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基本機能を実装した15.6インチノート!ディスプレイ180度オープン可能

DELL Latitude 3510 レビュー(Comet Lake-U設計)

Comet Lake-U設計の Latitude 3510 をレビューする。(規制モデル名: P101F)。プラスチック筐体のエントリーモデルで、レビュー時点では7万円台から購入検討できるモデル。法人向けモデルであるが、個人ユーザーが購入することは可能。(注文は個人名の記入でOK)。発売日は2020年5月19日。

レビュー時点では第10世代Core i5-10210Uを搭載し、内蔵グラフィック仕様の15.6インチ・スタンダードノート。ディスプレイは左右が狭額デザインで非光沢画面。広視野角(解像度1920 × 1080)が選べる。なお、1366 × 768仕様はTNパネルのため視野角が狭いので要注意。

DELL Latitude 3510 レビューテンキー付きキーボードで、バックライト・キーボード機能も追加できる。(ただしレビュー実機では非搭載)。ディスプレイが180度開けるヒンジ構造もオススメポイント。

DELL公称の重量は1.79kg寸法は幅: 362 mm × 奥行き: 248 mm × 厚み:18~20 mmのくさび型 。 DELL公称の重量は1.79kgだが、レビュー実機の測量では1.773 kgだった。光学ドライブは搭載していない。

基本的な端子は装備しており、ギガビットイーサーLAN端子もある。USB Type-C端子を1基実装しているが、USB3.2-Gen1、Display Port 、Power Deliveryに対応している。microSDカードスロットを装備しており、これはサイズが限定されるので扱いにくい。無線LANではWi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格、IEEE802.11ax)が選べる。

ストレージでは高速であるPCI Express接続のNVMe SSDを搭載する。2.5インチHDDベイがあり、HDD構成も可能。メモリスロットは2基実装。

ディスプレイを開けば自動でPCが起動する「カバー・オープン・センサー」搭載。AIによる最適化機能(Dell Optimizer)も搭載されており、ユーザーの作業方法を学習し、スタイルに合わせて継続的に調整を行い、生産性をアップする。Dell Power Managerで設定すれば、「Express Charge」により、バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電できる。

プラスチック筐体のため所有する優越感みたいなプレミアム性はない
低価格モデルなのであれこれ注文は付けられないが、プラスチック筐体のため所有する優越感みたいなプレミアム性はない。ビジネスに必要な要素を基本装備したエントリーモデルと言える。メモリスロット2基、M.2スロット、2.5インチベイの実装など、最近のノートとしてはそこそこ拡張性がある。

レビューに関する、注意事項

当レビューでは、手元にある実機を情報のベースにしており、DELLサイトの情報と照合させて検証している。標準搭載の範囲は明確には分からない。ユーザーのカスタマイズ選択や、メーカーの仕様変更により ” レビュー実機との差異 ” があることをご了承いただきたい。

DELL Latitude 3510
2020年9月論評
Comet Lake
(Uシリーズ)

今回レビューした、DELL Latitude 3510

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 ディスプレイ 【広視野角】 (解像度1920 × 1080)
  • 第10世代 Core i5-10210U
    (4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 4.2GHz) TDP 15W
  • 8GB(8GB×1) DDR4メモリ (2666MHz)
  • インテル UHD グラフィックス
  • 256GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)

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※2020年9月29日時点のレビュー。本製品の発売日は2020年5月19日である。

装備するインターフェース

Latitude 3510が装備する端子をチェックまず付属していたクイックスタートガイドで、Latitude 3510が装備する端子をチェック。オプション選択があるので実装される端子(インターフェース)は各々異なる。SIMカードスロットがオプションに該当する。エントリーモデルであるためか、USB3.2-Gen2 の対応は無い。

では手元のLatitude 3510実機をみてみよう。この実機例ではSIMカードスロットは無しの状態である。

USB3.2-Gen1 端子(PowerShare対応)左側面では、電源コネクタ、HDMI端子、USB3.2-Gen1 端子(PowerShare対応)、USB Type-C端子を装備。

microSDカードスロット次は右側面。装備端子は左から順に、microSDカードスロット、ヘッドセット端子、USB2.0端子、USB3.2-Gen1 端子、ギガビットイーサーLAN端子、セキュリティロック・スロット。

