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HP ENVY15-j100 レビュー!ミドルユーザー向けのエンタメノート

Haswell設計の15.6インチ・ミドルノートである、HP ENVY15-j100をレビューします。今回レビューする実機ではCore i7-4702MQ + GeForce GT 750M を搭載しており、本格ゲームの入門機や動画編集用として活用できるスペックです。そして「Beats Audio クアッドスピーカー+サブウーファー」を内蔵しており、臨場感あるサウンドも楽しめるエンターテインメントノート。フルHD解像度、SSD (mSATA) を利用した高速起動、指紋認証リーダーなど付加価値の高いモデルとなっています。

見てみな!HP ENVY15-j100 レビュー
アルミ素材を使用したナチュラルシルバーカラーで、デザイン性も高いです。娯楽性の高いノートですが、光学ドライブを搭載していないため、ブルーレイ映画を楽しみたいなら、別途外付けドライブ+再生ソフトを導入する必要があります。

※2014年6月時点。当ENVY 15-j100の実機に基づいた調査です。購入された製品と完全一致している保証はありません。仕様変更などはHP公式サイトでご確認ください。

ENVY 15-j100サイズと重さ
サイズ : 380mm×250mm×厚み18~33.0mm、約2.3kg 。基本的には据置型娯楽ノートですが、持ち運べなくもない重量です。

アルミ天板
さらっとした手触りのアルミ天板で梨地の表面加工です。中央には鏡面のhpロゴが配置されています。

フルHD解像度の15.6インチ画面

1920 × 1080-ENVY 15-j100
光沢15.6インチ画面にフルHD解像度 (1920 × 1080)を搭載しており、初期設定では125%表示となっていました。ドットバイドット(100%)表示では表示領域が広い代わりに、文字が細かく表示されます。感じ方に個人差がありますが、一般的には15.6インチには1366 × 768という解像度が多いため、年配者など小さい字が苦手な方には向きません。

一般的なTNパネル
IPSパネルほどの視野角ではないので、一般的なTNパネルと思われます。正面で向き合う使い方ならまず問題無いです。

HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)
ENVY 15-j100では非タッチパネルであり、少し段差のあるベゼルになっています。ディスプレイの緩衝ラバーはディスプレイを一周りしており、自然なデザインに仕上がっています。ディスプレイ上部にHP TrueVision HD Webcam (約92万画素) と内蔵マイクがあり、下部のベゼルにhpロゴがプリントされています。

紹介するENVY 15-j100の構成 と性能

今回のENVY 15-j100実機では以下の構成になっています。24GB SSD(mSATA)搭載したISRT仕様になっており、SSDをHDDのキャッシュとして使用することでシステムの読み込みを高速化しています。

NVIDIA GeForce GT 750M (4GB)を搭載していますが、切り替え可能なグラフィックスとなっています。低負荷時ではCPU内蔵グラフィックが有効化され、低消費電力を優先します。なお、NVIDIAのコントロールパネルから手動設定も可能です。 CPUにはCore i7-4702MQを搭載しており、高いパフォーマンスです。

ENVY 15-j100購入するならガイドを参考に

レビューしたENVY 15-j100の構成

  • Windows 8.1 (64bit)
  • 15.6インチワイド フルHDブライトビュー・ディスプレイ (1920×1080)
  • Core i7-4702MQ (2.20GHz 最大3.20GHz, キャッシュ6MB)
  • 4GB (4GB×1) DDR3L-1600MHz
  • NVIDIA GeForce GT 750M (4GB)
    ※自動切り替え機能:低負荷時⇒インテル HD グラフィックス 4600
  • 1TB HDD+24GB SSD(mSATA)

注目スペック

  • モバイル インテル HM87 Express チップセット
  • 指紋認証リーダー内蔵
  • HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)、内蔵マイク
  • バックライトキーボード(テンキー付き)
  • Beats Audio クアッドスピーカー+サブウーファー

その他

  • 装備端子 : スロット HDMI 出力端子×1、USB3.0×4 (うち1基は電源オフUSBチャージ機能)、 ギガビットイーサーLAN×1、SDカードスロット、ヘッドセット×1
  • 無線 : IEEE802.11b/g/n+Bluetooth4.0
  • サイズ : 380mm×250mm×厚み18~33.0mm、約2.3kg
  • 公称バッテリ駆動 : リチウムイオンバッテリ (6セル)-約 6 時間
  • 備考 90Wおよび120W ACアダプター付属(搭載GPUにより異なる)
CPU性能のベンチマークテスト
レンダリングテストのCINEBENCH R10

CINEBENCH R10 

3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。

処理時間

39秒 スコア⇒22141
デスクトップPC用の、第2世代Core i7-2600と同等です。

当サイト調べによる比較参考データ(デスクトップPC)

