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縦のリーチが長い横縦比16:10の画面。狭額、広視野角ディスプレイ搭載!スタイリッシュなアルミボディの13.3インチノート!

Tiger Lake-H35設計、DELL Inspiron 13(5310) レビュー

Tiger Lake -H35設計の Inspiron 13 をレビューする。コンピューターモデル名はInspiron 13 5310 / 規制モデル名: P145G。便宜上、Inspiron 13(5310)と呼称する。Inspironブランドで中位の5000シリーズ。

Tiger Lake-H35のInspiron 13(5310)レビュー記事天板、パームレストに「アルミ素材」を用いた高級感あるボディの、13.3インチノート。広視野角・非光沢ディスプレイで高解像度 2560 × 1600ほか、1920 x 1200が選べる。4辺狭額でスタイリッシュなフレームレス・デザイン。アスペクト比(横縦比)が16:10なので、一般的な16:9のモデルよりも縦のリーチが長い。縦の領域が広いため、縦スクロールの頻度が減り、編集作業などがしやすい。

約16mmという極薄のスタイリッシュ筐体なのに「デュアルファン」を内蔵している。装備端子の実装数は控えめであるが、Thunderbolt 4(40Gbps)を×2基装備しているところはポイント。Webカメラのレンズを物理的にふさぐ「プライバシー・シャッター」付き。

キーボードは従来の小さかった主要キーが大きくなり、操作しやすくなった。バックライト・キーボード機能を実装。指紋認証リーダー統合の電源ボタンはオプションで搭載可能。メインメモリはオンボード仕様のため、後からの増設や換装はできない。容量の選択は慎重に。

レビュー機ではTiger Lake-H35のCore i7-11370H搭載だが、レビュー時点ではCore i5-11320HやCore i7-11390Hが搭載可能となっている。これらは内蔵GPUのインテル Iris Xe グラフィックスが利用される。単体GPUの選択はみられない。

また、Core i3-1125G4の選択もみられる。これは別の設計 Tiger Lake-UP4なので低消費電力にはなるが、処理性能はダウンする。内蔵GPUは「UHD グラフィックス」となりグレードダウンすることに留意。

DELL Inspiron 13(5310)
2022年1月論評
Tiger Lake
-H35

今回レビューした、DELL Inspiron 13(5310)の構成

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 13.3インチ 非光沢ディスプレイ 【広視野角】 (解像度2560 × 1600)
  • 第11世代 Core i7-11370H
    (4コア / 8T、12MBキャッシュ、最大 4.8GHz) 35W
  • 16GB LPDDR4x メモリ (4267MHz) ※換装、増設不可のオンボードメモリ
  • インテル Iris Xe グラフィックス
  • 1TB 512GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)

※レビューはあくまで実機の一例であるため、選択により各々の構成は異なる。

【寸法・重量】
  • 幅: 297 mm × 奥行き: 210 mm × 高さ: 14~16mm
  • DELL公称の最小重量:1.25 kg ※レビュー実機は1.18 kg(公称より軽い?)

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※2022年1月30日時点のレビュー。本製品の発売日は2021年4月13日である。

Inspiron 13(5310)レビュー機のスペック

Inspiron 13(5310)を検証では、我が書斎にてInspiron 13(5310)を検証させていただこう。

導入したInspiron 13(5310)の構成および、採用されていたベンダー今回、導入したInspiron 13(5310)の構成および、採用されていたベンダーは以下の通り。Inspiron 13(5310)に対し総括した情報ではなく、手元の実機に限った情報となる。

カスタマイズ選択や仕様変更により同一製品であっても異なる。また、複数からの構成販売およびカスタマイズ販売なので、どこまでが「標準搭載」なのか当方では断定できない。とにかく、実際の購入においては差異があることをご了承いただきたい。

第11世代Core i7-11370Hこのレビュー機では、Tiger Lake-H35設計の第11世代Core i7-11370Hを搭載。4コア実装の8スレッド動作するCPU。ターボブーストの最大は4.8GHz。内蔵GPUとして「インテル Iris Xe グラフィックス」を統合している。