USB Type-C端子の、対応インターフェース

USB Type-C端子が対応するインターフェースは、厄介なことにPCによって様々。それを知る必要があるが、DELLが公開している情報が媒体によってマチマチ。つまり、一部だけみると情報が抜けていることが多い。そこで、Latitude 3510の「クイックスタートガイド、DELLサイト製品ページ、オンラインマニュアル」から、情報をすべて収集して判断する。

USB Type-C端子が対応するインターフェースこれらをまとめると、Latitude 3510ではUSB Type-C端子を1基実装しているが、USB3.2-Gen1、Display Port 、Power Deliveryに対応している。

インターフェースの補足説明

※2019年2月、USB Implementers Forum(策定団体)によってUSB規格の名称が変更された。以前、「USB3.0、USB3.1-Gen1」と呼ばれていたのが「USB3.2-Gen1 」に変更。そして「USB3.1-Gen2」は「USB3.2-Gen2」に変更。過去にアップしたレビュー記事では修正を入れないのでご留意を。

  • USB Type-Cは単なるコネクタ形状の規格であるため、どの転送規格に対応するかは各々異なる
  • PowerShare対応とは、PC起動なしでUSB充電用に使える機能
  • USB3.2-Gen1 (旧名称:USB3.1-Gen1)の転送速度は「5Gbps」
  • Power Delivery(USB PD)とは、USB電力拡張規格のこと。市販のPD対応ACアダプターを使うことができる
  • 初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説
  • ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説

Latitude 3510の「クイックスタートガイド、DELLサイト製品ページ、オンラインマニュアル」前面には特に実装するインターフェースは無し。

背面の左端には排気口スロット背面にも装備端子は無し。背面の左端には排気口スリットを配置している。

ACアダプタ付属

65WのACアダプタ付属しているのは65WのACアダプタ(コネクタ先・DCプラグ)。マニュアルには45Wタイプのものとか掲載しているので、65Wだとこの構成のLatitude 3510としては大きめの容量である。

IECコネクター・60320-C5ACアダプタからPC側へつなぐケーブルは比較的細めだが、ジョイント式のAC電源ケーブルは太めなので取り回しはよくない。実物を測量したところ、アダプタ本体は213g、AC電源ケーブルは105gだった。※AC電源ケーブルは一般的に市販されているメガネ型3P(通称ミッキー型 / IECコネクター・60320-C5)なので、市販品への変更は可能。当方では細めの市販ケーブルを予備にストックしている。

バレルタイプコネクタは専用のDCプラグ。

自前のAUKEY PA-Y12Power Deliveryの検証として、自前のAUKEY PA-Y12(最大60W出力のPD対応ACアダプター)をUSB Type-C端子に接続。65W未満であるが給電動作を確認した。このPC構成として電力不足にはならないだろう(マニュアルには45Wアダプタの存在が示唆されているし)。市販されているPD対応アダプタが使えるのは予備にもなるし便利。ただし、給電中はUSB Type-C端子のインターフェースが使えなくなるデメリットがある。その点では、標準付属しているアダプタが「コネクタ先・DCプラグ」なのでメリットになる。

ゲームのベンチマークテスト ~ Core i5-10210U搭載時

Core i5-10210Uを搭載したLatitude 3510における本格ゲームのベンチマークテスト結果。単体GPUは搭載していないので統合されている内蔵グラフィックの稼働となる。目安としてストリートファイター4が1920 × 1080でコマ落ち無く動作する性能。(合格ラインの60 FPSを超え、63.76 FPSだった)。

ドラゴンクエストXは1280×720であれば問題ないレベル。1920 × 1080では品質を下げればまあ行けそうな雰囲気。ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターやラストレムナントの1280×720では、プレイはできるだろうが、コマ落ちは避けられない。

以下、今回の構成におけるベンチマークテスト結果のまとめ。ゲームタイトルのリンクをクリックすると、当方過去のレビューPCと比較できる。

DELL Latitude 3510
2020年9月論評
Comet Lake
(Uシリーズ)

今回レビューした、DELL Latitude 3510

  • Windows 10 Home (64bit)
  • 15.6インチ 非光沢 【広視野角】 (1920 × 1080)
  • 第10世代 Core i5-10210U
    (4コア / 8T、6MBキャッシュ、1.6GHz / 最大 4.2GHz)
  • 8GB(8GB×1) DDR4メモリ (2666MHz)
  • インテル UHD グラフィックス
  • 256GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express)
ゲームベンチのスコアまたはFPS
FF14紅蓮HD ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
(1280×720 標準(ノートPC) DirectX 11 フルスクリーン)
3473
ラスレム-ベンチHD ラストレムナント~2009年
(1280×720 フルスクリーン)
43.45
スト4-フルHD ストリートファイター4~2009年
(1920 × 1080 デフォルト 垂直同期OFF フルスクリーン)
63.76
ドラクエ10-HDベンチ ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10
(1920 × 1080 最高品質 ウィンドウ)
3360

