パソ兄さんが、DELLデスクトップモデルの特徴を紹介します。カテゴリー別に分けてあるので、タイプに合わせたモデルを選択することができます。DELLパソコンレビューと併せて参考にどうぞ。
タイプから選ぶ!DELL個人向けデスクトップ一覧
個人ユーザー向け、DELLデスクトップ製品の紹介です。日本のPC市場では、ノートパソコンのほうがデスクトップより出荷台数を上回っています。しかし、デスクトップのほうが性能に対するコストパフォーマンスに優れています。
7種類のデスクトップタイプ
モデルのタイプとしては「省スペース型、ミニタワー型、ミニタワーの高性能タイプ型、ミドルタワー型、タワー型」が基本で、特異タイプでは「ミニパソコン、液晶一体型パソコン」があります。
ここで省スペース型というのは、設置しやすいスリム型のことです。DELLでは「縦にも横にも置ける」モデルがあります。基本的に光学ドライブとHDDが1台あれば充分なライトユーザー向け。(HDDを2台搭載できる場合もある)。グラフィックカードや拡張カードを搭載できますが、ロー・プロファイルと呼ばれるスリム型カードに限定されるうえ、拡張性が控えめ。グラフィックカードはローエンドしかないので、高度な3Dゲーム用には向きません。250W前後(目安)と電源容量も少なく、補助電源が必要なハイエンド・グラフィックカードの搭載には電力不足。 ネットやビジネス、地デジやブルーレイ等のHDコンテンツには充分な性能。デスクトップのなかでも拡張性が低いので、後々、パーツ増設をするなら避けたほうがいいですが、場所をとらない設置性は魅力。後にカスタマイズする気はない、最新の3Dゲームをしないのであれば、選んでOK。 |
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省スペース型(エントリー) | |
Inspiron 620s
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Sandy Bridge設計で、エントリー構成のモデル。 2011年5月初登場、Inspiron 620s!低価格で買えるスリムPC。チップセットには「インテル H61 Express」を採用。これはインテル H67 Expressの下位版で、一部機能が省略されています。 第2世代のCore i3 / i5が搭載可能。2011年7月時点では、Core i3-2100やCore i5-2310の選択肢がありました。チェック時点ではグラフィックカードの選択肢がなく、後に追加されるかは不明。メインメモリについて、チップセットの仕様では最大8GBメモリですが、DELLの対応では最大6GBメモリ。 なお、グラフィックカードなしの構成なら、GPUコアとして「2世代目 インテル HDグラフィックス」が採用されます(※多くがHDグラフィックス2000)。これは前期HDグラフィックスを上回るグラフィック処理能力で、フルHDコンテンツに対応できます。言うなればローエンドグラフィックカードに近づいた性能。また、CPUコアとGPUコアが統合したこともインテル初で大きな特長。 たった11cm幅のスリム型。縦だけでなく横置きも可能! Inspiron 620sは、拡張タイプのInspiron 620をスリムにしたようなモデル。 搭載できる光学ドライブとHDDは各1台まで。電源ユニット250W。 本格ゲーム以外の家庭娯楽用に充分な性能! 消費電力の高いハイエンド・グラフィックカードの搭載は無理なため、本格ゲーム用には向きません。しかし初心者レベルのHD動画編集や、ブルーレイなどのフルHDコンテンツの負荷に耐えられる性能なので、本格ゲーム以外のほとんどの家庭娯楽に使えます。 インターフェース類 USB2.0端子は計8つ(背面4つ、前面2つ)、ギガビットイーサーLAN、8規格対応メディアカードスロットを装備。拡張スロットではPCI Express ×16を1つ、PCI Express ×1を3つ装備。モニタ出力でオンボードのHDMI端子とVGA端子を装備しますが、グラフィックカードを搭載すれば、そちら側からの出力となります。 パソ兄さんアドバイス エントリー機なので気をつけるべき事は、チップセット(H61)の仕様。メモリのデュアルチャンネル構成は2スロットのみの対応。ゆえに装備するメモリスロットは2スロットのみ。さらに、SATA3.0(6Gbps)にはネイティブ対応しません。そのため独自のSSD搭載などには適しません。(ただし使用自体は可能。) スリム型のため設置性は抜群ですが、拡張性ではやや劣るので、後々の独自カスタマイズには注意したいところ。搭載できる光学ドライブとHDDは各1台まで。電源ユニットは控えめな250Wで、Inspiron 620よりも50W分少ないです。ただし、本格ゲームに使用するパソコンではありませんし、搭載できるドライブ数も少ないので電源不足を心配する必要はありません。 ※情報記載2011年7月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください
