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G5 15 (G5-5590)のレビュー項目
- 第1弾:2019年8月論評 ~ 構成 第9世代 Core i5-9300H(互換) + GeForce GTX 1650
- 第2弾:2019年10月論評 ~ 構成 第9世代 Core i7-9750H(互換) + GeForce GTX 1660 Ti
G5 15 スペシャルエディション(G5-5590)の、 レビュー項目
- 第1弾:2019年3月論評 ~ 構成 第8世代 Core i7-8750H + GeForce RTX 2060
- 第2弾:2019年8月論評 ~ 構成 第9世代 Core i7-9750H(互換) + GeForce RTX 2060
2019年2月1日に発売したG5 15(コンピューターモデル名 G5-5590)は、ノーマル版とスペシャルエディション版に分かれて販売されているが、マニュアル等ではG5-5590として1つの製品で扱われている。基本的にはカスタマイズ性の違いと思われる。ただしデザイン面では細部で異なるようだ。例えばカラーバリエーションのホワイトと、底面吸気ファンが見えるクリア窓は、G5 15 スペシャルエディションのみで言及されている。
いずれもG5-5590はチップセットHM370を採用した、CoffeeLake(第8世代Coreプロセッサ-Hシリーズ)のプラットフォームだが、後にCoffeeLake Refresh(第9世代Coreプロセッサ-Hシリーズ)にも互換対応している。当サイトではG5-5590を異なる構成で複数台レビューしている。4つの排気口を持つ、15.6インチ広視野角画面のゲームノート!第2弾レビュー
G5 15 (G5-5590)~Core i7-9750H + GeForce GTX 1660 Ti
DELL G5 15 (コンピューターモデル名 G5-5590)のノーマル版、第2弾レビューとなる。前回、2019年8月にレビューしたG5 15では、第9世代 Core i5-9300H + GeForce GTX 1650で紹介した。今回は第9世代 Core i7-9750H + GeForce GTX 1660 Tiの構成で新たに導入したので再レビューする。DELLでは「Dell G5 15 ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン」として販売している構成である。確認しておくがこちらはスペシャルエディションではなく、ノーマル版である。以下、呼称はG5-15 (5590)と称する。
2019年10月論評 CoffeeLake- Refresh互換 (Hシリーズ) |
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※2019年10月25日時点のレビュー。本製品の発売日は2019年2月1日である。
レビューに関する、注意事項
まず、この手元にある実機を基にした一例情報であり、購入者の選択により様々な違いがある。標準搭載の範囲は不明。カスタマイズ更新や仕様変更により、レビューと異なる場合もある。採用ベンダー(パーツ・メーカー)も時期により異なる。 購入アドバイスはただの個人的意見である。
※購入では複数の既存構成(パッケージ)から選び、パーツ変更できるが構成ごとの制限がある。
※コンピューターモデル名または、規制モデル名を必ず理解しておくこと。
※法人向けモデルの場合でも、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)
G5-15 (5590)レビュー実機の構成
今回導入したG5-15 (5590)実機のスペック詳細。チップセットはインテルHM370なので、CoffeeLake(第8世代Coreプロセッサ)世代から存在するベースである。CoffeeLake Refresh(第9世代Coreプロセッサ)には互換対応ということになる。実機ではCore i7-9750H搭載。単体GPUにはNVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 6GB GDDR6 を搭載した。メモリは安定をとって16GB構成。システム用のストレージには128GBのNVMe SSD (M.2 / PCI Express)を搭載。サブ・ストレージに1TBの2.5インチHDDを搭載。
レビュー実機では、液晶パネルにLG Philips(LGエレクトロニクス製)のLGD05F2を採用。 このベンダーは2014年に液晶パネル世界シェア1位となった経歴がある。LGとは前身であった金星社(Lucky-Goldstar)の略。なお、ベンダーは供給時期により異なるのでご留意を。
