DELLパソコンを納得して購入するために、デルユーザーのパソ兄さんが、購入ポイントやカスタマイズ知識を解説します。
当サイトについて
当サイト「納得パソコン購入術!パソ兄さん」は、実際のユーザーによるDELLパソコン購入ガイドです。パソコンレビューも公開中です。
Athlon II 搭載の拡張型エントリーモデル、Inspiron 570
2010年2月に、AMD Athlon II プロセッサー搭載の拡張型エントリーモデル、Inspiron 570が発売されました。AMDプラットフォームのPCは、インテルに負けず劣らずの性能でありながら、低価格が定評です。
最近の低価格モデルはかなり高性能化されています。従来では高負荷だった「地デジやブルーレイなどのHDコンテンツ」も、最小構成で対応できます。
今はエントリーモデルといっても、インターネットやビジネスソフトユーザーにとって過剰スペックです。それならば、少しでも安いInspiron 570が最適ではないでしょうか。
もちろん、Inspiron 570で動画編集などミドルユーザーのニーズにも応えられます。
デュアルコア~クアッドコアまで対応するInspiron 570
Inspiron 570が搭載できるCPUは、「Athlon II X2デュアルコア、Athlon II X3トリプルコア、Athlon II X4クアッドコア」です。それぞれ、2スレッド、3スレッド、4スレッド動作するCPUとなります。
ネットユーザーはAthlon II X2デュアルコアで充分でしょう。マルチコアに対応したアプリケーションをお持ちでしたらAthlon II X4クアッドコアが最適ですね。いずれも、インテル仕様モデル(Inspiron 580)より低価格であるところがポイントです。
Athlon II X2について Athlon II X2デュアルコアの対抗インテルCPUは、同じくデュアルコアのCore i3です。しかし、Core i3は実装コア数は2つでもHTテクノロジーによって4スレッド動作します。しかもAthlon II X2が45nmプロセス設計なのに対し、Core i3では32nmプロセスで最先端技術です。とにかく、Core i3に対抗する気なら、Athlon II X3トリプルコア、Athlon II X4クアッドコアを狙いたいところです。 【筐体デザインが同じで、Core i3搭載可能な姉妹モデルは⇒Inspiron 580は販売終了】 |
メモリについて、Athlon X2時代ではDDR2が主流でしたが、Athlon II X2からは更に高速規格のDDR3-1066MHzを採用。最大6GBメモリまで拡張可能。
拡張性の高い筐体と、カラーバリエーション
光学ドライブ2台、HDDを2台まで搭載できる拡張性。電源は300Wですが、HDコンテンツ用には充分ですので、地デジパソコンやブルーレイ鑑賞用にぴったりです。サイズは「高さ375 × 幅176 × 奥440mm 」、最小構成の重量が7.9kgです。
2010年2月時点では、次の5色からカラーバリエーションが選べます。「ピアノブラック、ピュアホワイト、フォーミュラーレッド、プラムパープル、トゥルーブルー」。
いずれのカラーバリエーションもフロントパネルだけで、ボディ自体はつや消しブラックで統一されています。
Inspiron 570のグラフィックについて
AMD 785Gチップセットを採用し、内蔵されているオンボードグラフィックは「ATI Radeon HD 4200」です。グラフィックカードがなくても、HDコンテンツ用に充分対応できるグラフィック性能です。別途、グラフィックカードを搭載するれば、さらに性能を上げることができます。
オンボードグラフィックのATI Radeon HD 4200とは もちろん、グラフィックカードを搭載したほうが更にグラフィック性能が上がりますが、ネットメインのユーザーはその必要はありません。そのままでも動画編集に使えます。 |
Inspiron 570のインターフェース
19規格対応メモリカードスロット、USB端子6つ、ギガビットイーサーLANを標準装備。モニタ出力は「アナログのVGA、デジタルのHDMI端子」をオンボード装備。グラフィックカードなしでHDMI出力ができるのは、ポイント高いです。
拡張スロットは、PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ。