XPS 420について解説
2008年12/9にXPS 430としてリニューアルされたので、相違点も含めあわせて解説します。カラーLCDのミニビューがなくなった以外、外観デザインはほぼ同じです。
写真はXPS 420のものですが、XPS 430の参考としてご覧ください。
ミドルユーザーに最適な高スペックタイプ
XPS 420(現:XPS 430)は、低価格を意識した高性能モデルです。Inspironシリーズでは物足りないと思う、ミドルユーザーからヘビーユーザー層にふさわしいです。
XPS 420(現:XPS 430)の大きな特長として、Inspiron 530では選択できないインテル Core 2 Quad プロセッサーや高度なグラフィックカードがカスタマイズできます。優れた冷却システムのBTXシャーシ設計なので、高性能で発熱性の高いパーツを搭載しても安定した動作が期待できます。
標準で豊富な接続端子を装備しているので、あれこれカスタマイズしなくていいところも評価できます。
Inspiron 530をギリギリまで高スペックカスタマイズするくらいなら、基本性能の高いXPS 420(現:XPS 430)を選ぶ方が価格面でも賢明です。それにXPSシリーズはInspironより標準サポートが手厚いのもメリットです。
XPS 420(現:XPS 430)の上位機種であるXPS 630、720、730は、電源容量が倍近くあることや、グラフィックカードを2枚搭載するSLIに対応しているので、かなりのヘビーユーザー向けです。コスト面でも手が出しにくいでしょう。
ですから、高解像度で3Dゲームをプレイしたい方や、グラフィックワークに使いたい方で、コストパフォーマンスも重視するならXPS
420はかなりマッチした存在です。
XPS 430になってここが変わった
大きな変化は、64bit版のWindows Vista(64bit Vista)のサポートがされたため、最大8GBメモリの搭載が可能になったことです。そして、メモリの規格がDDR2-SDRAMからDDR3-SDRAMになりました。CPUは引き続きクアッドコアのCore 2 Quadを搭載しています。
また、XPS430は32bit Vistaの選択もできますので、メモリの搭載は最大4GBまでとなりますが、引き続きこれまで使ってきたソフトを使うことができます。
ATI Radeon HD4850など高性能なグラフィックカードの搭載が可能なので、高度なゲームやグラフィックワークに対応できます。
一部、XPS 420から削減された機能や端子数などがありますが、あまりニーズがなかった箇所だと思われます。この削減がコストパフォーマンスにつながってくれることを期待したいところです |