追加!ローエンド・グラフィック構成でのENVY 700-260jpをレビュー
HP ENVY 700-260jpレビューの第2弾として、今度はCore i7-4770 + NVIDIA GeForce GT 640 を搭載した構成でレビューする。上位CPUとローエンドGPUという組み合わせであり、主にエンコード作業がメインのユーザー向けとなる。本格ゲーム用途として全然ダメとは言わないが、解像度やグラフィック設定を下げなくてはならない場合もあるため心もとない。では、どれくらいのパフォーマンスがあるか比較してみよう。
2014年5月時点のレビューである。最新情報はHPオンラインストアへ!
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第2弾のレビューにおける、ENVY 700-260jpの構成
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OS | Windows 8.1 (64bit) |
プロセッサ | インテル Core i7-4770(3.40GHz~3.90GHz) |
メモリ | 16GB(8GB×2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 640 (4GB ) |
ストレージ | 128GB SSD + 2TB SATA HDD(7200回転) |
ハイエンドに類するCore i7-4770は4コア8スレッド動作のCPU。一方、GeForce GT 640のグラフィックカードはシェーダー数384基、バス幅128bitなどロースペックであることが確認できる。
ストレージでは「128GB SSD + 2TB SATA HDD」を搭載しているが、それぞれのパフォーマンスの違い。結果を見て分かる通り、SSDは圧倒的にHDDよりも速い。
この構成におけるENVY 700-260jpの内部を見てみよう。グラフィックカード以外のところは、前回のレビューと共通なので説明を割愛。
GeForce GT 640はローエンドグラフィックゆえ、大した発熱がなく、冷却ファンがスリムで1スロットのスペースで収まる。それに補助電源もいらない。GTX760のような厚みが無いため、あと3スロットのPCI Express x1を使うことができる。
ちなみにこの例では、PCI Express x1スロットに有料オプションのTVチューナーカードを搭載している。テレビ視聴ソフトでは、ピクセラStation TVXがインストールされていた。
アイドル時の消費電力は40W前後、ストリートファイター4のベンチマーク実行中でも70W程度であり、やはりハイエンド構成よりも低消費電力である。
CPU性能に影響のある作業で比較~CINEBENCH R10
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ローエンド・グラフィック構成でのENVY 700-260jp | |
Windows 8.1 (64bit) | |
インテル Core i7-4770(3.40GHz~3.90GHz) | |
16GB(8GB×2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) | |
NVIDIA GeForce GT 640 (4GB ) | |
128GB SSD + 2TB SATA HDD(7200回転) | |
![]() CINEBENCH R10は、MAXON Computer社のCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフトで、Cinema 4Dは映画・テレビ業界・ゲーム制作・建築で採用されている3Dソフトです。 CINEBENCH R10はマルチコアに最適化されているので、クロック数の高さだけでなくマルチスレッドでの能力を測ることができます。 |
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今回のこの製品における、CINEBENCH R10のスコア | |
処理時間⇒30秒 | スコア⇒28715 |
評価: この構成でのENVY 700-260jpでは、処理時間⇒30秒であった。上位のCPUやGPUを搭載したハイエンドモデルと比較しても引けをとらないため、エンコード作業などが中心であれば無理してハイエンドのグラフィックカードを搭載しなくても良い事がわかる。 |
![]() Haswell設計 |
2014年5月にレビュー。Haswell設計(チップセットにZ87)を採用! 600W電源、水冷式CPUクーラー搭載し、ゲームユーザー向けのハイエンドモデル。レッド・イルミネーションが装備されており、遊び心のある仕様。 |
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OS | Windows 8.1 Pro(64bit) |
プロセッサ | Core i7-4770K プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB) |
ストレージ | 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台 + 128GB SSD |
今回のこの製品における、CINEBENCH R10のスコア | |
処理時間⇒30秒 | スコア⇒29286 |
![]() Ivy Bridge-E |
2014年3月にレビュー。Ivy Bridge-E設計(チップセットにX79)を採用! 600W電源、水冷式CPUクーラー搭載し、ゲームユーザー向けのハイエンドモデル。レッド・イルミネーションが装備されており、遊び心のある仕様。今回はCore i7-4960X エクストリーム エディション+ NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)の構成で紹介する。 |
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OS | Windows 8.1(64bit) |
プロセッサ | Core i7-4960X エクストリーム エディション |
メモリ | 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB) |
ストレージ | 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台 + 128GB SSD |
CINEBENCH R10のスコア | |
処理時間⇒24秒 | スコア⇒35978 |
ストリートファイター4のベンチマークテスト
今となってはハードルが低くなったストリートファイター4だが、どれぐらいのパフォーマンスが出るのか?結果、フルHD解像度 (1920 × 1080)でもAVERAGE FPS 90.23あり、非常に快適に遊べる。
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ローエンド・グラフィック構成でのENVY 700-260jp | |
Windows 8.1 (64bit) | |
インテル Core i7-4770(3.40GHz~3.90GHz) | |
16GB(8GB×2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) | |