広視野角!IPSディスプレイ
ディスプレイは15.6インチ IPS ディスプレイ(解像度1920 × 1080) で、高速駆動 144Hzのタイプが選べる。タッチディスプレイも選べるがゲーミングノートに必要性はない。
- 15.6インチ IPS 非光沢 ディスプレイ(解像度1920 × 1080)
- 15.6インチ IPS ディスプレイ(解像度1920 × 1080) 高速駆動 144Hz
- 15.6インチ IPS 非光沢 タッチディスプレイ(解像度1920 × 1080)
今回レビュー実機で搭載しているディスプレイ
この実機は、15.6インチ IPS 非光沢 ディスプレイ(解像度1920 × 1080)。ベゼルはわりと狭額ですっきり感がある。
15.6インチに1920 × 1080は高解像度であり比較的細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では125%拡大になっているが、ここでは(写真では)ドットバイドット表示-100%に設定し直している。
見え方の感じ方には個人差はあるだろうが、15.6インチに「1920 × 1080」はドットバイドットでもわりと実用的で、玄人ユーザーはわりとこの組み合わせを好む傾向にある。1920 × 1080でプレイできるゲームが多々あるので、必須といえば必須か。
広視野角IPSディスプレイのため、極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きていない。複数人で観るようなシチュエーション、つまり様々な角度から視聴する場合にも好都合。IPSパネルは普及しているTFT液晶の中でも視野角が広く色度変移が少ないため、DTP分野や医療用などシビアな色表現を求める業界で好まれる。
液晶パネルはLG Philips(LGエレクトロニクス製)のLGD05F2。ちょっとばかりくっきりさにかける視野角だが、TNパネルのような酷さはない。やや半光沢ぎみだが、一応非光沢であり映り込みのストレスが軽減できる。
ディスプレイベゼルのWebカメラとブルーメタリックのDELLロゴ。
ディスプレイ基礎知識
※広視野角 IPS ディスプレイの解説 : 液晶パネル(TFT液晶)の駆動方式とは※高速駆動のリフレッシュレートとは
※ディスプレイ表面処理 ~ 光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)について
※ドットバイドット表示の解説 :解像度と画素(ドット)について
※画面サイズと解像度の組み合わせ比較
レビュー時点で搭載できるCPU(プロセッサ)
レビュー時点で搭載できるCPUを調べてみると、CoffeeLake(第8世代Core)のほか、互換性を持った改良版であるCoffeeLake Refresh(第9世代Core)が搭載できる。各CPUに「UHD グラフィックス630」が統合されているが、切り替え可能グラフィックにより、単体GPUと切り替えることが可能。(NVIDIA Optimusテクノロジー)
第8世代Coreプロセッサ(Hシリーズ) ※CoffeeLake
- 第8世代 Core i5-8300H
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.3GHz / 最大 4.0GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】 - 第8世代 Core i7-8750H
(6コア / 12T、9MBキャッシュ、2.2GHz / 最大 4.1GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】
【アーキテクチャ解説 : CoffeeLake (Hシリーズ)採用 ※2018年~2019年】
第9世代Coreプロセッサ(Hシリーズ) ※CoffeeLake Refresh
- 第9世代 Core i5-9300H
(4コア / 8T、8MBキャッシュ、2.4GHz / 最大 4.1GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】 - 第9世代 Core i7-9750H
(6コア / 12T、12MBキャッシュ、2.6GHz / 最大 4.5GHz) TDP 45W 【UHD グラフィックス630 】
【アーキテクチャ解説 : CoffeeLake Refresh(Hシリーズ)採用 ※2019年】
