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ハイエンドモデル!業界唯一!4つのファンを内蔵。高速リフレッシュレート、17.3インチ・ゲーミングノート。イルミネーション機能も搭載

DELL Alienware x17 R1 レビュー

Tiger Lake-H(開発コード名:Tiger Lake-H45)設計のALIENWARE X17 をレビューする。コンピューターモデル名では、Alienware x17 R1 という。規制モデル名: P48E。2021年の発売時点でAlienware史上最も薄い17.3インチ ゲーミングノート。

DELL Alienware x17 R1 レビュー高速駆動リフレッシュレートの、広視野角17.3インチディスプレイ搭載。ラインナップに165Hzの1920 × 1080、120Hzの4K(3840 × 2160)、そして360Hzの1920 × 1080(G-SYNC、Advanced Optimus対応)がある。

レビュー時点では、8コア実装の第11世代Core i7-11800Hまたは、オーバークロックCPUのCore i9-11980HKが搭載可能。グラフィックではGeForce RTX 3070 8GB GDDR6または、GeForce RTX 3080 16GB GDDR6が搭載可能となっている。

ゲームプレイ中に気を散らす要素を取り除くため、視界に入らない背面に端子を配置している。ウーファ内蔵、4方向のスピーカー構成であり、臨場感あるサウンドが楽しめる。2.5ギガビットイーサーLAN端子装備。赤外線カメラを内蔵しておりWindows Helloの顔認識が可能。天板のエイリアンヘッドと背面のトリム、電源ボタンにイルミネーション配色が可能。キーボードはイルミネーションとしてバックライト機能付き。

CHERRY MXメカニカル・キーボード(CHERRYとの共同開発のAlienware仕様)を搭載。キーボードはNキー ロールオーバー に対応。なお、Enterキーが2列目にある特異なキー配列のため、少々慣れが必要となる。なお、キーボードはオプションだのごちゃごちゃ記載されているので、購入の際は再度確認を。

業界唯一!4つのファンを内蔵したクアッド・ファン仕様

Alienware独自技術だという、カプセル状に包まれた伝熱素材のガリウムシリコン「エレメント31」を採用。熱抵抗を25%向上させることで、CPUの温度が45℃まで上昇する時間を従来の2倍に引き延ばしたという。4つのファンを内蔵した「クアッド ファン仕様」は業界唯一で、通常の放熱ファンとピンポイントの放熱ファンを組み合わせたクアッド・ファン構造。4つのファンはそれぞれ独立して機能できる。

Alienware x17 R1
2022年1月論評
Tiger Lake
-H45

今回レビューした、Alienware x17 R1の構成

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 17.3インチ 非光沢ディスプレイ 【広視野角】 4K(3840 × 2160)
    高速駆動 リフレッシュレート 120 Hz
  • 第11世代 Core i9-11980HK
    (8コア / 16T、24MBキャッシュ、最大 5.0GHz)
    最大のTDP 65Wに引き上げ済み
  • 32GB(16GB×2) DDR4メモリ (3466MHz) XMP対応
  • GeForce RTX 3080 16GB GDDR6(モバイル版)
  • 512GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)

※レビューはあくまで実機の一例であるため、選択により各々の構成は異なる。

【寸法・重量 ※フルHD 165Hz、または4K 120Hzディスプレイの場合】
  • 幅: 400 mm × 奥行き: 300 mm × 高さ: 22mm
  • DELL公称重量:3.02~3.2 kg

DELL公式サイト詳細

メーカー直販: Alienware x17 R1 のキャンペーン価格!DELLサイトへ
※2022年1月25日時点のレビュー。本製品の発売日は2021年6月22日である。

実機構成:Core i9-11980HK + GeForce RTX 3080(モバイル版)

Alienware x17 R1の構成今回、導入したAlienware x17 R1の構成および、採用されていたベンダーは以下の通り。Alienware x17 R1に対し総括した情報ではなく、手元の実機に限った情報となる。

