剛性を重視したユニボディ!HP Pavilion 15-p000をレビュー
15.6インチ・エントリーノートでもややグレードを上げた製品、HP Pavilion 15-p000をレビューします。継ぎ目を極力なくし、パーツを極力少なし、剛性を高めたユニボディの構造となっています。これで、隙間に入る汚れも抑えられるメリットがあります。
今回レビューするHP Pavilion 15-p000はHaswell設計。Core i7-4510UとNVIDIA GeForce 840Mを搭載した状態で紹介します。(HP Pavilion 15-p022TX パフォーマンスモデル)。この構成であれば、ストリートファイター4がフルHDでも快適に動作し、ミドル負荷のゲームでもHD解像度であれば結構快適に遊べるパフォーマンスがあります。エントリーノートといえど、構成次第でゲーム機入門レベルの性能があり、中級者以上でも狙えるノートパソコンです。実機では1TBハイブリッド・ハードドライブを搭載しており、起動が速いです。
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※2014年8月時点のレビューになります。仕様変更やカスタマイズの違いがあるため、詳しくはHPサイトをご覧ください。
HP Pavilion 15-p000のカスタマイズ例
レビュー時点の構成例をチェックすると、さらにスペックを落として低予算で購入する事が可能です。「ゲーム入門機レベルほどの性能は必要ないが、剛性を重視したユニボディが目当て」というユーザーでも買いやすくなっています。
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個性的なアクアブルーとユニボディ
天板、端子のある側面、底面は個性的なアクアブルーとなっており、だいぶポップな印象を受けます。トレンドを取り入れたと言っているので、今年の流行色なんでしょうか。天板は縦線の筋があるテクスチャー加工であり、持ち運びの際、若干滑り止めの効果があります。
またHP Pavilion 15-p000の天板にはソフトタッチコーティングを施してあるため、指紋の付きにくい処理がされています。そして中央にhpロゴ。なお、デザインとしてPavilion 15-n200シリーズの色違いに見えますが、細部で結構異なっています。
アクアブルーのシャーシ部分がユニボディであり、継ぎ目がないので剛性が高くなっています。底面にバッテリーのロックおよび切り離しのラッチがあります。
4セルバッテリーの部分はブラック。公称バッテリ駆動時間では、内蔵グラフィックタイプのHP Pavilion 15-p000 スタンダードモデル(ブルー)が約6時間30分、単体GPU搭載のHP Pavilion 15-p022TX パフォーマンスモデル(ブルー)が約4時間半。
サイズ:約385mm × 261mm × 厚み24~27.5 mm。重量約2.27kg。
15.6インチワイド・フルHD非光沢・ディスプレイ
1366×768解像度の構成もありますが、今回の実機は、15.6インチワイド・フルHD非光沢・ディスプレイ (1920×1080)。
この画面サイズでこの高解像度は玄人好みです。また、非光沢なのでビジネス用にもいいですね。TNパネルだと思いますが、左右斜めや少し下斜めの角度から見ても、視野角が比較的良好。しかし、さすがに上斜めからは白く飛んでしまう。
それでもエントリーノートとしては、だいぶクオリティのあるディスプレイかと思われます。ディスプレイベゼル上部中央にTrueVision HD Webcamとデュアルマイクを内蔵。
Pavilion 15-p000の前面・背面・左右側面
前面と背面には装備端子なし。そして2箇所のヒンジ。ディスプレイの角度によってはヒンジが少し突き出すので、引っ掛かりがちょっと気になります。なお、ディスプレイは下の写真の角度まで開きます。
右側面に、電源コネクタ、100Base LAN端子、排気口HDMI端子、USB3.0端子×2、SDカードスロット装備。
左側面にヘッドセット端子、USB2.0端子×1、DVDスーパーマルチドライブ装備。また、電源ライトとHDDライト、セキュリティスロットがあります。
トレイ式の光学ドライブ。カスタマイズはなく、DVDスーパーマルチドライブだけでした。
このモデルでは、65W スマートACアダプターが付属。電源ケーブルをつなげて使用しますが、ウォールマウントプラグが付属しているので、電源ケーブルを省略することができます。
キーボードとパームレスト
テンキー付きのアイソレーションキーボード採用。キーボードパーツはPavilion 15-n200シリーズと同じなので、そちらのレビューをご覧ください。そしてタッチパッドはボタン一体型。
ポリカーボネート(工業プラスチック)ですが、ヘアライン加工の金属風に表面処理がされています。
マークがLED点灯する電源ボタン、上部中央にデュアルスピーカ内蔵、Beats Audioテクノロジー(デジタル・シグナル・プロセッシング)を採用しており、独自のチューニングが施されています。(デジタル音源を圧縮する際に失われた音質を回復し、迫力の重低音とクリアな高音域を実現しているという。)
ベンチマークテスト
