HP ENVY17-k200レビュー。Broadwell設計の17.3インチエンタメノート
17.3インチ・ハイパフォーマンスノートのENVY 17-k200をレビューします。第5世代CoreのBroadwell設計で、Core i7-5500U プロセッサーを搭載しています。搭載できるGPUはGeForce 840M および、GeForce GTX 850M。ディスプレイでは光沢液晶(1600×900)と、非光沢液晶 (1920×1080)がラインナップされています。 M.2接続の256GB SSDと1TB HDDを組み合わせて搭載できます。
今回レビューしたENVY 17-k200は以下の構成であり、HP ENVY17-k200 プレミアム・フルHDモデル(17-k211TX)に該当します。約2.88kgなのでやや重量級であり、据置用のエンターテインメントノートとなるでしょう。
ENVY17-k200はアルミ素材のパームレストといった高級感や、ウーファー内蔵の2.1chサウンドなどエンタメ要素の強いミドルレンジノートです。Windows 8.1の操作がタッチディスプレイのようにトラックパッド上で行える「HP コントロールゾーン トラックパッド」や、指紋認証リーダなど付加価値も高いです。
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ディスプレイ選択肢 |
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GPU選択肢 |
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ストレージ選択肢 |
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2015年2月時点のレビューとなります。販売時期やパーツ供給状況により情報が異なる場合があります。ENVY 17-k200詳しくはHPサイトをご覧ください。
デザインと装備端子
天板カラーはモダンシルバーで、中央に鏡面のhpロゴが配置されています。
右側面にヘッドセット端子、USB3.0端子×1基、光学ドライブを装備。
左側面に.電源コネクター 、セキュリティロックケーブル用スロット、ギガビットLAN端子、排気口、HDMI出力端子、USB3.0×2基 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) 、.SDカードスロット を装備しています。
ENVY 17-k200は17.6インチノートにしては装備端子数が少ないですが、それでも計3基ともUSB3.0端子というのは好印象。
ちなみにマニアックな裏ネタとして、この斜めの排気口スリットはhpロゴの傾斜角と同じなんだとか。黄金比の美しい形状らしいのですが、それを感じ取るのはなかなか難しい。
前面と背面には装備インターフェースがありません。
ヒンジの様子。流線型で隆起したところにヒンジが付きます。耐久性はよさそう。
サブウーファーを内蔵する底面
ENVY 17-k200の底面。バッテリー(リチウムイオン バッテリ -4セル)は2箇所のラッチでロックされています。なお、底面にサブウーファー(2.5W定格出力)を搭載しており、低音の利いた臨場感のあるサウンドが楽しめます。
ストレージパフォーマンス(デュアルストレージ構成)
内部には、M.2接続した256GB SSD(A-DATA AXNS381E-256GM-B)と、SATA接続の1TB HDDが搭載されています。それぞれのアクセス速度は上記の通り。SSDしかも新インターフェースのM.2規格であり、その速度はHDDを遥かに超えています。※パーツの供給状況により、搭載されているストレージ製品は異なります。
ディスプレイ~フルHD解像度 (1920 × 1080)
レビュー機では17.3インチ画面非光沢液晶。フルHD解像度 (1920 × 1080)の領域です。Yahooのページが2つ並べられる領域です。ドットバイドット表示でアイコンや文字をもっと大きく表示したいのなら、1600 × 900のディスプレイを選ぶといいでしょう。市場ではフルHD解像度 (1920 × 1080)のほうが人気があるようですが、好みは様々です。
視野角度からしておそらくTNパネルかと思われますが、左右からの視認ではさほど色度変移が気になりません。ただ、極度な上方からの視認では青白く変移します。
ディスプレイベゼルにWebカメラ(HP TrueVision HD Webcam)とデュアルマイクを内蔵
ENVY 17-k200 キーボード詳細レビュー
ナチュラルシルバーのパームレストはアルミ合金素材を用いてあり、アルマイト加工されています。梨地のメタルが上位ブランドならではの高級感を出しています。※ボディ左右側面や底面はポリカーボネート(工業プラスチック)です。
テンキーを搭載したアイソレーションキーボード。撮影しそこねましたが、バックライトキーボードを装備しています。
左上に電源ボタン。タッチパッドの左隣に指紋認証リーダーを内蔵。指先で簡単にログオンでき、上位機種ならではのセキュリティ機能が完備されています。
HP コントロールゾーン トラックパッド
HP コントロールゾーン トラックパッドを搭載。Windows 8.1の操作がタッチディスプレイのようにトラックパッド上で行えます。例えば指先の動きでチャームバーを呼び出したりできます。わりと横長に配置されているので、タイピング中はちょっと気になるかもしれません。
HP コントロールゾーン トラックパッドの細かい設定は、HP Control Zoneで行います。
BeatsAudioテクノロジー
流線型のエッジ部分にはデュアルスピーカーを内蔵。ユーザーの正面に向いているので自然な出力方向です。また、HPでお馴染みのBeatsAudioテクノロジーによって独自のチューニングがされています。底面のサブウーファを合わせた2.1chサウンドとなっているため、ノートパソコンとしてはサウンドクオリティに秀でています。
とあるゲームサウンドにて、高音域が耳障りだったので、BeatsAudioのユーティリティソフトで調整。
ACアダプタ
搭載するGPUによって異なりますが、GeForce GTX 850M搭載時は、90W-Cアダプタが付属します。ジョイントする電源ケーブルがやや太めですが、ウォールマウンタを使うことでケーブルを省略できます。
Core i7-5500U + GeForce GTX 850Mの、ベンチマークテスト