カスタマイズ選択や仕様変更により同一製品であっても異なる。また、複数からの構成販売およびカスタマイズ販売なので、どこまでが「標準搭載」なのか当方では断定できない。とにかく、実際の購入においては差異があることをご了承いただきたい。

第11世代Core i9-11980HKを搭載Tiger Lake-H(開発コード名:Tiger Lake-H45)の第11世代Core i9-11980HKを搭載している。Tiger Lake初の8コア実装で。HTテクノロジーによって16スレッド動作する上位版CPU。ターボブーストの最大は5 GHzもある。内蔵GPUとして「インテル UHD グラフィックス」を統合している。

Tiger Lake-Hのプロセッサは2021年5月に発表された。ゲーミングノートやクリエイター向けのハイエンド・ユーザー向け。開発コードネームはTiger Lake-H45で、TDPが標準値 45Wに設定されたCPUである。Core i9-11980HKはPCメーカーにより最大TDP 65Wまで設定できるCPUだが、Alienware x17 R1のマニュアルをみると65 Wとあり、DELL側で45Wから65Wに引き上げがされていた。

単体GPU ” にはNVIDIA GeForce RTX 3080 16GB GDDR6(モバイル版)を搭載。RTXシリーズには、リアルタイムレイトレーシングの処理を行う RTコア、AI処理の低負荷に影響する Tensorコアを実装している。NVIDIA Optimus テクノロジーにより、低消費電力の内蔵GPU(Core i9-11980HKに統合されたUHD グラフィックス)と切り替えられる。【さらに解説: NVIDIA Optimusとは

Alienware x17 R1のプラットフォーム解説

アーキテクチャ 【 Tiger Lake 設計 】について。Alienware x17 R1に関しては、Tiger Lake-H(開発コード名:Tiger Lake-H45)の項目を参照されたし。

ちなみに、下位のTiger Lake-UP3やH35が「Iris Xe グラフィックス」なのに対して、ハイパフォーマンスであるはずのTiger Lake-H45では、「インテル UHD グラフィックス」にグレードダウンしている。これは設計上の都合と思われる。バッテリー温存や軽い処理のときは低消費電力の「内蔵グラフィック」が重宝されるが、その対応のため、スペックダウンしても残さざるを得なかったと思われる。通常、デスクトップ向けではハイエンドCPUが搭載されるPCほどグラフィックカードの搭載が当たり前となるため、内蔵GPUを省く傾向にあるが、ノート向けではバッテリー駆動の面があるためそうは行かないようだ。

補足コンテンツ: CPU基礎知識

このAlienware x17 R1で搭載したCore i9-11980HKベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCに搭載されていたCPUである。このAlienware x17 R1で搭載したCore i9-11980HKでは、マルチスレッドでスコア2307とかなり高いスコアである。冷却システムが優れているため、ポテンシャルを十分引き出している感じがする。

CINEBENCH R15ベンチマークテストとは

ドイツMAXON社の3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるので「CPU性能指数」の目安になり、コア数が多く(スレッド数が多く)高クロックのCPUほど短時間で処理できる。主にマルチコア環境での参考になる。搭載GPUの影響はほぼ受けない。なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。当サイトにおける「CINEBENCH R15ベンチマークテスト~過去レビューPCとの比較」も合わせて参考にどうぞ。

マザー、オンボード・メモリ、液晶パネル、ストレージ、デバイスなど

HM570を採用チップセットはHM570を採用。このAlienware x17 R1実機では、“ メインメモリ ” に32GB DDR4メモリ-3466MHzを搭載。A-DATA製の16GBメモリ×2基のデュアルチャンネル構成になっている。Alienware x15 R1と違ってオンボードメモリではないので、後からの換装や増設は可能。

OC(オーバークロック)メモリである “ XMP規格 ” に対応している。インテル独自のメモリ用オーバークロック規格。SPD情報が拡張されており、XMP動作のためのプロファイルが記録されている。BIOS設定で機能を有効化すれば、手間を掛けずにメモリのオーバークロックが実行できる。