ドラゴンクエストX: 2013年~ Ver.1.10
(1920 × 1080 標準品質 ウィンドウ)

備考:

過去PCとの比較のため、旧バージョン(Ver.1.10)のままにしている。最適化した後発バージョンのほうが、スコアが高めになる傾向にあり、当方では検証にてVer.1.51では10%ほどスコアが高くなると認識している。
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ゲームのベンチマークテストについて

  • バッテリー駆動では著しくパフォーマンスが下がるので、ACアダプタは常時接続している。
  • 電源管理(Dell Power Manager)を、最適化(標準設定)にしている。
  • PCの排熱性能(冷却システム)によって、CPUやGPUのパフォーマンスに影響がでるため、純粋にそのCPUやGPUだけの性能とは言えない。(ポテンシャルを引き出していない場合もある)
  • CPUに統合されている内蔵グラフィックの場合(単体GPUの搭載なしの場合)は、ビデオメモリを持たないため、メインメモリが代用される。そのため、搭載メモリによってパフォーマンスが左右されやすい。
  • 3Dゲームでは美麗な描写処理を担うグラフィック(GPU)の性能が重視されるが、CPUも軽視できない。炎、煙、風、速度などの自然現象をシミュレーションする物理演算(エフェクト)や、プレイヤーが操作しないキャラクター(NPC-non player character)を動かすのは人工知能(AI)であり、それはCPUが担っている。ゆえにCPUの依存度はゲームの処理内容による。

Core i5-10210Uの、レンダリング・パフォーマンス

このLatitude 3510で搭載したCore i5-10210Uのパフォーマンスをチェックする。ベンチマークテストはCINEBENCH R15によるレンダリングだが、比較するのはパソ兄さんが過去にレビューしたPCにおけるもの。(重複するCPUでは最高値だったものを残している) 。オレンジ色のバーが今回のCPUのスコアである。なお、CINEBENCH R15の結果がCPU性能の全てではないのでご留意を。

シングルスレッドのスコア結果、マルチスレッドでスコア578。同じくCore i5-10210Uを搭載した過去のPCレビューではスコア692があったので、もう少しポテンシャルを引き出してもらいたいところ。

Core i5-10210U搭載時1コアのパフォーマンスであるシングルスレッドのスコアは164。1コアだけなら、Skylake時代(2015年~2016年)のデスクトップ向け「Core i7-6700」とほぼ同じくらいのパフォーマンスがあるようだ

CINEBENCH R15ベンチマークテストとは

ドイツMAXON社の3DCG作成ソフト「CINEMA 4D」をベースとしており、レンダリングにかかった時間などでスコアが算出される。CPUを100%稼働させるので「CPU性能指数」の目安になり、コア数が多く(スレッド数が多く)高クロックのCPUほど短時間で処理できる。主にマルチコア環境での参考になる。搭載GPUの影響はほぼ受けない。

CINEBENCH R15ベンチマークテスト ~ 過去レビューPCとの、マルチスレッド比較

Latitude 3510 実機の構成例

手元にある実機のスペック、および機能の実装について解説する。構成の一例として紹介しており、ユーザーの選択により構成は異なる。特にベンダー(部品メーカー)は各機で異なるのでご理解の上、参考にされたし。

Latitude 3510 実機の構成例Latitude 3510のプラットフォームではComet Lake-Uを採用している。手元の実機では第10世代 Core i5-10210U を搭載。4コア実装、HTテクノロジーによって8スレッド動作する。ベースクロックは1.6GHzだが、ターボブーストで最大 4.2GHzまでクロックアップする。低消費電力版のUシリーズであり、TDP 15W。

サムスン製 8GBメモリ×1枚を搭載。オンラインマニュアルによればメモリスロットは2基あるとのこと。

ストレージはKIOXIA(東芝メモリ)製NVMe SSD 256GBを搭載。フォームファクタはM.2スロットのType 2230/2280対応。インターフェースはPCIe 3 x 4。なおマニュアルを見ると、2.5インチHDDベイ(7mm厚)も実装している。

