【DELL VS HP比較】 HP ENVY Ultrabook 4のレビュー項目
- サブウーファ搭載。重低音を楽しめる14インチウルトラブック!ENVY Ultrabook 4
- HP ENVY Ultrabook 4-1100のベンチマークテスト~ストリートファイター4および、CINEBENCH R10
サブウーファ搭載。重低音を楽しめる14インチウルトラブック!ENVY Ultrabook 4
メインはDELLパソコンのレビューなんですが、今回はHPパソコンをレビューします。今回レビューするHP ENVY Ultrabook 4は、14インチウルトラブックでありながら「重低音を楽しめるサウンド」が売りのモデルです。19.8mmの極薄ボディなのに、「Beats Audioステレオスピーカー+サブウーファー搭載」の2.1chサウンドを搭載しています。レビュー実機はHP ENVY Ultrabook 4-1100ですが、2013年5月レビュー時点ではHP ENVY Ultrabook 4-1200が販売されています。基本ベースは共通なので購入検討の参考にどうぞ。
HP ENVY Ultrabook 4は、2.1chサラウンドで重低音が楽しめるだけでなく、素材のクオリティも高い上級モデルに仕上がっています。天板、パームレストにアルミニウムを採用し、底面にラバー素材を採用した贅沢な作りです。 なお、光学ドライブは非搭載です。
第3世代インテルCore i5搭載のIvy Bridge設計
HP ENVY Ultrabook 4-1200ではチップセットにHM77 Expressを採用。Core i5-3337Uを搭載しています。別途、32GB mSATA SSDを搭載しており、インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)に対応。SSDをHDDキャッシュとして使用することでシステムの読み込みを高速化しています。メモリは8GB (8GB×1)を搭載しています。
今回レビューするHP ENVY Ultrabook 4-1100実機の構成は下記の通り。2013年5月時点で販売されているのは構成チェンジされたHP ENVY Ultrabook 4-1200です。基本設計は共通ですが、搭載できるパーツは異なっています。
Ivy Bridge設計 |
19.8mmという薄さの、14インチ光沢液晶ウルトラブック。(解像度1366 × 768)。サブウーファ搭載の2.1chサラウンドで重低音が楽しめる。重さ約1.77kg。公称されているバッテリー駆動時間は8時間。天板、パームレストにアルミニウムを採用し、底面にラバー素材を採用した贅沢な作り。USB3.0×2基、USB2.0(電源オフ USBチャージ機能対応)×1基などを装備する。※以下の構成はHP ENVY Ultrabook 4-1100レビュー時。 なお、HP ENVY Ultrabook 4-1200では、チップセットにHM77 Expressを採用したCore i5-3337U搭載モデル。別途、32GB mSATA SSDを搭載しており、インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)に対応。SSDをHDDキャッシュとして使用することでシステムの読み込みを高速化! |
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OS | Windows 8 (64bit) | |
液晶ディスプレイ | 14インチ光沢液晶(解像度1366 × 768) | |
プロセッサ | インテル Core i5-3317U (1.7GHz, 3MB キャッシュ) ※クロック数最大2.6GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB (4GBx1) DDR3-SDRAMメモリ(1600MHz) | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス4000 | 4.8 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.2 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(5400回転) +32GB SSD (mSATA) インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT) |
5.9 |
高級感あるアルミ素材の天板と、底面のラバーコーティング
HP ENVY Ultrabook 4は「高級感のあるウルトラモバイル」といった印象です。ENVY シリーズは上級モデルのカテゴリーで、DELLで言うとXPSシリーズみたいなもんですかね。
HP ENVY Ultrabook 4では、天板もアルミ素材でヘアライン加工がされています。カラーバリエーションでは、ブラックのほかレッドがあります。天板の左下にはアルミプレートのhpロゴが配置されています。
底面にラバー素材がコーティングしてあり、持ち抱えた時に手に馴染みます。滑り止めの効果もありそうです。そして、通気口もわりと多めに施されています。底面に低音出力のためのサブウーファーを搭載しており、薄いボディにもかかわらず迫力あるサウンドを実現しています。
ウルトラブック準拠であり、19.8mmという薄さ!ゴム足を含んでも22.0mmという薄さです。また、背面のエッジなどスタイリッシュなデザインです。
14インチウルトラブックのホームモバイル