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エントリータイプのミニタワー型は、省スペース型ほどではありませんが、設置しやすいミニタワー・サイズで人気。それでいて、程よい拡張性を備えます。(光学ドライブとHDDを各2台搭載できる拡張性が多い) 拡張カードを追加していろいろな周辺機器をつなげたり、内蔵型で光学ドライブから光学ドライブへ直接コピーしたりと、一般的な使用よりも拡張用途が多いならこのタイプ。一般家庭の娯楽用としては充分な性能を発揮しますが、電源が300Wほど(目安)でハイエンド・グラフィックカードの搭載には電力不足。そのため本格的な3Dゲームには、ややスペック不足です。なお、標準サイズのローエンド・グラフィックカードが搭載できるので、省スペース型よりも安定したスペック。 | |
ミニタワー型(エントリー) | |
Inspiron 620
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Sandy Bridge設計で、エントリー構成のモデル。 2011年5月初登場、Inspiron 620!低価格で買えるエントリー・ミニタワー。チップセットには「インテル H61 Express」を採用。これはインテル H67 Expressの下位版で、一部機能が省略されています。 第2世代のCore i3 / i5が搭載可能で、2011年7月時点ではCore i3-2100やCore i5-2310の搭載、グラフィックカードではRADEON HD 6450の搭載が可能でした。 グラフィックカードなしの構成なら、GPUコアとして「2世代目 インテル HDグラフィックス」が採用されます(※多くがHDグラフィックス2000)。これは前期HDグラフィックスを上回るグラフィック処理能力で、フルHDコンテンツに対応できます。言うなればローエンドグラフィックカードに近づいた性能。また、CPUコアとGPUコアが統合したこともインテル初で大きな特長。 拡張性もありながら設置しやすいサイズのミニタワー型。 HDD2台と光学ドライブ2台搭載できる拡張性。マザーボードはどうやらInspiron 620sと共通。電源ユニットは300Wで、補助電源のいらないローエンド・グラフィックカードの搭載程度なら充分な容量。天井にはSDカードなどの小物が置きやすい「窪み」が施されています。拡張カードのロック機構など、前機種よりもメンテナンス性が向上しています。 本格ゲーム以外の家庭娯楽用に充分な性能! 消費電力の高いハイエンド・グラフィックカードの搭載は無理なため、本格ゲーム用には向きません。しかし初心者レベルのHD動画編集や、ブルーレイなどのフルHDコンテンツの負荷に耐えられる性能なので、本格ゲーム以外のほとんどの家庭娯楽に使えます。 インターフェース類 USB2.0端子は計8つ(背面4つ、前面2つ)、ギガビットイーサーLAN、8規格対応メディアカードスロットを装備。拡張スロットではPCI Express ×16を1つ、PCI Express ×1を3つ装備。モニタ出力でオンボードのHDMI端子とVGA端子を装備しますが、グラフィックカードを搭載すれば、そちら側からの出力となります。 パソ兄さんアドバイス エントリー機なので気をつけるべき事は、チップセット(H61)の仕様。メモリのデュアルチャンネル構成は2スロットのみの対応。ゆえに装備するメモリスロットは2スロットのみ。さらに、SATA3.0(6Gbps)にはネイティブ対応しません。そのため独自のSSD搭載などには適しません。(ただし使用自体は可能。) ※情報記載2011年7月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください。
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ミニタワー型(エントリー・AMD仕様) | |
- | Inspiron 570拡張型のミニタワーで、AMD Athlon II 搭載モデル。デュアルコアからクアッドコアまで選べます。オンボードグラフィック構成でもフルHDに対応。 |
Athlon II X2デュアルコア、Athlon II X3トリプルコア、Athlon II X4クアッドコアが搭載可能なAMD仕様PC。それぞれ、2コア実装、3コア実装、4コア実装となります。 AMD 785Gチップセットを採用。内蔵オンボードグラフィックは「ATI Radeon HD 4200」で、グラフィックカードがなくても、フルHDコンテンツ用に充分対応できるグラフィック性能です。無論、グラフィックカードを搭載するれば、さらに性能を上げることができます。 19規格対応カードスロットを標準搭載。USB2.0端子が計6つ(前面2つ)、オンボードでHDMI端子、VGA端子、ギガビットイーサーLAN端子を装備。拡張スロットは、PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ。重量は7.9kgほど。 ※情報記載2011年7月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください。 -<Inspiron 570の最新情報はDELLサイトへ> |
