KabyLake Refresh設計・Uシリーズの大画面17.3インチノート
Inspiron 17(5770)のデザインとカラーバリエーション
17.3インチノートのInspiron 17 5000こと、Inspiron 17(5770)をレビューしている。Inspironの中級グレードである5000シリーズであるが、ポリカーボネート(工業プラスチック)のボディであり、7000シリーズほどのプレミアム感はない。どちらかと言うと下位の3000シリーズに近い。ただし、広視野角のディスプレイ(おそらくIPS)を採用したり、ローエンドGPUの搭載が可能だったりと、少しばかりのグレードアップ感はある。ここでは、Inspiron 17(5770)のデザインを紹介する。カラーはシルバーとブラックの2機種を導入した。
2017年11月論評 KabyLake - Refresh (Uシリーズ) |
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※2017年11月30日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
【 デザインその1 】 シルバー・モデル
まずはInspiron 17(5770)のシルバー・カラーモデルから紹介。
ポリカーボネート(工業プラスチック)のボディなので、基本的にはエントリーモデルの質感。銀色の塗装である。アルミボディの7000シリーズと比べると、見劣り感が否めない。中央にはクロム調のDELLロゴを配置。
Inspiron 17(5770)の底面。底面もポリカーボネートだが、底面から左右側面とつながっており、継ぎ目の少ないユニボディとなっている。質感に特別感はないが堅牢性に不備はない。丸いスタンドゴムが4本配置されている。吸気口は比較的小さく、基本的には低発熱PCのデザインである。
スピーカは緩やかなカーブ面に配置されている。接地面すれすれの位置であるが、ノートパソコンの内蔵スピーカ出力くらいでは、サウンドに悪影響を与えている印象はない。
前面
光学ドライブを搭載しているわりには薄型。本体前面は底面にかけて急斜面になっている。
背面ヒンジと排気口
Inspiron 17(5770)の背面には端子はなく、横長1本のヒンジ(蝶番)が占める。なお、ディスプレイは最大でここまで開く。
排気口は横長ヒンジの隙間に配置されており、吸気口から察したとおり低発熱のローエンド構成向けのデザインだ。本格的なゲームノートではないので、この辺はスルーしてもよさそうだ。
インターフェースの配置
左側面に端子が集中しており、奥側にある。端子の配置場所はバランスが良いといえる。
右側面ではUSB2.0端子がやや手前に配置されているので、有線マウスを使うならケーブルが少々邪魔くさくなるかも。
光学ドライブのトレイを引き出した状況および、SDカード挿入時の様子。SDカードは少し飛び出し気味になる。LAN端子は開口するギミック。
広視野角!17.3インチ非光沢ディスプレイ(1920 × 1080)
ノートでは大画面となる17.3インチ。レビュー時点では非光沢ディスプレイ(1920 × 1080)のみである。DELLサイトでは何も触れられていないが、広視野角なので、おそらくIPSパネルだと思われる。なぜ、セールスポイントをスルーしているのか意味不明。非光沢なので長時間用途に向く。
搭載解像度はフルHD(1920 × 1080)。ディスプレイは高解像度化の傾向にあるが、17.3インチ画面であれば、ドットバイドット表示でも、テキストやアイコンが極粒というほどではない。
ディスプレイベゼルにWebカメラとデュアルマイクを内蔵。下部ベゼルのDELLロゴはただのプリントなので、わりとエントリー感。