Core i7-11370HのアーキテクチャであるTiger Lake-H35は2021年1月に発表された。H35シリーズはUP3シリーズのTDP枠を少し拡張したもので、薄型ノートPCに搭載できるギリギリのラインで調整された高性能CPU。全モデルに、CPUのアクセラレーターとして稼働する IPU(Infrastructure Processing Unit)を統合している。

Tiger Lake-H35のTDP(熱設計電力)では、28W-35Wと幅のある設計がされており、PCメーカーがTDPを枠内で調整できる仕様。なお、Inspiron 13(5310)オンライン・マニュアルで確認したところ、35Wと記載されていたので、処理性能のダウンはしていないもよう。

画像処理するにはビデオメモリが必要だが、内蔵GPUにはビデオメモリがないのでメインメモリの一部が代用される。この技術をUMA (Unified Memory Architecture) という。メインメモリ容量を使ってしまうことのほか、グラフィック性能がメインメモリよってやや影響されることを基礎知識として入れておこう。なお、Inspiron 13(5310)はオンボード・メモリのため、増設も換装もできない。購入時のメモリ容量選びは慎重に!

Inspiron 13(5310)のプラットフォーム解説

アーキテクチャ 【 Tiger Lake設計 】について。Inspiron 13(5310)に関しては、Tiger Lake-H35の項目を参照されたし。

補足コンテンツ: CPU基礎知識

Core i7-11370HのパフォーマンスをチェックこのInspiron 13(5310)で搭載したCore i7-11370Hのパフォーマンスをチェックする。ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングで、オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。

スコアは「930」。さすがにTiger Lake-H45のCore i7-11800Hと比べてだいぶ下だが、6コアのCore i5-8400とかCore i7-8700Tと同等のパフォーマンスはあるようだ。

当サイトのCINEBENCH R15ベンチマークテスト比較について

当サイトで掲載されている各CPUのスコアは、パソ兄さんが過去にレビューしたPCに搭載されていたCPUの結果である。重複するCPUでは整頓時に最高値だったものを残している。スコアに関しては、単にCPU自体のスペックだけでなく、冷却システムなど搭載するPCの環境にも影響を受けている。またはバックグラウンドの動作とブッキングして、本来の成果がでていない可能性も否定できない(何度も繰り返しテストする余力がないので申し訳ない)。

CINEBENCH R15とは

ドイツMAXON社の3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるので「CPU性能指数」の目安になり、コア数が多く(スレッド数が多く)高クロックのCPUほど短時間で処理できる。主にマルチコア環境での参考になる。搭載GPUの影響はほぼ受けない。なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。当サイトにおける「CINEBENCH R15ベンチマークテスト~過去レビューPCとの比較」も合わせて参考にどうぞ。

オンボードメモリ LPDDR4x採用、液晶パネル(BOE0958)

16GB LPDDR4メモリ-液晶パネルはBOE0958スペック表を見るとこの実機では、“ メインメモリ ” に16GB LPDDR4メモリを搭載。DELLの公称では低消費電力タイプのLPDDR4x(Low Power DDR4x - 4267MHz )と記載。xがつくと進化版で、さらに低消費電力かつ転送速度が向上しているとのこと。

メモリスロットへのモジュール搭載ではなく、直に取り付けられたオンボード・メモリとなっている。ゆえにベンダー不明。スロットがなく後からは増設も換装もできないので、メモリ容量の選択は慎重に。このスペック表を見ると、オンボード上でクアッド・チャンネルになっているらしく、16GBではオンボード4GB×4基の構成と考えられる。しかし、マニュアルではすべての構成で「デュアルチャンネル」と記載されており、詳細は不明。

搭載されていた液晶パネルはBOE0958。“ 液晶パネルのメーカー ” はBOEテクノロジー(BOE)で、過去にハイニックスの液晶ディスプレイ部門を買収した、世界大手の液晶パネルメーカーである。

ストレージ(NVMe SSD)、ネットワーク環境(Wi-Fi 6 AX201)