高性能タイプのミニタワー型は、筐体サイズはエントリー・ミニタワーとほぼ同じで、程よい拡張性を備えます。(光学ドライブとHDDを各2台搭載できる拡張性が多い)。一般的な使用よりも拡張用途が多いならこのタイプ。 エントリー・ミニタワーと違うのは電源ユニットの容量の大きさ。電源が450W~500Wほど(目安)で、補助電源が必要なグラフィックカードも搭載でき、本格ゲームの入門機としても適しています。ゆえに中級者向けと言われるタイプ。 |
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ミニタワー型(高性能タイプ) | |
XPS 8300
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2011年に登場したSandy Bridgeマイクロアーキテクチャ仕様の中級モデル。 2011年1月発売時ではCPUに、「Core i5 2400、Core i7 2600」選択可。グラフィックカードに「RADEON HD 5450 / 5670 / 5770 / 5870」選択可。メモリは最大16GB DDR3-1333 SDRAMメモリまで搭載可能!※なお、カスタマイズ内容は時期によって変動があるため、最新情報はDELLサイトにてご確認ください。 人気のミニタワー型 前機種「Studio XPS 8100」と同じボディ・デザインでカラーリングに変化。フロントパネルの流線型が印象的です。Micro ATXが採用されているので、拡張性もありながら設置しやすいサイズのミニタワー型。HDD2台と光学ドライブ2台搭載できる拡張性。 インターフェース類 USB2.0端子は計8つ(メディアトレイに2つ、背面4つ、前面2つ)、eSATA端子、S/PDIF(光デジタル音声端子)、ギガビットイーサーLAN、19規格対応メディアカードスロットを装備。拡張スロットではPCI Express ×16を1つ、PCI Express ×1を3つ装備。(PCI スロットはチップセットの都合上、淘汰)。オンボードでHDMIとVGA出力を装備しますが、グラフィックカード搭載が標準となっているモデルなので使うことはないでしょう。 オプションでUSB3.0端子の装備が可能。THX TruStudio PC対応で、オンボードサウンドであっても7.1chサウンドを充分楽しめます。音源にこだわるならSound blaster X-Fiサウンドカードが搭載可能。 メディアトレイとPower Share USB ※情報記載2011年3月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください。
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ミドルタワー型は中級~上級者向け。ミニタワー型より一回り筐体が大きくなりますが、電源出力が高く、さらに拡張性も高く、高度なカスタマイズが可能です。ミニタワー型では対応できないような高度な3Dゲームでも対応できます。 |
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ミドルタワー型 | |
- | Alienware Aurora
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Core i7/i5搭載でオーバークロックのKシリーズ対応の超ハイパフォーマンス・ゲーミングPC。オーバークロックに対応したP67 Expressチップセットを採用。 16GB (4GBx4) メモリの搭載が可能。XMPハイパフォーマンスメモリ対応。 前面インターフェースにUSB2.0 x 2 、USB3.0 x 1 装備。背面インターフェースにeSATA x 1 、ギガビットイーサネット x 1 、USB2.0ポート x 6 、 USB3.0 x 1 、Firewire IEEE 1394 x 1 、S/PDIF出力を装備。 イルミネーションが設定でき、遊び心も満載!イルミネーション機能を装備する専用キーボードやマウス、モニタが別売りでそろえられます。 ※情報記載2011年3月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください。 -<Alienware Auroraの最新情報はDELLサイトへ> |
デスクトップ最小サイズのパソコン。ノートパソコンのパーツを採用している場合がほとんどで、性能はデスクトップの中で一番下。ただ、 一般的なノートパソコンと比べるなら接続端子が豊富で、キーボードや液晶モニタが選べる点では自由度が高いと言えます。据え置きでノートを使うくらいなら、ミニパソコン型デスクトップの方が利便性が高いです。 |
