DELLのInspiron 15は、15.6インチワイド光沢液晶のエントリーノート。Core i3 / i5搭載可能モデル!初心者やセカンドPCにお勧めな1台ですが、侮れない高パフォーマンス!
Core i5を搭載するメリット
ブランド | Core i3 |
Core i5 |
プロセッサー・ナンバー | 330M |
430M |
動作周波数 | 2.13 GHz |
2.26 GHz |
最大動作周波数 (ターボ・ブースト) |
× |
2.53 GHz |
グラフィック | 500MHz |
|
HD Graphics with Dynamic Frequency | 667MHz |
766MHz |
2010年5月時点でInspiron 15には、Core i3-330MかCore i5-430Mの搭載が可能となっています。ここでCore i5-430Mにするメリットを紹介します。
Inspiron 15はグラフィック処理に内蔵グラフィックである「インテル HD グラフィックス」が使われますが、Core i3よりもCore i 5のほうが若干有利という面があります。
それは、HD Graphics with Dynamic Frequencyによる周波数の高さです。通常、どちらも500MHzですが、必要に応じてクロックアップする数値が違います。
Core i5はターボ・ブースト・テクノロジー搭載
Core i3は対象外ですが、Core i5はターボ・ブースト・テクノロジーというのがあり、必要に応じて動作周波数を自動クロックアップさせます。マルチコアに対応していないシングル・スレッドのソフトでは、動作周波数の高さが速度につながります。まだまだ、シングル・スレッドのソフトは多いので、Core i5を搭載するメリットが大きいです。
例えば、Core i5-430Mは2.26GHzですが、最大2.53GHzまでクロックアップします。
自動クロックアップのタイミングは、通常の使用では知ることができません。気になる方はガジェットであるターボ・ブースト・テクノロジー・モニターを使えば、リアルタイムで知ることができます。パソ兄さんのInspiron 15ではCore i5-430Mを搭載しており、大して負荷のないときは通常の2.27 GHzのままです。(公称は2.26 GHzですが、わずかな誤差があります。)
いざ、高負荷になると、クロックアップしていきます。
Core i5-430MのMAXである2.53 GHzまで達しました。このゲームではほとんどMAX状態が続きます。
ちなみに、4スレッドでフル稼働していました。なお、ターボ・ブースト・テクノロジーのチェックのために、パソコンゲームの「ストリートファイター4」を使いましたが、このゲームは上級レベルの単体グラフィックを搭載していないと満足に操作することはできません。よってInspiron 15を購入するなら、このようなゲームで遊ぶことは対象外になります。
Core i3とCore i5の選択基準
Core i5では、Core i3より内蔵グラフィックの性能がわずかに高い面がありますが、一番の決定要素はターボ・ブースト・テクノロジーの搭載です。Core i5を搭載したからといって極端な性能アップは期待できませんが、長時間パソコンを使うユーザーならメリットが高いと思います。クロックアップをチェックしていると、ソフトの起動直後やウィルスチェック中など頻繁にクロックアップしています。明らかに高負荷だと思う作業以外でも、わりとこまめに活躍しています。そのため、長期的に考えると「チリも積もれば・・」で恩恵があると思われます。たまにしかInspiron 15を使わないなら、コストパフォーマンス重視でCore i3で充分でしょう。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
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DELL Inspiron 15(1564)レビュー!(2010年1月発売・Nehalem設計)