用語解説 | ドットバイドットとは ドットバイドットとは、1pxの情報を「ディスプレイの1ドットで表示させること」で、Windows設定で拡大および縮小をしていない状態のこと。システム上では基本表示。拡大や縮小すると滲みの原因になったり、古い一部のアプリでは尻切れなどレイアウト崩れとなる。稀だが拡大すると起動できない古いアプリも存在する。 Windowsのディスプレイ設定から文字や画像の拡大ができるが、100%というのがドットバイドット(96 DPI )の状態。拡大設定では、125%(120 DPI )、150%(144 DPI )・・・と変えられるが先述のようなデメリットがある。グラフィックなどのクリエーターでは、デザイン性が重要なので拡大縮小は忌避されるが、ネットやビジネスユーザーでは情報収集やテキスト中心なので、気にしない傾向にある。実用に関して、どこまでを良しとするかはユーザー次第。【 画面サイズと解像度の、組み合わせ比較 】 ※高解像度仕様のノートでは初期設定で拡大されている場合があるが、当レビューの掲載写真ではドットバイドット表示(100%)にしてある。 【液晶画面】 光沢と非光沢について DELLでは、光沢ディスプレイをTruelife、非光沢をアンチグレア(AG)と呼んでいる。 光沢液晶のほうが「コントラスト」にメリハリがあって見栄えがいい。しかし反射率が高いため背景映り込みのデメリットがあり、蛍光灯や日光の当たり具合に気をつける必要がある。反射により斜め角度からの視野では非光沢よりも見えにくい傾向にある。明るすぎない場所で使うのに適しており、テラスなどでは適さない。反射率の高さから目に負担で長時間には適さないが、反射しにくい薄暗い場所では、さほどデメリットは感じない。なお、当サイトのレビューでは、撮影のため照明ライトをたくさん配置しており、一般的な環境下よりも映り込みが顕著になっている。 非光沢では、背景の映り込みが少なく目が疲れにくい。長時間に渡って画面を見続けるビジネスやゲーム、クリエイティブ系ユーザーに向く。ただし、光沢液晶よりもメリハリに欠け、映画鑑賞などではやや地味になる。特に明るい部屋、テラスなど日光の差込む場所では、反射しやすい光沢液晶よりも見やすい。【解説:光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)】 |
広視野角!たぶんIPSパネル
DELL側で公称していない以上、こちらで「IPSパネルです」とは断言できないのだが、どう見てもこの視野角はTNパネルではない。一応、Inspiron 17(5770)実機を見る限り、「広視野角のディスプレイです!」と言っておく。そして姉妹機のInspiron 15(5570)は同じ5000シリーズでもTNパネルであり、ここまでの視野角はない。
Inspiron 17(5770)のパームレストと、テンキー付きキーボード
パームレストは一見、アルミ製かと思ったが、ポリカーボネート(工業プラスチック)に蒸着メッキをして金属風にコーティングしたもののようだ。僅かなヘアライン加工のような演出もされている。非常によくイミテーションしてある。パームレストはほどほどの半光沢である。
キーボードパーツは、Inspiron 15 ゲーミング(7567)でも使われているものと同じだった。つまり15.6インチ用のキーボードであり、17.3インチのワイドは活用されていない。テンキーが付いているがフルサイズではなく、やや狭いキーピッチとなっている。これもコストダウンのひとつだろう。
ホームポジション。テンキーがあるのでやや左寄りになる。
17.3インチノートなので、パームレストは広く、ゆったりと手を置ける。
キー配列
現在では主流となったアイソレーション・キーボード(浮石型キーボード)を採用。アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は意図しない接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。
各キーの位置がくり抜かれた「パームレスト部分と一体型」のタイプ。キーボードエリア全般が少し窪地になっており、くり抜かれた穴からキーが頭を指している構造。つまりキーボードの地盤もそのままパームレスト全体の一部(1プレート)となっている。
メインのキーでは幅15mm、テンキーは幅13mm、カーソルキーは17mm × 8mmとなっている。
このタイプは、キーを押しても地盤に圧がかかりにくいので、キーボードの ”たわみ” ははとんどない場合が多いが、このInspiron 17(5770)では、BackSpaceの周囲がわりとたわんだ。パームレストの材質、17.3インチノートのワイドさが起因したのだろうか。