単体GPU(グラフィック)
- NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti 4GB GDDR5
- NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5
- NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 6GB GDDR6
- NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6
【解説 : グラフィック専用のチップ、単体GPUとは】
今回レビューの実機で搭載したCore i7-9750Hと、GeForce GTX 1660 Ti
今回導入したG5-15 (5590)実機では、第9世代 Core i7-9750H を搭載。6コア実装、HTテクノロジーによって12スレッド動作する。TDP(熱設計電力)は45WでハイパフォーマンスのHシリーズ。ベースクロックは2.6GHzだが最大4.5GHzまでアップする。
初心者向けCPU基礎知識
※基本的なCPUのスペック : 動作周波数(GHz)や、キャッシュメモリ、TDPなど※定格内の自動クロックアップ(最大~GHz)の、ターボ・ブースト・テクノロジーとは
※PCの複数同時処理! ~コア/~Tという、マルチコアとマルチスレッドとは
単体GPUにGeForce GTX 1660 Ti を搭載しているが、NVIDIA Optimus テクノロジーにより、切り替え可能グラフィックとなっている。Core i7-9750H が統合している内蔵グラフィック「UHD グラフィックス630」と切り替えて使うことが可能。NVIDIAコントロールパネルの設定で「グローバル設定」は全体的な設定。グローバル設定で意図した判断がされない場合は、「プログラム設定」でアプリごとに任意の指定をする。
切り替え可能グラフィックとは
単体GPUを搭載したノートパソコンに登場したのが、切替可能なグラフィックである。2Dコンテンツやネットなど低負荷の動作では「内蔵グラフィック」を使い、消費電力を抑える。一方、本格ゲームなど高負荷な動作では「単体GPU」を使い、消費電力は高くなるが処理能力を優先させる。つまり、常ではなく ” 必要なときだけ単体GPUが動いてくれればいい ” というもの。特にバッテリー駆動のモバイル用途には重宝できる機能。
NVIDIA Optimus テクノロジーにより、単体GPU(NVIDIA GeForce シリーズ)とCPUに統合されている内蔵グラフィックをシームレスに切り替えることができる。この機能はグラフィックをソフトウェア的に切り替えており、基本的には負荷に応じた自動切り替えである。
ところが自動切り替えでは実のところ、その判別はあまり賢くない。そのため単体GPUで確実に動かしたい場合は、NVIDIAコントロールパネルの「プログラム設定」から高パフォーマンス指定で、アプリごとに手動で指定したほうがいい。これを知らないユーザーは「想定していた性能が出ていない」とパニックになるようだ。確かに、バッテリー駆動がメインでない据え置きのノートPCでは、ありがた迷惑な機能ではある。
【もっと、切替可能グラフィックの解説~NVIDIA Optimus と、AMD Enduro 電力管理テクノロジー】ストレージ
- M.2スロットのストレージでは、NVMe SSD (PCI Express)搭載
- 2.5インチHDDも搭載可能 ~ M.2 SSDとのデュアル・ストレージ構成可能
【 解説 : M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)について 】
今回レビューの実機:ストレージ例
レビュー実機ではシステム用(Cドライブ)に東芝製KBG40ZNS128G (M.2スロット / 128GB NVMe SSD)を搭載している。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは2018MB/sという爆速。一般的にSATA接続のSSDではシーケンシャルリードが大体500MB/sあたりだが、PCI Express接続のNVMe SSDとなるとその速度は桁違い。
一方、デュアル・ストレージとしてデータ用に2.5インチHDD(1TB)を搭載しているが、ベンチマークテストを忘れた。2.5インチHDDだと、どうせ100~150MB/sあたりだろう。とにかくHDDは遅い。
【 当サイトの、SSD / HDDのストレージ・パフォーマンス比較 】
ネットワーク~Killer E2500搭載!
