アルミのフロントパネルがスタイリッシュ!中・上級者向けのハイエンド・ミニタワー
HP ENVY 750シリーズのレビュー項目TOP
ゲームや動画編集用に「中・上級者向け」のハイエンド・ミニタワー。これまでのミニタワー型よりもやや細身となり、スリム光学ドライブが1基のみという省略はあるが、ストレージベイを4基も実装する拡張性を持つ(カスタマイズでは3基構成まで)。フロントパネルにアルミニウムを採用して、高級感のあるスタイリッシュデザインになっている。性能重視のモデルだが、ビギナーであってもインテリア重視なら検討の余地あり! |
※掲載情報はレビュー時点のものです。供給状況により仕様変更の場合があるので、詳しくはHPサイトをご覧ください。
ENVY 750シリーズのパーツ構成概要
シリーズを通してPCケースのデザインは同じだが、カスタマイズ更新したり、新たなテクノロジーを採用して後継機のリニューアルモデルが登場する。では、各モデルの概要をチェックしてみよう。
ENVY 750-080jp (2015年夏モデル)
Windows 8.1 モデルであり、第4世代Coreプロセッサーを搭載している。チップセットには「インテル Z97 Express 」を採用。
Z97 Express自体は第4世代と第5世代Coreに両対応したチップセットだが、ENVY 750-080jpでサポートされているのは、第4世代のみ。ローエンドからハイエンドまでのグラフィックカードが選択肢にある。最大グレードではGeForce GTX 980。
ENVY 750-180jp (2015年秋冬モデル)
Windows 10モデル。ENVY 750-080jpからテクノロジーを一新、チップセットに「インテル Z170 Express」を採用し第6世代Coreプロセッサーを搭載している。グラフィックカードでは、最大でNVIDIA GeForce GTX 980Ti が選択できるようになった。CPUクーラーでは、空冷式と水冷式が選択できるようになっている。
ENVY 750-170jp (2015年秋冬モデル)
Windows 7 Professional (64bit) モデルで、Windows 10 Pro からのダウングレード権を利用している。ベースはENVY 750-180jp と同じで、「インテル Z170 Express」を採用し第6世代Coreプロセッサーを搭載している。ただし、若干カスタマイズの違いが見られる。同じく、CPUクーラーでは、空冷式と水冷式が選択できるようになっている。
パーツ構成例
チップセット |
|
OS |
|
CPU |
|
GPU |
|
メモリ |
|
光学ドライブ |
|
※カスタマイズは調査時点。供給状況により異なる場合があります。
チップセット |
|
OS |
|
CPU |
|
CPUクーラー |
|
GPU |
|
メモリ |
|
ストレージ |
|
備考 |
|
※カスタマイズは調査時点。供給状況により異なる場合があります。
チップセット |
|
OS |
|
CPU |
|
CPUクーラー |
|
GPU |
|
備考 |
|
※カスタマイズは調査時点。供給状況により異なる場合があります。
HP ENVY 750シリーズのPCケースデザイン
2015年夏モデルから登場したHPのハイエンド・ミニターは、前機種のENVY 700シリーズから大幅にデザインが変更されました。フロントパネルにアルミニウム素材を用いて、センターラインを強調したスタイリッシュなデザインです。
ここのページではHP ENVY 750シリーズのPCケースにスポットを当てて紹介します。(なお、この撮影したモデルはENVY 750-080jpとなっています)。ENVY 750シリーズはミニタワーのジャンルですが、従来のミニタワーよりもスリム型になりました。
縦置き : 約165mm × 405mm × 401mm / 約9.4kg
アルミニウムのフロントパネル
金属を実感できる、ひんやりとしたアルミの手触り。縦にヘアライン加工が施してあり、上部にミラー調のhpロゴを配しています。
センターラインのカバーもアルミ素材です。手動で開くと、縦置きに光学ドライブが搭載されています。大胆にも前面端子を排除するほどシンプルです。
光学ドライブのイジェクトボタンを押すと、頭だけトレイが突き出すので手で引っ張り出します。なお、ノートパソコンで搭載されるスリム型光学ドライブ採用なので、デスクトップ用光学ドライブよりも読み込み速度が遅くなります。(消費電力が低いところはメリットですけどね)。
ディスクをトレイに載せるだけではなく、回転軸にパチッと嵌めこまなくてはならないのが面倒です。光学ドライブの重要性や使用頻度が低くなったので、この辺は利便性を犠牲にしているのでしょうなあ。
光学ドライブの下にはワイヤレスのライト、吸気口が配置されています。高負荷時はカバーを開けたままのほうがいいのかな?
