Inspiron 15レビュー
DELLのInspiron 15は、15.6インチワイド光沢液晶のエントリーノート。Core i3 / i5搭載可能モデル!初心者やセカンドPCにお勧めな1台ですが、侮れない高パフォーマンス!
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DELL Inspiron 15 詳細レビュー、インターフェースの知識

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前ページで、Inspiron 15の端子等インターフェースを紹介しました。このページでは初心者向けに、Inspiron 15が装備する端子の特徴を解説します。ここで記載している転送速度は公称理論値です。環境によって実測値は変わります。(正直、どんなにハイスペックなパソコンでも理論値になかなか近づかないのが実状です。)

USB端子(USB2.0)

USB外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、480Mbps(1秒間に60MB)の転送速度。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0対応です。パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。
USB1.1仕様の周辺機器をつなげた場合の速度は、USB1.1のままです。
(Lowスピードで1.5MB/1秒間、フルスピードで12MBの転送速度)。

VGA(別名:D-Sub15ピン、外部アナログ・モニタ出力)

D-Sub15ピン外部の液晶モニタへ出力できます。画面サイズの小さいノートでも大画面で表示することが可能になります。アナログ接続になるため信号の経由は「デジタル信号→アナログ変換→デジタル信号」となり、もとのデジタル信号のままの出力になりません。デジタル接続のDVIやHDMI、Display Portよりも画質が劣ります。

HDMI端子

HDMI「DVI」をベースに設計された規格。液晶モニタへのデジタル出力できます。1本のケーブルで映像データ・音声データ・著作権保護の制御信号をまとめて転送することができます。

LAN端子(100BASE-TX)

LAN端子インターネット接続、PC同士をネットワーク接続するポートです。
このモデルは「100BASE-TX」で、Fast Ethernetと呼ばれる有線LANです。通信速度が100Mbps(1秒間に12.5MB)で、カテゴリ5というLANケーブルが必要です。 インターネット使用では充分な通信速度ですが、PC間やサーバー間での転送には低速です。

マイク端子について

オーディオ家電のライン出力端子と、パソコンのマイク入力端子とつないで音声を取り込む場合、必ず「抵抗入りのケーブル」でつなぎましょう。
ライン出力は信号レベルがマイク入力より遥かに高いので、通常のケーブルではパソコンにダメージを与えることになります。

Inspiron 15のインターフェースについて
Inspiron 15はエントリーモデルのため、端子の装備は上位モデルと比べると乏しい面があります。例えば、IEEE1394、eSATA端子、ギガビットイーサーLAN端子(1000BASE-TX)、Express Card スロットを装備しません。しかし、ライトユーザーにはあまり必要の無いインターフェースです。これらを省くことで安く購入できるメリットがあります。

Inspiron 15の内蔵カードスロットが対応する、メモリカード

Inspiron 15には、7規格対応のメモリカードスロットを装備しており、SD/SD ver.1.1、SDHC、MMC、MS、MS Pro、xDカードに対応しています。それらカードの特徴を紹介します。小型タイプのカードはアダプタに装着することで使用できます。

SDカード

SDカードSDカードは、最も一般的に普及しているフラッシュメモリ・カード。「松下、SanDisc、東芝」の3社で共同開発されました。著作権保護機能の「SDMI」に準拠。
ただのSDカードでは、FAT16というファイルフォーマットで最大2GBまでとなっています。そのため4GB以上の大容量SDカードは「SDHC」という規格になります。

実は極まれに、SDHC規格ではないのに4GB以上のSDカードが存在します。これに対応する機器はほとんどないので、購入は避けましょう。(4GB以上は必ずSDHCの表記を確認。もちろん使用する機器がSDHCに対応しているかも確認。古い機器は2GBのSDカードまでの可能性が高いです。)