1TB NVMe SSD(サムスン製のPM9A1)を搭載ストレージには、1TB NVMe SSD(サムスン製のPM9A1)を搭載。PCI Express接続のNVMe SSDなので、かなり高速なストレージである。シーケンシャルリードが3000超えの3525MB/sだったので、NVMe SSDのなかでも速いほう。このパフォーマンスはどのベンダーが採用されるか次第だが・・。マニュアルによるとストレージ用のM.2スロットは、Type 2230 / 2280対応のが1基実装されている。

レビュー実機で搭載しているネットワーク環境をチェック(上記画像を参照)。無線LANにはインテルWi-Fi 6 AX201 160MHzを搭載。Wi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格)なので、IEEE802.11axに対応する。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)から通信速度が向上し「複数端末環境における通信の安定性、接続する端末の省電力性」で向上している。Bluetoothに対応。

なお、有線LANは搭載していないのでネット接続には無線環境が必須となる。または市販されているUSB接続の「有線LANアダプタ」を導入すれば対応可能。

補足コンテンツ: ネットワーク基礎知識

カバー・オープン・センサー搭載

自動でPCが起動する「カバー・オープン・センサー」ディスプレイを開くと、自動でPCが起動する「カバー・オープン・センサー」を搭載。これは使用時に電源ボタンを押す手間が省ける機能。ディスプレイを開くことで反応するので、リッド(蓋)センサーともいう。過去に「パネル オープン センサー」という記述も見たことがあり、呼称がまばら。なお、清掃など起動目的ではないときでも、開けば強制的に起動するのは少々ありがた迷惑な時もある。

Waves MaxxAudio Pro ~サウンドチューニング

サウンドチューニングにWaves MaxxAudio Proを搭載。内蔵型で出力の弱い小型スピーカーでも、デジタル処理で効果的なサウンドを展開するサウンド補正技術。 ゲームサウンドでは良好な結果を残しているのだとか。項目は、イコライザー調整ができる「再生」、ヘッドフォンでのリスニング環境調節 「Waves Nx」、声の聞こえ方を向上させる「音声」の3つ。それぞれサンプル音楽を流してサウンドテストできる。

さらに詳しく 【 Waves MaxxAudio Proの解説

本格ゲームのベンチマークテスト(Iris Xe グラフィックス)

DELL Inspiron 13(5310)では単体GPUを搭載今回レビューしているDELL Inspiron 13(5310)では単体GPUを搭載していない。Core i7-11370Hが統合している内蔵GPUの「インテル Iris Xe グラフィックス」が使われる。近年、内蔵GPUの性能向上が著しいので、本格ゲームのベンチマークテストを実施。

インテル Iris Xe グラフィックスファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター (1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン)で、スコア4025だった。実質、この設定でもプレイできなくもない。より安定させるなら品質を下げ、1920 × 1080でもっと快適にプレイできるだろう。

また過去PCとの比較のためわりと古いゲームでも測定している。古いゲームでは、ベンチマークアプリが公開された当時は内蔵グラフィックで動くはずもない高負荷だったが、今となっては内蔵GPUでプレイ可能なレベルまで達している。ただ、ゲーミングノートほど冷却システムが優れているわけではなく、長時間の高負荷には懸念がある。古いゲームのプレイだとしてもゲーム用途に勧めているわけではない。

以下、今回の構成におけるベンチマークテスト結果のまとめ。ラストレムナント(2009年)でも 1920 × 1080で問題なくプレイできる性能だった。ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。

DELL Inspiron 13(5310)
2022年1月論評
Tiger Lake
-H35

今回レビューした、DELL Inspiron 13(5310)の構成

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 13.3インチ 非光沢ディスプレイ
    【広視野角】 (解像度2560 × 1600)
  • 第11世代 Core i7-11370H
    (4コア / 8T、12MBキャッシュ、最大 4.8GHz) 35W
  • 16GB LPDDR4x メモリ (4267MHz)
    ※換装、増設不可のオンボードメモリ
  • インテル Iris Xe グラフィックス
  • 1TB 512GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
ゲームベンチのスコアまたはFPS
紅蓮のリベレーター フルHD ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
(1920 × 1080 最高品質 DirectX 11 フルスクリーン)
4025
ラスレム-フルHD ラストレムナント~2009年
(1920 × 1080 フルスクリーン)
80.33
スト4-フルHD ストリートファイター4~2009年
(1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン)
172.99
バイオハザード6のフルHDプレイ バイオハザード6~2013年
(1920 × 1080 品質:初期設定 DirectX 9.0c フルスクリーン)
5259
バイオハザード5-フルHD バイオハザード5~2009年
(1920 × 1080 DirectX 10 フルスクリーン)
150.7