レビュー実機では、液晶パネルにAU Optronics(BenQグループ)製の【AUO23ED】を採用。広視野角のパネルである。このベンダーは1996年に設立された達碁科技(Acerの子会社)が2001年に聯友光電と合併してAUOになった。LG電子、サムスン電子、イノラックスに次ぐ大手液晶パネルメーカーである。なお、採用されているベンダーは時期により異なると思われるので、あくまで一例と理解してほしい。

Latitude 3510のプラットフォーム(Comet Lake-U 設計)

Latitude 3510の設計(プラットフォーム)は、Comet Lake-U である。第10世代Coreプロセッサで低消費電力版(TDP 15W)のUシリーズを搭載する。Whiskey Lake(第8世代Coreプロセッサ-Uシリーズ)の後継で、プロセスルールは変わらず14nm++のまま。ほか、第10世代Coreプロセッサには10nmプロセス製造のIce Lakeがあるが、Comet Lake-Uはそれを補完するポジションとされる。その設計から、「 Ice LakeはAIを活用したミドル/ハイエンド向け、Comet Lake-Uはオフィス系やコンテンツ制作向け 」という棲み分けになる。

Comet Lake-Uの設計としてはCoffeeLake(Uシリーズ)ベースに近く、メモリコントローラやPCH(チップセットのコントローラー)の機能を向上。コアに大きな変更はないが、動作周波数を効率よく引き上げるインテルDTTの搭載やメモリ帯域の強化で少しばかりパフォーマンスをアップしている。

※ちなみにノート向けの第10世代Coreプロセッサ(14nm)としては、Comet Lake-H が TDP 45W のハイパフォーマンス版。Comet Lake-Uの発表から8ヶ月後の2020年4月に発表された。

構成の注意事項

※調査時点における情報であり、時期により異なる。
※複数の既存構成で販売されており、構成ごとに選択できるパーツが制限されている。

ネットワーク

KIOXIA(東芝メモリ)製のKBG40ZNS256Gデバイスマネージャから、ネットワークコントローラをチェック。無線LANにはインテルWi-Fi 6 AX201 160MHzを搭載(一応、オプション扱いのようだが・・)。Wi-Fi 6(第6世代の無線LAN規格)なので、IEEE802.11axに対応する。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)から通信速度が向上し、「複数端末環境における通信の安定性」、「接続する端末の省電力性」で向上している。有線LANはRealtek(カニさん)のギガビットイーサーなので、サーバー構築している環境でも速度に問題なし。

ネットワーク基礎知識 【 有線LAN と 無線LAN規格 について

ストレージ ~ PCI Express接続で高速のNVMe SSD

引き続き上記の画像を参照。ストレージに、KIOXIA(東芝メモリ)製のKBG40ZNS256Gを搭載している。パフォーマンスはこの通りで、シーケンシャルリードでは2273MB/sという爆速。なお、ベンダーは供給時期により異なり、SSDには個体差もあるので、あくまでこの実機に限った一例である。ちなみにSATA SSDでもすでに及第点の速度のため、一般的な操作でNVMe SSDとSATA SSDの差は体感しにくい。

M.2スロットに搭載するSSDの基礎知識 【 NVMe SSD と SATA SSDについて
過去レビューPCとの参考比較はこちら 【 ストレージのパフォーマンス比較

カバー・オープン・センサー搭載

ディスプレイを開くと、自動でWindowsが起動する「カバー・オープン・センサー」搭載。PC起動が目的なら電源ボタンを押す手間が省ける。しかし清掃のために開いたなど” 起動目的ではないとき ” はシャットダウンする手間がかかる

Dell Optimizer ~ AIによる最適化機能

いわゆる、AIプラットフォーム の搭載。ユーザーの作業方法を学習し、スタイルに合わせて継続的に調整を行い、生産性をアップするシステム。例えば、バッテリーの日常的な電力消費や充電パターンを最適化したり、サウンドシステムを自動的にチューニングし、バックグラウンド・ノイズを抑えたり発話音量を調節したりする。

Dell Power Manager(v3.6.0) ~ 電源・温度の管理アプリ

Latitude 3510でDell Power Manager(v3.6.0)が搭載レビュー時点では、Dell Power Manager(v3.6.0)が搭載されている。電源プロファイル管理や、静音性(ファン速度)・温度・パフォーマンス(処理速度)のカスタマイズがここで行える。このシステムは、インテルDynamic Tuning Technology(インテル DTT)に基づいたチューニング機能である。