そして搭載されていた液晶パネルはAUO2892。“ 液晶パネルのメーカー ” はAU Optronics(BenQグループ)である。

512GB NVMe SSD(サムスン製のPM9A1)ストレージには、512GB NVMe SSD(サムスン製のPM9A1)を搭載。PCI Express接続のNVMe SSDなので、SATA接続SSDよりも圧倒的に高速なストレージである。シーケンシャルリードが3552MB/sだったのでNVMe SSDのなかでも速いほう。シーケンシャルライトのほうも3132MB/sあり、2022年時点においてかなり速い。マニュアルによると、ストレージ用のM.2スロットは2基実装しており、Type 2230 / 2280 両対応とのこと。

レビュー実機で搭載しているネットワーク環境をチェック(上記画像を参照)。無線LANにはKiller Wi-Fi 6E AX1675w 160MHzを搭載。Wi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格)なので、IEEE802.11axに対応する。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)から通信速度が向上し「複数端末環境における通信の安定性、接続する端末の省電力性」で向上している。Bluetooth 対応。

また、以前レビューした姉妹機のAlienware x15 R1と違って有線LANを搭載している。コントローラーはKiller E3100Gで、2.5ギガのマルチギガビット・イーサネットLANである。

補足コンテンツ: ネットワーク基礎知識

Alienware Command Center

インストールされているAlienware Command Centerにて、電源プラン、そしてイルミネーション設定が行える。それぞれ機能として、前者をフュージョン、後者をFXと呼ぶ。

オーバークロック設定もAlienware Command Centerから行えるサーマル・プロファイルの画面で温度の監視。ほかオーディオ再構成プロファイルでは、銃声が右から左に突き抜けるといった臨場感あるサウンドをプレビューを見ながら構成できる。オーバークロック設定もAlienware Command Centerから行える。

Alienware x17 R1のイルミネーションAlienware Command CenterのFXにてAlienware x17 R1のイルミネーション演出設定が可能。RGBカラーの各色(0~255色)を組み合わせることでフルカラー(約1677万色)から配色が可能。さらにスライド操作で輝度の調整も可能。むろん、常に消灯も可能。

色表現には、RGB色を混ぜ合わせることで明るさが増し、白に近づいていく加法混色を活用している。RGBの明るさが「0,0,0」なら黒、「255,255,255」であれば白になる。例えば「R:255、G:255、B:0」であれば黄色。【色表現について詳しくは、24bit フルカラー(1677万色)とは

バックライト・キーボードとして、これもフルカラー(約1677万色)から点灯が可能。キーボードでは、部分的な点灯も可能

ベンチマークテスト

フル スピード モードAlienware x17 R1では、F1キーが「フル スピード モード」のボタンと兼用になっており、Fnキーとの同時押しで機能する(設定キーが優先設定されていればFnキーは不要)。

フル スピード モードをオンにすると、クアッド・ファンの回転数がフル稼働するのか、ものすごい風切り音が鳴り出す。空冷を最大限にしてパフォーマンスを引き出すモードのようだが、今回のベンチマークテストではオフで実施した。DELLサイトの説明をみると、CPUとGPUの状況に合わせて5つのモード(Performanceモード、Balancedモード、Battery Saverモード、Quietモード、Full Speedモード)から選択される機能のようだ。その有効化ボタンとのこと。

ベンチマークGeForce RTX 3080 16GB GDDR6(モバイル版)FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト 1920 × 1080 (高品質 フルスクリーン)で実施。スコアが10669だったので、「とても快適」という指標だった。

※指標:「12000~以上」は 非常に快適、 「9000~11999」は とても快適

以下、以前レビューしたAlienware x15 R1や他のPCと比較してみる。ゲームタイトルのリンクをクリックすると、さらに当方過去のレビューPCと比較できる。

