パソコン購入の極意であるパソコン購入理論を解説。
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パソコン購入はマイホーム購入最初はパソ兄さんも初心者だった
パソコン選びはなぜ、難しい自作ではなく、直販パソコンをすすめる理由
「自作が安い」は嘘パソコンは短命だから、安く買いたい
「自作が安い」は嘘
自作ができるようになってしまえば、パーツ単位で交換することができます。
少し古いパソコンを改造して、ある程度なら新しいパソコンのスペックに着いていくこともできます。そういった理由から、自作パソコンは「長持ちする」といわれます。確かに、パソコン1台買い換えるのではなく、パーツだけですから安いという理屈はわかりますね。
しかし、それができるのは同じ規格のパーツ内だけで、限られた範囲なのです。
ひと度、新規格が登場すると他のパーツも追従してくるため、対応しようとするとほとんどのパーツが交換になるのです。つまり、限られた規格および、その規格が主流といわれている期間だけは、確かに安いと言えます。
サポート対象外になりますが、デルパソコンとてそれぐらいのパーツ交換は可能です。結局は「自作が安い」というのは嘘なんです。
自作の場合、CPUひとつ変更するだけで、コスト高になることもある
場合によってはひとつのパーツ交換だけのつもりが、大幅に交換せざるを得なくなる場合があります。ひとつの新しい規格が登場すると、その周りのパーツも追従して変更されていくからです。
パソ兄さんの実際の例です。
CPU1つを交換するつもりが、全般的に交換する羽目になったことがあります。
デュアルコアCPUが登場して1年経ち、Pentium Dが値下がりしたので、自作パソコンに組み込むことにしました。当時、Pentium
D 915だけなら16,000円で済んだところですが、それを搭載するには他のパーツも交換しなくては組み立てられないのです。思わぬ出費となりました。
下記の表は「改造前」と「改造後」のスペックの違いを表したものです。
黄色地のが変更せざるを得なかったパーツで、白地がそのまま流用できたものです。
パーツ | 改造前 | 改造後 | 出費 |
---|---|---|---|
CPU | Celeron D 315 | Pentium D 915 | 16000円 |
マザーボード | AOPEN製 Socket478 |
INTEL製 Socket LGA775 |
15500円 |
OS | Windows 2000 Professional SP4 |
Windows XP Home Edition SP2 |
14800円 |
メモリ | DDR 512MB×2枚 | DDR2 512MB×2枚 | 16000円 |
グラフィックカード | AGP 256MB |
PCI Express×16 256MB |
10000円 |
HDD | ・SATA 200GB ・SATA 160GB |
-そのまま | 0円 |
光学ドライブ | ・スーパーマルチドライブ ・DVD-ROMドライブ |
-そのまま | 0円 |
PCケース (筐体) |
ATXケース 電源400W付き |
-そのまま | 0円 |
内蔵電源ケーブル | 20PIN | 24PIN 変換コード |
700円 |
結果、そのまま流用できたのは3項目だけです。
Pentium Dは、LGA775という規格のSocketなので、前のパソコンでは型が合いません。当然、チップセットも対応していません。パソコンの基盤となるマザーボードを交換することになりました。
マザーボードを交換したことによって、前のパソコンパーツが使えなくなりました。
まずメモリです。DDRからDDR2への変更です。当然、スロットサイズも異なります。
そして、グラフィックカードです。AGPという規格は古くなり、PCI Express×16へ変更されたので、買い直しです。
内蔵電源のケーブルも20ピンから24ピンへと変更されていたので、だましだましに変換コードで接続。
組み立てたあと、OSのインストール作業です。前のパソコン同様、Windows 2000 Professional SP4をインストールするつもりが、インストールできず。
半日かけてもできないので、インターネットで口コミを調べたら、不具合のコメントが多数あり、しかたなくWindows XP Home
Edition SP2を新たに購入。そして、無事にセットアップとなりました。
CPUひとつを交換するつもりが、3分の2ちかく交換せざるを得なくなっています。
出費も16000円のつもりが73000円です。しかも、HDDや光学ドライブ、筐体は流用なので中古状態です。だったら、シンプルに安く新品パソコンを買った方が賢明です。
自作の場合、作る楽しさだけです。規格が新しくなれば、ほとんどのパーツ交換となり、コスト的にはお得といえません。
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