HP ENVY17-j100レビュー。大画面ノート!構成次第ではライトなゲーム用にも
17.3インチ大画面ノートであるENVY17-j100をレビューします。以前レビューしたENVY17-j100 Leap Motion SEのLeap Motionを内蔵しないタイプと理解すれば早いです。同じくHaswell設計で、モバイル インテル HM87 Express チップセットを採用しています。ただし、搭載できるグラフィックはNVIDIA GeForce GT 740Mまでとなり、GeForce GT 750M を搭載できるENVY17-j100 Leap Motion SEよりも低いスペック構成になっています。
今回レビューしたENVY17-j100では、Core i7-4700MQ プロセッサー + GeForce GT 740Mを搭載しており、本格ゲームをライト設定で遊べる性能があります。ナチュラルシルバーの天板はアルミニウム素材を採用したリッチなデザインです。さらっとした手触りの梨地で、指紋が付きにくいです。ただ、天板が広いためか、中央あたりを押さえつけるとややしなります。特別な堅牢というわけではないので外圧には注意した方がいいでしょう。
また4つのスピーカー+サブウーファー構成のサウンド、HDDベイ2基装備の拡張性、バックライトキーボード、指紋認証機能などENVYシリーズならではのプレミアムな装備となっています。
他、レビューしたENVY17-j100は以下の構成となっています。
備考
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2014年8月時点のレビューとなります。仕様変更やカスタマイズの違いがあるため、詳しくはHPサイトをご覧ください。
17.3インチワイドフルHD非光沢・ディスプレイ
非光沢なのでギラつき感がなく、ビジネス用途にもいい。17.3インチ画面にフルHD解像度 (1920 × 1080)を搭載しているので、広領域となっています。視野角では上方からだとかなりハッキリした色度変移が見られますが、その他の角度からでは概ね良好の許容範囲。なお、エントリー構成のENVY17-j100では、17.3インチワイドHD+ブライトビュー・ディスプレイ (1600×900)となっており、仕様がレビュー機とは異なっています。
ディスプレイベゼルの上部中央に、HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)を内蔵しています。このWebカメラの左右に1つずつ内蔵マイクが搭載されています。(デュアルマイク)。ディスプレイベゼルにMADE IN TOKYOのロゴがあるので、昭島工場で君立てられた製品と分かります。
MADE IN TOKYO(東京生産)のメリット
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底面~HDDベイ2基の拡張性
底面にはbマーク(Beats Audio)のサブウーファを内蔵。ラッチ式のロックを解除すれば、バッテリーが外せます。
バッテリーを外さないとモジュールカバーが外せない構造となっています。
内部の様子。今回のレビュー機ではHDDを2台搭載。HDDはシリコンのマウンタによって装着されており、ネジフリーの搭載です。
HDDをつなぐSATAケーブルが市販では見られないタイプであり、メーカー固有のものと思われます。このケーブルをゲットする意味でHDDを2台搭載させたい場合は、はじめからHPで注文すべきでしょう。
メモリスロット(SO-DIMM)が2基あります。低電圧メモリのPC3L-12800 (DDR3L-1600)規格が採用されています。メモリスロットの側には無線LANカードが装着されています。
ENVY17-j100の側面インターフェース
端子等を装備する4側面を詳しく紹介します。形状がよく分かるようにひっくり返した状態と合わせて掲載します。
前面
前面には端子はなく、タッチパッドの隙間に指を入れてディスプレイをオープンしやすくしています。傾斜部分にステレオスピーカを内蔵。
背面
背面にも装備端子はなし。ヒンジは2箇所となっています。中央にHEWLETT-PACKARDの印字がされています。
右側面
右側面に、ヘッドセット端子、 USB3.0端子×2基 、光学ドライブ、電源コネクターを搭載しています。 USB3.0端子が合計4基あるので、デスクトップ機の代替にもなるでしょう。
DVDスーパーマルチドライブ、ブルーレイROMドライブ、ブルーレイディスクドライブが搭載できます。
NVIDIA® GeForce® GT 740M グラフィックス搭載時では、120WのACアダプタが付属し、ミッキー型プラグの電源ケーブルとつなぎます。ENVY17-j100本体に接続するプラブはL字型となっています。
左側面
左側面に、セキュリティスロット、 排気口スリット、 HDMI出力端子、 ギガビットイーサネットLAN 、USB3.0×1基(電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB3.0×1基、 SDカードスロットを装備。排気口の配置がしっかりしており、エアフローに懸念はないので、高負荷の続くゲーム用途でも大丈夫でしょう。 先端に電源とHDDの動作ライトを装備しています。
電源オフUSBチャージ機能というのは、パソコンを起動しなくても、対応のUSB3.0端子から周辺機器を充電できる機能です。ACアダプタにつながっていなかったら、バッテリーの電力が使われます。
アルミのパームレストおよび、テンキー付きフルサイズキーボード
ENVY17-j100 Leap Motion SEからLeap Motionを外したデザイン。パームレストがアルミ素材になっており、エントリーモデルとは一味違う印象。左上に電源ボタン、右下に指紋認識リーダーを内蔵。高負荷時でも右手部分はまったく熱くならず、左手部分が僅かに熱が伝わってくる程度。
キーボードの上部にもスピーカーを内蔵しており、あわせてクアッド・スピーカの構成となっています。限界はあるのものの、ノートの内蔵スピーカーとしてはなかなかのサウンド・クオリティを楽しめます。
キーストローク : 約1.5mm。打鍵感を感じられる、ほどほどのキーストロークはあります。
調光はできませんが、バックライトキーボードの仕様になっています。暗い場所でも使うことができます。キーボードパーツが全く同じなので、キーボードの詳細はENVY17-j100 Leap Motion SEのレビューをご覧ください。
ベンチマークテストで性能チェック
