ENVY Phoenix 810シリーズの概要、PCケースデザイン
簡易水冷式CPUクーラーを搭載したHPの最高峰PC、ENVY Phoenix 810シリーズをレビューします。上位クラスのCPUとグラフィックカードが搭載できるため、本格的な3DゲームやフルHD動画編集などに適した上級者向け製品です。強力な冷却機能を持つ水冷式であるため、長時間の高負荷でも安定した動作と静音性が期待できます。
また、構成次第ではコストを抑えることができるので中級者にもオススメできます。ENVY Phoenix 810シリーズはモデルによってプラットフォームが異なるため、ここではPCケースなど共通点のみを紹介します。
ハイエンドらしく、起動時にはレッドLEDのイルミネーション演出が楽しめます。イルミネーションは、「光学ドライブの下、フロント最下部、シースルー窓から見えるラジエータファン」の3箇所にあります。
レッドイルミネーション
ラジエータファンのイルミネーションでは、光が揺らめくので眺めていて楽しくなってきます。
赤ではなく青のほうが冷却のイメージが強いと思うのですが、それは好みの違いでしょう。赤だとハイパフォーマンスのイメージがありますからね。
左右側面デザインと通気口
左右側面パネルに計4箇所の通気口が施されています。ラジエータファンののぞき窓にはアクリル板が付いているので、通気性はありません。(アクリル板がなくてもいいような気もしますが、ホコリの侵入防止策でしょうか。)細かいところを見ると、hpのエンボス加工ロゴがあります。
ENVY Phoenix 810シリーズのある風景
やや背丈があるもののミニタワー型であり、ハイエンド機にしては設置しやすい筐体です。
ENVY Phoenix 810シリーズのフロントデザイン
ENVY Phoenix 810シリーズのフロントパネルは光沢ブラック(ピアノブラック)で、一部チタンカラーの組み合わせ。光学ドライブベイは2基装備しており、右側にあるイジェクトボタンはメッキ加工されています。(エントリーモデルは基本的にメッキ加工されない傾向にある)
フロント開閉カバー
開閉カバーを押し下げると、メモリカードスロットや前面端子が現れます。装備しているインターフェースは各モデルごとのレビューで紹介します。
開閉カバーの状況で、最下部のイルミネーションが隠れたり現れたります。
ロゴ
アルミプレートのhpロゴ、ENVY Phoenix の印字、採用しているサウンドチューニング技術のbeat audioの印字が確認できます。
フロントカバーの取り外し
サイドパネルを外した後、フロントパネルの3箇所のツメを同時に外すことで、フロントパネルを取り外せます。パネルは空洞になっており、ENVY Phoenix 810の筐体前面にも通気口が開いてます。光学ドライブを換装するときにこの作業が必要になります。
天井のメディアトレイと電源ボタン
ENVY Phoenix 810シリーズの天井はウロコ状かつ僅かな谷間になっており、小物が置けるスペースとなっています。側にUSB3.0端子があるため、外付けHDDの接続や小型周辺機器のUSB充電に便利なメディアトレイとなっています。
ただし、端子がユーザーの反対側に向かって装備しているため、やや扱いづらい点があります。端子の位置には目印マークがあるので、それを頼りにすれば扱いに慣れてきます。
天井面の右端に電源ボタンを配置しており、起動時にはLED点灯します。
底面を見ると、フロントパネルにも多数のスリットが確認できます。底面のスタンドでは前方2箇所がゴム足になっています。後方はエンボス加工の足。
ENVY Phoenix 810シリーズの、背面デザインとインターフェース
ENVY Phoenix 810シリーズの背面最上部にはATX規格の電源ユニットを搭載しており、ハイエンドらしく大容量の電源を搭載しています。中央には4基の拡張スロットを装備しており、ミドルレンジ以上のグラフィックカードが搭載できます。グラフィックカードや仕切り版のブラケットは1つの金具で固定される構造になっています。そして下部では、ラジエーターファンとI/Oパネルのインターフェースがあります。(装備端子やスペック詳細は各モデルにてレビューします)
なお、ENVY Phoenix 810シリーズはマザーボードを逆倒立配置しているため、一般的なパソコンと違ってCPUが真下に配置される構造になっています。いわば聖帝サウザーみたいなものです。