補足: ゲームのベンチマークテストについて

  • バッテリー駆動では著しくパフォーマンスが下がるので、ACアダプタは常時接続している。
  • PCの排熱性能(冷却システム)によって、CPUやGPUのパフォーマンスに影響がでるため、純粋にそのCPUやGPUだけの性能とは言えない。(ポテンシャルを引き出していない場合もある)
  • CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載するメモリによってパフォーマンスが左右されやすい。
  • 3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。

消費電力(ワットチェッカー)

費電力を測ってみたまず、この実機での消費電力を測ってみた。コンディションは 「バッテリー満充電、ACアダプタ接続」である。アイドル時(待機時)では、ディスプレイ輝度最大時で6W、輝度最小だと10Wだった。つまり輝度調整で4W間の調整が可能。

続いてベンチマークテストでは、「ディスプレイ輝度最大時」 で実施。バイオハザード5ベンチマークの測定中では、42Wあたりの変動だった。ベンチマークテストでの消費電力はシーンにより変動がある。そのため、比較的よくみられた数値をワットチェッカーを眺めながら直感的に判断した。ざっくりとした目安で厳密性はない。付属のACアダプタは65W仕様なのでわりとゆとりがある容量だろう。

フレームレス・デザイン、横縦比16:10なので縦の領域広し

13.3インチ 非光沢ディスプレイ 今回のInspiron 13(5310)実機では、13.3インチ 非光沢ディスプレイ 【広視野角】 (解像度2560 × 1600)。ほかに1920 x 1200の構成も選べる。色域はsRGB 100% カバーとのこと。

4辺狭額でスタイリッシュなフレームレス・デザイン。アスペクト比(横縦比)16:10なので、一般的な16:9のモデルよりも縦のリーチが長い。縦の領域が広いため、縦スクロールの頻度が減り、編集作業などがしやすい。

後方ではアルミ天板が半分被さっているベゼルは少し段差になっており、後方ではアルミ天板が半分被さっているデザイン。

ディスプレイベゼルでは約4mmくらい特に細いディスプレイベゼルでは約4mmくらい。※液晶パネルの黒縁部分は含まない。

Webカメラを内蔵している上部ベゼルもわりと狭額ながらWebカメラを内蔵している。カメラの左右にデュアル・マイクを内蔵。カメラの右隣は動作ライト。

プライバシー・シャッターセキュリティ機能として、Webカメラのレンズを物理的にふさぐ「プライバシー・シャッター」が付いている。上のレバー(Safe View スイッチ)をスライドすることで開け閉めできる。

13.3インチに解像度2560 × 1600

解像度2560 × 160013.3インチに解像度2560 × 1600は高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では200%拡大になっているが、基本を示すため、掲載写真では拡大なしのドットバイドット表示(100%)に設定し直している。さすがにドットバイドット表示(100%)での使用は細かすぎるので、適宜に拡大は必要である。

色域はsRGB 100% カバー個人的には150%の拡大がベターと思われる。

広視野角(実機に搭載のBOE0958はIPSパネル)

は非光沢ディスプレイスペック上では非光沢ディスプレイだが厳密には「半光沢」である。最近は非光沢と言うと半光沢の場合が多い。当サイトのレビュー撮影のように照明が多い環境や、テラスのような明るい場所では、斜め角度から観ると反射光の影響でやや画面が暗くなりがち。ただ、一般的な照明環境下では気にするほどではないだろう。

DELLではWVA(ワイド・ビューイング・アングル)広視野角パネル。DELLではWVA(ワイド・ビューイング・アングル)というワードをよく使っているが、直訳の通り、単に「広視野角」を指しているだけ。さらに絞り込んだ液晶パネルの種類(駆動方式)までは触れていない。駆動方式まで公表している例はごく稀である。搭載されていた液晶パネルはBOEテクノロジーのBOE0958だったので検索してみたところ、IPSパネルであることが分かった。

