主要な光学ドライブ(DVDとBD)の紹介

「DVDスーパーマルチドライブ」がすべてのDVD/CD規格を総括しているので、DVD系はすでに完熟しています。気になるのがDVDの次世代となるブルーレイ(BD)です。ここでは、DVDスーパーマルチドライブとブルーレイ ドライブについて特徴を紹介します。

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DVDスーパーマルチドライブと、ブルーレイ ドライブ

ネジをはずしたら、前面から引き出します。
光学ドライブとは、光ディスクに対してレーザー光を用いて読み書きするドライブ機器です。気軽に使えるUSBメモリがGB単位の容量となっており、ディスク離れが進んでいますが、インストール用ディスクなどがまだあるので、まだ光学ドライブはなくてはならない存在です。2011年時点で、DVD/CD系はDVDスーパーマルチドライブ、DVDの次世代である光メディア(BD)はブルーレイドライブが主流です。

現在DVD/CD系は、DVDスーパーマルチドライブですべて治まる

DVDスーパーマルチドライブ
DVD/CD系ではCD-ROM ドライブから始まり、DVD-ROMドライブ、DVD-RWやDVD+RWドライブ、DVD-RAMドライブと多数のDVD規格が登場しました。DVDにおいては各ドライブメーカーが標準規格を競ったため、数多くの規格が氾濫してしまいました。2008年ごろにはDVD スーパーマルチドライブが主流化したので、各規格をオールマイティに扱えるようになりました。ただ、法人パソコンではDVD-ROM ドライブ 搭載のモデルがちらほら見られます。

DVD/CD系の光学ドライブと、対応ディスク

読み出しのみ 読み出し・書き込み可能 ほとんどが読み出し可能
ドライブ 対応ディスク
CD-ROM ドライブ CD-ROMCD-R CD-RW
DVD-ROM ドライブ CD-ROMDVD-ROMCD-R CD-RWDVD-R DvD-RW
DVD/CD-RW
コンボドライブ
CD-ROMDVD-ROMCD-R CD-RWDVD-R DvD-RW
DVD+/-RWドライブ
(DVDマルチドライブ)
CD-ROMDVD-ROMCD-R CD-RWDVD-R DvD-RWDVD+R DvD+RW
DVD-RAMドライブ CD-ROMDVD-ROMDVD-RAM
DVDスーパーマルチ
ドライブ
CD-ROMDVD-ROMCD-R CD-RWDVD-R DvD-RWDVD+R DvD+RW
DVD-RAM

DVDスーパーマルチドライブでは、DVD-RAMにも対応し、2層式であるDLタイプにも対応。基本的に、すべてのCD/DVD規格に対応していると考えてよいです。ただし、DVDスーパーマルチドライブという名称は俗名であり、正式な規格化されたものではありません。単品で購入する場合は、対応ディスクを再確認することをお勧めします。

CDディスクの種類 ~オレンジ色は記録可能なディスク
音楽CDや雑誌に付録するディスクでみかけます。最大800MB前後のデータを収録することが可能ですが、行えるのは読み出しだけで、書き込みはできません。CD-ROMの「ROM」とはRead Only Memoryのことで読み出し専用メモリという意味です。
読み出しだけのCD-ROMに対し、書き込みができるCDディスクです。記録用に650MBや700MBのCDが売られています。音楽やデジカメ画像を保存するのに最適です。安価なので、友達にデータをあげるときに便利です。ビデオCDといって一部のDVDプレイヤーで再生できる動画も保存できますが、画質&収録時間に難があるので、動画保存ならDVDを使うのが普通です。一度しか書き込みできないのが-Rで、何度も書き換えできるのが-RWです。
DVDディスクの種類 ~オレンジ色は記録可能なディスク
映画DVDや雑誌に付録するディスクでみかけます。1層式で4.7GB、2層式で8.5GBほどのデータを収録することが可能ですが、行えるのは読み出しだけで、書き込みはできません。
記録用のDVDとして最も普及しているディスクです。ライティングソフトを使って最大4.7GBのデータを記録することができます。一度しか書き込みできないのが-Rで、何度も書き換えできるのが-RWです。
DVD-ROMに近い形で記録するため、DVD-Rより高い互換性を持つはずでした。しかし、後発だったため、数多くのドライブがすでにDVD-Rの互換性に対応し、実際はDVD-Rのほうが互換性が高いことに。一度しか書き込みできないのが+Rで、何度も書き換えできるのが+RWです。ライティングソフトを使って最大4.7GBのデータを記録することができます。仕様勝手でDVD-Rと違うところはCD-Rのようにマルチセッションに対応していることです。(細切れで追加記録が可能)
ライティングソフトを使わなくても、ドラッグ&ドロップでデータを記録できるので、気軽に保存するのに便利です。最大4.7GBのデータを記録することができます。カートリッジ式のDVD-RAMもありますが、これは対応しているドライブが少ないので、使うメリットはないでしょう。
DVD+Rの記録層が2層になったディスクで、最大8.5GBのデータを記録できます。DLとはダブル・レイヤーという意味で、つまり2層ってことです。1度のみの記録が可能です。ただ、このディスクは価格が高いし、互換性もあやしいので、1枚で大容量という以外、使うメリットがありません。
DVD+R DLと内容はほぼ同じで、DVD+R DLよりも互換性を持たせた規格です。

