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DELLのAtomミニノート第2弾は、12.1インチノート!
DELL Inspiron Mini 12 レビュー 回顧録版
過去、2008年11月にInspiron Mini 12 (コンピューターモデル名:Inspiron 1210)をレビューしたが、当時の画像を削除していたため回顧録版として再編集することにした(2018年11月編集)。8.9インチのInspiron Mini9(910)に続き、Atom搭載DELLミニノートの第2弾。今度は12.1インチワイドで、もはやミニノートというよりAtom搭載モバイルノートと言うべきか。販売名に「Mini」がある以上、ミニノートなのか。
Inspiron Mini9と比べ、画面サイズ&解像度が大きくなり、見やすいサイズとなった。そのほか、キーボードの拡大化、SSDではなくハードディスク搭載で大容量化などInspiron Mini9のデメリット面を解決した上での登場である。当時のSSDはシステムでほぼ容量を占めてしまう低容量だったため、HDDの採用だったわけだが、耐衝撃性やランダムアクセスの速度ではSSDに劣ってしまうデメリットもある。OSの起動時間がややかかるのが気になる。光学ドライブはむろん搭載していない。約1.24kg程度の軽量で持ち運びやすい。
Bonnellマイクロアーキテクチャ(Menlow)のプラットフォーム
2008年11月論評 回顧:2018年11月 Bonnell(Menlow) |
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Windows プロセッサ 2.9 |
レビューしたDELL Inspiron Mini 12の構成は上記の通り。プラットフォームは、第1世代AtomであるBonnellマイクロアーキテクチャ。前のInspiron Mini 9も同じBonnellマイクロアーキテクチャだったが、Diamondville(ネットブック向け)のAtomだった。一方、Inspiron Mini 12ではMenlow(タブレットPC向け)である。
オンボード・グラフィックは2008年に発表されたインテルGMA 500。HDビデオの再生支援機能をもち、DirectX 9、OpenGL 2.0に対応している。 Inspiron Mini 9のGMA 950よりパフォーマンスが高いが微々たるもの。
そしてWindows Vista を搭載している。(それでもWindows Aero機能がない、負荷の少ないVista Home Basicを搭載している)。Windows エクスペリエンス・ インデックスを見ると、グラフィックスのスコアが3.0以下であり、時折のもっさり感は拭えない。やはりネットメインのネットブックである。Windows Vista に1GBメモリというのも心もとない。
なお、2008年12月にはWindows XP Home Edition(SP3)の提供がされた。 というのも、インテルによるMenlow(開発コード名)のWindows XPドライバサポートが遅れたためである。Linux(Dellカスタマイズ版のUbuntu)も提供された。
Menlow~タブレットPC向け
ナンバー | 動作周波数 | コア数/スレッド数 | 2次キャッシュメモリ | TDP |
Atom Z510 | 1.1 GHz | 1コア/ 1 | 512KB | 2W |
Atom Z520 | 1.33 GHz | 1コア/ 2 | 512KB | 2W~2.2W |
Atom Z530 | 1.60 GHz | 1コア/ 2 | 512KB | 2W~2.2W |
Atom Z540 | 1.86 GHz | 1コア/ 2 | 512KB | 2.4W~2.64W |
Atom Z560 | 2.13 GHz | 1コア/ 2 | 512KB | 2.5W~2.75W |
2008年4月に登場したMenlow(メンロー)は主にタブレットPC向けとなっており、若干だがDiamondvilleよりさらに低消費電力。上記は ファミリーの一例。
Inspiron Mini 12のデザインと、インターフェース
実物でチェックしたカラーバリーエーションは2色で、まず光沢ホワイト。
そして光沢ブラック。2008年12月には、チェリー・レッドとプリティ・ピンクが追加された。また、トリスタン・イートン(Tristan Eaton)氏によるオリジナルデザインの天板などもラインナップされていた。筐体はポリカーボネート(工業プラスチック)で、ごく一般的なエントリーな質感である。
底面に通気口があるがファンレス構造であり、低発熱かつ動作音が静か。3セルバッテリーを固定するリリースラッチが2箇所付いている。公称では最大3時間32分の駆動時間。オプションで6セルバッテリーもあり、そちらは公称値で最大7時間22分。
左側面には、セキュリティロック、電源コネクタ、VGA (D-Sub15ピン)、USB2.0端子×2つを配置。 右側面では、5規格対応メモリカード・リーダー、ヘッドホン端子、マイク端子、USB2.0端子、 100BASE-LAN端子を配置。
サイズは299mm(幅)×229mm(奥行き)×23.3~27.6(高さ)mmで、ほぼA4サイズ。2018年現在の12~13インチモバイルはスタンダードでもだいたいこれくらいの薄さであるが、10年前の2008年ではかなり感動的な薄さであったことを記憶している。当時はAtomノートくらいしか実現できなかった薄さである。
前面と背面には端子はなし。背面はほとんどバッテリーで占めている。
Inspiron Mini 12のヒンジは2箇所で、ディスプレイを開くと、バッテリーの隆起部分がぽっかり空く構造になっている。上部のパンチングメッシュのところにスピーカを配置。ワイヤレスやHDDのステータスライトは省かれており、画面上で確認しなくてはならないのがやや不便か。キーボードには30ccまでの防滴機能あり。
12.1インチ WXGA 液晶ディスプレイ(1280x800)。やはりパソコンではHD(1280×720)解像度以上無いと使いにくいだろうな。上に、ショートカットをひとまとめにしたDell Dock(DELLPC特有の機能)が見える。ディスプレイベゼル上部には、130万画素のWebカメラを標準搭載。
Inspiron Mini 12のキー配列。Inspiron mini 9のようなトリッキーなキー配列はなくなった。筐体幅が約30センチで、メインではキーピッチ17.5mmの余裕ができた。(一般的な19mmに近づいている)。キーストロークは2mmありそれなりの押下をキープしている。部分的なキーではキーピッチ13.5mmという狭さもあるが、Enterキーが大きいのは好印象。キートップがフラットなので小さいキーはややタイピングしにくい。Inspiron mini 9では省略されていたファンクションキーは、ちゃんとある。
キー拡大。半角全角キーが小さいが許容範囲。ファンクションキーと兼用になっているメディアキーは、Fnキーと組み合わせて使う。
右側キー拡大。「む、め、ろ」などの一部キーが小さく妥協ポイントとなるが、メインキーのスペース確保の犠牲となった印象。
クロムメッキされた四角い電源ボタン。
電源ライトは電源ボタンかと勘違いしてしまう。miniのロゴプリント。12.1インチをminiと言えるのかは疑問だが。
タッチパッドとクリックボタン。この頃の15インチノートのタッチパッドより少し大きめだった。
30WのACアダプタ。コンパクトなのはいいが、プラグ先が折り畳めないので、携帯時にはやや邪魔くさい。
というわけで、Inspiron Mini 12こと、Inspiron 1210の回顧録レビューは以上。 Inspiron Mini9(910)と比べて処理性能の向上はさほどでもないが、見やすいディスプレイ、比較的打ちやすいキーボードで使いやすくなった製品である。しかし、「ミニノートを求めるユーザーに12.1インチ?」という疑問点もあり、後に発売された10.1インチのInspiron Mini 10vが人気だった。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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