2009年10月分、デルのデスクトップでは、Core 2 Duoモデルの人気に陰りが見え始める

Core 2 Duoモデルの人気に陰りが見え始める
2009年10月分では、これまでランキングで不動の地位を築いてきたInspiron 545とInspiron 545sがランクから外れました。「そろそろCore 2 Duo搭載のエントリーモデルは飽きられるだろう」と推測していましたが、今回はそれが明白になりました。
AMDモデルのInspiron 546が人気2位になっていますが、このモデルはデュアルコア、トリプルコア、クアッドコアから選べます。デュアルコア自体に飽きがあったとするなら、購入者はトリプルコア以上にした可能性が大きいです。

▲人気に陰りを見せ始めたCore 2 Duo搭載モデルのInspiron 545

Core i7モデルが人気に
代わって、ダントツに人気を博したのが、Core i7（およびCore i5）を搭載するStudio XPS 8000。中級者以上のモデルで、Inspiron 545のようなエントリー価格ではありません。しかし、今更、Core 2 Duoモデルは買う気にならないユーザーが増えてきたと思います。Studio XPS 8000が搭載するCore i7（800シリーズ）は2世代目のもので、900シリーズは1世代目のものになります。何が変わったかというと、ノースブリッジの内蔵化です。簡単にいうと、グラフィックカードやメモリをCPU自身がコントロールできるようになったことです。（1世代目の900シリーズはメモリのコントロールまでです。）
とにかく、従来からパソコンの基本設計が大きく変わっているので、これが買い替えユーザーの購入理由になっているのでしょう。

▲ダントツ人気！Studio XPS 8000

旧クアッドコア、Core 2 Quadもなかなかの人気
Core i7以前の旧世代クアッドコア、Core 2 Quadもなかなかの人気でした。とにかく、少しでもクアッドコアを安く手に入れたいユーザーがいることは確かです。
ちなみに、Core 2 Quadはデュアルコアを2つパッケージングした「なんちゃってクアッドコア」ですが、それでもマルチコア対応ソフトではCore 2 Duoよりも圧倒的な性能を見せます。あと少し予算が出せるなら、真のクアッドコア（ネイティブ・クアッドコア）のCore i7がいいんですけどね。

▲どこまで行けるか？旧クアッドコアモデル！Studio Desktop