データ用と録画用の違い

お店でDVDディスクを買うとき「データ用と録画用」とありますが、パソコンでどちらも使えます。DVDディスクは家電DVDレコーダーの録画にも使われるため、テレビ番組録画を前提とした録画用があるわけです。録画用には、コピー制限のプログラムのCPRMに対応してあり、著作権にかかわる料金が加算されています。そのため、地デジ録画用では録画用が必須です。パソコンの通常データバックアップ用では、データ用と録画用のどちらを使っても構いません。

デジタル放送のDVDコピーには、CPRM対応ディスクが必要
cprmDVDレコーダーなどでデジタル放送を録画した場合、著作権保護のためDVDへのコピーは1回のみの録画(コピーワンス)になります。そのコピー制限のプログラムにCPRMというシステムが使われています。そのためコピーにはCPRM対応のディスクでなければならず、必然的に「録画用」のディスクを選ぶことになります。

2011年時点では、「インストールDVDにはDVD-ROM、記録用にはDVD-RとDVD-R DLがメイン」という感じです。そのほかのディスクはあまり活躍していない様子。

ブルーレイディスク(BD)

ブルーレイディスク ドライブ
ブルーレイディスクはフルハイビジョン(フルHD)に対応すべく登場した、DVDの次世代となる光ディスクです。開発元のソニーは「光ディスクの最終形態」と豪語しています。ブルーレイディスクは、1層式ならDVDの約5倍のデータを収録できます。

ブルーレイとDVDの仕組みの違い

従来のDVDは赤色レーザーで読み書きしていましたが、ブルーレイは青紫色半導体レーザーを使います。これによって約2.6倍の高密度記録ができ、ピックアップレンズでは約2倍の高密度となっています。
なお、英語表記はBlu-rayで、Blueでないのは一般名詞だと商標登録ができないからだそうです。

DVDよりも青紫っぽい鏡面

ディスク容量

ブルーレイディスク(BD) DVDディスク
片面1層 25GB 片面1層 4.7GB
片面2層 50GB 片面2層 8.5GB

ブルーレイディスクの種類

BD-R BD-RE BD-ROM
1回のみの記録、または追記が可能。DVDにおけるDVD±Rに相当。 何度も書き換え可能DVD±RWやDVD-RAMに相当。 再生専用。DVDにおけるDVD-ROMに相当。
容量:片面1層 25GB / 片面2層 50GB

ブルーレイのメリット

  • 片面2層ブルーレイディスク(50GB)なら従来のDVD映像(転送レート8Mbps)を20時間分収録できるので、1枚のディスクにドラマ全話収録なんてこともできます。
  • 片面2層ブルーレイディスクは大容量50GBなので、パソコンのデータバックアップを1枚で済ますこともできます。
  • 片面2層ブルーレイディスク(50GB)1枚で、片面1層DVD10枚分のデータを移動させれば、データ保存がすっきりします。
  • パソコン用のブルーレイディスクドライブで、映画ソフトのBD-ROMを再生できますから、高画質で映画鑑賞できます。
  • 片面2層ブルーレイディスク(50GB)なら、フルHD(BSデジタル)で約4時間録れます。 (地デジはBSデジタルより低解像度なので約6時間)
    ちなみにDVDでは転送レートが8Mbpsのため、フルHD映像(転送レート25Mbps)の記録ができません。DVDに録画するフルHD映像はSD画質にダウングレードされて記録されるので、本来の高精細さがありません。そのSD画質でも片面2層DVD(8.5GB)で2時間しか保存できません。
記録フォーマットの種類
BD-AV 映像コンテンツディスクの規格。 主に家電レコーダなどの録画用として用いられ、従来のDVD-VRの役割に相当。
BD-MV 映像コンテンツディスクの規格。 映画のような映像作品の市販用などに用いられ、従来のDVD-Videoの役割に相当。

ブルーレイディスクをパソコンで視聴するときの注意
地デジ番組をパソコンにてブルーレイディスクにバックアップする場合、HDCPに対応したパソコン(グラフィック機能)とモニタである必要があります。2009年以降のパソコンであればほぼ問題なし。

ブルーレイディスク(BD)ドライブと機能

ブルーレイディスク ドライブ

ブルーレイディスク(BD)ドライブと機能

ドライブ 機能
BD-ROMドライブ BD読み込みオンリー
BDコンボドライブ BD読み込みオンリー + DVDスーパーマルチドライブ機能付
BDドライブ BD読み書き + DVDスーパーマルチドライブ機能付

ブルーレイはDVDの後継規格ではなく新規のため、本来、DVDとの後方互換はありません。しかし、BDコンボドライブやBDドライブでは、別途DVD/CDのピックアップレンズを搭載することで、DVDスーパーマルチドライブの機能を追加したケースが見られます。
一方、BD-ROMドライブのようにブルーレイ読み込みのみというドライブもありますので、単品購入の際は対応ディスクを確認しておきましょう。

ブルーレイとDVDはまったく別規格
DVDが扱えるBDドライブは、BD用とDVD/CD用のピックアップレンズを持つ、ハイブリット構造。後方互換ではありません。

DVD/CD用のピックアップレンズ
こちらはDVDスーパーマルチドライブ。DVD/CD用のピックアップレンズのみなので、当然のごとくブルーレイディスクは扱えません。

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