ちなみにSDカード(SDHCやminiSDなども含む)の耐久寿命は、メーカーのTranscendによると「1万回の抜き挿しサイクル」とあります。1日1回の使用ペースなら約27年間使えるということですね。一般家庭使用ではまったく問題ないでしょう。

miniSDとmicroSDminiSDとmicroSD
携帯電話など小型機器では通常のSDカードは大きいので、このような小型化されたものが使われます。これに対応するカードリーダーは少なく、通常のSDカードサイズのアダプタに差し込んでSDカードとして読み込むケースが多いです。

SDHCカード

SDHCカードSDHCカードは、FAT32というファイルフォーマットが使われ、最大32GBまで可能な大容量SDカードです。4GB以上のSDカードにはHC(High Capacity)の文字が追加されています。
ビデオカメラの動画撮影は大容量が必要なので、これらの用途によく使われます。SDカードと互換性がありますが、使用する機器がSDHCに対応している必要があります。またSDHCにも、小型版のminiSDHCとmicroSDHCが存在します。


SDスピードクラスについて
SDカードには個々によってデータ転送速度が異なります。それは「SDスピードクラス」といいますが、使用内容によって注意しなくてはなりません。
例えばデジカメの場合、高解像度で連写するならデータ転送が高速でなくてはなりません。同様に動画撮影も転送速度が間に合わないとエラーが生じます。そこで「Class」で表示されるSDスピードクラスを参考にします。

class6Class 2 ⇒ データ転送速度、2MB/s以上を保証する
Class 4 ⇒ データ転送速度、4MB/s以上を保証する
Class 6 ⇒ データ転送速度、6MB/s以上を保証する
San Disk Extreme3SDHCカードには、20MB/s以上という高速製品もあります。実際に使用する機器のマニュアルをみて、動作に必要なSDスピードクラスを調べておきましょう。
なお、 SDHCカードではSDスピードクラスが表記されていますが、通常のSDカード(2GBまでのSDカード)では表示があったりなかったりとメーカーに委ねられています。デジカメの連写やビデオ撮影においては気を付けましょう。

倍速表記の場合
60倍速や80倍速などの表記がされている製品があります。その場合は「1倍速=150KB」で計算しましょう。つまり、60倍速なら9MB/sです。

マルチメディアカード(MMC)

MMCマルチメディアカード(MMC)は、SDカードに近い形状と構造で、SDカード以前からあった規格。
基本的にはSDカードと後方互換があります。(※後方互換:新しいカードは古い機器では使えないが、古いカードは新しい機器で使える場合が多いということ。)

メモリスティック(MS)

MMCメモリスティック(MS)はソニーが開発したフラッシュメモリ。最大容量は128MBとなっています。著作権保護機能の「Magic Gate」に準拠。一時期は最も使用されるメモリカードでしたが、後発のSDカードにシェアを抜かれました。

メモリスティック Duoメモリスティック Duo
SDカードに対抗した製品で、メモリスティックを小型化した「メモリスティック Duo(通称:MS-Duo)」。アダプタを使用すれば、メモリスティックとして使用可能。

メモリスティック PRO(MS-PRO)

メモリスティック PRO 256MB以上のメモリスティックは、「メモリスティック PRO」となります。FAT32フォーマットが使われ、最大32GBまで可能な大容量メモリスティックです。

メモリスティック PRO Duoメモリスティック PRO Duo
メモリスティック PROを小型化した「メモリスティック PRO Duo(MS-PRO Duo)」アダプタを使用すれば、メモリスティック PROとして使用可能。

メモリスティック マイクロメモリスティック マイクロ(M2)
「メモリスティック PRO Duo」よりさらに小型の「メモリスティック マイクロ」もあります。Memory~MicroでMが2つなので、M2と表記されます。アダプタを使用すれば、メモリスティック PROとして使用可能。

xD ピクチャーカード

xD ピクチャーカード富士フイルムとオリンパスが共同開発したデジカメ用メモリカード。従来使用されてきたスマートメディアが最大容量の限界に達したため、代わりとして登場。採用しているメーカーもこの2社だけです。速度や容量をアップさせた「type M」「type M+」「type H」があります。


なお、DELL Inspiron 15は販売終了しています。ただいま、パソ兄さんが注目しているDELLパソコンはこれです。まずはDELLサイトでチェック↓

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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