AMD E-350プロセッサーの性能をCULVノートで比較。Inspiron M102zに搭載されているAMD E-350プロセッサーを元に、CULVノートで比較しました。従来のCULVノートよりも速いことが分かりました。
Inspiron M102zレビュー/E-350の性能検証。CULVノートの他モデルと、性能比較
次はE-350 プロセッサーのCPU性能をチェックします。検証にCINEBENCH R10を使います。CINEBENCH R10は、MAXON Computer社のCinema 4Dをベースとしたレンダリング処理のベンチマークソフト。Cinema 4Dは映画・テレビ業界やゲーム制作、建築に至るまで採用されている3Dソフトです。このベンチマークソフトは、レンダリング処理することでCPUの性能をスコア化します。
マルチコアに対応しており、E-350はデュアルコアなので2箇所から同時処理が行われます。CPUも使用率100%となっています。若干GPUの影響もありますが、もっぱらCPU性能が問われます。レビュー情報は2011年5月時点。最新はDELLサイトにて。
製品画像 | Inspiron M102z |
|
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 11.6インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | AMD デュアルコア E-350 プロセッサー (1.6GHz/1 MBキャッシュ) |
3.8 |
メモリ | 2GB (2GB×1) DDR3メモリ (1333MHz) | 5.5 |
グラフィックス | AMD Radeon HD 6310 グラフィックス (AMD E-350) |
4.1 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.7 | |
プライマリ ハードディスク |
320GB SATA HDD(7200回転) | 7.3 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒6分49秒 スコア⇒2159 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒1846 |
今回のInspiron M102zでは、処理時間⇒6分49秒でした。これは従来のCULVノートよりも速いです。では従来のCULVノートと比較してみましょう。
製品画像 | 旧Inspiron 13zの構成 |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core 2 Solo SU3500 (1.4GHz, 3MB L2キャッシュ, 800MHz FSB) |
メモリ | 2GB (1GBx2) デュアルチャネル DDR3-SDRAM メモリ |
グラフィック | オンボードグラフィック GMA 4500MHD |
HDD | 250GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ WXGA 光沢液晶ディスプレイ (1366x768) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒12分28秒 |
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒534 |
まず、2009年末に発売された旧Inspiron 13zと比較。Coreマイクロアーキテクチャの構造で、このころはチップセット内蔵のオンボードグラフィックでした。そして最後のオンボードグラフィックであり最強だった GMA 4500MHDを内蔵しています。CPUはCore 2 Solo SU3500を搭載。構成詳細と処理時間は以下の通り。処理時間⇒12分28秒もかかったんですね。当時のCULVノートは。
次はこちらと比較。
製品画像 | Inspiron 11z(1110)の構成 |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Celeron 743 (1.3GHz, 1MB L2キャッシュ, 800MHz FSB) |
メモリ | 2GB DDR2-SDRAM メモリ |
グラフィック | オンボードグラフィック GMA 4500MHD |
HDD | 250GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 11.6インチ WXGA 光沢液晶ディスプレイ(1366x768) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒10分12秒 |
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒611 |
Celeron 743 搭載のCULVノート。こちらは処理時間⇒10分12秒。
製品画像 | Inspiron 13z(N301Z)終了 |
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OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i3-330UM (1.2GHz, 3MB L3キャッシュ) |
4.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.1 |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon HD 5430 1GB | 4.9 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.9 | |
プライマリ ハードディスク |
320GB SATA HDD(5400回転) | 5.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒3分46秒 スコア⇒3906 |
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OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒2723 |
こちらは2011年5月時点でも売られているInspiron 13z(Inspiron N301z)。2009年に販売された旧Inspiron 13zとは別物。(ああ、DELLは同名ばかりでやっかいだ!)
CULVノートなのに単体グラフィックのATI Mobility Radeon HD 5430を搭載した「反則技CULVノート」です。こちらは今回のInspiron M102zよりも速く、処理時間⇒3分46秒。
単体GPUの影響もあるのでしょうかね。
おまけついでに、2009年のAtomミニノートと比較してみましょう。インテル Atom N270搭載のInspiron Mini 10vです。詳細は以下の通り。
製品画像 | Inspiron Mini 10vの構成 |
OS | Windows XP Home Edition SP3正規版 32bit版 |
CPU | インテル Atom N270 (512KB L2 キャッシュ, 1.6GHz, 533MHz FSB) |
メモリ | 1GB DDR2-SDRAM メモリ |
グラフィック | オンボード・グラフィック GMA 950 |
HDD | 160GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 10.1インチワイド光沢液晶 (1024×576) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒18分06秒 |
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒267 |
処理時間⇒18分06秒。ミニノートの低能ぶりははっきりしていますね。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
次は、E-350の性能検証/エントリーノートおよび、旧ミドルノートと比較
DELL Inspiron M102zレビュー項目