XPS復活!15.6インチのミドルノート!DELL XPS 15が登場。パソ兄さんによるユーザーレビューです。

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DELL XPS 15のグラフィックパフォーマンス
今回XPS 15では、ストリートファイター4のベンチマークテストにおいて好成績でした。フルHD解像度(1920×1080)でもRANK A 。AVERAGE では60FPSを超え、64.90 FPSを記録しました。ストリートファイター4が快適にプレイできる環境で、高度な設定も可能です。これは前機種のStudio 15と比べると驚異的なスペックアップです。
それではStudio 15でのスコアも交えながら、XPS 15におけるゲームノートとしてのパフォーマンスをチェックしてみましょう。基本的にグラフィックプロセッサ(GPU)が要になります。ベンチマークテストを行うXPS 15とStudio 15の構成は以下の通り。同製品でも構成次第でスコアは異なるので、ご理解ください。
ベンチマークテストをした、XPS 15の構成 |
||
製品画像 | ![]() |
|
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ RGB LED光沢液晶(1920x1080) | |
プロセッサ | インテル Core i7-740QM (1.73GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.93GHz |
7.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | GeForce GT 435M /2GB GDDR3 | 6.6 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.6 | |
プライマリ ハードディスク |
640GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
ベンチマークテストをした、Studio 15(XPS 15の前機種)の構成 | ||
製品画像 | ![]() |
|
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 7.4 |
グラフィックス | ATI Mobility RADEON HD 4570 512MB | 5.0 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.2 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(5400回転) | 5.9 |
XPS 15の前機種となるStudio 15。2009年後半~2010年の主力ミドルレンジノートでしたが、ATI Mobility RADEON HD 4570では、まだゲーム用としては弱い印象でした。グラフィックス系のスコアはGeForce GT 435Mよりずっと低いです。
ストリートファイター4 ベンチマークテスト

製品 | XPS 15 | Studio 15 |
主要構成 | Core i7-740QM/ GeForce GT 435M/4GB |
Core i7-720QM/ATI Mobility RADEON HD 4570/4GB |
設定解像度 1280×720 |
スコア 17052 AVERAGE 145.68 FPS |
スコア 7472 AVERAGE 49.74FPS |
すでにこのXPS 15ならフルHDでも快適クラスですが、Studio 15にとっては高負荷すぎるので設定解像度を1280×720に合わせました。結果、断然XPS 15が高いです。Studio 15では1280×720でもRANK D (プレイできるが、処理が重くなることがある) です。
モンスターハンター フロンティア オンラインベンチマーク第2弾【絆】

製品 | XPS 15 | Studio 15 |
主要構成 | Core i7-740QM/ GeForce GT 435M/4GB |
Core i7-720QM/ATI Mobility RADEON HD 4570/4GB |
設定解像度 1280×720 |
SCORE 3368 | SCORE 1601 |
スコアによるプレイの目安は公式サイトでも明らかにされていませんが、XPS 15はStudio 15の約2倍のスコアです。
デビル メイ クライ4の、ベンチマークテスト

製品 | XPS 15 | Studio 15 |
主要構成 | Core i7-740QM/ GeForce GT 435M/4GB |
Core i7-720QM/ATI Mobility RADEON HD 4570/4GB |
設定解像度 1280×720 |
シーン1⇒83.32 シーン2⇒69.46 シーン3⇒98.81 シーン4⇒50.38 |
シーン1⇒34.63 シーン2⇒28.27 シーン3⇒38.60 シーン4⇒26.26 |
プレイ目安 | RANK A 一部、動作低下の場合があるが、通常のプレイで問題なく動作。 |
RANK D 動作するのは難しい。 |
シーン1~3がストーリーモードでの進行に関わります。設定解像度1280×720の場合、XPS 15ならすべて60FPSを超えているので快適です。特典モードであるシーン4は残念ながら60FPSには満たないですが、超難易度をこなすベテランプレイヤーでなければまったく問題ありません。一方、Studio 15ではいずれも厳しい結果です。ちなみに解像度 1600×900場合は以下の結果。
XPS 15における、デビル メイ クライ4のベンチマーク(解像度 1600×900) | ||
RANK S ⇒ すべての動作において快適に動作。 シーン1⇒59.59 |
バイオハザード5のベンチマーク

製品 | XPS 15 | Studio 15 |
主要構成 | Core i7-740QM/ GeForce GT 435M/4GB |
Core i7-720QM/ATI Mobility RADEON HD 4570/4GB |
設定解像度 1280×720 |
55.0 fps エリア1⇒62.9 エリア2⇒58.0 エリア3⇒45.2 エリア4⇒56.5 |
24.6 fps エリア1⇒26.5 エリア2⇒26.6 エリア3⇒21.1 エリア4⇒24.6 |
プレイ目安 | RANK B 一部の動作で重くなりますが、問題なく動作します。 |
RANK C 動作が重く、プレイに支障あり。 |
XPS 15では60FPSまでもう少しという結果で、それでも問題なく動作するレベル。Studio 15では残念ながらプレイに支障あり。
ラストレムナントのベンチマーク

製品 | XPS 15 | Studio 15 |
主要構成 | Core i7-740QM/ GeForce GT 435M/4GB |
Core i7-720QM/ATI Mobility RADEON HD 4570/4GB |
設定解像度 1280×720 |
Average FPS 54.73 | Average FPS 22.75 |
プレイ目安 | 標準設定ならストレスなし。高負荷なシーンでは動作が重くなることも。 | ゲームの進行が困難。 |
かなり高負荷なラストレムナントでも、XPS 15ならプレイ可能なレベル(設定解像度 1280×720の場合)。
ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク

製品 | XPS 15 | Studio 15 |
主要構成 | Core i7-740QM/ GeForce GT 435M/4GB |
Core i7-720QM/ATI Mobility RADEON HD 4570/4GB |
LOW (1280×720) |
SCORE = 1519 (重い ) |
SCORE = 749 (動作困難 ) |
ファイナルファンタジーXIVになるとXPS 15でも厳しくなってきます。SCORE = 1519 で、「プレイは可能ですが全体的に重い。コンフィグ調整しても改善しない。」という結果です。Studio 15では動作困難。
XPS 15ではゲームノートとして行けるか?
GeForce GT 435Mを搭載したXPS 15は、前機種のStudio 15と比べて倍以上の性能があることが分かりました。ストリートファイター4ならフルHD解像度(1920×1080)でも遊べましたが、それ以上の高負荷ゲームでは1280×720が一般的となります。ファイナルファンタジーXIV は事実上まだ厳しいですね。また、XPS 15をフルHD液晶で購入してもフルHD設定で遊べる性能には至ってないゲームが多く、ゲームをするなら1366x768解像度モニタが最適です。※ストリートファイター4がメインならフルHDでかまいませんが。
それにしてもミドルレンジノートがここまで行けば、ゲームユーザーでなくとも益々高負荷なエンターテインメント用に期待ができます。HD動画編集などに安定した性能を誇るでしょう。なお、もっと高いゲームパフォーマンスを求めるならAlienwareシリーズがありますが、マニアックすぎると思うなら姉妹機のXPS 17がお勧めです。XPS 15よりも高いグラフィックが搭載できます。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より