バッテリー情報の「バッテリ設定」では、「バッテリーの長寿命を優先するか・・、寿命よりも急速充電」を優先するか・・・、そのバランスを取るか・・」という選択ができる。バッテリー残量0%から80%まで1時間で急速充電する機能「Express Charge」の設定もここで行える。この実機ではBYD製のバッテリーが内蔵されていた。機能のカテゴリは以下の通り。なお、バッテリーの種類によっては、利用可能な設定が制限される場合があるとのこと。

※購入時期により、Dell Power Managerのバージョンが更新されている場合がある。
※ちなみに、当サイトのベンチマークテストでは、最適化(標準設定)にしている。

さらに詳しく 【 DELL Power Manager(電源・温度の管理アプリ)のレポート

実機のデザイン~梨地のプラスチック筐体

全般的にポリカーボネート(工業プラスチック)Latitude 3510の筐体材質は全般的にポリカーボネート(工業プラスチック)。手触りなどプラスチックの質感は、いかにもエントリーモデルという雰囲気。カラーはダークグレーで塗装ではなく、材質そのもののカラーとなっている。

天板中央には少し窪んだ状態でクローム調のDELLロゴが配置天板はサンドブラスト加工による梨地の表面で、ざらざらした手触り。天板中央には少し窪んだ状態でクローム調のDELLロゴが配置されている。

基礎知識 : いろいろある!ノートPCの筐体素材

背面に至るまでの周囲は光沢処理非光沢の天板とは逆で、前面から左右側面、背面に至るまでの周囲は光沢処理されている。

LANケーブルやマウスのケーブル左側面の様子。端子はわりと奥側にあるのでLANケーブルやマウスのケーブルなどは煩わしくなりにくいだろう。

ケーブルの接続時左側から見た外観。これも端子は奥にあるので、ケーブルの接続時には邪魔になりにくい。

180度オープンできる可動域!ヒンジ構造と排気口

外部ディスプレイ接続時ディスプレイは180度開くことができるので、狭い場所における外部ディスプレイ接続時で扱いやすい。

排気はディスプレイの上を通過ディスプレイを開くと後方に回り込む機構のため、排気はディスプレイの上を通過することになる。

ヒンジと排気口の位置関係裏側から見た、ヒンジと排気口の位置関係。

吸気口のスリット、スタンドゴム、スピーカの配置底面全般が内部アクセスのカバーになっている。吸気口のスリット、スタンドゴム、スピーカの配置が確認できる。材質はポリカーボネート(工業プラスチック)で、梨地の非光沢。

トレイみたいな形状に成形底面から端子がある側面まで一体型であり、トレイみたいな形状に成形されている。これはつなぎ目が少ないユニボディであり、比較的堅牢性に長けた設計である。最近の傾向としては当たり前の構造になっている。3セルバッテリー40Whrを内蔵。

サウンドクオリティではよほどのこだわりがない底面側から見たヒンジの機構とスピーカー孔。2Wスピーカー内蔵となっている。サウンドクオリティではよほどのこだわりがない限り、娯楽用でも及第点かと思う。

画面~15.6インチ 非光沢 広視野角(1920 × 1080)の場合

1920 × 1080のディスプレイの場合左右のディスプレイベゼルは狭額で、わりとスタイリッシュなフレームレス・デザイン。解像度1366 × 768のディスプレイも選択できるが、今回は1920 × 1080ディスプレイの場合となる。

マニュアルをみると1366 × 768仕様はTNパネルと記載されており、ここで紹介しているような広視野角パネルではないので要注意。1920 × 1080モデルはWVA(広視野角)と記載されている。

15.6インチに「1920 × 1080」

Latitude 3510実機 AUO23ED高解像度で細かい表示になるため、DELLの初期設定および推奨設定では125%拡大になっているが、掲載写真では拡大なしのドットバイドット表示(100%)に設定し直している。見え方や感じ方には個人差はあるだろうが、15.6インチに「1920 × 1080」はドットバイドット(100%)表示でもわりと実用的で、玄人ユーザーはわりとこの組み合わせを好む傾向にある。細かい見え方になるが、人によっては許容範囲であろう。長時間のテキスト読みで疲れるようなら、適宜に拡大設定をすればいい。拡大時に発生する一般的な「にじみ問題」がネックであるが、軽減する機能も付いている。※ディスプレイの見え方に関しては、視力や好みの違いにより意見が分かれるので正解・不正解はない。