パネルの開閉~ハンドルネジなので工具レス
サイドパネルはハンドルネジで留められているので工具レスで外すことができ、容易に内部アクセスすることができます。サイドパネルのエッジには、セキュリティロック・ホールやパドロックホールがあります。
ENVY Phoenix 810シリーズはハイエンド機ですが、サイドパネルに特別な剛性はありません。一枚板を折り返して強度を高めた設計です。
ENVY Phoenix 810シリーズのドライブ拡張性と、水冷式CPUクーラー
ENVY Phoenix 810シリーズではモデルによってプラットフォームが異なるため、マザーボードも異なりますが、ドライブ拡張性や水冷式CPUクーラーは共通です。
こちらはENVY Phoenix810-190jp内部。光学ドライブベイ2基、ストレージベイ3基となかなかの拡張性を持っています。しかも、工具レスで換装ができるので高いメンテナンス性です。
工具レスのドライブベイ
2基ある光学ドライブベイ(5.25インチベイ)は、手前のレバーだけでロックできる設計です。光学ドライブベイの下にシャドウベイがありますが、標準搭載のインターフェースユニットに使われています。(前面端子用)
3基のストレージベイ
3.5インチベイ(ストレージベイ)が3基あり、手前のレバーを引くだけでロックが外れ、HDDの換装が簡単に行えます。
工具レスの取り付けは、ストレージに取り付けたインチネジに引っ掛ける機構になっています。
なお、2.5インチのSSDを搭載する場合にはマウンタを使って搭載されます。
簡易水冷式CPUクーラーについて
ENVY Phoenix 810シリーズのCPUクーラーは空冷式ではなく、メンテナンス不要の簡易水冷システムが採用されています。
簡易水冷式クーラーの基幹となるパーツは、水冷ヘッド、ポンプ、ラジエータ(放熱器)です。ポンプと一体化した水冷ヘッドはCPUに密着しており、効率よく熱を冷却液に伝える仕組みになっています。CPUの熱で高温化した冷却液はチューブによって運ばれ、ラジエータ(放熱器)+冷却ファンによって冷やされ、再び水冷ヘッドへ循環されます。
水冷と言っても、実際にはラジエータを冷やすのは空冷ファンであり、ファンレスというわけではありません。しかし、「熱輸送能力が空冷式よりも高い、PCケース内の温度に影響されにくい」 というメリットがあります。
簡易水冷式の消費電力は、ポンプ動作の分、アイドル時では空冷式と比べて若干増えると言われます。しかし、高負荷時では高速回転せざるを得ない空冷式と違い、簡易水冷式は安定しているため消費電力が比較的少なくて済むと言われます。
とにかく「長時間負荷の用途に適している」ということです。
付属品について
標準付属の有線キーボードとマウス、オプションのワイヤレスキーボード&マウス、TVチューナー搭載時に付属するリモコンについては、「HPパソコン付属のキーボード&マウスおよび、オプション品を調査・2014年版」をご覧ください。レビュー調査時点のものですので、メーカー変更時における違いにはご容赦ください。
ENVY Phoenix 810シリーズ 各モデルごとのレビュー
- HP ENVY Phoenix 810シリーズの概要レビュー(PCケースデザイン)
- ENVY Phoenix 810-480jp~構成例: Core i7-4790K + GeForce GTX 980
- ENVY Phoenix 810-290jp(X79 Express)レビュー~Core i7-4960X EE+GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-190jp(X79 Express)~構成例その1: Core i7-4820K + GeForce GTX 760(192-bit)
- ENVY Phoenix 810-190jp~構成例その2: Core i7-4960X EE + GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-180jp(Z87 Express)~構成例: Core i7-4770K + GeForce GTX 770
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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