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水冷式CPUクーラー搭載、ENVY Phoenix 810-190jpレビュー
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HP(ヒューレットパッカード)の最高峰デスクトップモデルとなる、HP ENVY Phoenix 810-190jpをレビューする。水冷式CPUクーラー搭載するゲームユーザー向けのハイエンドマシンである。イルミネーション機能が備わっており、性能だけでなくヘビーユーザーの遊び心をくすぐる仕様になっている。なお、2014年2月15日付で、HP内のデスクトップ週間人気ランキングで1位となっている。
DELL Alienwareシリーズの対抗馬といったモデルだが、Alienwareほど癖の強いデザインではないのでわりと万人受けする。かといって平坦なデザインでもないのでかなりバランス性がよい。また、ハイエンドクラスでありながらミニタワーサイズに収めているので、DELLの製品から類似品は探せない。
Ivy Bridge-E設計(チップセットにX79)
ENVY Phoenix 810-190jpは、2013年9月に登場したIvy Bridge-E設計を採用。Haswellの前世代アーキテクチャではあるが、Ivy Bridgeの最上位設計である。(チップセットにX79)。このレビュー実機には、Core i7-4820Kを搭載、グラフィックカードにはNVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)を搭載している。
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OS | Windows 8.1 (64bit) |
プロセッサ | インテル Core i7-4820K(3.70GHz 10MB キャッシュ) ※クロック数最大3.9GHz |
メモリ | 8GB (4GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) (1.5GB) |
ゲーム用グラフィックス | |
プライマリハードディスク | 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台 + 128GB SSD |
2014年2月13日に確認したカスタマイズ例 | |
CPU | Core™ i7-4820K Core™ i7-4930K Core™ i7-4960X エクストリーム エディション |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) (1.5GB) NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB) |
メモリ | 8GB(4GB×2) / 16GB(8GB×2) / 32GB(8GB×4) |
なお、ENVY Phoenix 810シリーズには、810-190jpの下位に「810-180jp」がある。外観デザインは同じだが、810-180jpのほうはZ87 Express チップセットを採用したHaswell設計である。設計アイデアとしては810-180jpのほうが最新ということであり、なかなか選択が悩ましくなる。ただし、Ivy Bridge-EではCore i7-4800番台、4900番台のナンバーを用いていることから分かるように、これまでのHaswell設計CPUよりも上位に位置づけられている。
2014年2月レビュー時点でのHPデスクトップ・ラインナップは以下の通りであり、ほぼミニタワーで固めている。
スリム | ミニタワー | ハイエンドミニタワー | 最高峰ゲーミング 水冷ミニタワー | |
Slimline400- 220jp |
Pavilion500-210jp /240jp/140jp |
ENVY 700- 260jp |
ENVY Phoenix810-180jp | ENVY Phoenix810-190jp |
ENVY Phoenix810-190jpの光学ドライブベイは2基
筐体はピアノブラックというカラーリング。フロントパネルが光沢ブラックのデザイン。光学ドライブベイは2基装備しており、右側にあるイジェクトボタンはメッキ加工されている。
フレックスベイにあるインターフェース~USB2.0端子 × 4基
光学ドライブベイの下はフレックスベイとなっており、押し下げるとメモリカードスロットとUSB2.0端子 × 4基にアクセスできる。前面端子としてはかなり豊富な数である。個人的には前面にUSB3.0端子がほしいのだが、天井面にUSB3.0端子があるので、とりあえずはそのニーズに対応できる。
世界シェアNo.1(2006年7月~2011年6月出荷台数)+「MADE IN TOKYO」のシールが貼付されている。パソ兄さんもじっくりと見学してきた「東京・昭島工場」で組立てられたパソコンである。東京生産のメリットは、次の3点。
- その1: カスタマイズ注文でも「5営業日で納品」で、届くのが早い!!
- その2: 輸送リスク削減で、故障発生率を低減。(1999年と比べて2010年では1/4に低減)
- その3: 生産拠点が東京なので要望のフィードバックが早い
「日本生産だから品質がいい、海外生産だから悪い」と言うわけではないが、ユーザーに近い場所で生産していることは「あらゆるレスポンスが早い」というメリットになる。また、パソ兄さんが評価するところは、生産拠点など海外に逃げないところであり、雇用・税金など経済面で日本に大きく貢献している。
フレックスベイ・カバーはフロントパネルの半分を占めるサイズ。写真はカバーを閉じている時と開放している時の様子。
烈火のごとく光り輝く(大げさ?)!レッド・イルミネーション
フレックスベイ・カバーの左下にはアルミ製のhpロゴを配置。前面下段には、アイアンマンの目のようなデザインのイルミネーションライトを搭載。そしてフロントパネルの脇に吸気口となるスリットが見える。スリットが天井側面まで続いているデザインだが、半分以上はイミテーションである。
左右側面パネルにhpのエンボスロゴ、通気口が確認できる。右側面パネルにはシースルーの窓枠があり、ラジエーターファンのイルミネーションを覗きこむことができる。
シースルー窓から見えるレッド・イルミネーション。ブルーのほうが心理的に「冷却イメージが強い」と思うのだが、赤にしたのはハイパフォーマンス性を強調したいからなのだろうか。ちょっと溶鉱炉みたいだ。
Alienwareのように任意でイルミネーションカラーが設定できれば、かなりのプラス面であっただろう。
天井のメディアトレイとインターフェース
天井はフラットではなく鱗状の凹凸があり、中央が谷間になっている。また、USB端子等があるのでメディアトレイとして機能する。
独特な形状なのでメディアトレイとして安定性が懸念されたが、実際に小物を置いてみたところ、特記すべき問題はなかった。
フロントパネルとつながっているデザインの天井端子部分。ここにメッキ加工の電源ボタンがある。わりと大きめで押しやすいサイズである。
メディアトレイ用として、「USB3.0端子 × 2基、マイク、ヘッドセット端子」を装備する。オーディオではBeats Audioテクノロジー(デジタル・シグナル・プロセッシング)を採用しており、独自のチューニングが施されている。
ユーザーポジションから見て背面の位置となってしまう。テーブル下にENVY Phoenix810-190jpを配置する場合には、若干の扱いにくさを感じてしまう。
ENVY Phoenix810-190jpの背面インターフェース
背面最上部にATX電源を装備。600W電源なのでミドルレンジ以上ハイエンド未満といった出力。ただし、ENVY Phoenix810-190jpはデュアルグラフィック仕様ではないので、600Wでかなり充分な範囲である。
中央に拡張スロットを4基装備。レビュー機ではNVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)を搭載しており、デュアルリンク DVI-端子×2、HDMI出力端子×1、DisplayPort×1基を装備している。このグラフィックカードで2スロットを占有している。
その下段にPCケースファンを搭載。HPの多くのデスクトップ機では、マザーボードを逆さまに取り付ける構造がよく見られ、一般的に最下部に来る拡張スロットが中央に配置される。
7.1chスピーカー対応のアナログ音声端子、USB3.0 × 2基、USB2.0 × 4基、SP/DIF端子、ギガビットイーサーLAN端子を装備。
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HP ENVY Phoenix810-190jpレビュー(2014年2月時点・Ivy Bridge-E設計)