FINAL FANTASY XV FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト 1920 × 1080
(高品質 フルスクリーン)
ゲームベンチのスコアまたはFPS
Alienware x17 R1
2022年1月論評
Tiger Lake
-H45

今回レビューした、Alienware x17 R1の構成

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 17.3インチ 非光沢ディスプレイ 【広視野角】 4K(3840 × 2160)
    高速駆動 リフレッシュレート 120 Hz
  • 第11世代 Core i9-11980HK
    (8コア / 16T、24MBキャッシュ、最大 5.0GHz)
    最大のTDP 65Wに引き上げ済み
  • 32GB(16GB×2) DDR4メモリ (3466MHz) XMP対応
  • GeForce RTX 3080 16GB GDDR6(モバイル版)
  • 512GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
10669
Alienware x15 R1の構成
2022年1月論評
Tiger Lake
-H45

以前レビューした、Alienware x15 R1の構成

  • Windows 11 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢ディスプレイ
    【広視野角】 (解像度1920 × 1080)
    高速駆動 リフレッシュレート 360 Hz、G-SYNC対応
  • 第11世代 Core i7-11800H
    (8コア / 16T、24MBキャッシュ、最大 4.6GHz)
  • 32GB DDR4メモリ (3200MHz)
    ※換装、増設不可のオンボードメモリ
  • GeForce RTX 3070 8GB GDDR6(モバイル版)
  • 512GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
9347
ALIENWARE AURORA-R8
2019年4月論評

DELL ALIENWARE AURORA-R8
※CoffeeLake-Refresh互換対応

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 第9世代 Core i9-9900K (16MB、3.6GHz / 最大 5.0GHz) 
  • 16GB DDR4メモリ ※XMP規格(HyperX DDR4 3200MHz)
  • NVIDIA GeForce RTX 2080 8GB GDDR6
9604
G5 ゲーミング デスクトップ(G5-5090)
2020年2月論評

DELL G5 ゲーミング デスクトップ(G5-5090)

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 第9世代 Core i7-9700K
    (8コア/8T、12MBキャッシュ、3.6GHz / 最大 4.9GHz) 
  • 16GB(8GB×1) DDR4メモリ-2666MHz
  • NVIDIA GeForce RTX 2070 8GB GDDR6
9255
DELL XPS 8930 スペシャルエディション(第3弾)
2019年8月論評

DELL XPS 8930 スペシャルエディション(第3弾)
※CoffeeLake-Refresh互換対応

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 第9世代 Core i7-9700
    (8コア/8T、12MBキャッシュ、3.0GHz / 最大 4.7GHz)
  • 16GB(8GB×2) DDR4メモリ (2666MHz)
  • NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6
7874

補足: ゲームのベンチマークテストについて

  • バッテリー駆動では著しくパフォーマンスが下がるので、ACアダプタは常時接続している。
  • PCの排熱性能(冷却システム)によって、CPUやGPUのパフォーマンスに影響がでるため、純粋にそのCPUやGPUだけの性能とは言えない。(ポテンシャルを引き出していない場合もある)
  • 3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。

Alienware x17 R1のデザインをチェック

17.3インチ 非光沢ディスプレイ 【広視野角】 4K(3840 × 2160)今回のAlienware x17 R1レビュー機では、17.3インチ 非光沢ディスプレイ 【広視野角】 4K(3840 × 2160) 高速駆動 リフレッシュレート 120 Hzとなっている。3辺はそこそこ狭額でベゼルは少し段差になっている。高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では250%拡大になっている。ドットバイドット表示(100%)だとかなり細かいので、適宜、拡大は必要になるだろう。

スペック上では非光沢ディスプレイだが厳密には「半光沢」である。最近は非光沢と言うと半光沢の場合が多い。そして広視野角パネル。極端な角度から視聴しても、色ムラや色調反転などの色度変移が起きにくい。複数人で観るようなシチュエーション、つまり様々な角度から視聴する場合にも好都合。

