コスパ重要視スタンダードノート、HP 15-g000をレビュー
HP最大級コストパフォーマンスノートの、HP 15-g000をレビューします。基本機能を搭載した エントリー・ノートPC。
天板とパームレストはスパークリングブラックで、摩擦に耐久性のある「HP Imprint」テクノロジーを採用。装備端子には「HDMI 端子、USB3.0×1基、USB2.0×2基」などを装備しており、豊富なインターフェースとはいえないものの基本を押さえたスペックです。
贅沢は言わないが基本を押さえたノートを低予算で探しているユーザーにはオススメできるモデルです。プロセッサにはAMD E1-6010 APUおよび、A4-6210 APU を搭載できます。今回レビューしたHP 15-g000の構成は以下の通り。
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調査時点のパーツ搭載例は以下の通り。搭載されるAPUによって内蔵グラフィックのパフォーマンスも異なります。 |
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CPUカスタマイズ例 |
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メモリ・カスタマイズ例 |
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ストレージ・カスタマイズ例 |
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※2014年12月時点のレビューになります。仕様変更やカスタマイズの違いがあるため、詳しくはHPサイトをご覧ください。
低価格のスタンダードノート、HP 15-g000の購入ポイント
HP 15-g000の購入検討にあたり、選んでお得な注目ポイント、その他知っておくべきスペック、デメリットの留意点をまとめてみました。2014年12月調査時点のものですので、最終的にはHP公式サイトでご確認ください。
ギガビットイーサーLAN端子ではなく100BASE-LANであるため、家庭内サーバーを構築している環境には低速です。通常の光インターネット用には十分です。
注目ポイント! |
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その他、スペック概要 |
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留意点 |
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2D高精細コンテンツの再生~AMD A4-6210 APUの検証
今回のHP 15-g000では、 AMD A4-6210 APUを搭載した状況でのレポートになります。これに内蔵するグラフィックはAMD Radeon R3 グラフィックス。 この状況下でのパフォーマンスをチェックしました。
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AMD A4-6210 APUはTDP14Wであり、結構な省エネ仕様。4コア実装のクアッドコア。ついにエントリーでもクアッドコアが一般的になる時代を迎えました。
APU 【 Accelerated Processing Unit 】とは
CPUとGPUを一つの半導体チップにまとめた統合型プロセッサ。CPUとGPUがプロセッサ内部で交信できるため、高性能化しやすいし、低消費電力化につながる。インテルでも同様のことをやっているが、AMDではこれらのプロセッサをAPU、またはFusion APUと呼んでいる。
Pioneer Visual Material Movie01の再生と、CPU使用率
Pioneer Visual Material Movie01は「平均Rate 50Mbps、最大70Mbps/VBR」という通常のBDタイトルを超える転送レートの動画コンテンツです。 (※通常のBDタイトルの場合は等速36Mbps、最大Rate 40Mbpsで制限されています。) これがスムーズに再生できれば、2D高精細コンテンツに十分対応できると判断できます。
このHP 15-g000ではCPU使用率が14%程度なので十分対応できるスペックです。メモリは8GBも搭載しているため、使用率20%程度であり余裕です。エントリーノートといえど、ゲーマーでない限り多くのエンタメ用に使えます。
ゲーム・パフォーマンス
本格ゲーム用には向かないスペックですが、ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼアやドラゴンクエストXでは、HD解像度でプレイできないこともないようです。
2013年8月に正式サービス開始したオンラインゲームMMORPG。不評だった旧版ファイナルファンタジーXIVを根本的に開発しなおし、大幅な変更が加えられた新バージョン。
1280 × 720 標準品質(ノートPC)ウィンドウ
【スコア:2321 / 普通】
Windows版が2013年9月に発売した「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」のベンチマークテスト。登場するキャラクター達が活躍するストーリーが再生される。
1280×720 / 標準品質 / ウィンドウ
【普通 / スコア:3378】
標準的な動作。グラフィック設定や解像度を少し下げると、快適に動作すると思われる。
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 レンダリング 処理時間⇒ 2分30秒 |
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負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 49.13RANK C ⇒ プレイできる環境。設定を下げれば快適になる。 |
消費電力は変動を繰り返しますが、平均的なワット数を独断でチェックした場合
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パフォーマンス比較
