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USB 2.0とeSATAの転送速度を実際に測ってみた

久しぶりに大容量のデータを外付けHDDにバックアップする機会があり、ついでにUSBとeSATAの転送速度を実際に測ってみることにしました。
まず、USBとeSATAの基礎知識と、公称されている理論値の転送速度を解説します。
USB端子(USB2.0)
外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。
当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0仕様です。パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。
eSATA端子
eSATA(External Serial ATA)。
直訳すると「外部SATA」になりますが、内蔵ハードディスクをつなぐSATA規格をそのまま外部用にしたものです。主に外付けハードディスクの接続に使われる高速インターフェースです。
基本的には内蔵ハードディスクの転送速度そのままになるので、前SATA規格で150MB/s、主流のSATA2では300MB/sの速度ということになります。
電源が入ったままケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しており、ケーブルは最長2mまでとなっています。内蔵型ハードディスクにつかわれるSATAケーブルと誤接続しないように、eSATAケーブルはコネクタ形状が異なります。内蔵用SATAはL字型コネクタ、外付けのeSATAはI字型コネクタです。
パソコンの構成によって速度は変わるのか?
上記で紹介した転送速度は理論値であり、実際はパソコンの構成や環境によって異なります。では、構成の違う古いパソコンとUSB2.0における転送速度の違いを調べてみます。
| 2008年製作のCore 2 Duoマシン(Windows Vista) | |
| OS | Windows Vista Home Basic SP1正規版 32bit版 |
| CPU | インテル Core 2 Duo プロセッサー E8400 (6MB L2 キャッシュ, 3GHz, 1333MHz FSB) |
| マザーボード | GIGABYTE GA-EP45-DS3LR(チップセットP45) |
| メモリ | 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
| HDD | 500GB SATA2 HDD(7200回転) |
| グラフィック | ATI RADEON HD 4650 |
| テスト:6.54GBのデータをUSB2.0でバックアップ 時間:3分49秒 速度:28.5MB/s |
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| 2006年製作のPentium Dマシン(Windows XP) | |
| OS | Windows XP Home Edition SP3 正規版 32bit版 |
| CPU | インテル Pentium D プロセッサー 915 (4MB L2 キャッシュ, 2.8GHz, 800MHz FSB) |
| マザーボード | インテル DG965SS(チップセットG965) |
| メモリ | 1GB (512MBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
| HDD | 160GB SATA HDD(7200回転) |
| グラフィック | ATI RADEON HD 3650 |
| テスト:4.35GBのデータをUSB2.0でバックアップ 時間:3分30秒 速度:20.7MB/s |
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結果:
構成や環境によって転送速度が変わることは明らかでした。
バックアップ作業のついでなので、同じデータを転送したわけではありません。
それでも毎秒の速度でみると、Core 2 Duoマシンが28.5MB/s、Pentium Dマシンで20.7MB/s。この場合、新しいマシンのほうが約1.37倍も速いです。
いずれにしても、理論値である60MB/sには半分も到達できていません。さらに高速なパソコンや64bit OSならもっと近づくのかもしれません。
USB 2.0とeSATAの転送速度比較
並みのパソコンでは、転送速度が理論値とはかけ離れることが分かりました。
では同じ環境ではUSB 2.0とeSATAでどれくらいの差がでるのかチェックです。
| 2008年製作のCore 2 Duoマシン(Windows Vista) | |
| OS | Windows Vista Home Basic SP1正規版 32bit版 |
| CPU | インテル Core 2 Duo プロセッサー E8400 (6MB L2 キャッシュ, 3GHz, 1333MHz FSB) |
| マザーボード | GIGABYTE GA-EP45-DS3LR(チップセットP45) |
| メモリ | 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
| HDD | 500GB SATA2 HDD(7200回転) |
| グラフィック | ATI RADEON HD 4650 |
テスト:6.54GBのデータをUSB2.0でバックアップ時間:3分49秒 速度:28.5MB/s テスト:6.54GBのデータをeSATAでバックアップ時間:1分38秒 速度:66.7MB/s |
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結果:
USB2.0よりもeSATAのほうが、2.3倍も速い!
eSATAの転送速度の理論値は300MB/sですが、当環境では66.7MB/s。
これも理論値より大幅に低く、1/3以下です。理論値だけでいうとeSATAはUSB2.0の5倍の速さですが、今回のテストでは2.3倍という結果になりました。
それでも、USB2.0より速いのは明らかに体感できます。
そのあと、バックアップ作業が続いたのでずっとeSATAを使い続けましたが、67.9MB/sや67MB/sという結果になっています。
まとめ:
・同規格端子でもパソコンの構成によって速度は変動する。
・並みのパソコンでは、公称されている理論値にはなかなか達しない。
・エントリー~ミドルクラスのPCでは、USB2.0よりもeSATAのほうが、2.3倍も速い。