高速駆動 リフレッシュレート 120 Hz。ゲームでは滑らかな動きが堪能でき、またチラツキの軽減が期待できる。詳しくは「高速駆動のリフレッシュレートとは」で解説。この4K(3840 × 2160) 120Hzのディスプレイの場合、G-SYNCとAdvanced Optimusには対応していない。

Windows Helloの顔認識赤外線カメラを内蔵しており、Windows Helloの顔認識が可能。左右にはデュアルマイクを内蔵。

ALIENWAREのプリントロゴ下部ベゼルにはALIENWAREのプリントロゴ。

DELLサイトでは「シルキースムーズ加工」カラーはルナライト(シルバーホワイト)というモデル。イメージとしては乳白色寄りの落ち着いたホワイトという感じ。耐久性クリアコーティングが施してある。DELLサイトでは「シルキースムーズ加工」とも書かれている。左下にはエイリアン語でおそらく「17」と書かれている。

磨りガラスっぽいエイリアンヘッド中央やや上の方に磨りガラスっぽいエイリアンヘッドがはめ込まれており、さらに乳白色っぽい感じ。イルミネーションゾーンとなっており、磨りガラスに透過しているためかぼんやりとした発光となる。

ゲーミングノートらしく、ヒンジ フォワードを採用

ヒンジフォワードヒンジ(蝶番)の配置を前方式にした「ヒンジフォワード」を採用。これは後部に大型の冷却ユニットを内蔵できる構造である。ディスプレイ開閉角度の影響を受けず、背面排気口の妨げにならない。背面のトリムと呼ばれるリングもイルミネーション・ゾーンとなっている。

カバー・オープン・センサーディスプレイはここまで開く。通常の使用であれば十分な可動域だろう。

ディスプレイを開くと、自動でPCが起動する「カバー・オープン・センサー」を搭載。これは使用時に電源ボタンを押す手間が省ける機能。ディスプレイを開くことで反応するので、リッド(蓋)センサーともいう。ただし、清掃など起動目的ではないときでも、開けば強制的に起動するのは少々ありがた迷惑な時もある。

パームレストはアルミと思われる。キーボードの上部にも吸気口を配置している。

前面デザイン ~ ツイーター スピーカーの搭載

前面。ゲーミングノートとは思えない薄さ。

ツイーター スピーカー前面の左右には、「ツイーター スピーカー」を内蔵している。

左側面 / 右側面デザイン

ゲーミングノートとは思えない左側面。ゲーミングノートとは思えない薄さ。

電源コネクタ左側面では奥に電源コネクタが1基あるのみ。そして半分くらいの面積は排気口のスリットとなっている。

右側面では奥にヘッドセット端子が1基あるのみ。左側面と同じく、半分くらいの面積は排気口のスリットとなっている。

背面排気口と、Alienware x17 R1の装備端子

トリムと呼ばれるリングはイルミネーション・ゾーンAlienware x17 R1の背面。トリムと呼ばれるリングはイルミネーション・ゾーンとなっている。Alienware x17 R1では背面の中央に端子が集中している。

左右側面には電源コネクタとヘッドセット端子しかなく、背面に端子が集中している理由は次の通り。「ゲームプレイ中に気を散らす要素を取り除くため、視界に入らない背面に端子を配置した」とのこと。持ち上げるときに、後方を支点に本体を浮かせがちだが、スティックが長いメディアはボッキリ逝きそうなので注意が必要だ。心配なら短めのスティックを使うよう心がけたい。

大規模な排気口を配置背面の左右には、薄型ながらも大規模な排気口を配置。排気口のスリットは六角形のハニカム・デザイン。

Alienware x17 R1の装備端子背面の装備端子は左側から、Thunderbolt 4(40Gbps)、USB 3.2-Gen1(5Gbps)(PowerShare対応)、2.5ギガビットイーサーLAN端子、USB 3.2-Gen2(10Gbps)(Power Delivery、Display Port 対応)、HDMI端子、USB 3.2-Gen1(5Gbps)(PowerShare対応)、microSDカード・スロット、mini Display Port 端子を配置。