調査したHP 15-g000の CINEBENCH R10 および、ストリートファイター4 ベンチマークテストの結果にて、過去レビューPCと比較します。エントリー性能には変わりませんが、CPUパフォーマンスのわりにはグラフィックパフォーマンスが高いようです。グラフィックではインテル HD グラフィックス 4400に近いと見てよさそうです。CPUパフォーマンスではCore i3-4030Uよりも劣るようです。
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2分30秒 | 49.19 | |
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2分14秒 | 69.77 | |
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1分02秒 | 52.01 | |
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1分08秒 | 50.20 | |
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1分03秒 | 48.60 | |
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1分47秒 | 47.00 | |
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1分27秒 | 39.23 | |
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3分32秒 | 35.96 | |
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6分38秒 | 34.85 | |
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4分23秒 | 25.05 | |
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8分36秒 | 24.85 | |
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2分52秒 | 23.49 |
HP 15-g000のデザイン
天板とパームレストには美しいスパークリングブラック。「HP Imprint」テクノロジーによって傷の耐久性があります。
HP Imprint(インプリント)とは
ボディ成型時、デザインを加えたフィルムに樹脂を流し込み転写させる技術(成形同時加飾転写システム)。
すぐに傷がついたり、はげてしまうことがない。最終工程で表面塗装する一般的なPCに比べ、綺麗なプリント面を長期間保てる。この技術を提供しているのが日本の老舗企業「日本写真印刷株式会社(NISSHA)」で、工業製品の素材加工で世界的に評価が高い。HPに納めているフィルムはすべて国内生産という。
Imprint(インプリント)とは、ボディ成型時、国産デザイン・フィルムに樹脂を流し込み転写させる技術です。単なる表面塗装ではないため、プリント面の耐久性が高いです。この技術を提供しているのが、世界的に評価が高い老舗企業の日本写真印刷株式会社(NISSHA)です。
15.6インチワイドディスプレイと視野角
15.6インチワイドHDブライトビュー・ディスプレイ(解像度1366×768)。おそらくTNパネルなので広視野角ではないものの、左右から見る視野角はまずまずのところ。上からの視野角では青く飛んでしまいます。正面に向きあう通常の使い方であれば、問題ないでしょう。
ベゼル上部中央にある、HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)と内蔵マイク。
装備端子
右側面には、USB2.0×2基、DVDスーパーマルチドライブを装備。BDドライブの選択はまりませんでした。
左側面には、セキュリティロック穴、電源コネクタ、排気口、HDMI 端子、LAN 端子(10/100)、USB3.0×1基、ヘッドセット端子を装備。なお、ディスプレイはここまで開きます。
USB系端子が計3基というのはスタンダードノートとしてはやや心もとないですが、許容範囲というレベル。とりあえず、USB3.0が1基あるので、外付けHDDの高速バックアップには対応できますね。
背面には端子はありません。ヒンジは2箇所あります。
HP 15-g000の前面にはスピーカとSDカードスロットがありますが、裏面にしないと確認できません。SDカードの挿入は見やすい場所ではないため、やや扱いにくいです。
付属のACアダプター
45W スマートACアダプター(動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)
バッテリ
リチウムイオンバッテリ (4セル)。2箇所のラッチでロックされます。なお、HP 15-g000では効率のよい電源管理機能の「HP ピークシフト」を搭載しています。
キーボードとパームレスト周辺
タッチパッドでは、最近のモデルとしては珍しい独立型のクリックボタン。しっかりとしたクリック感を得たいユーザーにはよい設計です。
テンキーを装備しています。キー配列ではBackSpaceや半角全角キーが小さいのがやや気になりますが、概ね支障のない状態です。スパークリングブラックの反射がやや賑やかですが、キーボードは非光沢なのでひどくギラついた印象ではありません。
fキーの各印字が小さすぎるので、年配者にはちょっと見えづらいのではないかと感じます。
電源ボタンは低コストのためかLED点灯しません。カーソルキーの上下キーは小さいので少々扱いにくい面がありますが、そのかわり左右キーは大きくて扱いやすいです。キーストロークは浅すぎず、それなりの打鍵感があります。
価格の割にはエグいコストダウン化はみられません。光沢処理の多いボディですが、むしろ安っぽさを感じさせないためのデザインなのかもしれません。装備端子といい基本は押さえているので、特別なこだわりがない限り、選んでハズレのないモデルだと感じました。特にグラフィックパフォーマンスはこの価格帯のノートとしては非常に高いです。レビューは以上。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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