広視野角だと、極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きにくい。複数人で観るようなシチュエーション、つまり様々な角度から視聴する場合にも好都合。

IPSパネルディスプレイの可動域。通常の用途であれば問題ない。

装備端子~Thunderbolt 4(40Gbps)を2基装備

Thunderbolt 4(40Gbps)Inspiron 13(5310)の右側面では、USB 3.2-Gen1(5Gbps)端子、ヘッドセット端子を配置。ここは少し寂しいね。SDカードスロット(SD、SDHC、SDXC)が無いところは留意すべき点。

また、USB 3.2-Gen1のAコネクタは挿入時に開口するギミックなので、少々差し込みにくいときがある。ちょっと引っ掛けてから差し込むみたいな使い方の慣れが必要。

Thunderbolt 4はUSB4に準拠左側面では、HDMI端子、Thunderbolt 4(40Gbps)×2基。隣にバッテリーライトを配置。

Thunderbolt 4はUSB4に準拠しているので、USB 3.2-Gen2(10Gbps)、DisplayPort、Power Deliveryにも対応している。Thunderbolt 4では電源マークが1箇所のみだが、無論、どちらのThunderbolt 4でもACアダプタの接続は可能。

市販のUSBハブThunderbolt 4の1基がACアダプタで塞がるので、場合によっては市販のUSBハブが必要になるかもしれない。なお、シリアルバスの端子(インターフェース)が複雑かつ難解化してきたので、以下に概要をまとめている。

補足コンテンツ : インターフェース

近年、接続端子に関わるインターフェースが複雑化しており、ここで情報を整理しておく。

USB 3.2への改称について

2017年に「USB 3.2」が発表された。これまでのUSB 3.0 および USB 3.1は伝送路が「1レーン」であるが、これを「2レーン」に束ねることで高速化した。ここで面倒くさい事に、従来(1レーン)のUSB 3.0、USB 3.1を取り込む形で改称がされ、すべて名称は「USB 3.2」で統一された。つまり、「1レーンのUSB 3.2」と、「2レーンのUSB 3.2」が存在する。現在では1レーンが多いので、ややこしくなったら旧称に置き換えるとよい。

  • USB 3.2 Gen1 (1レーン・5Gbps) = 旧称 : USB 3.0 / USB 3.1-Gen1
  • USB 3.2 Gen2 (1レーン・10Gbps) = 旧称 : USB 3.1-Gen2
  • USB 3.2 Gen 2x2 (2レーンで20Gbps) ※コネクタはUSB Type-Cのみ

※2019年2月、策定団体のUSB Implementers Forum 【USB-IF】 によって「USB 3.2」と名称変更。※過去にアップしたレビュー記事では修正を入れないのでご留意を。※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。

Power Delivery

Power Delivery(USB PD)とは「USB電力拡張規格」のこと。大きなメリットとして、容量さえクリアできれば市販のPower Delivery対応(USB Type-C)のACアダプターを使うことができる。これでメーカー専用ACアダプタの縛りから解放される。また策定された規格としては、ホスト側から電力を得て“ 数珠つなぎ式 ” で次々に対応周辺機器へ電源供給ができる。さらに詳しくは、“ Power Deliveryについて ” のコンテンツで解説している。

Thunderbolt 4

Thunderbolt 4 規格はUSB Type-C端子を使った “ 最も完全なインターフェース ” と言われ、多くのインターフェースに対して上位互換があり総合的に活用できるのが特長。

Thunderbolt 3と同様、双方向でそれぞれ40Gbpsの転送速度。PCI Express 3.0の4レーンを使うなど前世代から性能の底上げがある。PCIeの転送速度は32Gbps。供給できる電源は15W。策定された規格としては8Kディスプレイへの接続に対応、4Kディスプレイでは2台までの同時接続が可能となった。「ユニバーサル ケーブル」で統合されており、互換性を保持したままで最長2mまで対応。またThunderbolt 4は「USB4 規格」に準拠しているので以下も参照。