ちなみに、PowerShareとは、PCの起動なしでUSB端子が充電用に使える機能。PCメーカーによって呼び方は様々。microSDカードスロットというのは、サイズが限定されてしまい扱いにくい。Thunderbolt 4はUSB4に準拠している。端子(インターフェース)が複雑化しているので、その点は補足コンテンツでまとめておいた。

補足コンテンツ : インターフェース

近年、接続端子に関わるインターフェースが複雑化しており、ここで情報を整理しておく。

USB 3.2への改称について

2017年に「USB 3.2」が発表された。これまでのUSB 3.0 および USB 3.1は伝送路が「1レーン」であるが、これを「2レーン」に束ねることで高速化した。ここで面倒くさい事に、従来(1レーン)のUSB 3.0、USB 3.1を取り込む形で改称がされ、すべて名称は「USB 3.2」で統一された。つまり、「1レーンのUSB 3.2」と、「2レーンのUSB 3.2」が存在する。現在では1レーンが多いので、ややこしくなったら旧称に置き換えるとよい。

  • USB 3.2 Gen1 (1レーン・5Gbps) = 旧称 : USB 3.0 / USB 3.1-Gen1
  • USB 3.2 Gen2 (1レーン・10Gbps) = 旧称 : USB 3.1-Gen2
  • USB 3.2 Gen 2x2 (2レーンで20Gbps) ※コネクタはUSB Type-Cのみ

※2019年2月、策定団体のUSB Implementers Forum 【USB-IF】 によって「USB 3.2」と名称変更。※過去にアップしたレビュー記事では修正を入れないのでご留意を。※USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる。

Power Delivery

Power Delivery(USB PD)とは「USB電力拡張規格」のこと。大きなメリットとして、容量さえクリアできれば市販のPower Delivery対応(USB Type-C)のACアダプターを使うことができる。これでメーカー専用ACアダプタの縛りから解放される。また策定された規格としては、ホスト側から電力を得て“ 数珠つなぎ式 ” で次々に対応周辺機器へ電源供給ができる。さらに詳しくは、“ Power Deliveryについて ” のコンテンツで解説している。

Thunderbolt 4

Thunderbolt 4 規格はUSB Type-C端子を使った “ 最も完全なインターフェース ” と言われ、多くのインターフェースに対して上位互換があり総合的に活用できるのが特長。

Thunderbolt 3と同様、双方向でそれぞれ40Gbpsの転送速度。PCI Express 3.0の4レーンを使うなど前世代から性能の底上げがある。PCIeの転送速度は32Gbps。供給できる電源は15W。策定された規格としては8Kディスプレイへの接続に対応、4Kディスプレイでは2台までの同時接続が可能となった。「ユニバーサル ケーブル」で統合されており、互換性を保持したままで最長2mまで対応。またThunderbolt 4は「USB4 規格」に準拠しているので以下も参照。

USB4

USB4は 「USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3」 をひとつにまとめた通信プロトコル。USB Type-Cコネクタを採用。転送速度は2通りあり、USB4 (Gen 3 x1)だと 20Gbps、USB4 (Gen 3 x2) だと40Gbps。 電源供給には 「Power Delivery」 をサポート。映像出力にはUSB4(実質的にはベースがDisplayPort)および、DisplayPortに対応する。なお、Thunderbolt 4ではUSB4に準拠している。※注意事項として、USB 3.2 Gen 2x2(2レーンの20Gbps)の対応は規格外なので、これに対応するか否かは各PCの対応次第となる。

Thunderbolt 3ベースに開発され、このようにデータ転送、電源供給、映像出力が可能。USB 3.2では不可だったDisplayPortやPCI Expressの転送が可能となり “ 従来のUSB規格から継続された規格ではない ” という概念のため「USB 4.0」という表記にならないとのこと。

