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ENVY Phoenix 810-480jp~構成例: Core i7-4790K + GeForce GTX 980

ENVY Phoenix 810-180jpの後継に当たる、ENVY Phoenix 810-480jpをレビューします。同じくHaswell設計で第4世代Core i7を搭載するモデルですが、チップセットがインテルZ87 Express からZ97 Expressに変更されています。また従来機から拡張スロットの削減がみられ、使用できるPCI Express x1は1基のみとなっています。

なお、Z97 Expressは、第4世代CoreのHaswellに加えて、第5世代の「Broadwell」に対応したチップセットです。チップセットの仕様では新インターフェースのSATA ExpressやM.2に正式対応していますが、ENVY Phoenix 810-480jpではそれらのコネクタは装備されていません。つまりチップセット変更の恩恵はあまりありません。ただし、次世代CPUを載せてみたいという自作心があるならば興味を持てる機種です。(無論、換装は保証対象外)

今回のENVY Phoenix 810-480jpレビュー実機では、Core i7-4790K プロセッサーとGeForce GTX 980 を搭載しています。他は以下の構成です。

ENVY Phoenix 810-480jp

レビューしたENVY Phoenix 810-480jpの構成

  • Windows 8.1 Update (64bit)
  • インテル Core i7-4790K プロセッサー
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz)
  • NVIDIA GeForce GTX 980 4GB (GDDR5)
  • 512GB SSD + 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台
※2015年2月時点の調査
CPU選択肢
  • インテル Core i7-4790 プロセッサー
  • インテル Core i7-4790K プロセッサー
グラフィックカードの選択肢
  • NVIDIA GeForce® GTX 760 1.5GB (GDDR5)
  • NVIDIA GeForce® GTX 770 2GB (GDDR5)
  • NVIDIA GeForce® GTX 980 4GB (GDDR5)

2014年2月時点のレビューとなります。構成に関しては、選択や販売時期によって異なる場合があります。

デザイン

ENVY Phoenix 810-480jpレビュー~構成例: Core i7-4790KケースデザインはHP ENVY Phoenix 810シリーズ通して同じです。簡易水冷式CPUクーラーを搭載しており、起動時にはレッドLEDのイルミネーション演出が楽しめます。イルミネーションは、「光学ドライブの下、フロント最下部、シースルー窓から見えるラジエータファン」の3箇所にあります。

HP購入光学ドライブベイは2基あり、フロント・スライドドアを開くと前面端子に「メモリカードスロットとUSB2.0端子 × 4基」あります。「MADE IN TOKYO 」のシールが貼付されているので、東京・昭島工場による生産です。

Beats Audioテクノロジー天井のメディアトレイ部には、USB3.0端子 × 2基、マイク端子、ヘッドセット端子を装備。オーディオではBeats Audioテクノロジー(デジタル・シグナル・プロセッシング)を採用しており、独自のチューニングが施されています。

電源オフUSBチャージ機能バックパネルのオンボード端子には、7.1ch対応アナログ音声端子、USB3.0 × 2基、USB2.0 × 2基、SP/DIF端子、ギガビットイーサーLAN端子を装備しています。オンボードのモニタ出力にDVI端子、HDMI端子を装備していますが、グラフィックカードを搭載しているためここは使用しません。ゆえにキャップで封印されています。

なお、よく見るとUSB3.0端子の1つに稲妻マークがあるので、起動しなくてもUSB電源供給に使える「電源オフUSBチャージ機能対応」と思われます。(機能するかチェックし忘れました・・。なお、HPサイトでは内容に触れられていません。それにしても電源オフUSBチャージ機能は天井のUSB端子にあったほうがいいと思うのですが・・。)

NVIDIA GeForce GTX 980
今回搭載しているNVIDIA GeForce GTX 980のモニタ出力には、デュアルリンク DVI-I端子×1、HDMI 出力端子×1、DisplayPort×3基もあります。かなり豊富です。拡張スロットのパネルでは見た目で4基分ありますが、マザーボード上で削除されていますので、実質2スロットです。

ENVY Phoenix 810-480jpの内部とマザーボード

内部光学ドライブベイ2基、ストレージベイ3基と、ストレージだけは豊富な拡張性を持っています。今回のENVY Phoenix 810-480jpでは「512GB SSD + 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台」を搭載しています。

SD7SB2Q-512G-1006レビュー実機に搭載されていたストレージは、SSDではSanDisk製SD7SB2Q-512G-1006、HDDではST1000DM003-1ER162でした。それぞれのパフォーマンスは上記の通り。SSDはさすがに速いですね。なお、採用されるストレージのメーカーは製造ラインにより異なると思うのでご留意を願います。

8GB×2枚メモリスロットは4基あり、最大32GB(8GB×4)まで対応しています。今回は8GB×2枚です。
その横にはmSATA ×1スロットがありますが、HPのカスタマイズ内で使われることはなさそうです。そしてENVY Phoenix 810シリーズの共通事項ですが、簡易式CPU水冷クーラーを採用しています。

hpでのGeForce GTX 980 4GB現状では、PCI Express x16にNVIDIA GeForce GTX 980 4GB (GDDR5)が搭載され、PCI Express x1に地上・BS・110度CS対応ダブルチューナー が搭載されています。マザーボード上からコネクタが削除されているため、実装するPCI Expressスロットはこれらの2基のみです。