ENVYシリーズは上級モデルだからか、梱包箱はカラー印刷です。
そして、HP ENVY Ultrabook 4を持ち抱えた時の様子を参考にどうぞ。重さ約1.77kgなので、屋外でも比較的楽にモバイルできるボディです。リチウムイオンポリマーバッテリ (4セル) が内蔵されており、公称されているバッテリー駆動時間は8時間とされています。
「ホームモバイル」の位置づけモデルであり、気軽に家の中でどこでも使えるノートPCとのことです。HPプロテクトスマート・テクノロジー搭載なので、持ち運びの際の振動からハードドライブを守る構造となっています。
65W ACアダプター。約260g、サイズ46×108×30mm 。ウォールマウントプラグが付属しているので、電源コンセントへの直挿しができます。このウォールマウントプラグは、DELLでも付属してもらいたいですね。
ホームモバイルに最適な、14インチディスプレイ
HP ENVY Ultrabook 4は屋内使用がメインとなるでしょうが、一定の場所で使う「据え置き」というよりも、家の中で場合に応じて好きな場所で使う「ホームモバイル」です。そういうわけで14インチディスプレイを搭載。
屋外に持ち出すならやや大きめの画面で楽しめますね。ウルトラブック準拠なので、比較的気楽に持ち出せます。バッテリー駆動時間も長いし。
14インチ光沢液晶画面。解像度は1366 × 768あります。
ディスプレイベゼル上部中央にあるWebカメラには、HP TrueVision HD Webcam (約92万画素) を内蔵。その左右には内蔵マイクが2つあり、デュアル仕様。また、ヒンジ(蝶番)は厚めでしっかりしている。ディスプレイはあまり大きく開く機構ではないですが、通常のニーズであれば充分な可動領域です。
HP ENVY Ultrabook 4のタッチパッドとキーボード
天板だけでなくパームレストもヘアライン加工のアルミ素材。アルミそのもののカラーだと思われます。タッチパッドはクリックボタンと一体型です。
「スピンフィニッシュ・イメージパッド」というクリックボタン一体型のデザイン。一体型にしたのはWindows 8のジェスチャー操作に特化させるためでしょうかね。タッチパッド機能のオンオフは、タッチパッド左上のマークの所で簡単に切り替えできます。※切り替え操作はダブルタップにて行います。
キーボード配列、電源ボタン、Beats Audioステレオスピーカーの様子
キーボードでは、下段にはやや小ぶりサイズのキーがありますが、主要キーではフルサイズを保っています。キーピッチ : 約19×19mm。キーストローク : 約1.5mm。JIS標準準拠・OADG準拠配列[90キー]です。
ただ、カタカナひらがなキーが小ぶりなのが個人的に残念。キーボードの四隅はエッジが丸くなっているデザインです。Enterキーが2列目にありますが、この手のタイプはDELL製品にも見られます。
キーボード上部にBeats Audioステレオスピーカーと電源ボタン。電源ボタンの左側にLEDライトが内蔵されています。Beats Audioなので、ビート系の音楽を楽しむユーザーなら最適でしょう。映画鑑賞とかでも良さそう。
Beats Audioとは・・・
ヒップホップ・ミュージック界のトップアーティストである、Dr. Dre(ドクター・ドレー)が手がけるBeats Audioのテクノロジー。一般のノートでは楽しめない、迫力のある重低音とクリアなサウンドが楽しめる仕様です。 Dr. Dre(ドクター・ドレー)は、エミネムのメジャーデビューアルバム「ザ・スリム・シェイディ LP」を手がけたプロデューサー。2000年にはグラミー賞のプロデューサー・オブ・ザ・イヤーを獲得。
HPサイトによると次のような説明があります。「Beats Audioでは、独自のチューニングが施されたデジタル・シグナル・プロセッシングを採用し、デジタル音源を圧縮する際に失われた音質を回復し、迫力の重低音とクリアな高音域を実現」。確かに重低音のある臨場感はそこらのノートとは一線を画していますが、それは単にサブウーファを搭載しているからなのか、Beats Audioのチューニングによるものなのかは、私自身では判断できません。
キーストロークはやや浅め。カーソルキーは「上と下」が小ぶりでちょっと扱いにくい面もありますが、左右のカーソルキーは大きめ。また、ワイヤレス切り替えボタンではLEDライトがあるので認識しやすい。
インターフェース~USB3.0は2基、USB2.0 (チャージ機能対応)は1基装備
HP ENVY Ultrabook 4が装備するインターフェースは次の通り。
左側面⇒ネットワークポート (RJ45)、 HDMI出力端子、 USB3.0×2 、2in1メディアスロット。
右側面⇒セキュリティロックケーブル用スロット 、マイク入力 、ヘッドフォン・ラインアウト出力、 USB2.0 (電源オフ USBチャージ機能対応) 、電源コネクター 。
前面と背面には端子を装備していません。また光学ドライブは非搭載となっています。
もっぱら左側面に端子が集中しています。右側面に1つだけあるUSB2.0端子は「電源オフ USBチャージ機能対応」なので、本体の電源がオフになっていてもミュージックプレイヤーやスマートフォンなどにいつでも充電できます。
有線LANにはGigabit LAN (10/100/1000)を装備。HP ENVY Ultrabook 4は本体が薄いので、LAN端子ではパクっと接続部が拡張できる機構です。
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