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2007年~2009年のロングラン&大人気エントリー・スリムタワー
DELL Inspiron 530s レビュー(回顧録版)
2007年6月発売のエントリー・スリムタワー、Inspiron 530s の回顧録レビュー。当時レビューしたInspiron 530sの記事では写真を削除しており、過去のDELL製品資料として使えないため、回顧録的に再執筆することにした。(2018年11月回顧)。
新発売の時は、CoreマイクロアーキテクチャのConroe(コンロー)を採用した設計で、Core 2 Duo E6000番台が搭載可能だった。チップセットはG33 Expressを採用し、そのチップセット内蔵のオンボードグラフィックはGMA 3100である。GMA 3100では、インターネットやビジネス用、DVD鑑賞ぐらいなら問題ない。ただVistaの操作でもやや鈍さを見せていたので、当時はローエンドでもグラフィックカードの搭載を勧めていた。当然ブルーレイなどの高精細HDコンテンツにはグラフィックカードが必須だった。電源ユニットは250Wで、エントリー向けのモデルである。
レビューのため導入したInspiron530sではCore 2 Duo E6320を搭載している。2008年1月のWolfdale(ウルフデール) 登場後は、確かCore 2 Duo E8000番台 、E7000番台に対応していたと記憶している。このモデルの登場あたりからCore 2 Duoマシンの普及が急速に増えた印象がある。Inspiron530sは2年近くも販売が続いたロングセラーモデルであった。
Inspiron530sスリムでありながらHDDを2台搭載できる拡張性。右側面には横置き用のスタンドが付いており、縦置きと横置きが可能。カラーはシルバーとホワイトの2トーンである。
2007年12月論評 回顧:2018年11月 Coreマイクロ・・設計 |
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※2007年12月レビューの情報を再構築したのもである。
当時のパフォーマンスチェックは、Windowsエクスペリエンスインデックスのみ。グラフィックカードなしのオンボードグラフィックでは、やはりグラフィックスのスコアが足を引っ張る。そのため基本スコアは3.4だった。このころはWindows Vistaが当時のPCとしては重かったこともあり、エントリーでもいいからグラフィックカードの搭載を勧めていた。
Inspiron530sの側面デザインと、装備端子
まずはシルバーペイントがされたInspiron530sの前面デザインをチェック。光学ドライブのイジェクトボタンから真っ直ぐに下りているラインは透明感のある光沢になっており、デザインのアクセントになっている。
右側のカバーを押して開くと、3.5インチベイがある。ここにはオプションでメディアカードリーダーのユニットを搭載できるが、今回導入したInspiron530sは非搭載の状態。左側には光学ドライブベイがある。
前面の装備端子は黒いライン上に配置されており、USB2.0端子×2基、ヘッドフォン端子、マイク端子を装備。電源ボタンはその最上部にある。
中央にDELLロゴを配置。押さえたまま回転させれば横位置になるので、Inspiron530s本体を横置きにしたときにロゴ位置も合わせられる。
フロントパネル最上部のカーブ面に「Inspiron・530s」のプリント。
背面と装備端子
背面では、オンボードのディスプレイ出力にVGA端子、USB2.0端子×4基、LAN端子、7.1chスピーカーに対応したオーディオ端子を配置。拡張スロットは4基あるが、今回のInspiron530sにはグラフィックカードを搭載していない。またスリム筐体のため、グラフィックカードはロー・プロファイルに限られる。最下部に電源ユニットの搭載。電源容量は250Wと控えめなので、高度な3Dゲームをするには不向きである。インターネットや家庭レベルの動画編集なら問題はない。背面右側にあるネジ止め2箇所を外すと、後方へのスライドでサイドパネルを外せる。なお、背面には通気口のパンチング穴が設けてあるだけ。
※初心者向けに、周辺機器とつなぐ端子の知識を、パソコンの接続端子(シリアルバス規格)で解説。
※ディスプレイと接続する端子の知識を、パソコンのディスプレイ端子で解説。
※アナログ音声端子の色分けなどの基礎知識は、サウンドデバイス知識ガイドで解説
天井面
天井面に排気ファンを搭載する。
左側面デザイン
左側面パネルは、内部アクセスの際に開放するパネル。左上にCPU用の吸気口。中央にはエンボス加工のDELLロゴがある。なお、前面パネル側の下方に窪みがあり、通気口が設けてある。
右側面と横置き配置
右側面パネルには、4箇所にスタンドゴムが配置されており、この面を下にして横置き配置ができる。この面にも中央にDELLロゴのエンボス加工がある。
エンボスのロゴと、スタンドのズームイン写真。2015年ごろのSkylake~第6世代Coreプロセッサの時代になると、エントリーモデルではこのようなロゴのエンボス加工を省略するようになっている。この2007年のころと比べると、コストダウン化が顕著になっている。
横置きにするとこのようになる。ちなみに、当サイト調査において、2012年のIvy Bridge~第3世代Coreプロセッサのころになると、このような横置き対応の製品がなくなってきた。通気孔さえ塞がらなければ横置きでも構わないわけで、どうしても横置きをしたい場合は、耐震マットをパネルに貼り付けて横置きにすることを勧めている。
DVDレコーダーの上に設置してみた。家電とは重ねないほうがよさそうだ。この場合、DVDレコーダーを外せば問題ないだろう。
設置風景と、無駄撮影
当方の設置例。今見たら、CPU用の吸気口を塞いでいるので、これはだめな例だな。そしてモニタはスクエア型19インチモニタ。2007年ってこれが一般的なモニタサイズだったんだな~と懐かしい気持ち。
このころ標準付属していたDELLキーボード。
そういえば、このころInspiron1520のノートPCを買ったんだっけ。記念に撮った2ショット。
Mac G4、自作PC(WindowsXP)、Inspiron530s、PS2を並べて撮影。ずいぶん意味のない撮影をしていたな。
Inspiron 530sの内部アクセス
左サイドパネルを取り外して、Inspiron530sの内部をチェックする。今ではエントリーモデルではまず見かけない手回しネジを使っている。ここもコストダウン化の対象になったか・・。固く締めなければ工具レスで開け締めできる。ネジを外したらパネルを後方に引き、フックを解除する。
Inspiron530sの内部構造全般。
メモリスロットが4基、それからCPUクーラーと天井面の排気ファンの様子。チップセットのヒートシンクにデカデカとFOXCONNのロゴ。最近のDELLパソコンではここまでFOXCONNのロゴが大きいのは見かけない。
拡張スロットは、PCI Express x16が1基、PCI Express x1が1基、今はほとんど淘汰されたPCIバス・スロットが2基。PCIバス・スロットって、2005年ごろから淘汰され始めたけど、2007年でもまだ需要があったようだ。
ドライブベイ
5.25インチ光学ドライブが縦置きで1基、そしてその下に3.5インチHDDベイが2基ある。
3.5インチHDDが縦置きで2台搭載できる拡張性。水色のレバーでロックでき、確かネジフリーで着脱できたと記憶している。
250W電源ユニット
ちなみに、この実機の電源ユニットはAcBel製だった。世界の30社以上へOEM(委託を受けた相手先ブランドでの生産)で、高い実績を持つAcBel製。AcBelは目標不良率0%を企業理念としており、実際、不良率は100万台にたった150台という記録を達成したとのこと。(当時)
総容量は250W。メインとなる+12Vは1系統で最大17A。見ての通りエントリーなので高度なグラフィックカードは搭載できないし、ロー・プロファイルというスリムなグラフィックカードしか搭載できない。
2018年11月に執筆した、Inspiron 530s の回顧録レビューは以上。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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