USB4

USB4は 「USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3」 をひとつにまとめた通信プロトコル。USB Type-Cコネクタを採用。転送速度は2通りあり、USB4 (Gen 3 x1)だと 20Gbps、USB4 (Gen 3 x2) だと40Gbps。 電源供給には 「Power Delivery」 をサポート。映像出力にはUSB4(実質的にはベースがDisplayPort)および、DisplayPortに対応する。なお、Thunderbolt 4ではUSB4に準拠している。※注意事項として、USB 3.2 Gen 2x2(2レーンの20Gbps)の対応は規格外なので、これに対応するか否かは各PCの対応次第となる。

Thunderbolt 3ベースに開発され、このようにデータ転送、電源供給、映像出力が可能。USB 3.2では不可だったDisplayPortやPCI Expressの転送が可能となり “ 従来のUSB規格から継続された規格ではない ” という概念のため「USB 4.0」という表記にならないとのこと。

もっと知りたい、インターフェースの基礎知識

65WのACアダプター(USB Type-C)

ACアダプタはLA65NM190 LPS付属していたACアダプタはLA65NM190 LPSで、65WのACアダプター(USB Type-C)。Inspiron 13(5310)ではThunderbolt 4に接続する。

LA65NM190 LPSACアダプタの詳細はこちらへ!【単体レビュー:LA65NM190 LPS ~ 65W ACアダプター

アルミボディの高級感!Inspiron 13(5310)のデザイン

天板には高級感があるアルミ素材を採用し、サンドブラストの梨地加工このカラーリングはプラチナシルバー。天板には高級感があるアルミ素材を採用し、サンドブラストの梨地加工。アルマイト加工でさらっとした手触り。アルマイト加工(陽極酸化処理)とは酸化皮膜を生成させる表面処理で、これにより耐食性と耐摩耗性が向上する。

16:10アスペクト比(横縦比)16:10なので、一般的なノート(16:9)よりも面長な天板となる。

状態でクローム調のDELLロゴ天板中央には少し窪んだ状態でクローム調のDELLロゴが配置されている。

アルミ素材なので、操作中にも安定パームレストもアルミ素材なので、操作中にも安定した高級感。バックライト付きのキーボードを搭載。

前面と、左右側面デザイン

ほぼ底面側だがカーブ面にスピーカー前面。先端が少し狭まったデザイン。ほぼ底面側だがカーブ面にスピーカーを内蔵している。

もっとも厚いところでも約16mm左側面。ほんの少し楔形で、もっとも厚いところでも約16mmという薄さ。アルミボディなので外装の重厚感もよい。

右側面。公称重量で1.25 kgなので持ち運びやすい筐体。カバンへの収まりも良い。

背面とリフト・ヒンジ

背面は、アルミ天板の面がそのまま背面側へカーブでつながっていくデザイン。

リフト・ヒンジ後述のリフト・ヒンジのため、スタンドゴムが配置されている。

リフト・ヒンジ詳細ディスプレイを開くと、キーボード面に勾配がつく機構(リフト・ヒンジ)。チルトスタンドの効果があり、傾斜面になったキーボードで打ちやすくなる。さらに底面側に空間が生まれるので、吸気スペースも拡張されるというもの。「ラバー ドロップ ヒンジ」ともいう。

吸気スペースも拡張されるさらに底面側に空間が生まれるので、吸気スペースも拡張されるというもの。

リフト・ヒンジでは、設置面からみるとこのような構図になる。

背面の排気口

Inspiron 13(5310)ではデュアルファンを内蔵している。マニュアルをみると、GeForce MX450の搭載を前提で設計されているようだが、レビュー時点では内蔵GPUオンリーの販売となっている。

ディスプレイの繋がり目であるヒンジの間に配置そして排気口は、ディスプレイの繋がり目であるヒンジの間に配置されている。ディスプレイの上を排気が流れるエアーフローである。ディスプレイ角度の影響を受けやすい構造なので、やはhり内蔵GPU仕様が無難と思われる。