ENVY17-j100実機ではCPUにCore i7-4700MQ プロセッサー、単体GPUにNVIDIA GeForce GT 740Mを搭載しています。各スペック詳細は以下の通り。切り替え可能なグラフィックとなっており、NVIDIA GeForce GT 740MからCore i7-4700MQ に内蔵するインテル HD グラフィックス 4600に設定できます。ライトな用途ではインテル HD グラフィックス 4600にして低消費電力で使用できます。
Core i7-4700MQ はクアッドコア実装で、HTテクノロジーによって8スレッド動作するCPUです。低電圧版のUシリーズではないので、CPUパフォーマンスは非常に高いです。
搭載HDDのストレージパフォーマンス |
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CPU性能のベンチマークテスト | |
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 レンダリング 処理時間⇒ 35秒 同世代(Haswell)のデスクトップ用と張り合えるパフォーマンスです。 当サイト調べによる比較参考データ(当時において上位CPU搭載デスクPC)
比較参考データ2(当時において、中位以下のCPUを搭載したデスクPC)
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本格3Dゲームのベンチマークテスト | |
負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 124.36RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 76.6 NVIDIA GeForce GT 740M搭載なら、ストリートファイター4がフルHD解像度 (1920 × 1080)でも快適に遊べます。 1280×720 ウィンドウ表示
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負荷レベル:ミドル |
2009年9月に登場したShooting Game(PC版)。NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体視3D対応ゲーム。3D Vision処理でなければ、本格3Dゲームとしてはミドルクラスの負荷。グラフィック設定はデフォルトのまま。DirectX 10で実施。 1280×720 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 74.6 1280×720 解像度であれば快適に遊べます。フルHD解像度 (1920 × 1080)の場合は、シーンによっては遅くなるようです。 |
負荷レベル:ミドル |
2009年にPC版が登場したRPG。ロールプレイングなのでアクションゲームほどFPSに左右されませんが、最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。DirectX 10で実施。 1280×720 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 58.17 |
負荷レベル:ややヘビー |
2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。 1280×720 フルスクリーン表示 SCORE = 3295 |
2013年8月に正式サービス開始したオンラインゲームMMORPG。不評だった旧版ファイナルファンタジーXIVを根本的に開発しなおし、大幅な変更が加えられた新バージョン。 1920 × 1080 標準品質(ノートPC)フルスクリーンで、快適という評価を得られた。 |
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ワットチェッカー | |
消費電力は変動を繰り返しますが、平均的なワット数を独断でチェックした場合
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過去にレビューしたHPパソコンと比較
レビューしたHP ENVY17-j100の構成で比較すると、デスクトップ機に匹敵するCPUパフォーマンス。グラフィックではGeForce GT 750M搭載機にはそこそこ差を付けられています。Core i7-4700MQを搭載している分、ストリートファイター4のFPSを底上げしているようです。
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35秒 | 124.36 | |
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39秒 | 155.79 | |
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39秒 | 155.37 | |
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30秒 | 136.23 | |
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40秒 | 135.90 | |
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1分13秒 | 130.20 | |
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29秒 | 113.59 | |
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1分19秒 | 101.60 |
HP ENVY17-j100 購入ポイント
NVIDIA GeForce GT 740M搭載では、本格ゲーム用途に満足とは言い難いものの設定次第です。ミドルクラスのゲームでもHD解像度であればそこそこ動作します。一方、CPUパフォーマンス(Core i7-4700MQ プロセッサー)は、同世代のハイエンドデスクトップに近く、申し分ない性能です。
とにかく、クアッドスピーカ+サブウーファのサウンド、HDDベイを2基搭載できる拡張性、アルミの天板とパームレストなどエントリー機にはないプレミアム感を手に入れられます。
レビュー項目
- HP ENVY17-j100 Leap Motion SE~世界初!Leap Motionコントローラー内蔵
- HP ENVY17-j100 ~構成例:Core i7-4700MQ + GeForce GT 740M
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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