デバイスマネージャから、ネットワークコントローラをチェック。無線LANではインテルWireless-AC 9560を搭載している。ギガビットイーサーの有線LANでは、コントローラーにのクアルコム・アセロス社のKiller E2500を搭載している。
Killer E2500搭載なので、有線LANではユーティリティソフト(Killer Control Center)で、ネットワーク接続をモニタリングし、オンラインゲームのパフォーマンスを最大化することができる。KillerでははWindowsが抱えるネットワーク処理の一部を肩代わりする機能を持ち、優先度の設定に基づいてネットワーク帯域幅を最適化/管理する。CPU負荷を低減させ、ネットワークの遅延を抑えるため、とくにオンラインゲームでは安定した通信が確保できる。
【ネットワーク基礎知識 :有線LANと無線LAN規格について】
ベンチマークテスト(Core i7-9750Hと、GeForce GTX 1660 Ti)
今回レビューしているG5-15 (5590)に搭載したCore i7-9750Hのパフォーマンスをチェックする。ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。茶色のバーは同じCPUを搭載した別のPC。
今回のCore i7-9750Hではマルチスレッドで1256。Core i7-9750Hを搭載した過去のPCでも似たようなスコアなのでほぼ適正値とみてよさそうだ。6コア実装12スレッド動作がかなり影響しており、過去のモバイル向けCPUとは比較にならないくらい高速化している。やや前のハイエンドデスクトップに搭載していたCore i7-6700Kよりも大差をつけているくらい。マルチスレッド対応ソフトでは非常に有利なパフォーマンスである。4コア8スレッドのCore i5-8300Hと比べても明らかな差が確認できる。むろん、CINEBENCH R15のベンチがCPUすべてのパフォーマンスではないが・・。
【CINEBENCH R15ベンチマークテストとは / および過去PCと比較 】
ゲームのベンチマークテスト(GeForce GTX 1660 Ti の目安)
レビューしたG5-15 (5590)における本格ゲームのベンチマークテスト結果。GeForce GTX 1660 Ti でちゃんと動くように自動切り替えではなく、NVIDIAコントロールパネルから任意指定した。(自動認識が信用できないのがNVIDIA Optimusの面倒くさいところ)。
スコアを見ると、FINAL FANTASY XVをフルHD(1920 × 1080)でプレイできる環境だそうだ。ちなみに、今回の構成は「Dell G5 15 ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン」で販売されているものである。
なお、以下のゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。 ベンチマークテスト中では、ACアダプタは常時接続している。
2019年10月論評 CoffeeLake- Refresh互換 (Hシリーズ) |
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スコア またはFPS |
ラストレムナント~2009年 (1920 × 1080 フルスクリーン) |
339.83 | |
FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト (1920 × 1080 標準品質 フルスクリーン) |
7909 |
基礎知識:ゲームのベンチマークテストについて
※3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。なお、CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。G5-15 (5590)のブラックボディ筐体
前回のレビューと変わるはずもないのだが・・・、筐体デザインの写真を一応撮ったので掲載しておく。後半では前回紹介しなかった内部構造も紹介するので、読み飛ばしても構わない。
G5-15 (5590)のノーマル版はブラックカラーで固定されているもよう。わずかにラメ粉塗装のガンブラックカラーだが、極めて黒に近いカラーリングだ。天板材質はどうやらポリカーボネート(工業プラスチック)で高級感はない。中央にはメタリック・ブルーのDELLロゴが配置されている。
ヒンジの所が少し盛り上がっており、G5のロゴがある。
ヒンジ(蝶番)の配置を前方式にした「ヒンジフォワード」を採用。これは後部に大型の冷却ユニットを内蔵できる構造である。ディスプレイ開閉角度の影響を受けず、背面排気口の妨げにならない。
そして、4つの排気口を持つエアーフロー・システム。
側面は光沢の格子状のデザインになっており、前面の左右にはスピーカを配置している。
装備端子~GeForce GTX 1660 Ti 搭載時の場合
