- HOME
- DELLノートパソコン
- Studio 1536レビュー
Studio 1536をチェック
15.4インチワイド、AMD製CPU搭載のStudio 1536
インテルCPU搭載モデル「Studio 15」の並行モデルとして存在する、Studio 1536です。
15.4インチワイド光沢液晶を搭載で、AMDのCPUを搭載したモデルです。外観はほとんど同じで、左手前にあるAMDブランドシールで判断できます。
Studio 1536をチェック
≫ Studio 1536左側面をチェック
≫ Studio 1536右側面
≫ Studio 1536前面と背面をチェック
≫ Studio 1536キーボードをチェック
Athlon 64 X2、およびTurion 64X2、そして次世代CPUの「Turion
X2 Ultra」デュアルコア プロセッサーが搭載可能で、マルチメディアやエンタテインメントに最適なノート。
ちなみにAthlon 64 X2は現在、Athlon X2と改名されていますが、結局は同じものです。「64ビットCPUが当たり前となった今では“64”はいらんだろう」ということで取っ払ったそうです。
studio 1536は、グラフィック・コントローラーの選択でグラフィック機能を強化できるので、エンターテインメント使用に充分応える性能を持ちます。たまには動画編集をしたり、ライトな3Dゲームを楽しんだりするなら、コストパフォーマンス型のノートは避けてこのStudio
1536かStudio 15を選ぶことをお勧めします。
Studio 1536はコストパフォーマンスがいい
前述したとおり、インテルCPU搭載のStudio 15と並行して存在するモデルですが、比較的低コストで購入できるメリットがあります。決してAMD製CPUが劣るわけではですが、導入コストによるコストパフォーマンスの違いだと思われます。
Athlon 64 X2はマニアの方々の評価によると、インテルCore 2 Duoより劣るという話がありますが、厳密な性能比較をしたときの結果と思われます。その差は一般ユーザーが普通に使用してて体感できるほどのものではないでしょう。
それよりも消費電力が低く、発熱も抑えられたCPUで、かつコストパフォーマンスに優れているのは何よりもメリットです。またStudio 1536を選ぶメリットとして、2008年10月時点ではStudio 15にはないeSATA端子を装備していることも挙げられます。
Studio 1536は、選べる天板カラー
レポート機のStudio1536は、チェリー・ピンクの天板。2008年10月時点では全8色のバリエーションがあります。
こちらはStudio 17の写真ですが、Studio
1536も同様に落ち着いたマット調クール・ブラックが選べます。
こちらはStudio 15の写真。Studio
1536も同様にクラシック・レッドの天板が選べます。
キーボード部分をチェック
パームレストはXPSシリーズにあるようなアルミ製ではなくプラスチック製。そして、デザイン的な模様がうっすらプリントされています。光にあたるとよく見えないほどなので、くどい印象はありません。天板をグラファイト・グレーにすると天板にもこの模様が入ります。このレビューをしているモデルはグラファイト・グレーなのですが撮影環境が悪く天板の模様が写り撮れてません。とにかく模様自体が目立つような存在感はありません
。
従来機のキーボードと比較
Studio 1536のキートップ形状は、従来機のフラットな形状から一新。指先にフィットしやすいよう、ゆるやかな「Uの字」になっています。細部をみると、キートップ自体が2段重ねのような形態です。(グレーの濃淡で判断できます。)
▲これは従来機(Inspiron1520)のキーボード。若干、ゆるやかな「Uの字」になっていますが、Studio 17やStudio15、1536のようなフィット感はない。一般的なノートでは常識となっていますが、力が均等に行き渡るパンタグラフ機構となっています。
【パンタグラフ機構とは】
パンタグラフのキーボードを分解してみます。DELLパソコンで試したいところですが、一度解体すると元に戻せなくなる場合があるので、代わりに廃棄用の他社製を分解します。
写真にあるように、パンタグラフ式なら支柱構造になっているため、キーを押す角度が多少ずれても均等に圧力が加わる特長があります。そのためしっかりした押し心地を感じるわけです。ノートパソコンでは一般的で、薄型に設計できることも特長です。
Studio 1536の液晶画面
画面周りのフチ部分(ベゼル)が随分、薄くなっておりシャープ感を感じさせます。液晶画面のカスタマイズでは、フルHD画質の高解像度(1920×1200)を選ぶことができます。地上デジタル放送やブルーレイの本来の高画質を楽しむならお勧めです。
液晶画面のカスタマイズでWLEDを選ぶことができます。
WLEDとは「白色発光ダイオード」で、液晶パネルのバックライト光源のことです。現在、携帯電話の液晶によく使われますがパソコンにも使われ始め、ますますの薄型化となりつつあります。WLEDは、高輝度で視野角が広く、省エネという特徴があります。また、通常のバックライトより長寿命といわれます。
ちなみに従来のDELLノートでは、WLEDにすると更にディスプレイ部が薄くなる特徴がありました。しかしこのStudio 15では通常のバックライトでもすでにWLED搭載時と同様の薄さを実現しています。
Studio 1536のヒンジ部分
ディスプレイ部分と本体をつなぐ蝶番(ヒンジ)は外側にジョイントされており、DELLではよくモバイル機種に多用している設計です。
この写真のようなヒンジのノートよりも、Studio 15のようなジョイント部分に厚みがあるタイプの方が耐久性があると推測できます。 |