フロントパネルの一番下には、Bang & Olufsen(バング&オルフセン)のロゴを印字。Bang & Olufsenとはデンマークの老舗オーディオメーカーおよびブランドで、ENVY 750シリーズのサウンド・チューニングで採用されています。
ユーティリティソフトにて、好みのイコライジングを楽しむことができます。※調査時点でのインターフェース・デザインです。
フロントパネルを外したところ。裏側はポリカーボネート(工業プラスチック)がはめこまれています。
前面の3.5インチHDDベイ
フロントパネルを外したENVY 750シリーズの前面。下方には斜め角度に吸気口が空いています。また縦にスリム光学ドライブが搭載されている様子が確認できます。HPでは搭載サポートがされていませんが、左上に3.5インチHDDベイが確保されています。
前面の3.5インチHDDベイ。工具レス構造ですが、フックに引っ掛けるためのネジをHDDに取り付けなればなりませんね。
内部には他にも3基の3.5インチベイを持っており、合計4基ものストレージベイを実装することになります。一般的なミニタワーが持つ光学ドライブの拡張性を犠牲にして、ストレージの拡張性を優先した構造です。
天井 : 主要インターフェースを装備したメディアトレイ
天井の5分の4ほどが小型機器を置けるメディアトレイになっています。※hpではタワートップ・トレーと呼んでいます。
天井が前方斜めに上がったデザインですが、トレイ面は水平に保たれています。水平器を置いて確認しました。
前方にUSB端子やSDカードスロットを装備しているので、メディアトレイに載せた小型機器のUSB充電が気軽に行えます。
ユーザーが正面にいると端子を見ることができませんが、印字マークを目安にすればさほど苦もなく接続できるでしょう。天井の右端に電源ボタンを配置しています。
ENVY 750シリーズのサイドパネルと、背面
内部にアクセスするときは右側面パネルを開放します。ENVY 750シリーズでは、マザーボードを逆さまに設置する「逆倒立設計」になっているので、拡張スロットが中央、マザーボード直結のオンボード端子が下部に配置されます。そのため、開放パネル(サイドパネル)が一般的なミニタワーとは逆側になっています。サイドパネルは工具いらずの手回しネジでロックが外せて、パネルを後方へ引くだけです。
サイドパネルでは、光学ドライブ、ストレージベイの縦軸にかけてすべてが通気口となっています。HPでは「エアインテイクウィンドウ」と呼んでいて、 828個の穴があるみたいです。強度加工としてはスチール一枚板の端を折り返した簡易なものですが、ごく一般的なものです。グラフィックカード側の通気口がないのですが、これだけ大々的に開けてあるから「まとめてしまった」のでしょう。
ATX電源採用
自作パソコンと同様、ATX電源を採用しているので物理的に換装は可能です。
拡張スロット
PCケースでは4スロット分の拡張スロットがありますが、実際に使えるスロット数は、マザーボードに実装される数次第です。グラフィックカードおよび拡張カード、未使用スロットのブラケットは、固定金具でまとめて固定される構造になっています。
底面のスタンド
底面では前面の2箇所にスタンドゴムが配置されています。後方はエンボス加工のスタンドです。
ENVY 750シリーズのPCケース内部
ENVY 750のエアーフロー構造は、PCケース背面ファンと、電源ユニットに内蔵されたファンにて外部に排熱する仕組みです。つまり負圧タイプのエアーフローですね。
搭載されているマザーボードやパーツに関しては各モデルごとで紹介しますが、ここではENVY 750シリーズのPCケースとして紹介します。マザーボード逆倒立設計なので、CPUが下部に配置されています。この設計のためか、一般的なミニタワーよりも奥行の短い筐体になっています。グラフィックカードの搭載では奥行スペースが結構ぎりぎりなので、保証対象外の換装を行う場合はサイズに要注意ですね。ATX電源のスペースにはそこそこ余裕があります。
※なお、ENVY 750-180jp (2015年秋冬モデル)では、このようなCPU空冷式ファンのほかに、水冷式クーラーが搭載可能となりました。
HPのマザーボード逆倒立設計(配置)とは・・・・ HPの逆倒立設計では、Micro ATX仕様のマザーボードを「天地逆」に配置している。一般的にはCPUはPCの中央辺りに配置されるが、逆倒立によって底部に配置される。これにより、CPUや電源ユニットなどが発する熱をPC内部にこもらせる事なく、 その発生源から排熱までのエアフローを最適化しているという。 一般的な配置例がよくわからないという方は、下の例を確認してほしい。 これは一般的なMicro ATX仕様の配置例(製品:DELL XPS 8700)。PCの中央あたりにCPUがある。HPパソコンの内部と比較してみよう!HPパソコンでは逆倒立設計のため、開閉するサイドパネルが右側面パネルとなり、一般とは反対側のパネルとなる。 |
スリム型の光学ドライブ
縦に配置されたスリム型の光学ドライブが1基。レバーでロックが外せる工具レス構造です。ノートパソコンで採用されるスリム型なので、読み込み速度がデスクトップ用よりも遅くなります。メリットは省スペース性と消費電力が少ないことです。
3基の3.5インチ・ストレージベイ
ENVY 750シリーズの前方下部(吸気口付近)に、3基の3.5インチ・ストレージベイを配置しています。HDDはやや斜めの角度で取り付けされています。側面にレバーが付いており、HDDに付いているネジに引っ掛けている構造です。
レバーを緩めると、スライドしてHDDを取り外せます。
2.5インチのSSDを搭載する場合は、3.5インチに合わせるマウンタが取り付けられます。
ENVY 750シリーズでは、内部3基のストレージベイに加え、前面にも1基あり、合計4基もの装備となっています。※HPの注文ではフルにはサポートされていません。
- HP ENVY 750シリーズのPCケースデザイン(現在のページ)
- ENVY 750-080jp レビュー(インテル Z97 Express チップセット採用モデル)
- ENVY 750-180jpレビュー!第6世代Core i7(Skylake設計)搭載モデルが登場! 水冷式構成にて紹介
- ENVY 750-180jp 第2弾レビュー!ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 搭載
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報