  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4960X + GeForce GTX 770 ⇒ 24秒
  • (2012年)Win7 64bit + Core i7-3770 + GeForce GTX 660 ⇒ 34秒
  • (2011年)Win7 64bit + Core i7-2600 + Radeon HD 5770⇒ 38秒
  • (2009年)Win7 64bit + Core i7-860 + GeForce GTX 260⇒ 51秒
  • (2008年)Vista 32bit + Core 2 Duo E8400 + RADEON HD 4650⇒ 2分31秒
  • (2006年)XP 32bit + Pentium D 915 + RADEON HD 3650 ⇒ 5分28秒
  • (2003年)XP 32bit + Pentium 4 /3GHz + GeForce 6600 ⇒ 7分36秒
本格3Dゲームのベンチマークテスト
ライトなゲームのストリートファイター4
負荷レベル:ライト

ストリートファイター4

2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。

1280×720 ウィンドウ表示

AVERAGE FPS 155.37
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。

1920×1080 フルスクリーン表示

AVERAGE FPS 97.85
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。

ミドル級負荷のバイオハザード5 「ベンチマークテストA」
負荷レベル:ミドル

バイオハザード5 「ベンチマークテストA」

2009年9月に登場したShooting Game(PC版)。NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体視3D対応ゲーム。3D Vision処理でなければ、本格3Dゲームとしてはミドルクラスの負荷。グラフィック設定はデフォルトのまま。DirectX 10で実施。

1920×1080 フルスクリーン表示

AVERAGE FPS 58.7
RANK B ⇒ 一部の動作で重くなりますが、問題なく動作。

ラストレムナントでベンチマーク
負荷レベル:ミドル

ラストレムナント

2009年にPC版が登場したRPG。ロールプレイングなのでアクションゲームほどFPSに左右されませんが、最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。DirectX 10で実施。

1280×720 ウィンドウ表示

AVERAGE FPS 88.64
グラフィックを高めにしても快適な動作。

そこそこ負荷のあるバイオハザード6
負荷レベル:ややヘビー

バイオハザード6

2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。

1280×720 ウィンドウ表示

SCORE = 4470
RANK B ⇒ 標準的な動作が見込める。

1920×1080 フルスクリーン表示

SCORE = 2327
RANK C ⇒ プレイは可能だが、処理負荷によって動作が重くなる。

FF14のできるパソコンとは
負荷レベル:ヘビー

ファイナルファンタジーXIV

2010年9月に発売したPC版ファイナル・ファンタジーの2作目。登場当時としては先を見越した設定となっており、求められるパソコン性能のが非常に高いです。テストではヒューラン(男)で実施。

LOW(1280×720)

SCORE = 2604(標準的な動作)
消費電力
パソコンの消費電力
  • アイドル時の消費電力 ⇒ 14Wあたり
  • ストリートファイター4のベンチマークテスト実施中 ⇒ 93Wあたり

バイオハザード5あたりがフルHD解像度で遊べるレベルです。それ以上のゲームとなるとHD解像度(1280×720 )に下げざるを得ないスペックです。この構成あたりがゲームにとしての入門レベルでしょう。

Core i7-4702MQと、GeForce GT 750M

GeForce GT 750MのスペックとCore i7-4702MQ
Core i7-4702MQのスペックと、GeForce GT 750Mのスペック詳細。
Core i7-4702MQは22nmのHaswell設計であり、4コア実装ですがHTテクノロジーによって8スレッド動作します。動作周波数は2.20GHzですが、ターボブーストによって最大3.20GHzまで上がります。GeForce GT 750Mではシェーダー数が384基あり、4GBのビデオメモリを搭載しています。

カスタマイズ選択例

2014年6月4日時点における、ENVY 15-j100の選択可能パーツ。最新状況・詳細はHPサイトで要確認ください。SSD(mSATA)を活用した高速起動が特長です。搭載CPUも上位志向になっています。

osはWindows
  • Windows 8.1 (64bit)
モニタ-ディスプレイ
  • 15.6インチワイド フルHDブライトビュー・ディスプレイ (1920×1080)
CPUカスタマイズ
  • インテル Core i5-4200M
  • インテル Core i7-4702MQ
グラフィックカスタマイズ
  • NVIDIA GeForce GT 740M (2GB)
  • NVIDIA GeForce GT 750M (4GB)
メインメモリ
  • 4GB (4GB×1) DDR3L-1600MHz
  • 8GB(4GB×2) DDR3L-1600MHz
ストレージ、HDD-SSD
  • 750GB ハードドライブ+24GB SSD(mSATA)
  • 1TB ハードドライブ+24GB SSD(mSATA)
光学ドライブのカスタマイズ
  • 光学ドライブなし
  • オプションでUSB外付けスーパーマルチドライブ

側面のインターフェース~USB3.0端子を4基も装備

Hewlett-Packard
ENVY 15-j100の背面および前面には装備端子がありません。背面には2箇所のヒンジとHewlett-Packard の印字があります。

厚めのUSB
左右側面に主要端子が集中しています。ENVY 15-j100の側面端子は地面から少し浮いた状態なので、少しくらい厚めのUSBデバイスでも接続できます。