Latitude 3510実機では、液晶パネルにAU Optronics(BenQグループ)製の【AUO23ED】を採用ディスプレイベゼルは少し段差になっている。狭額である左右のディスプレイベゼルでは幅8mmほど。エントリーモデルにもフレームレスの恩恵がやってきたか。なお、写真では少しずれて測量しているように見えるが、ズルをしているのではない。液晶パネルの端が黒くなっており、ベゼル部分ではないため。

Webカメラを内蔵ディスプレイベゼル上部にWebカメラを内蔵。IR(赤外線)カメラのオプションがあるようだが、これはノーマル版。エントリーだからか、シングルマイクの内蔵になっている。

近年は「非光沢」というと実際は半光沢非光沢パネルであるが、厳密には半光沢といえる。近年は「非光沢」というと実際は半光沢が多い。

WVA(ワイド・ビューイング・アングル)という造語広視野角パネル。DELLではWVA(ワイド・ビューイング・アングル)というワードをよく使っているが、直訳の通り、単に「広視野角」を指しているだけ。さらに絞り込んだ液晶パネルの種類(駆動方式)までは触れていない。駆動方式まで公表している例はごく稀である。パネルの種類は明らかにされていない。IPSパネルの類と思われるが、わりと斜めの角度からみると全体的に暗くなりがち。周囲の照明を落としてもさほど変わらなかったので、液晶パネルの特性だろう。上位モデルで採用されるパネルと比べると、画面の変化がはっきりしており、「IPSパネルだとしても低いグレードなのかな」という印象。ただし著しい色度変移を起こす安価なTNパネルと比べると、遥かに及第点であるけども。

このLatitude 3510実機では、液晶パネルにAU Optronics(BenQグループ)製の【AUO23ED】を採用していた。モデル名はB156HAN02.3。検索してみると、IPSパネルに属するAHVA (Advanced Hyper-Viewing Angle)方式だった。色域では46% NTSCサポート。

ディスプレイ基礎知識

Latitude 3510のパームレストとキーボード

アイソレーション・キーボードテンキー付きのアイソレーション・キーボードで、この実機の例では「キーボードバックライト機能」 は無し。DELLサイトをみると、日本語キーボードのほか、英語キーボードも選べ、さらにキーボードバックライト機能の有無も選べる。DELLサイトでは色をグレーと言っているが、「やや浅めのブラック」である。

表面は細かい梨地の非光沢パームレストの材質はポリカーボネート(工業プラスチック)。表面は細かい梨地の非光沢。

タッチパッドクリックボタン一体型のタッチパッド。エリアは濃い目のブラックになっている。

テンキー付きなのでやや左寄りホームポジション。テンキー付きなのでやや左寄りになる。

BackSpace、Enter、shiftなどキーボード枠に電源ボタンを収めた構造(一番右上に電源ボタン)。指紋認証リーダーを統合した電源ボタンが選べるが、手元の実機例ではノーマル電源ボタン。

一部のキー(BackSpace、Enter、shiftなど)はその横のキーと隣接させつつ、キートップの段差で隔離している加工がされている。これはユーザービリティのためではなく、単なるコストダウン加工と思われる。プレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っているようだ。

BackSpaceと¥、半角全角キーが小さいのでやや扱いづらい。カーソルキーでは段差や空間がなく、他のキーと整列されているため、やや扱いにくい。幅の制限があるため、テンキーはやや窮屈で境目もわかりにくい。カーソルキーは段差などの区別化がなく、他のキーと整列されているため扱いにくい。テンキーの上部には電卓機能がダイレクトに行えるキーが配置されている。

キーボード単体での使用感キーボード左側。これはDELLの他モデルでも流用されている汎用的なキーボードであり、キーボード単体での使用感は別ページにてまとめて紹介している。パーツ限定の共通コンテンツであるが、詳しく知りたい方は以下のリンク先を参考に。被写体は過去にレビューしたVostro 15(5590)であるが、キーボードのパーツ自体は共通である。掲載画像サイズが特大になっているので細部までチェックしてみよう!

【パーツ詳細はリンク先にて→ Vostro 15(5590)などで採用されているキーボード

最新情報など、詳しくはDELLサイトへ

Latitude 3510の最新情報とお買い得情報Latitude 3510のレビューは以上。ここで紹介した実機は一例の構成であり、ユーザーの選択や販売時期により異なる。紹介した内容がすべて標準搭載というものではなく、購入の際はオプション搭載があることを留意していただきたい。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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