ENVY Phoenix 810-190jpレビュー~構成例その1
Ivy Bridge-E設計(X79 Express チップセット)の、ENVY Phoenix 810-190jpをレビューします。簡易水冷式CPUクーラーを搭載したHPの最高峰PCです。ENVY Phoenix 810シリーズの基本レビューは上記リンクのコンテンツTOPにてどうぞ。このページでは、「Core i7-4820KとNVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)」を搭載した、ENVY Phoenix 810-190jp実機のレポートになります。(2014年2月時点のレビュー)。
ファイナルファンタジーXIVが解像度1920×1080でも快適に遊べる性能があります。
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レビュー機構成でのパフォーマンス
CPU性能のベンチマークテスト | |
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。 レンダリング 処理時間⇒ 37秒 当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)
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本格3Dゲームのベンチマークテスト | |
負荷レベル:ライト |
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 456.69 (RANK A)RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 ※当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)1280×720 ウィンドウ表示
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負荷レベル:ミドル |
2009年にPC版が登場したRPG。ロールプレイングなのでアクションゲームほどFPSに左右されませんが、最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。DirectX 10で実施。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 258.06 |
負荷レベル:ややヘビー |
2013年3月22日にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能。家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っています。 1920×1080 フルスクリーン表示 SCORE = 7592 |
負荷レベル:ヘビー |
2010年9月に発売したPC版ファイナル・ファンタジーの2作目。登場当時としては先を見越した設定となっており、求められるパソコン性能のが非常に高いです。テストではヒューラン(男)で実施。 HIGH(1920×1080) SCORE = 5019(快適 ) |
スペック詳細
Core i7-4820KとNVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) (1.5GB)のスペック。
Ivy Bridge-E設計のCore i7-4820Kは、3次キャッシュに10MBも搭載するハイエンドCPUです。4コア実装でHTテクノロジーによって命令の流れが2系統になるので8スレッド動作します。NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) では、リテール版よりメモリバス幅を下げたGeForce GTX 760のOEM版。消費電力が低く抑えていますが、若干のパフォーマンスダウンがあるのかもしれません。
ENVY Phoenix 810-190jpの装備端子
天井では、「USB3.0端子 × 2基、マイク、ヘッドセット端子」を装備しています。オーディオではBeats Audioテクノロジー(デジタル・シグナル・プロセッシング)を採用しており、独自のチューニングが施されています。
カバーを開いて現れる前面端子では、「メモリカードスロットとUSB2.0端子 × 4基」が装備されています。USB3.0だったらなお良かったのですが、とりあえずUSB端子が多いので利便性が高いです。
Core i7とGEFORCEのブランドシール貼付。そして「世界シェアNo.1!MADE IN TOKYO 」のシールが貼付されているのでENVY Phoenix 810-190jpは東京・昭島工場による生産です。
NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit) を搭載しているので、拡張スロットのスペースを2基分使用しています。このグラフィックカードでは、「デュアルリンク DVI-端子×2、HDMI出力端子×1、DisplayPort×1」のモニタ出力端子を装備しています。
マザーボードに直結しているI/Oパネルでは、「7.1ch対応アナログ音声端子、USB3.0 × 2基、USB2.0 × 4基、SP/DIF端子、ギガビットイーサーLAN端子」を装備しています。オンボードのモニタ出力端子はありません。
水冷式CPUクーラーを搭載した内部
マザーボードが逆倒立設置なのでCPUが真下にあり、主な発熱源である電源ユニットとCPUを離れさせる狙いがあるようです。
水冷ヘッドの下にヒートシンクとそれを冷やすファンが付いています。これはVRM(電圧レギュレータモジュール)の冷却用ではないかと思われます。かなり冷却に重点をおいたモデルであることがわかります。
総出力600WのATX電源ユニット
「Active PFC(Power Factor Correction)」回路採用のATX電源ユニットを搭載。PFC回路を持つことから激安電源ではないことは確かです。、総出力600WのATX電源ユニットで、+12Vが4系統あり、それぞれ16A,18A,12A,10Aの出力。ラストレムナントなどゲームのベンチマークテスト中では、200Wあたりの消費電力でした。
グラフィックカード~NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)
ENVY Phoenix 810-190jpが持つ拡張スロットは、「PCI Express x16が2つ、PCI Express x1が2つ」です。NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)のグラフィックカードで2スロット分を占有しており、残るは「PCI Express x16が1つ、PCI Express x1が1つ」です。NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)はリテール品よりも低消費電力なので、補助電源が6ピン × 1つとなっています。(リテール品では6ピン × 2)
PCI Express x16が2つあるので、マザーボードとしてはデュアルグラフィック構成も可能なんでしょうが、ENVY Phoenix 810-190jpの電源容量でそれは無理でしょう。
メモリスロットは4基あるが、使えるのは実質2基
ATXメインコネクタ ( マザーボード用電源)近くにメモリスロットが2基あります。ちなみに多くのパソコンではCPU供給電源にはATX12V(4ピン)が使われますが、ENVY Phoenix 810-190jpでは高い電源に対応できるEPS12V コネクタ(8ピン)が接続されています
ラジエーターファンの奥にメモリスロットが2基ありますが、これは物理的干渉があるので使うことができません。
ENVY Phoenix 810シリーズ 各モデルごとのレビュー
- HP ENVY Phoenix 810シリーズの概要レビュー(PCケースデザイン)
- ENVY Phoenix 810-480jp~構成例: Core i7-4790K + GeForce GTX 980
- ENVY Phoenix 810-290jp(X79 Express)レビュー~Core i7-4960X EE+GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-190jp(X79 Express)~構成例その1: Core i7-4820K + GeForce GTX 760(192-bit)
- ENVY Phoenix 810-190jp~構成例その2: Core i7-4960X EE + GeForce GTX 770
- ENVY Phoenix 810-180jp(Z87 Express)~構成例: Core i7-4770K + GeForce GTX 770
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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