一部のキー(BackSpace、Enter、shiftなど)はその横のキーと隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。
BackSpaceと¥のキーが小さいのでやや扱いづらいが、隣接することで小さいキーの狭苦しさが視覚的に緩和されている。(ただし、操作性には何の影響もないが。)実際に使ってみて、見た目の違和感は若干あるが、これといった支障は感じられなかった。完全なブラインドタッチではやや不便くらい。 エンターキーがやや幅狭。カーソルキーは小さめであるが、周辺に他のキーを配置しない独立配置なので、誤接触もなく扱いに不自由はない。
展示会イベントでDELLの社員にも聞いたが、どうやらグローバルメーカーゆえ、日本仕様のためだけに製造コストを掛けるのは社内で圧力がかかるらしい。もちろん、グローバルでの共有化がコストパフォーマンスにつながっており、ユーザーにも有益な面もある。
キーボード左側。ファンクションキーとコントロールボタンが兼用になっており、キーが小ぶりである。アイソレーションキーなので間隔がわりとあり、意図せず隣のキーを押してしまうことはない。
17.3インチノートしてはキーストロークは浅め。キートップがほぼフラットなので指先にフィットするタイプではない。滑らすようなタイピングに向く。
電源ボタンと一体型のタッチパッド。タッチパッドでは細かいスパークリング状のシルバーで、微細なラメ粉を混ぜた表面塗装。
【 デザインその2 】 ブラック・モデル
カラーバリエーションにあるブラックのモデルを紹介。CPUなどの構成はシルバーのモデルと同じだったので、この実機でのベンチマークテストは省略する。
微妙にスパークリング状の半光沢ブラック。中央にクロム調のDELLロゴ。
底面は梨地で非光沢ブラック。
前面および背面。
右側面の様子。
左側面の様子。
ディスプレイ
レビュー時点では非光沢ディスプレイ(1920 × 1080)のみである。この視野角であれば、IPSパネルだろう。
キーボードおよびパームレスト
パームレストとキーボード。
シルバーと同じく、よく出来たアルミ風のパームレストで僅かなヘアライン加工など芸が細かい。叩いて確認し、何となくポリカーボネート(工業プラスチック)だと判断した。(所見はアルミだと思うくらい)。表面処理は半光沢であるが、やはりブラックのモデルだと照明の反射がよく分かる。気が付かなかったけど、シルバーのモデルも結構反射していたのだろう。ただ、直接照明を当てなければ、ここまでの反射はない。
電源ボタンと微細なラメ状のタッチパッド。電源ボタンのデザインがシルバーのモデルと異なる。マニュアル書には、オプションで「電源ボタンに指紋認識リーダーを搭載できる」とあるが、これはデザインからして指紋認識リーダーではないだろう。DELLサイトでは指紋認識リーダーに触れられていないので、電源ボタンの違いの意味がわからん。これは保留事項。Inspiron 17(5770)のレビューは以上。
詳しくはDELLサイトにて
2017年11月論評 KabyLake Refresh設計 (Uシリーズ) |
第8世代インテルCoreプロセッサ(Uシリーズ)を搭載した大画面17.3インチノート。17.3インチ非光沢ディスプレイ(1920 × 1080)を搭載。筐体はポリカーボネート(工業プラスチック)で、パームレストは蒸着メッキと思われる表面加工でアルミ風に仕上げてある。テンキー付きのキーボード、光学ドライブ、SATA接続のデュアルストレージ(M.2 SSD + HDD)構成。 オプションとして単体GPUのAMD Radeon 530が搭載できる。(※USB Type-C端子が追加される)。 Radeon 530は内蔵グラフィックよりもちょっと上くらいのパフォーマンスなので、過度な期待はできない。カラーはシルバーとブラックの2種類。※レビュー時点。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- Inspiron 17(5770)の概要~Core i7-8550U+Radeon 530ベンチマーク
- Inspiron 17(5770)のデザイン~シルバー&ブラックの2機種