ENVY Phoenix 810-480jpを選ぶユーザーは中級者以上なので、ある程度は拡張性も重視していると思いますが、この拡張スロットの削除は結構なマイナス面と捉えます。ただ、自前で拡張しないというユーザーであれば、何の支障もない事ですけどね。

80 PLUS BRONZEの認証電源

80 PLUS BRONZEの認証製品ATX電源ユニットには「80 PLUS BRONZEの認証製品」が搭載されています。これは前モデルのENVY Phoenix 810-180jpにはなかった仕様です。ただし、600W電源から500W電源に引き下げられています。主力となる+12Vが4系統あり、それぞれ10A,18.5A,12A,12Aの出力。

変換効率と80 PLUSについて

電源ユニットは家庭用コンセントの交流(AC)を直流(DC)に変換して、パソコンパーツに電源供給をしています。しかし、このAC/DC変換において電力が100%変換されているわけではありません。変換効率の悪い電源ほど、無駄な電気を使い、無駄に発熱します。そこで変換効率で優秀とされる基準は80%以上であり、検証機関の調査で認証されたものが、80 PLUSです。
80 PLUS BRONZEでは、負荷率50%の場合、85%をクリアしています。

Core i7-4790KとGeForce GTX 980のパフォーマンス

ENVY Phoenix 810-480jp

レビューしたENVY Phoenix 810-480jpの構成

  • Windows 8.1 Update (64bit)
  • インテル Core i7-4790K プロセッサー
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz)
  • NVIDIA GeForce GTX 980 4GB (GDDR5)
  • 512GB SSD + 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台
※2015年2月時点の調査

レビューしたENVY Phoenix 810-480jpでは、Core i7-4790KとGeForce GTX 980を搭載しています。ベンチマークテストでパフォーマンスをチェックしました。

Core i7-4790Kは4コア実装ですが、HTテクノロジーによって8スレッド動作するCPUです。末尾にKが付く、倍率ロックフリーのCPUですが、今回のベンチではオーバークロックを実施していません。NVIDIA GeForce GTX 980 はGPUコアが2048基もあるハイエンド仕様。

ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア

フルHD解像度 (1920 × 1080) 最高品質 フルスクリーンで、非常に快適。

なお、旧ファイナルファンタジーXIV のベンチマークテストで発熱温度を調査。室温20度の環境下でテスト直後では、Core i7-4790Kが39℃、GeForce GTX 980が59℃と出ました。CPUに関しては水冷の効果が大きいと感じられます。

ドラゴンクエストX ベンチマークテスト ver.1.10 Windows版

1920 × 1080 / 最高品質 / ウィンドウで、すごく快適。スコア 19037

バイオハザード

バイオハザード6 のフルHD解像度 (1920 × 1080)設定で、スコア17988。むろんとても快適な動作。

バイオハザード5でも同様です。ちなみにアイドル時の消費電力は44Wあたりでしたが、バイオハザード5のベンチ中では223Wあたりの消費電力でした。

ベンチマーク比較

CINEBENCH R10 および、ストリートファイター4 ベンチにて、過去にレビューしたハイエンドモデルと比較してみました。ストリートファイター4 ベンチにおいては、当サイトHPパソコンレビューの最高記録(621.45 FPS  / 1280*720ウィンドウ)となりました。※2015年2月において

レンダリングテストのCINEBENCH R10

CINEBENCH R10 ベンチマークテスト

3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。

ライトなゲームのストリートファイター4

ストリートファイター4 ベンチマークテスト

2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。

主に、搭載するグラフィックのパフォーマンスに影響されます。ただし、CPUの影響もわりと受けるため、「グラフィックとCPUの組み合わせ」でパフォーマンスチェックしたほうがいいでしょう。
製品画像 レビューした構成 CINEBENCH R10ベンチマークテスト ストリートファイター4・ベンチマーク
ENVY Phoenix 810-480jp

HP ENVY Phoenix 810-480jp

  • Windows 8.1 Update (64bit)
  • インテル Core i7-4790K プロセッサー
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ
  • NVIDIA GeForce GTX 980 4GB (GDDR5)
  • 512GB SSD + 1TB SATA HDD× 2
28秒 621.45
Core i7-4820K-ENVY Phoenix 810-190jp

HP ENVY Phoenix 810-180jp

  • Windows 8.1 (64bit)
  • Core i7-4770K
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ
  • NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)
  • 1TB HDD× 2台 + 128GB SSD
  • ENVY Phoenix 810-180jpレビュー
    2014年5月調査
30秒 571.09
Core i7-4820K-ENVY Phoenix 810-190jp

HP ENVY Phoenix 810-190jp

24秒 533.75
ENVY Phoenix 810-290jp画像

ENVY Phoenix 810-290jp

  • Windows 8.1 Pro Update (64bit)
  • Core i7-4960X Extreme Edition
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ
  • NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)
  • 1TB SATA HDD× 2台 + 128GB SSD
  • ENVY Phoenix 810-290jpレビュー
    2014年7月調査
24秒 530.22
Core i7-4820K-ENVY Phoenix 810-190jp

HP ENVY Phoenix 810-190jp

37秒 456.69
Z87 Express

HP ENVY 700-260jp

  • Windows 8.1 (64bit)
  • インテル Core i5 -4570
  • 8GB (4GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ
  • NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)
  • 1TB HDD× 2台 + 128GB SSD
  • HP ENVY 700-260jp(その1)レビュー
    2014年2月調査
37秒 431.55

ENVY Phoenix 810シリーズ 各モデルごとのレビュー

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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