搭載しているCore i7-4510Uは2コア実装で、HTテクノロジーによって4スレッド動作するCPUです。超低電圧版のUシリーズであり、TDPがたったの15W。単体GPUのNVIDIA GeForce 840Mは比較的ローエンドであるが、ストリートファイター4をフルHD解像度 (1920 × 1080)でプレイしても60FPSを超えており、快適に遊べるパフォーマンスを持ちます。
HDDのパフォーマンス。8GBフラッシュメモリ内蔵したハイブリッドHDDを採用している。 NVIDIA GeForce 840Mとインテル HD グラフィックス 4400を切り替えて使用できる。ベンチマークテストではNVIDIA GeForce 840Mを有効化させている。 |
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CPU性能のベンチマークテスト | |
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 レンダリング 処理時間⇒ 1分13秒 当サイト調べによる比較参考データ(当時において上位CPU搭載デスクPC)
比較参考データ2(当時において、中位以下のCPUを搭載したデスクPC)
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本格3Dゲームのベンチマークテスト | |
負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 130.20RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 67.12 1280×720 ウィンドウ表示
1280×720 ウィンドウ表示
1280×720 ウィンドウ表示
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負荷レベル:ミドル |
2009年9月に登場したShooting Game(PC版)。NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体視3D対応ゲーム。3D Vision処理でなければ、本格3Dゲームとしてはミドルクラスの負荷。グラフィック設定はデフォルトのまま。DirectX 10で実施。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 50.9 |
負荷レベル:ミドル |
2009年にPC版が登場したRPG。ロールプレイングなのでアクションゲームほどFPSに左右されませんが、最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。DirectX 10で実施。 1280×720 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 58.84 |
負荷レベル:ややヘビー |
2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。 1280×720 フルスクリーン表示 SCORE = 3982 |
2013年8月に正式サービス開始したオンラインゲームMMORPG。不評だった旧版ファイナルファンタジーXIVを根本的に開発しなおし、大幅な変更が加えられた新バージョン。 1600×900 標準品質(ノートPC)フルスクリーンで、5185(とても快適) |
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ワットチェッカー | |
消費電力は変動を繰り返しますが、平均的なワット数を独断でチェックした場合。輝度設定は11段階中8段階。
超低電圧版CPUやDDR3Lメモリを採用していることもあってか、アイドル時の消費電力が少なく良好。 |
HP Pavilion 15-p000の購入ポイント
レビューしたHP Pavilion 15-p000の構成なら、NVIDIA GeForce 840Mを搭載しており、フルHD解像度 (1920 × 1080)でストリートファイター4が快適に遊べるパフォーマンスがあります。ミドル負荷のゲームでもHD解像度であれば結構いけるので、エントリーモデルとしてはかなりの高パフォーマンス。ハイブリッドHDDを採用しているので起動も速い。アクアブルーのボディは、パソコンとしてはファッショナブルなので好みが分かれそうですが、ユニボディの剛性はポイントが高いです。
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HP Pavilion 15-n200シリーズのレビュー
- HP Pavilion 15-n200シリーズの概要レビュー(デザイン)
- Pavilion 15-n200(インテル ・Haswell設計)~構成:Core i7-4500U + NVIDIA GeForce GT 740M
- Pavilion 15-n200(AMDモデル)~構成:A6-5200 + AMD Radeon HD 8670M
HP Pavilion 15-pシリーズのレビュー(剛性ユニボディのモデル)
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