右側面には、SDカードスロット、USB3.1-Gen1 端子を配置。G5-15 (5590)は光学ドライブを搭載していない。
G5-15 (5590)の左側面。構成により装備インターフェースが異なる。
USB Type-C端子では、「GeForce GTX 1660 Ti とRTX シリーズ搭載構成のみ」Thunderbolt 3に対応する。(ちなみにオンラインマニュアルによれば、NVIDIA GeForce RTX 2060搭載時は、USB3.1-Gen2 、Display Port 、Thunderbolt 3対応とある。ただGeForce GTX 1660 Ti 搭載時にもDisplay Port対応 があるのかは記載がないので不明。製品説明のページではあるような書き方をしているけど。)
今回の実機ではGeForce GTX 1660 Tiを搭載しているので、装備端子は次の通り。USB Type-C端子(USB3.1-Gen2 、Thunderbolt 3対応)、USB3.1-Gen1 端子(PowerShare対応)、ヘッドセット端子を配置。そのとなりにバッテリーライトを配置。
背面も構成により装備インターフェースが異なる。(めんどくせえなあ~)
レビューしている実機はGeForce GTX 1660 Ti 搭載なので、ミニDisplay Port 端子が装備されている。
GeForce GTX 1660 Ti 搭載では180WのACアダプタが付属する。ケーブルは太めなので取り回しはよくない。
インターフェースの補足説明
※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。
※PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能。
※USB3.1-Gen1はUSB3.0と同じ(転送速度は5Gbps)
※USB3.1-Gen2は、USB3.0およびUSB3.1-Gen1の2倍の速度で、「10Gbps」
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説
アルミのパームレストに、テンキー付きキーボード
パームレストがアルミ製で剛性がしっかりしている。ただし、キーボードはエントリー向けの汎用パーツであり、ゲームノートとしては及第点ではない。これはG7-15(7588)などで採用されているキーボード・パーツである。過去にレビューしており、このページでは細部の解説を省略する。パーツとしての詳細解説はリンク先にてどうぞ。
一応、この実機にて撮影したキーボード写真も掲載しておく。
キーボードの上には光沢のバーがあって、ミラー調のG5ロゴを配置。バーの中央に指紋認識リーダーが付いた電源ボタンがある。一応DELLサイトには「標準搭載の指紋認証リーダー」と記載されている。
一体型のタッチパッド。
ちなみに、姉妹機で17.3インチのG7-17(G7-7790)も同じキーボード。
G5-15 (5590)の内部構造
DELLサイトにて分解マニュアルがダウンロードできるので、分解手順を知ることができる。ただし自己責任の作業であるため、当サイトでは推奨していない。リスクを理解されていることを前提に紹介する。
換装のための内部アクセスは、底面ボディをごっそり取り外す構造なのでややハードルが高い。
ネジを外し底面カバー全体を外す工程になるが、肝となる作業は多数に引っ掛けてあるツメを丁寧に外していくことである。無理に力を加えるとツメの破損につながるため、パテ用のプラスチックヘラが必需品となる。いくつか幅の異なるヘラを取り揃えるとよい。
G5-15 (5590)の内部構造。2.5インチHDD、メモリ、M.2 SSDの換装くらいは行える。自己責任であるが。
デュアルファンの内蔵。さらに広範囲でヒートパイプが張り巡らせてある。この方向から見て、左がGPUファン、右がCPUファンとなっている。(そう刻印にある)
スピーカーの配置。
現状、M.2スロットに搭載されているNVMe SSDはType2230。固定金具の位置をずらせばType2280、2242に合わせられるようだ。
2.5インチHDDは東芝 MQ04ABF100を搭載している。見た所、7mm厚のものしか搭載できないようだ。
メモリスロットが2基あり、黒いフィルムで覆われている。めくるだけで換装作業ができるが、これは静電気よけなのだろうか。
無線LANカード。
現状では60 Whrのバッテリーを内蔵。ALIENWAREのロゴがみえるので、薄型エイリアンノート「ALIENWARE M15」あたりのバッテリーを流用しているのだろう。G5-15 (5590)のレビューは以上。
最新情報など、詳しくはDELLサイトへ
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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G5 15 (G5-5590)のレビュー項目
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