NVIDIA GeForce GT 640 (4GB ) | |
128GB SSD + 2TB SATA HDD(7200回転) | |
測定条件: |
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設定解像度 1920×1080 フルスクリーン表示 | |
AVERAGE FPS 90.23 |
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 |
1280×720 ウィンドウ表示 | |
AVERAGE FPS 136.23 |
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 |
過去のレビュー機と比較~設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示にて
このENVY 700-260jpでは1280×720 ウィンドウ表示時、AVERAGE FPS 136.23だった。
では過去のレビュー機と比較してみよう。
![]() Ivy Bridge設計 |
2012年5月発売の中級ミニタワー。IvyBridge設計で、第3世代Core i7搭載可能(チップセットH77)。460W電源。HDD2ベイと光学ドライブ2ベイの拡張性。最大16 GBメモリ、グラフィックカードはRadeon HD 7570,7770,7870、GeForce GT 640 が搭載可能。 (2012年6月時点) |
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OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
プロセッサ | インテル Core i7-3770 (3.4GHz , 8MB キャッシュ) ※クロック数最大3.9GHz |
7.7 |
メモリ | 12GB (2GBx2+4GBx2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) | 7.8 |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4000 | 6.6 |
ゲーム用グラフィックス | 6.6 | |
ストレージ | 2TB SATA HDD(7200回転) + 32GB mSATA SSD ISRT(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー)対応 |
5.9 |
ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
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AVERAGE 83.28 FPS |
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 スコア 11877 |
![]() Ivy Bridge設計 |
2012年5月発売のミニタワー。第3世代Core i5搭載可能(チップセットはB75)。幅10cm、高さ26.5cmのショート・スリムタワー。重量は6kg程度で設置性抜群。ローエンド・グラフィックカードが搭載可能で、ほかPCI Express × 1を1スロット装備。USB 3.0を2基装備。オプションでフロントパネルのカラーが選択できる。 | |
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OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
プロセッサ | インテル Core i5-3450s(2.8GHz , 6MB キャッシュ) ※クロック数最大3.5GHz |
7.5 |
メモリ | 6GB (4GB×1 +2GB×1)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) | 7.5 |
グラフィックス | GeForce GT 620 1GB DDR3 | 5.3 |
ゲーム用グラフィックス | 6.5 | |
ストレージ | 1TB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
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AVERAGE 67.46 FPS |
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 スコア 10565 |
そこそこ負荷の高いゲームでは・・・
バイオハザード5やラストレムナントなど中堅どころの負荷のゲームでは、HD解像度(1280×720 )であれば快適に遊べそう。バイオハザード6でもHDなら「標準的な動作が見込める」とのこと。
今回レビューしたこのENVY 700-260jpでは以下の結果だった。
測定条件: |
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バイオハザード5 「ベンチマークテストA」の結果 ※DirectX 10 解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
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Average FPS 97.6 | RANK S ⇒ すべてのシーンで非常に快適に動作。 |
![]() ラストレムナントは2009年にPC版が登場。RPGなのでアクションゲームほどリアルタイム処理能力にシビアではないものの、ロールプレイングでは異例の最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲーム。 |
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ラストレムナントのベンチマーク結果(解像度 1280×720 ウィンドウ表示) | |
Average FPS 82.03 | ~グラフィックを高めにしても快適な動作。 |
測定条件: |
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バイオハザード6 ・ ベンチマークテスト / DirectX 9.0c 1280×720 ウィンドウ表示 |
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SCORE 3791 | RANK B ⇒ 標準的な動作が見込める。 |
Haswell世代において内蔵GPUが著しく高性能化しているため、「ローエンドグラフィックを搭載する必要があるのか?」と基本的には思う。しかし、NVIDIA GeForce GT 640搭載で様子をみると、 ちょっと性能の底上げをした印象が出てくる。ゲーム用途を考えていないなら、とりあえずNVIDIA GeForce GT 640ということでいいのではないでしょうか。(カスタマイズで、グラフィックカードなしという選択がないため)
レビューは以上。
ENVY 700-260jpレビュー(2014年2月時点・Haswell設計)
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