ENVY 700-260jpレビュー:構成例その1~GeForce GTX 760搭載
HP Pavilion 700シリーズのうち、Haswell設計でZ87 Express チップセットを採用したENVY 700-260jpをレビューします。ENVY 700シリーズのデザインは上記リンクのコンテンツTOP でご確認ください。ここでは、Core i5-4570 + GeForce GTX 760(192-bit) の構成で実機レビューします。
装備端子~前面や天井のインターフェスが豊富
光学ドライブベイの下にあるカバーを押し下げると、前面端子が現れます。メモリカードスロットとUSB2.0端子 × 4基を装備しており、デスクトップ機としては前面のUSB端子数が多いです。ちなみに「MADE IN TOKYO」のシールが貼付されているので、ENVY 700-260jpは昭島工場で生産されています。
天井の手前には、USB3.0端子 × 2基、マイク端子、ヘッドセット端子を装備しています。天井に載せた周辺機器との接続に便利です。(メディアトレイとして機能する)。
背面端子のうち、マザーボード直結のオンボード端子(I/Oパネル)には、「7.1ch対応のアナログ音声端子、USB3.0 × 2基、USB2.0 × 2基、SP/DIF端子、ギガビットイーサーLAN端子」を装備。 そしてオンボード・モニタ出力端子には、DVI端子を2基装備していますが、グラフィックカードを搭載しているのでキャップで封印されています。(初心者が誤って接続しないための対策)。
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このページで紹介するENVY 700-260jpの性能
搭載パーツ構成を選ぶことができますが、このページで紹介するENVY 700-260jpの構成は以下のとおり。 チップセットにはインテル Z87 Expressが採用されています。(2014年2月時点)。かなり負荷の高いバイオハザード6においてもフルHDで快適に遊べるため、ENVY 700-260jpをゲームパソコンとして購入することができる。(構成次第)
CPU性能のベンチマークテスト | |
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 レンダリング 処理時間⇒ 37秒 第4世代Core i5ともなると性能は明らかに向上している。Core i7-2600搭載PC(2011年)に近い処理速度だった。Core i7-3770マシンと比べても3秒ほどしか変わらない。 当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)
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本格3Dゲームのベンチマークテスト | |
負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 431.55 (RANK A)RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 FF14の推奨グラフィックであるGeForce GTX 460が「すげー」というイメージが未だにあるが、その搭載マシンよりも圧倒的にハイスペック。 当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)
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負荷レベル:ミドル |
2009年9月に登場したShooting Game(PC版)。NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体視3D対応ゲーム。3D Vision処理でなければ、本格3Dゲームとしてはミドルクラスの負荷。グラフィック設定はデフォルトのまま。DirectX 10で実施。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 229.6(RANK S ) |
負荷レベル:ミドル |
2009年にPC版が登場したRPG。ロールプレイングなのでアクションゲームほどFPSに左右されませんが、最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。DirectX 10で実施。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 247.7 |
負荷レベル:ややヘビー |
2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。 1280×720 ウィンドウ表示 SCORE = 13113(RANK S) 1920×1080 フルスクリーン SCORE = 7892(RANK S) |
負荷レベル:ヘビー |
2010年9月に発売したPC版ファイナル・ファンタジーの2作目。登場当時としては先を見越した設定となっており、求められるパソコン性能のが非常に高いです。テストではヒューラン(男)で実施。 LOW(1280×720) SCORE = 5893 (とても快適 ) HIGH(1920×1080) SCORE = 5070(快適 ) |
Core i5 -4570 & GeForce GTX 760(192-bit)
搭載しているCore i5 -4570とNVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) のスペック。
特記すべきところは、搭載されているGeForce GTX 760が、リテール版よりメモリバス幅を192bitに下げたOEM版であること。若干スペックダウンしたGeForce GTX 760ではありますが、その分、消費電力も低く抑えています。Core i5 -4570は4コア実装。HTテクノロジーは非搭載のため、コア数のまま4スレッド動作するCPUです。
カスタマイズ選択例 (2014年2月時点)
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グラフィックカードを見ると、ENVY 700-260jpではローエンドからミドルレンジまで対応といったところでしょう。ハイエンドというよりはミドルレンジモデルですね。ストレージのバリエーションが豊富なのが特徴的。
総出力460Wの電源~ミドル機相応
搭載するATX電源ユニットは、総出力460W。(+12Vは3系統あり、それぞれ15A,18A、10Aの出力)。
GeForce GTX 760を搭載するための推奨スペックに達していないように思えますが、ENVY 700-260jpで採用されているGeForce GTX 760は低消費電力のOEM版なので、この電源でクリアしています。ATX規格なので市販製品と換装する手もありますが、それは保証対象外。
今回の構成では、ストリートファイター4とバイオハザード6のベンチマーク中において、消費電力は150~160Wあたりでした。電源不足の懸念はありません。
ENVY 700-260jpの内部~マザーボードなど
ENVY 700シリーズのコンテンツトップで紹介したとおり、「光学ドライブベイ2基、ストレージベイ3基」という拡張性。これならミドルユーザー以上も納得できるでしょう。
4基の拡張スロット
拡張スロットでは、「PCI Express x16×1スロット、 PCI Express x1×3スロット」あります。
今回の構成ではオプションの「ピクセラ製 地デジ/BS/110度CS対応 ダブルチューナーカード」を PCI Express x1に搭載。トランスコーダーチップをダブル搭載しており、CPUに負担をかけず2番組同時にAVC録画ができるというスグレモノです。ただし、お高い・・。
PCI Express x16×1スロットには、NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) (1.5GB)を搭載していますが、厚みがあるため2スロット分のスペースを占有しています。この構成例では空きが「PCI Express x1⇒1スロット」となります。
リテール版のGeForce GTX 760では補助電源が6ピン × 2ですが、ENVY 700-260jpで採用されているGeForce GTX 760(192-bit) では低消費電力版のため6ピン × 1です。
ダブルチューナーカードをオプション追加すると、メディアセンター対応リモコンとミニB-CASカードが付いてきます。
マザーボードを拝見
メモリスロットが4基、その横にはmSATAスロットの空きがあります。
CPU周りには耐久性の高い固体コンデンサを採用(当たり前ですが・・)。VRM(電圧レギュレータモジュール)は見たところ4フェーズであり、ハイエンド機とは言えない標準的な数。ENVY 700-260jpでオーバークロック対応はまず無いと思われます。やはり、定格で扱うミドルレンジモデルといったところでしょう。
SATAコネクタが5基、そしてUSB3.0コネクタでは1つ空きがありました。次のページでは別の構成例で、ローエンドグラフィックカードのGeForce GT 640を搭載したENVY 700-260jpを紹介します。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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