ENVY Phoenix 810-190jpレビュー~構成例その2:Core i7-4960X EE
前回のレビューと同じく、Ivy Bridge-E設計(X79 Express チップセット)のENVY Phoenix 810-190jpをレビューします。今度は、Core i7-4960X Extreme Edition と、NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)を搭載した最上位構成となります。CPUのオーバークロックが可能な構成であるため、HPのサポート対象外になりますが自己責任でオーバークロックを楽しんでみました。
ミニタワーでオーバークロックが楽しめる。水冷式の本領発揮というところか。当サイトが調べたPCゲームでは、すべてフルHD解像度で快適に遊べるうえ、かなり余裕の様子。そして、消費電力ではアイドル状態では60W前後、ベンチマークテスト中ではピークでも290Wあたりでした。(2014年3月時点のレビュー)
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レビューしたENVY Phoenix 810-190jpのベンチマークテスト
CPU性能のベンチマークテスト | |
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 レンダリング 処理時間⇒ 24秒 当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)
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本格3Dゲームのベンチマークテスト | |
負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 533.75RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)
1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 450.05 |
負荷レベル:ミドル |
2009年9月に登場したShooting Game(PC版)。NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体視3D対応ゲーム。3D Vision処理でなければ、本格3Dゲームとしてはミドルクラスの負荷。グラフィック設定はデフォルトのまま。DirectX 10で実施。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 260.3 |
負荷レベル:ややヘビー |
2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。 1920×1080 フルスクリーン表示 SCORE 11579 |
負荷レベル:ヘビー |
2010年9月に発売したPC版ファイナル・ファンタジーの2作目。登場当時としては先を見越した設定となっており、求められるパソコン性能のが非常に高いです。テストではヒューラン(男)で実施。 HIGH(1920×1080) SCORE 6651 |
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Core i7-4960X Extreme Edition と、NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)を搭載したENVY Phoenix 810-190jpの内部構成と、搭載している128GB SSD(MTFDDAK128MAM-1J1 )のパフォーマンス。
NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)の搭載風景。グラフィックカードで2スロットを占有しており、PCI Express x16とPCI Express x 1が1スロットずつ残ります。
GeForce GTX 770 のモニタ端子は「デュアルリンク DVI-I端子×1、デュアルリンク DVI-D 端子×1、HDMI出力端子×1、DisplayPort×1」。
Core i7-4960X Extreme Editionは6コア実装12スレッド動作の最高峰CPU。そしてGeForce GTX 770 は、シェーダー数が1536基もあるハイエンドグラフィック。
ENVY Phoenix 810-190jpでオーバークロックを実践
Core i7-4960X Extreme Editionは倍率ロックフリー・モデルであり、オーバークロック(以下OC)が可能です。定格内で行われるターボ・ブースト・テクノロジーとは違って、ユーザーの設定次第なのでPCを壊してしまう可能性があります。倍率ロックフリーのCPUを搭載していればENVY Phoenix 810-190jpでOCが実行できるものの、HPでは保証対象外です。
壊さないための「基本中の基本」は、CPUの倍率を軽い設定から始めることです。
OCの方法は、UEFIから倍率を設定するか、OS上で設定するなら「インテルExtreme Tuning Utility」のようなソフトをダウンロードして設定します。
UEFIから設定する場合は次の手順です。Windowsが起動する前に「Esc」を押しUEFIの起動メニューを出す⇒コンピュータセットアップ⇒電源⇒オーバークロックで、上記写真の左画面になります。なお、右画面は「インテルExtreme Tuning Utility」で、頻繁に設定をいじるならこちらのほうが楽です。
今回はインテルExtreme Tuning Utilityを使いました。ストリートファイター4のベンチマークテストでOCの変化をみます(1280×720 ウィンドウ表示の設定)。インテルExtreme Tuning Utilityを同時起動のまま行っています。
518.00 FPS Core i7-4960X Extreme Editionは6コア実装なので6つ分の倍率設定が可能です。Core i7-4960X Extreme Editionのベースクロックは100MHzであり、1倍あたり100MHzづつクロックアップできます。つまり40倍は4GHz.。スペックでは動作周波数 3.6 GHzでターボ・ブースト最大4 GHz となっていますが、デフォルト設定では4GHzになるのは1コアだけです。 |
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592.65 FPS |
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598.57 FPS |
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620.26 FPS |
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583.00 FPS |
結果を見ての通り、単純に倍率を上げれば「良い結果が出てくる」というわけではないようです。倍率をあげるコア数のバランス等が腕の見せどころとなります。ストリートファイター4では、2コア分を44Xにすると良い結果が得られました。いろいろ設定を変えていけば、さらに良い結果が得られるかもしれません。
ENVY Phoenix 810シリーズ 各モデルごとのレビュー
- HP ENVY Phoenix 810シリーズの概要レビュー(PCケースデザイン)
- ENVY Phoenix 810-480jp~構成例: Core i7-4790K + GeForce GTX 980
- ENVY Phoenix 810-290jp(X79 Express)レビュー~Core i7-4960X EE+GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-190jp(X79 Express)~構成例その1: Core i7-4820K + GeForce GTX 760(192-bit)
- ENVY Phoenix 810-190jp~構成例その2: Core i7-4960X EE + GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-180jp(Z87 Express)~構成例: Core i7-4770K + GeForce GTX 770
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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