ENVY Phoenix 810-180jp~構成例: Core i7-4770K + GeForce GTX 770
Haswell設計(インテルZ87 Express チップセット)のプラットフォームである、ENVY Phoenix 810-180jpをレビューします。ここで紹介する実機では、 Core i7-4770K とNVIDIA GeForce GTX 770を搭載しています。(2014年5月のレビュー)
フロントパネル・カバーを開くと前面端子があり、ENVY Phoenix 810-180jpでは「メモリカードスロットとUSB2.0端子 × 4基」装備しています。カバーに「世界シェアNo.1!MADE IN TOKYO 」のシールが貼付されているのでENVY Phoenix 810-180jpは東京・昭島工場による生産です。そのため、カスタマイズ注文でも基本5営業日で製品をユーザーにお届けできるというメリットがあります。(海外生産だと10営業日というのが一般的)
天井のメディアトレイ部には、USB3.0端子 × 2基、マイク端子、ヘッドセット端子を装備。オーディオではBeats Audioテクノロジー(デジタル・シグナル・プロセッシング)を採用しており、独自のチューニングが施されています。
バックパネルのオンボード端子には、7.1ch対応アナログ音声端子、USB3.0 × 2基、USB2.0 × 2基、SP/DIF端子、ギガビットイーサーLAN端子を装備しています。オンボードのモニタ出力にDVI端子 × 2つを装備していますが、グラフィックカードを搭載しているため使用しません。使わないようにキャップで封印されています。
今回搭載しているNVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)のモニタ出力には、DVI×2、、HDMI端子×1、DisplayPort×1を装備。2スロット分を占有しています。
レビュー実機:ENVY Phoenix 810-180jpのパフォーマンス
今回は以下の構成になっており、ベンチマークテストを実施しました。搭載しているCPUとGPUは選べるパーツの中で最上位のものです。
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搭載したSSDとHDDのパフォーマンス |
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CPU性能のベンチマークテスト | |
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 処理時間 30秒 スコア⇒29286 当サイト調べによる比較参考データ(デスクトップPC)
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本格3Dゲームのベンチマークテスト | |
負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 571.09 1280×720 ウィンドウ表示
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1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 452.93 |
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負荷レベル:ミドル |
2009年9月に登場したShooting Game(PC版)。NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体視3D対応ゲーム。3D Vision処理でなければ、本格3Dゲームとしてはミドルクラスの負荷。グラフィック設定はデフォルトのまま。DirectX 10で実施。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 253.9RANK S ⇒ すべてのシーンで非常に快適に動作 |
負荷レベル:ややヘビー |
2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。 1920×1080 フルスクリーン表示 SCORE = 11733RANK S ⇒ とても快適な動作が見込める。 |
負荷レベル:ヘビー |
2010年9月に発売したPC版ファイナル・ファンタジーの2作目。登場当時としては先を見越した設定となっており、求められるパソコン性能のが非常に高いです。テストではヒューラン(男)で実施。 LOW(1280×720) SCORE = 6858(とても快適 ) |
消費電力 | |
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ゲーム用途に十分対応できるスペックです。
Core i7-4770K とNVIDIA GeForce GTX 770 (2GB) のスペック。Core i7-4770Kは4コア8スレッド動作のCPUで、倍率ロックフリーの上級者向け。 GeForce GTX 770はGPUコアが1536基もあるハイエンド。
ENVY Phoenix 810-180jpのカスタマイズ選択例
2014年5/23調査時における選択可能パーツ。最新状況・詳細はHPサイトで要確認ください。選択肢がハイエンド志向になっているのが特徴的です。
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拡張性のある筐体、メモリスロットは4基使える
ENVY Phoenix 810-180jpの内部をみます。PCケースについてはENVY Phoenix 810シリーズ(コンテンツTOP)で紹介したように、光学ドライブ2基、HDDドライブ3基という、なかなかの拡張性を持っています。これらのドライブはネジや工具なしで換装できるという、高いメンテナンス性を誇ります。
ENVY Phoenix 810-180jpでは600WのATX電源ユニットを搭載。デュアル・グラフィックに対応しないハイエンドとするならば、合格ラインでしょう。主力となる+12Vが4系統あり、それぞれ16A,18A,12A,10Aの出力(12Vの総出力は540W)です。Boeblingen Germanyと記載されていますが、ドイツ製なんでしょうか。
ENVY Phoenix 810-180jpのマザーボードをチェックします。このENVY Phoenix 810-180jpはHaswell設計なので、Ivy Bridge-Eの810-190jpとは異なるマザーボードです。メモリスロットが2基しか使えない810-190jpとは違い、810-180jpでは4基使うことができます。810-190jpよりもスッキリとした印象です。
メモリスロットの横にmSATAスロットの空きが確認できます。
NVIDIA GeForce GTX 770 (グラフィックカード)の搭載のため、2スロット分を占有しており、後はPCI Express x1が2スロット使える状態です。グラフィックカードの下に無線LANカードが搭載されており、そこにMini PCI Expressスロットがあることが判断できます。
簡易水冷式CPUクーラーは、見た目で判断すると810-190jpと同じものと思われます。Core i7のエクストリームエディションが搭載できる810-190jpではCPU電源にEPS12V コネクタ(8ピン)を使っていましたが、810-180jpはATX12V(4ピン)です。
ENVY Phoenix 810-180jp購入ポイント
ENVY Phoenix 810シリーズ全体に言えることですが、光学ドライブ2基、HDDドライブ3基という拡張性に加え、工具レス&ネジフリーという点がオススメです。そしてENVY Phoenix 810-180jpでは、ミニタワーという限られたスペースでも、メモリスロット4基、mSATAスロットを持っています。ただ、EPS12V コネクタではなくATX12Vというところでは、810-190jpよりもオーバークロック用途で劣ると言えます。純粋に本格ゲームや動画編集を楽しむマシンとして、無難なチョイスと思われます。
ENVY Phoenix 810シリーズ 各モデルごとのレビュー
- HP ENVY Phoenix 810シリーズの概要レビュー(PCケースデザイン)
- ENVY Phoenix 810-480jp~構成例: Core i7-4790K + GeForce GTX 980
- ENVY Phoenix 810-290jp(X79 Express)レビュー~Core i7-4960X EE+GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-190jp(X79 Express)~構成例その1: Core i7-4820K + GeForce GTX 760(192-bit)
- ENVY Phoenix 810-190jp~構成例その2: Core i7-4960X EE + GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-180jp(Z87 Express)~構成例: Core i7-4770K + GeForce GTX 770
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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