ENVY 15-j100の左側面

ややくさび形
左側面のインターフェースを紹介。ちなみにディスプレイはこの角度まで開くことができます。本体はややくさび形になっており、勾配のあるデザインです。

ENVY 15-j100のHDMI 出力端子
セキュリティロック穴・排気口スリットがあり、次の端子が並びます。HDMI 出力端子×1基、USB3.0×2基、 SDカードスロット。
HDDと電源ライトもついています。

電源オフUSBチャージ機能を搭載

USBチャージ機能
稲妻マークのUSB3.0端子に「電源オフUSBチャージ機能」を搭載しています。PCを起動していなくても、バッテリおよび電源コンセントに繋がっていれば、ここのUSB端子から周辺機器を充電することができます。

右側面~光学ドライブなし


右側面では光学ドライブを搭載していません。ここには、「ヘッドセット×1 、USB3.0×2、 ギガビットイーサーLAN×1、電源コネクタ」を装備しています。手前には端子を装備していないので、マウス操作の邪魔になりません。

120W ACアダプタ
今回、NVIDIA GeForce GT 750M (4GB)を搭載しているので、120W ACアダプタが付属しています。

ENVY 15-j100のパームレストとキーボード!サウンド機能も充実

パームレスト
テンキーを装備したアイソレーションキーボードであり、キーボードバックライトを搭載していため暗所でも操作できます。アルミ素材のパームレストが高級感を出しており、シルバーとブラックのメリハリのあるデザインです。

ベンチマークテストでしばらく高負荷状態にしたところ、もっとも熱くなった箇所は電源ボタン周辺であり、左手のパームレストでは熱伝導でやや熱を感じる程度です。右手パームレストはほとんど熱を感じませんでした。

JIS標準準拠・OADG準拠配列
基本箇所のキーピッチは約18.7×18.7mmでありフルサイズキーボードです。JIS標準準拠・OADG準拠配列[105キー]。
Fキーはコントロールキーとの兼用であり、優先設定しなかったほうをfnキーと組み合わせて使います。
fキーの印字が小さいので年配者にはやや見えづらいでしょう。半角/全角キーがやや小さいですが、端にあるキーなので操作性は妥協できる範囲です。sキーあたりに少々たわみを感じます。

ENVY 15-j100カーソルキー
backspaceキーが小さいのがやや気になる感じです。カーソルキーでは、上下キーが扱いにくく、左右キーが大きいがために、特に↑キーでは少し接触の心配をしなくてはなりません。反面、左右キーは扱いやすいです。ゲームで多用するならテンキーで代用したほうがいいでしょう。

約1.5mmのキーストローク
キートップは少し凹んでフィット感を出しているのでしょうけど、ほとんどフラットに近い感覚です。約1.5mmのキーストロークで浅く、タイピング感は少しふわりとした印象。

Beats Audioテクノロジーのロゴ
キーボードの上にスピーカーを内蔵しており、クアッドスピーカーの1つです(底面にもスピーカを搭載)。タッチパッドはクリックボタンと一体型。LEDで電源マークが点灯する電源ボタン、Beats Audioテクノロジーのロゴ、指紋認識リーダーを搭載しています。

オーディオではBeats Audioテクノロジー(デジタル・シグナル・プロセッシング)を採用しており、デジタル音源を圧縮する際に失われた音質を回復し、迫力の重低音とクリアな高音域を実現しているといいます。

特化したサブウーファ搭載
底面のラッチから解除すると、バッテリーを取り外せます。底面の前面にはステレオスピーカ、そしてサブウーファを内蔵しています。サウンドの臨場感ですが、ノートパソコンゆえ出力の低さがあるものの、多チャンネルのスピーカと低音に特化したサブウーファ搭載ということがあり、並のノートよりはサウンド面で楽しめます。娯楽用途で活用できる機能です。

ENVY 15-j100の内部構成

底面カバーはバッテリーをはずさないと開けることができない安心構造です。今回の構成における実機の内部を見てみましょう。2.5インチHDDのマウンタでは、シリコンゴムが採用されており、ネジフリーの構造です。メモリスロットは2スロット (SO-DIMM)あり、DDR3L-1600MHz規格が採用されています。

解体分解ENVY 15-j100
HDDの下には24GB SSDがmSATAスロットに装着されており、右隣に無線LANカードが搭載されています。

ENVY 15-j100購入ポイント

スペック(GeForce GT 750M 搭載時)においてミドルクラスの本格ゲームが楽しめるレベル。クアッドスピーカ+サブウーファのサウンドで映像娯楽も楽しめる。mSATAのSSDにより起動が速い。そして指紋認識リーダーを搭載しているのでセキュリティ面でも安心です。フルHD解像度ということもあり、上級者でも十分納得できるノートだと思われます。ただ、娯楽用に徹するなら光学ドライブもあったほうが得点が高かったモデルです。

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