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ミニパソコン型 | |
--- | Inspiron Zino HDHDに対応した高性能グラフィック搭載の、超小型デスクトップパソコン。 |
「縦横20cm、高さ約9cm、約1.6kg」のミニパソコン。デュアルコアのAMD Athlon II X2、またはクアッドコアのAMD PhenomTM II X4が搭載可能。このコンパクトボディに4コア搭載できるのは革新的です。発売当初はチップセットにAMD 780Gを採用していましたが、後期ではAMD 880G チップセットを採用。 オンボードグラフィックはRadeon HD 4250。そのため、ブルーレイディスクや地デジといった高精細コンテンツ(HDコンテンツ)用に対応できます。さらにグラフィック性能を強化するなら、単体グラフィックのATI Radeon HD 5450が搭載可能。これまでになかったミニパソコンの高性能化です。 USB端子4つ(前面背面に各2つ)、しかもeSATA端子を2つも装備。4規格対応カードスロット、ギガビットイーサーLAN端子装備。S/PDIF装備。外部出力には VGA端子とHDMI端子を装備。設置しやすいコンパクトサイズで、次世代のHD娯楽に対応できリビングPCとして最適ですね。カラーバリエーションがあり、「ブラック 、ブルー 、レッド、シルバー 」から選択可能。 ※情報記載2011年3月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください。 |
液晶モニタとパソコン本体が一体型になったタイプです。基本的に配線が電源ケーブル1本で済み、インテリアのような美しいデザインで、スッキリ配置できます。 一体型のため構造上あまりカスタマイズに向かないタイプ。 モニタの変更ができないこともデメリットでしょう。しかし、デスクトップが欲しいけど配線の邪魔くささが嫌という方なら、これがピッタリなタイプです。性能に対してのコストはやや高め。 |
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液晶モニタ一体型 | |
Inspiron One 2320
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2011年10月発売。Inspiron One 2320は、フルHD(1920×1080)解像度を持つ、23インチ一体型PC!バックライトにLEDを採用した、非光沢液晶画面。ビジネス等で長時間使用するユーザーに合っています。付属キーボードとマウスはワイヤレス。ワイヤレスキーボードを股下にスッキリ収納可能。 さらに無線LAN内蔵なので、環境を揃えれば電源ケーブルのみで設置でき、極めてケーブルレスなお気軽配置ができます。しかも、名門ブランドのJBLスピーカーを搭載!オプション装備すればTVやブルーレイも楽しめます。 液晶モニタとして、別PCやゲーム機の接続が可能! TV チューナー内蔵に対応(オプション) サイズ等 本体外形寸法 (高さ430 x 幅568 x 奥行75.5 mm ) 、重量は約8.7kgほど。 プラットフォーム Inspiron One 2320はチップセットに「インテル H61 Express」を採用したSandyBridge設計で、Pentium Gシリーズや第2世代Core i5/i7が搭載可能。2012年1月時点では「Pentium G620 、Core i5-2400S」が搭載可能。最大8GBメモリ搭載可能。 インターフェース 背面: パソ兄さんアドバイス 本格ゲームを除けば、ほとんどの映像娯楽を楽しめるオールインタイプです。LEDバックライトを採用していることもあり、薄型設計。「PCが一体化されている」とは思えないコンパクトさです。 LEDは長寿命で耐久性があるので、一昔、一体型PCの懸念材料だったバックライト(冷陰極管)の球切れリスクがありません。それにLEDは低発熱・低消費電力なので、PCへの負担が軽いと言えます。 さらに懸念要素は次の3点。USB2.0よりも高速な「USB3.0やeSATA端子」は搭載していないので、頻繁な大容量データバックアップには不利。スイベル機能がないので、気軽に左右の首振りはできない。タワー型PCと違って、独自のパーツ交換カスタマイズは厳しい。 ※情報記載2012年1月。DELLパソコンはカスタマイズ性があるため、発売後の仕様変更もあり得ます。最新情報はDELLサイトでご確認ください。 <Inspiron One 2320の最新情報はDELLサイトへ> 【Inspiron One 2320 購入ガイドレビュー】 |
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タワー型 |
該当なし |