もっと知りたい、インターフェースの基礎知識

底面の吸気口~業界唯一の4つのファンを内蔵!クアッド・ファン

クアッド・ファン テクノロジー底面では土手になった長いスタンドゴムが並列して配置している。そして、4つのファンを内蔵していることもあって縦長の吸気口が配置されている。スリットは六角形のハニカムデザインになっている。4つのファンを内蔵した「クアッド・ファン テクノロジー」は特許出願中なのだとか。

ハニカムデザインのところは吸気口のため、排気熱を吸気しないようエンボス加工の仕切りでブロックされている。ちなみに吸気口は底面だけでなくキーボードの上部にも配置されている。このように薄型ながらもがっつりした冷却システムになっている。

ウーファを内蔵底面の端側、左右にウーファを内蔵している。

GeForce RTX 3080搭載では、330W ACアダプターが付属

LA330PM190 ~ 330W ACアダプターGeForce RTX 3080(モバイル版)を搭載したAlienware x17 R1には、330W ACアダプターのLA330PM190が付属していた。接続はDCプラグとなっている。これは単体でレビューしているので、そちらを参考に。【単体レビュー:LA330PM190 ~ 330W ACアダプター

キーボード

Alienware x17 R1のパームレストならびに、日本語キーボード。材質はアルミと思われる。気のせいかもしれないので断言できる規模ではないが、ほんの微かにシリコン・コーティングがされている感じ。

キーボードの上部にも吸気口が配置されており、底面側とあわせてデュアル吸気口になっている。

充電完了時、充電中、スリープ時右上にエイリアンヘッドの電源ボタン。ガラスっぽいのをはめ込んだ乳白色のボタンになっている。ここもイルミネーション・ゾーンとなっており、「充電完了時、充電中、スリープ時」と状態にあわせて色を変えることが可能。

記載がなく目的不明キーボードの左右あるスリットは、DELLのオンラインマニュアルにも記載がなく目的不明。ここは吸気口か。

ガラス製で少し透過した見栄え一体型のタッチパッドは、ガラス製で少し透過した見栄えになっている。

タッチパッドは、イルミネーション・ゾーンとなっており、磨りガラスの透過によりぼんやりした発光になっている。ただし、DELLサイトには「AlienFXタッチパッドはNVIDIA GeForce RTX 3080搭載モデルのみ」とある。GeForce RTX 3080以外の搭載では点灯できないようだ。

Nキーロールオーバー(複数同時認識)サイズからして13~15型向けに設計されたキーボードと思われる。一番右側に音量ボタンが配置されているため、ほんの少々左に寄ったポジションになる。Nキーロールオーバー(複数同時認識)に対応。キーボードバックライトでは日本語の印字は点灯しない。17型の搭載ではこじんまりしたキーボードである。テンキーが無いところは残念。どうやら、以前レビューしたAlienware x15 R1と同じキーボードパーツのようだ。

これの詳細はキーボード単体のレビューを参考にしていただきたい。キー配列とキーピッチの情報、掲載画像が特大サイズなので、以下のリンク先にて細部までチェックしてみよう。

【レビュー:Alienware x15 R1などで採用されている、同型キーボード

特有の癖に慣れる必要一応、Alienware x17 R1の画像にて、キー配列をチェック。Enterキー、カーソルキーとも大きめで操作しやすいのだが、音量ボタンが右端に配置されているのに違和感を感じる。特有の癖に慣れる必要がありそうだ。

キーボード左側。こちらは変則的な箇所はなし。半角全角キーも小さくなく良好。

F2~F6まで謎のマークが印字されているが、これはマクロキー。なお、ファンクションキー列は機能キーと兼用になっているので、優先キーになっていないほうはFnキーと同時押して使える。Fnキー + ESCを押せばその優先キーを切り替えられる。

最新情報など、詳しくはDELLサイトへ

Alienware x17 R1のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。

DELL公式サイト詳細

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