排気口は9つのブロックに分かれたデザインで、ファンに直結した放熱フィンがある箇所は左端であり、後はパンチングメッシュの通気孔とダミーデザインで構成されている。

各ブロックの排気口の様子。

底面カバー

底面をチェック次はInspiron 13(5310)の底面をチェック。底面に向かってカーブしている前方の面にステレオスピーカを配置。2W(ピーク時2.5W)のスピーカーだが、この規模にしてはサウンドクオリティはわりと良い。さすがに大勢に向けた大音量は厳しいが、プライベートの娯楽ではこれで十分かと思われる。

底面は内部アクセスのためのカバーとなっている。触った感じの質感から底面カバーはポリカーボネート(工業プラスチック)かと思われる。こうみえてもデュアル ファンを内蔵している。

ヒンジは底面に潜り込んだ構造底面を斜め角度から見た様子。ヒンジは底面に潜り込んだ構造。

底面側からみた、USB端子(Aコネクタ)の開口ギミック。

Inspiron 13(5310)のパームレストとキーボード

パームレストは高級感あるアルミ素材。プラスチックと比べて操作中の優越感が違う。キーの色はグレーで、タイタン グレーと呼ばれている。バックライト・キーボード機能を実装している。

一体型タッチパッド。結構広めである。

タイヤモンドカットの美しい加工タッチパッドエリアの外周部には、タイヤモンドカットの美しい加工。

ちなみに、ダイヤモンドバイトという「精密金型加工に適した刃先の道具」で金属を削るため、ダイヤモンドカット(ダイヤカット)と呼ばれる。アルミの地色を削り出す表面処理加工法であり、金属を削り出したそのままの肌がデザイン性を高める。

Vostro 5415などで採用されている型のキーボードInspiron 13(5310)のキーボードは、Vostro 5415などで採用されている型のキーボードである。これの詳細は、バリエーションを含めた総括的なキーボード単体のレビューを参考にしていただきたい。キー配列とキーピッチの情報、掲載画像が特大サイズなので、以下のリンク先にて細部までチェックしてみよう。

【単体レビュー: Vostro 5415などで採用されている、同型キーボード

Inspiron 13(5310)で撮影したものも掲載一応、Inspiron 13(5310)で撮影したものも掲載しておこう。以前のDELLキーボードから改善されて、EnterキーやBackSpaceキーが大きくなって使いやすくなった。BackSpace、Enter、右shift、スペースキーはその横のキーと完全に隣接しており、キートップの段差で隔離している。これはプレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っていると思われる。

カーソルキーは段差配置になっていないが、右カーソルと左カーソルは大きいので扱いやすい。ただし、上カーソルは縦のリーチが短かく、ほかのキーに囲まれているため扱いにくい。指先を立てて押す必要があるが、キー幅が大きめなので扱いにくさを軽減する工夫はされている。下カーソルは端にあるため上カーソルよりは扱いやすい。

半角/全角キーが改善従来では小さかった半角/全角キーが改善され、かなり大きくなったので扱いやすい。その下に続く、tab、caps lock、shift、ctrlキーは横長で面積広めで押しやすい(むしろ、無駄に大きい)。ファンクションキーは従来よりも比較的大きめになっている。

指紋認証リーダー統合の電源ボタンはオプション右上に配置された電源ボタン。指紋認証リーダー統合の電源ボタンはオプションとのこと。

Inspiron 13(5310)のキーストロークキーストロークを家庭で測るのは難しいが、歪みを考慮して1.3~1.4mmくらいはあると判定。薄型ノートとしてはしっかりした深さといえよう。

ホームポジションの様子。

引きのアングルより。

F5を繰り返し押すことで、ライトのオンオフおよび、2段階の調光可能バックライト・キーボード機能を搭載している。(F5を繰り返し押すことで、ライトのオンオフおよび、2段階の調光可能)。薄暗い会議室や、寝室などとっさの使用でも室内照明を点けずに操作することができ、わりと重宝する機能である。機能がオンのときは、キーに触れると自動的に点灯する。しばらく操作をしないと自然に消灯する。。

最新情報など、詳しくはDELLサイトへ

Inspiron 13(5310)の購入や詳しくはDELLサイトへInspiron 13(5310)レビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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