今回レビューしているENVY 17-k200は2015年のメインテクノロジーともいうべき、Broadwell設計のPC。第5世代インテル Core i7-5500U プロセッサーを搭載しています。単体GPUにはNVIDIA GeForce GTX 850M(4GB)。
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NVIDIAのOptimusテクノロジーがあるため、内蔵グラフィック(インテル HD グラフィックス 5500)と、GeForce GTX 850Mとを切り替えて使うことができます。上記はGeForce GTX 850Mのスペック。GPUコアは640基あります。
基本的には負荷によって自動切り替えなんですが、判断が万能ではないのでユーザー任意の切り替えもできます。NVIDIAコントロールパネルからプログラム(アプリ)を指定できます。
NVIDIA Optimusテクノロジーとは
単体GPUとCPU内蔵グラフィックをシームレスに切り替える技術。ネットサーフィンなど高いグラフィック処理をしない場合は、CPU内蔵グラフィックが有効化され低消費電力を優先。消費電力がかかってもグラフィック性能を必要とするときは単体GPUが有効化。手動でも設定が可能。
バイオハザード5ベンチマークテスト
1280 × 720のフルスクリーンで140.6 fps 評価S。ちなみに消費電力は65Wほどでした。
ドラゴンクエストX ベンチマークテスト ver.1.10 フルHD解像度
最高品質、フルHD解像度 (1920 × 1080)、ウィンドウ表示で「評価:快適」。
ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア フルHD解像度
1920×1080 標準品質(デスクトップPC)フルスクリーンモードで、「とても快適」。インテル HD グラフィックス 5500の表示になっていますが、GeForce GTX 850Mで動いているはず。(一応任意設定したし)
バイオハザード6 フルHD解像度
1920×1080 フルスクリーン表示 で、「RANK B ⇒ 標準的な動作が見込める 」。バイオハザード6ほどになるとフルHD解像度 で快適レベルには達さないようですね。
ストリートファイター4ベンチマーク フルHD解像度
1920×1080 フルスクリーン表示でAVERAGE FPS 93.45 「 RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。」
消費電力は43Wほど。
CINEBENCH R10 ベンチマークテスト
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 |
Core i7-5500U プロセッサーのパフォーマンスとしてみてよい。処理時間⇒1分09秒。
ENVY 17-k200の性能比較と検証
CINEBENCH R10 ベンチマークテストおよび、ストリートファイター4 (1280 × 720ウィンドウ表示)におけるFPSで比較します。NVIDIA GeForce 840M(2GB)を搭載しているHP ENVY15-k000のレビューがあるので、ENVY 17-k200にGeForce 840Mを搭載した時の性能が想像できます。
Core i7-5500U は第5世代とはえ、低消費電力のUシリーズなので第4世代の通常版よりもかなりパフォーマンスが落ちます。ただ、第4世代のUシリーズよりかは少々速くなっている様子も読み取れます。
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1分09秒 | 187.75 | |
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39秒 | 155.79 | |
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39秒 | 155.37 | |
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1分17秒 | 130.95 | |
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1分13秒 | 130.20 | |
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35秒 | 124.36 | |
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1分19秒 | 101.60 | |
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2分14秒 | 69.77 | |
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1分39秒 | 51.63 | |
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2分30秒 | 49.19 | |
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1分47秒 | 47.00 | |
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3分32秒 | 35.96 |
ENVY 17-k200購入ガイド~まとめ
NVIDIA GeForce GTX 850Mを搭載していれば、フルHD解像度 (1920 × 1080)で遊べるゲームが多々ある印象です。ただ、ゲームPCの座はOMENシリーズに譲るとして、アルミ素材のパームレストといった高級感や、ウーファー内蔵の2.1chサウンドなどエンタメ要素の強いミドルレンジノートです。Windows 8.1の操作がタッチディスプレイのようにトラックパッド上で行える「HP コントロールゾーン トラックパッド」や、指紋認証リーダなど付加価値も高いです。構成次第ですが、M.2接続の256GB SSDの爆速も堪能できます。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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