeSATAの転送速度比較

並みのパソコンでは、転送速度が理論値とはかけ離れることが分かりました。
では同じ環境ではUSB 2.0とeSATAでどれくらいの差がでるのかチェックです。

2008年製作のCore 2 Duoマシン(Windows Vista)
OS Windows Vista Home Basic SP1正規版 32bit版
CPU インテル Core 2 Duo プロセッサー E8400
(6MB L2 キャッシュ, 3GHz, 1333MHz FSB)
マザーボード GIGABYTE GA-EP45-DS3LR(チップセットP45)
メモリ 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ
HDD 500GB SATA2 HDD(7200回転)
グラフィック ATI RADEON HD 4650
USBテスト:6.54GBのデータをUSB2.0でバックアップ
時間:3分49秒
速度:28.5MB/s

eSATAの写真テスト:6.54GBのデータをeSATAでバックアップ
時間:1分38秒
速度:66.7MB/s

結果:
USB2.0よりもeSATAのほうが、2.3倍も速い!
eSATAの転送速度の理論値は300MB/sですが、当環境では66.7MB/s。
これも理論値より大幅に低く、1/3以下です。理論値だけでいうとeSATAはUSB2.0の5倍の速さですが、今回のテストでは2.3倍という結果になりました。
それでも、USB2.0より速いのは明らかに体感できます。

そのあと、バックアップ作業が続いたのでずっとeSATAを使い続けましたが、67.9MB/sや67MB/sという結果になっています。

まとめ:
・同規格端子でもパソコンの構成によって速度は変動する。
・並みのパソコンでは、公称されている理論値にはなかなか達しない。
・エントリー~ミドルクラスのPCでは、USB2.0よりもeSATAのほうが、2.3倍も速い。

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